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2020-10-07 11:53

#146 知らないからこそできることもある

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人生を体験価値として見たときに、どちらの体験に興味を惹かれるだろうか。人それぞれ異なるに違いない。それでも、「知らないからこそできることがある」ということは知っておいて損はないだろう。知ってしまうとバカにはなれないし、知らないのに賢くはなれないのだから。


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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、知らないからこそできることがある、というお話をしたいと思っています。 人間はですね、知らないからこそできること、挑戦できることがあったりするんじゃないかなと。
その気持ち一つで、心一つで走り出すことができるんじゃないかと。 まあ当然ね、知らないってことはですね、その知らないことだって命とになるかもしれないし。
でも一方で、誰も知らない未知の世界に、たどり着く可能性もあるよね、っていうこと。
まあ、なんだろうな。 言葉を選ばずに言うとですね、それって、要はバカだってことなんですよね。
知らないからこそやっちゃうっていうのは、バカだということなんだけども、 バカだからこそ経験できることがあるよ、バカだからこそ挑戦できることがあるよ、っていう
ある種ね、 ポジティブでもネガティブでもない、ただ単純状態としてですね、
知らないからこそできるってことがあるよってことを今日お話ししたいと思っています。
バカの反対に賢い人がいると考えるときに、じゃあ賢ければ何でもいいかと、そういうことではないと僕は思っているんですよ。
さっきそのバカをポジティブでもネガティブでもなくって言いましたけども、 賢いというのもネガティブでもポジティブでもないと僕は思っていて、
何が言いたいかというと、やっぱり一丁言ったなと。 賢い人はじゃあさっき言った、なんか挑戦をするときにね、
賢いからそれをするとどういうメリットがあってどういうデメリットがあるかってわかるわけですよね。
例えばこれって人生済むかもしれないな、みたいなチャレンジをね、そう簡単に多分しないと思うんですよ、賢い人っていうのは。
つまり高いリスクは避ける傾向にあると、ってことは高いリターンも避ける傾向にありますよね。
リスクっていうのは当然危ないことをリスクっていうわけじゃなくて、その変動性のことをリスクっていうわけですから、
高いリスクを避けるってことは、すごい失敗をする可能性を避けている反面、すごい成功をする可能性も避けている可能性があるということですね。
変動性が高いものはギャンブルみたいなもんですから、ギャンブル性が高いですから、ちょっとね、
避けようかなっていうのが賢い人のやるところかなと思います。 つまり賢いっていうことは、あるルールの中というか枠の中においては、
すごく上手に振る舞えるんだけども、ちょっと枠の外に行くって時には、ちょっとね、その賢さが逆に足枷になることもあるんじゃないかっていうことなんですね。
僕自身の現体験になるんですが、高校のですね修学旅行で北海道に行きました。
北海道でスキーをするだけの修学旅行だったんですけども、僕はですね、北海道に行ったこともなければスキーも経験したことないってことで、
まあちょっとねフルコミットしようと、スキーを思いっきし張り切って楽しんでやろうと思って修学旅行を臨んだんですけども、
スキーを始まるグループで8人ぐらいだったかな、グループに分かれてインストラクターがついてレクチャーを受けるわけですよ、スキーの。
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インストラクターの指導を受けるんですが、言語情報が少ない。
カニみたいに横向きになって坂登ってくださいみたいな、なんかそのそういうレベルで指示が来るんだけども、何のためにとかどういうところに気をつけてとか、
なんかねもうちょっと細かくレクチャーして、僕はしてほしいタイプなんですけども、だからよくわからないままやることだけを言われる、なぜっていうことがないまま言われる感じで、
ただなんかね横向きに登ってみたいな、まあそれももちろんわかりますよ、まっすぐ登っても板がねまっすぐ登るとすると坂道落ちちゃいますから横向きでね滑って落ちないようにっていうのわかるんだけども、
そういうのが何だろうな、考えたらわかるやろう的なカッコになってるんですよね。全然言葉で説明してくれないから、なんていうのかな、
まあさせられているような、なんかただ言われたことをやるような状況になっちゃうという感じでした。で、カニのように登っていって、でその坂道をね、
あのくねくねしながら、スキーくねくねしながら降りますよね、 くねくねして降りていくと8人だったかな、列になってこうゆっくりくねくねしながら降りていくという感じで、
で、僕からするとですね、なんでくねくね降りてるんだと、 しかもなんか8人で滑るから、まあスピードも遅いですし、なんかくねくね滑ってなんかカッコつけちゃってさあとかいうところでなんかすごく不満だったんですね。
で、なんか質疑応答の時間とかもないし、ただただなんかこう安全に滑れるようにだけインストラクターの方が多分教えてくれてね、
少ない言葉数でなんかただただ安全に滑ることだけをフォーカスして、おそらく最小限の言葉で教えてるんですけども、
