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2023-07-20 12:27

#551 独居老人

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自宅マンションで出会った高齢者とのかかわりで考えさせられたこと。


#後期高齢者 #高齢者 #孤立 #孤独死 #健康 #社会福祉 #尊厳


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▼上水優輝(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Twitter @y_uemizu⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠) 作務衣を着た悪魔。株式会社現象 代表取締役。 ・YouTubeチャンネル『⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠現象⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠』に各種Podcastをまとめています。毎曜日異なるPodcas番組を配信中!ぜひチャンネル登録お願いします!

サマリー

先日、上水さんは自宅マンションで出会った独居老人との出来事についてお話されました。独居老人は10年間娘以外の人と話されていなかったそうで、その孤立状態が寂しいものだったそうです。また、知らない人を家に上げることの危険性も感じられました。その出来事を通じて、コミュニティの重要性を再認識されたそうです。独居老人の孤独死問題や高齢者問題について考えさせられるエピソードであり、認知症などの要素も含まれており、難しい問題として描かれています。

独居老人との出会い
皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、独居老人という話をしたいと思います。
先日ですね、自宅マンションで起こった出来事についてお話したいと思ってます。
その日ですね、いつも通り朝礼ですね。
僕は早起きを最近始めてね、朝6時と朝8時にですね、朝礼と対して人と喋りと。
6時の方はクローズドでやってるんですけども、8時はね、オープンでTwitterのスペースという機能を使ってですね、朝礼やってます。
8時10分から8時25分、いろんな方とね、その日来てくれたいろんな方とお話をしてっていう感じでやってるんですけども、
8時25分に朝礼が終わって、コンビニでミネラルウォーターを買ってマンションに戻ってきました。
おそらく8時半前後かなと思うんですけども、
エントランスのね、オートロックを開けてエレベーターに乗ろうとしたその時ですね、
チラッとその入り口の方、そのエントランスの方をね、見ると、
80代後半くらいのおばあちゃんがね、こう、閉まりかけの自動ドアに間に合いそうにないみたいな状況だったわけですよ。
オートロックね。では、ちょっとまた閉まって、鍵開けてってかわいそうかなと思ったんでちょっとエレベーターから出て、
その、内側からだったらこう開くじゃないですかって。だから僕はちょっとオートロックの方に駆け寄ってですね、ドアを開けたんですね。
で、おばあちゃんが入ってきて。で、まあエレベーターにも乗るということだったんで一緒に乗って。
で、まあ何回ですかとかって言ってるんですけども、もう全然話聞いてないんですね。
何回ですかって聞いてるんだけど、もう携帯が、ちょっと聞いて携帯電話が真っ暗で、
ちょっと見てもらえないかしらねみたいなことを言い出すんですよ。
まあ何回かって聞いてるんだけど、携帯電話を見てくれという話をしてくる。
で、携帯電話がどこにあるんですかって聞いたら、家の中にあると、部屋の中にあるから部屋まで来てほしいのって言うから、
ちょっと怖いなと思いつつも、まあ何回ですかということで、
3回だということが、一向に3回とは言わなかったんですけども、話を聞く意味どうやら3回だということで3回に出おりまして。
で、そのおばあちゃんの部屋に案内されてですね、家に入りました。
で、携帯を触らせてもらったら、柄系ですよね、あの本当懐かしい、何年前になってたろうねっていう感じの携帯だったんですけど、
まあ使えるみたいで、真っ暗になってるからちょっとっていうか、電源ボタンを押したら普通に電源入ると。
電源を切ってただけだったということが分かったんですけども、まあよくあるようなことなのかなと思いつつ。
