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2020-12-19 12:24

#219 ゆるいってすごく厳しい

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ものごとには常に反対の力学が働く。たとえば、「ゆるい職場」があるとしよう。そのゆるさがプロセスに対してなのか、結果に対してなにかによってニュアンスは変わってくるが、いずれにせよ厳しいということには変わりない。/サイコパスのラジオは、サイコパスがサイコパスの視点で語るラジオです。斜め上の視点に触れたり、サイコパスについての理解を深めるきっかけとなることを目的としています。/パーソナリティ:うえみずゆうき /【脳内議事録】というマガジンをやっています。https://note.com/y_uemizu/m/md0e3af51acf5 【脳内議事録について】「本音は傷つく、高くつく。」毎日更新のエッセイ。認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。うえみずゆうきの考えたことのすべてがここにあります。ご自身の考えと対比させながら、人生観を磨き上げていくきっかけの1つにしていただければ幸いです。マガジン購読者限定の特典として「サイコパスの裏ラジオ(音声)」と「月例反省会(動画)」も毎月プレゼント。ぜひ購読ください!

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みなさんこんばんは、上水優輝でございます。サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、ゆるいってすごく厳しいというお話をしたいと思っています。
僕はですね、他者にあまり指摘をすることってあんまりないんですよね。
これダメでしょ、とか、こうした方がいいよ、とかいうことをあんまり指摘しないです。
理由はですね、僕が思っているハードルが高いので、結構マジで厳しい人みたいになっちゃうから、
その言うというスタイルでいくと、だいたい相手が嫌がって、相手に負荷をかけすぎてしまうというところがあるので、
一貫してですね、言わないと、人に期待しないと、期待しないとは別にどうでもいいという意味ではなくて、
こうしてくれるのが普通でしょ、みたいなことを期待しないというスタイルでですね、人間関係をやっていますし、
ある種仕事もですね、僕がやってくれということじゃなくて、会社の仕組みとしてというか、法人としてやってくれという書面とかね、
指示はあっても、僕個人が主導してね、やってくれということは言わないと、そういう感じでですね、他社に求めないというスタンスで生きています。
で、そういうスタンスでやっているとですね、時々面白いことが起こって、
例えば仕事ができない人がいたとすると、その時に僕のスタイルだと、そういう人は怒ったりしないわけだから、
優しいと、すごく優しいね、みたいな言われることをすることがあるんですね。で、かたや、
すごくね、がみがみに仕事ができない人に向かって、もっとこうで、ああでって指示している人がいると、その人はもうがみがみうるさいし、
全然優しくないということで、いう評価を受けることがあったんですけども、僕の感覚からすると、それを言ってくれているってすごく優しいことというか、いわゆる期待してくれているということだと思うし、
変化を望んでくれているということだと思うんですけど、僕は変化しようがしまいがどうでもいいと、変化しないんだったら出て行ってくださいというスタンスなので、ある意味僕の方がですね、
僕は厳しいと思っていますね。要は、だって言われたことで気づくこともあるから、言われずに、なんだろうな、気づけなかった自己責任ですみたいになるのって、結構言ってくれたらよかったのにみたいなことあるじゃないですか。だから、なんかその、
なんていうのかな、場合によっては僕のコミュニケーションを優しく感じる人もいるけども、本質的には僕のコミュニケーションというのはむちゃくちゃ厳しい
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ってことなのかなって思ったりします。で、今日のゆるいってすごく厳しいというのは、まさにそういうことで、何をもってゆるいとするかにもよるんですが、例えば、