で、充電があんまりなかったんで、すいません充電器ありますかって聞くんですけど、
いやこの後ね、うちの娘が来るって言ってるんだけどみたいなことを言ってて、
いやもううちの娘がいらっしゃることは分かったんですけど充電器ありますか?みたいなこと聞くんだけど、
ちょっとそろそろ連絡が来るからね、とにかくもうキャッチボールが成り立たないんですよね。
で、17回目ぐらいで携帯の充電器出してきたんで、必ず聞いてはいるみたいですね。
で、充電器を持ってきてくれて、で充電器に挿して、これでねちょっと充電なくなっちゃってるんで充電しててくださいねとか言って、
で話をしてたんだけど、結構いろいろね個人情報をバンバン言ってくるわけですよね。
孤立した状況
私はこのマンションに移り住んで10年になると、その前はね37年間同じ場所で暮らしてたんだよって言ってて、
そうですかと37年も同じ場所でどこに住んでたんですか?って聞いたら、
いや私ここに来て10年になるのよってまた話は戻ってくる。
とにかくね、こちらからの質問には応答してくれないんですけども、物語がいろいろ進んでいく中で、
情報が分かってきたと。
昔はね、高級な壺を買ったり、なんかプレッシャー絨毯を集めたりとかいろいろやってたんだけども、
全部卒業してね、今この質素の暮らしをしているんですよと。
決して本人は言いませんでしたけども、要はおそらくね、おじいさんが亡くなって一人になって、
もうその家に住むのはあれだから娘の住んでいる近くの町のマンションに引っ越してみたいな感じなんじゃないかなという風に思うんですけども、
そんな感じでね、おばあちゃんが一人で住んでいるマンションと。
でね、結構ね、その話の中で、
まあ闇だなーって思ったのが、
ここに来て10年になるけど、初めて娘以外の人と話したのって言ってて、
恐ろしいなーって思いましたね。
37年間住んでたところは、もう前後左右ね、近所の人みんな知ってたし、
もうみんなお友達だったっていうことをずっと言ってて、
ここに来て10年間誰とも話してないってことを言っててね、
そうかと。
で、まあ僕も、何て言うんですか、やるべきことがあるので、いきなりの出来事だったんですね。
帰らないといけないし、もっと言うと、娘さんいらっしゃったら、
もうヤバいですよね。30代後半の男がいきなり80代のおばあちゃんの家に上がってるみたいなのは、
ちょっとこれね、事件みたいなもんなので、早めに退散しなければと思って、
ちょっと帰りますね、みたいなこと言ってね。
ありがとうございました、みたいな。結構喜んでいただいて、
最後にお名前を聞いておこうかしらね、みたいな感じで言われて、
上水と申します。え?上?上水です。みたいなね、やり取りがあって。
そうするとね、おばあちゃんがまた、
私本当はね、上の階に住もうと思ってたんだけどね、怖くてね、3階にしたのよ、みたいな。
もうね、上水って言ってるのも、上っていう言葉に引っ張られて、
上の階に住もうと思った話がまた始まっちゃうってことで、
そこまで10分くらい、上の階になぜ住まなかったかって話を一通り聞いて、
一瞬間が空いたんでね、お邪魔しましたってことで、
知らない人を家に上げる危険性
また何かあったら声かけてくださいねとか言いながら、
家を後にしました。
で、この話ですね、なんかいろいろ、こう、なんていうのかな、
微笑ましい場面と同時に、めちゃめちゃ恐ろしい話でもあるなとか思いながら、
こう、もやもやしてるんですよね。
まずね、その10年間話ができなかったおばあちゃんがね、
こう、話をして楽しそうだったみたいなのは、
楽しい時間がね、提供できたんだとすると良かったなと思うんですけれども、
そんな、その瞬間の話じゃなくて、もっと大きな話で見ると、
まずね、知らない人を家にあげると危ないですね。
僕が、あの、ちょっとでも悪いやつだったら、
ね、いかようにもできたので、
幸いちょっと、あの、僕は携帯電話のね、
電源を入れ直して、充電して帰るという感じで終わったんで良かったんですけども、
人によってはこれ危ないんで、良くないなと思いました。
で、あとはその、10年間誰とも、ね、娘以外の誰とも話してないとかっていうのは、
すごいことですよね。
孤立しているときに、
コミュニティがないっていうのは、
恐ろしいことだと思いますね。
なんか外から太鼓の音が聞こえてきてすごい騒がしいんですけれども、
どれくらい拾ってるか分かりませんが、
喋れたもんじゃないっていうくらい今、外がうるさいですね。
まぁ続けます。
わっしょいって言ってますね。
でまぁ、年とってやっぱ怖いのは、
その時、会話ができるようなお友達というかね、
楽しくね、関わっていける人がいるかいないかって、
孤独死問題と高齢者問題
重要だなと思いましたね。
このお婆ちゃんの場合も年齢的にも、
たとえその37年間住んでた場所に住んでたとしてもね、
結局ね、お婆ちゃんの場合はね、
お婆ちゃんの場合はね、
お婆ちゃんの場合はね、
年齢的にも、たとえその37年間住んでた場所に住んでたとしてもね、
結構な方がもう亡くなっててもおかしくないくらいの年かなと思うんで、
必ずしもね、友達がいなかった人っていう感じでもないし、
引っ越したからいなくなっただけでもないようにも思うんですが、
いずれにせよね、原因をさておき、
人間関係がなくなってしまうっていうのは、
結構恐ろしいことだなぁと思いましたね。
僕と話してても、それが認知症的な、認知機能的に下がってるからなのか、
それとも、マジで人と話してないから、
会話に飢えてて、しゃべりたいことがたまりにたまって、
わーっとしゃべってるってことなのか、
もしくは両方なのかわかんないですけども、
会話が成立しないですね。
ずーっといろんな話をしているっていう感じで、
これもね、
なんか、切なかったですね。
娘さんは結構来てるみたいなんで、
身体的な意味での健康っていうのは、
ある程度管理されてあるのかなというふうに思ったりはします。
食事がどうとかっていうのはね、栄養がどうみたいなのは大丈夫かなと思うんですけども、
あとはね、白骨化して見つかるみたいなこともないとは思いますけども、
いざ死にそうになった時というかね、パッと倒れたりとか、
した時に誰も対応できないっていう意味では、
なんかあったらそのまま死んじゃうよなっていう危険性も感じましたね。
孤独死みたいなやつですかね、ちょっとわかんないですけども。
で、これは今社会に色々聞きますけども、
高齢者増えれるとか特許老人が増えててみたいな問題は、
ある種遠い出来事として聞いてたけど、
こうやって実際にね、近い距離の人ですね。
物理的に近い距離の人が、そうであるということ。
ましてはそれがね、知らない人だった頃からこそなおのこと、
リアリティを感じたってのもあるかもしれないけども、
話してみてですね、こんな感じなんだと思って、
社会課題みたいなものを目の当たりにした感じでした。
で、難しいのは僕に何ができるかっていうと、
そのおばあちゃんとどっかでね、
1階のゴミ捨て場で会ってね、
おはようございますとかね、最近どうですかとか、
会話することができても、
普段から電話したりとかさ、家に行ったりとかして、
ケアするほどかっていうとそんな関係性でもないし、
もしこれが認知症的な要素とかもあったとしたら、
僕がじゃあ例えば、えっとね、
誰?って感じになるかもしれないって考えたら、
結構慎重に行きたいところだったりもしますし、
なんかね、一概にその地域でというか、
知らない人がこう聞きやすくね、
コミュニケーションするのもするで、
さっき言ったみたいに事件、事案みたいな風に
思われたりする可能性があるから、
迂闊にね、声もかけづらいなと思うし、
じゃあその娘さんがね、引き取って、
全部面倒見るべきかって言ったら、それはそれでね、
彼らにも生活があるだろうから難しいと、
じゃあもう施設に入ってもらいましょう、
みたいな簡単な話でもなくて、本人が施設がいいよねって言って
入る分にはそれはいいと思うけど、なんか忙しきれないから、
施設に送り込むみたいになっちゃうと、
なんていうの、強制的に収容されてしまった、
みたいに思われてしまう人もいるかもしれないから、
難しいなーって。
難解な問題とアイディア不足
で、難しい難しいって言ってどうするんだっていう話なんだけど、
でも難しいなーって、どうしようかなっていう問題だと思いましたね。
最近プラン75っていうね、
75歳以上に安楽死を認めるみたいな制度が
社会に実装されたみたいな設定の映画を見たんですけども、
そこでもね結構この高齢者の問題とかっていうのは
どうすんだって思ったんですけども、
その直後ね、こういうことを目の当たりにして
どうすんだって思ったんで、
どうすんだって思いながらアイディアが出てこない
みたいなことってあるよねっていう風に思いました。
これはね、どうしたらいいんでしょうね。
久々ちょっともやもやする出来事でした。
本日は以上です。またお会いしましょう。
さよなら。
12:27

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