ゆるい職場があるとして、結構ね、全然厳しくない職場があるとして、話を進めていきたいと思っているんですけども、そのゆるい職場の何が厳しいのかと、
ゆるい職場と言ってるから厳しくないじゃないかと思うかもしれないんですけども、実はそのゆるい職場の裏側には結局厳しさがあるんだなということを言いたいんですけども、
じゃあそのゆるいにしても、大きく二つあると思っていて、いわゆるプロセスの管理ですよね。日々やれているかとか、どういう状況かっていうことの管理がゆるいっていうことなのか、
それとも、いわゆる売上がどうだとか、訪問件数がどうたらこうたらで、みたいな感じで、その結果の部分に対してのゆるさなのか、別に訪問件数いかなかったらいかなかったらいいよ、みたいな感じなのか、
売上三つだけどいいよって感じのゆるさなのかって感じで、プロセスのゆるさと結果のゆるさっていうところはそれぞれちょっと違うニュアンスを含めますね。
まずプロセスの管理がゆるいってことの何が厳しいのかっていうと、プロセスは管理されないけど結果は管理されるってことですよね、この状況はプロセスの管理だけがゆるいってことなので。
逆に言うと、あなたのノルマというか、あなたの目標はここですよ、みたいな結果には厳しいと。でもそれをどう達成しようと自由だから途中細かく管理はしませんよっていうスタイルですよね。
割と何だろうな、外資系とかに多いのかな。そんな感じで、これは自由に行動できるので、ある意味ゆるいというか、自由だなってなるんですけども、その自由と引き換えに結果に対する責任を持つということで、結果が出なかったときってのはもう怖いですよね。
結果が出ればね、よく頑張ったなということで、自由に働きつつ結果も出てという良い効果が出るんですけども、成果出せない人についてはですね、
じゃあちょっと給料払えないので出て行ってくださいということになっちゃうということで、やっぱ厳しいですよね。プロセスは管理されないけれども結果が管理されるパターンというのは、
その最中はね、自由なんだけども、結果を出せないっていうことに対してはもう、何だろうな、出ていくしかないので、自分で自分を育てていくというかね、自分で結果を出せるようにアップデートしていかないといけないので、
よりプロ意識が求められるような環境なのかなと思います。そういう意味で厳しいですね。はい、で次、結果の管理が緩いパターンですね。要はプロセスは管理される、何だろうな、遅刻をしてないかとか、今日は何個ちゃんとこれを作れたねとか、
プロセスをちゃんと管理されてるけども、結果売上が上がらなかったなとか、結果ちょっと事業が右肩下がりだよねとかっていうことには全然突っ込まれないと。まあ結構ね、アルバイトとかでは多いのかもしれないですよね。その作業をさせることが多いから、別に結果じゃなくてそのアルバイトの時給の時間をそのプロセスにコミットするみたいな感じで、
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その作業自体は一生懸命やると。ただその結果売上が上がる前はそれはまた別の話だという感じで、結果の部分に責任を持たないけどもプロセスに責任を持つというパターン、まあいわゆるアルバイトって言いましたけども、会社組織のレイヤーで言うと一番下の層というかですね、現場により近い層というか、現場に限らないですね。限らないけど、まあいわゆるレイヤー的にはその下の層ですね。別に人間的に下って言ってるわけじゃないですよ。
仕事の責任上のレイヤーの下の方という意味で言ってます。そうなってくるとですね、今度自分でね、その成果みたいなところを意識しない限りは、作業することが仕事だって思っちゃうんですよね。例えば僕自身ですね、卓球部員のバイトをしてたことがあって20代の頃、バンドマンの頃ですね。
やっぱりそれは配達をするっていうその作業に、もちろんお客さんとお接するから一生懸命やるけどもね、その作業にフルコミットするので、どれだけ配ったか、どれだけ早くたくさん配ったかみたいなところで仕事をやった感じになってたけども、じゃあそれで売上が上がってんのとか、それでうちの会社にファンが増えてるとかそういう観点って戻ってなかったんですよね。
つまり、作業は一生懸命やるけども、結局成果みたいなところですね、プロセスには一生懸命やるけども、その結果の部分に意識が全く向かないので、そういう意味では、実力がついていかないというか、いわゆる責任のある立場になれないんですよね。
本当アルバイト的な思考なので、その結果を気にせず作業だけ頑張るというのは、なのでこれからは社会ですね、どんどん正社員というのが減っていく中で、本当アルバイト的な、しかもアルバイトも今みたいにフリーターみたいな枠じゃなくて、
どちらかと言うと、非雇い労働者的な位置づけのアルバイトの仕事しか待ってないんじゃないかなと思いますので、結構成果を出すっていうことの意味合いとかを自分で考えなければ、その仕事の中では成果は全く問われないという状況だと、自分自身で立するしかないという意味で、ある種厳しいですね。
次に、プロセスの管理も結果の管理もダブルで緩い場合っていうのはですね、仕事において現実的じゃないふうに思うかもしれないんですけども、結構窓際族の方とか、全く仕事してないけど、正社員で日本って辞めさせづらいから辞めさせられなくてとかって感じで、全く使えない人が、社員がのさばってるみたいなことって結構いろんな会社であると思うんですけども、
そのパターンってもはやその人はプロセスも結果も管理されていないし、いるだけでも給料が毎月自動的に入ってくるという状態になっちゃってますよね。このパターンである意味その人の問題が大きすぎるのでどうしようもないんですけども、
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よほど自分で目的意識を持ってその中で仕事を見つけて、窓際かもしれないけども仕事を見つけて目的意識を持って自分を高めていくっていう、想像絶する意識の高さを持たないとですね、完全にそのぬるま湯でゆでがえるになってしまうと。
そんなゆでがえるがですね、別の組織に行けるかっていうと、そうそう行ける先はないですから難しいですと。そしてさっきも言いましたけども、どんどんね、今企業が苦しくなってきて、リストラだとか、正社員を業務委託に切り替えますとかっていう中でですね、
ぬるま湯からね、突然風呂ごとひっくり返されて、ぬるま湯からね、全裸でこの真冬の極寒の外にね、放り出されるという状態になってしまいますので、ゆるければゆるいほど実はその分裏側で自分で自分を立地しないとものすごく厳しい現実が待ってるよってことなんですね。
で、別に煽ってるわけではなくて、よく言われてますね、これからの時代は本当に仕事が成果主義になっていくよと、いればいいというプロセスをやっていればいいよじゃなくて、成果を出すか出さないかがすごく重要だよというふうになってきていると。
それはね、時代が早くて、企業が維持していくのも大変だし、結果が出ないのに給料を払い続けるというのは、もう企業の体力がなくなってきちゃってるので、結果主義みたいになってくるだろうねと。
流れとしてはですね、まず位置寄りの世界になりますね。プロセスの管理はあんまりされてないけども、成果ばっかり言われるようになって、成果が出せるか、出せる人はそのまま、むしろ自由を手に入れますね。
プロセス管理されずに結果を出すということで、結果を出すことによってかえって評価されて、すごく自由にかつ結果を出してハッピーというパターンがあります。
結果が出ない人は今度、プロセスも管理されない中で結果も出ないので、2番のですね、プロセスを頑張っていればOKというゾーンの職になっていくと。
つまり、作業をしていることが価値として評価される仕事になるので、給料は自ずと低くなるし、安定感もなくなるだろうなという感じがしますね。
3番のプロセスも結果もぐちゃぐちゃというゾーンは、本当に仕事がなくなって生活保護なのか、ベーシックインカムなのかわからないんですけども、仕事がなくなる人たちになるんだろうなというふうに思っています。
結構厳しい現実が待っているなと思いますね。これは本当に煽りではなくて、普通にそうだなという感じなので、これから5年、10年の中で確実に起こることだろうと思いますので、
ゆるい職場にいるからOKとかということではなくて、ゆるいということは逆にそこで成長する機会が、強制的に成長させられる機会が奪われているとかないので、自分自身で成長段階を踏んでいく必要があるのかなと思います。
ずっとこのポッドキャストでも言ってますけども、自分で自分を理解して、自分と向き合って日々の仕事にも立ち向かっていくというか、従事していくということが大事なのかなというふうに思っています。
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本日は以上でございます。またお会いしましょう。さよなら。
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