僕からするとさっき言ったみたいに、なんでこんな風に滑るのかとか、 くねくね滑ってるけども、どうしたらこのスピード感を調整できるというか、どれぐらいスピード出していいものなのかとか、どういうところに気をつけた方がいいのかとかということはできれば教えていただきたいなと思っていたわけですね。
で、そんな感じでさせられているうちにですね、自由行動の時間になりましたと。要はそのレクチャーが終わりということで、各自習ったことを守って自由行動していいよってことになってるんですけども、僕が習ったことっていうのはカニのように歩くこととそのくねくねゆっくり滑ることだけなんですよ。
別に自由行動ですと言われて、くねくねゆっくり滑るって全然自由じゃないじゃないですか。本当はスピードをもっと出したいしとか、いろいろやりたいことはあるんだけども、教わってないですよね。インストラクションを受けてないので、体で覚えるしかないということで、自由行動が始まってですね、いきなり中級者コースみたいなところまでリフトで上がっていって、
初心者以下のね、ド素人の私がですね、くねくねもせずですね、まっすぐ滑り降りたわけですよ。いわゆるスキージャンプみたいな感じですね。まっすぐ中級者コースを滑り降りてみました。もう危険ですよ。当時の僕はですね、知らないからこそバカだったので、それをやってみたんですね。知らないからこそまっすぐ滑ったと。すると何が起こったかというとね、ご想像にお通りですね、ものすごいスピードが出るんですよ。
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もうね、あれはね、ジェットコースターみたいな感じなんだけども、ジェットコースターでちゃんと守られてるじゃないですか。スキーなんて守られてないですからね。守られてない状態でジェットコースターみたいなスピードが出てる急斜面をね、下りながら、するとね、足元のスキーの板にですね、すごい振動がきますね、当然ですけども。
その振動というか、その衝撃に耐えられずに、すっ転んでしまって、すっ転んでしまうとですね、スキー板も吹っ飛んでしまって、僕自身は坂道をどんどん転げ落ちてしまってという感じで、数十メートル先のですね、下の方で雪の中に埋もれてしまうという感じで着地したわけです。
これはですね、これによってね、スピードが出るってこんなにスピードが出るんだなとか、くねくねしなかったらこんなことになるんだなとか、その時のね、スピードを出した時に、スキーの板にね、こんなね、衝撃が加わるんだなとか、すごい体験でもらいましたね。
もちろんこれをインストラクターがあらかじめ言葉で言ってくれてたら、つまり僕が知っていたら、こんなことは多分しなかったんですよ。こんな経験はしなかった。おそらくきっと危ないなとか、わかってですね、危ないってことはわかりますよ。でもどれぐらい危ないかってことをですね、あらかじめ知らされていたらですね、こんなことは多分しなかったと思うんですね。知らないからこそ経験できたことだというふうに思っています。
もちろんこれは僕は無傷だったんでよかったものの、もう一歩間違えばですね、本当なんだろうな、脊髄損傷して歩けなくなったとか、もしかしたら何かね、打ちどころ悪くて死んだとかいうこともあり得たかもしれない、ハイリスクな行動なんですよ。
ハイリスクだったけども、結果として僕は運がよかったので、無傷で危険な経験ができたということで、すごい体験を僕の中ではしたと。ジェットコースターをね、なんだろうな、無防備な状態でジェットコースターに乗るみたいな経験をしたっていうのは、すごく人生の中でよかった経験だなと思っています。それは運がよかったからこそ言えることなんですけどね。
っていう感じで、経験っていうのはですね、五感を使って質的に理解するってことだと僕は思ってるんですよね。そういう質的な経験をするときに、当然ですけども、人は危険なことで通称しないですよね。
例えばライオンと一緒に生活するってことはどう考えても危なそうじゃないですか。でもライオンを見たことない人が、いわゆるライオンを知らないという状態でライオンと一緒に暮らしますよって暮らしてみると、意外と食われるかもしれないけども生き延びるかもしれないわけで、生き延びたときにはですね、貴重な質的なライオンとの生活という経験を持ってるわけじゃないですか。
それは僕たちみたいにライオンのことを下手に知っちゃっていることによって、そんなライオンと一緒に暮らすとか危ないでしょって思っちゃうじゃないですかって感じで、知ってるからこそできない、知らないからこそできることがあるよねっていう今日はお話でした。
人生を体験価値として見たときにですよ、2つの考え方があると思っていて、いわゆる賢く危険なことをしない、安全な生き方をしていく、すべてにおいてですよ。それは結婚でもいい、就職でもいい、スキーでもいい、何でもいいんだけども危険なことをやらずに安全なことをやっていくと何が起こりやすいかっていうと、長生きできると、いわゆる安全に長生きすることができると。
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確率としてですね、しやすいと。で、その時に何かいろいろあったなぁ、でも何もなかったような感じもするというか、何だろうな、何もなかったかのように何かいろいろあったねって語るような、ある種その枠の中の人生ともう一つはですね、
スキージャンプ、素人がスキージャンプに挑戦するじゃないですけども、そういう命がけの経験をして、実際に林にするかもしれないけども、強烈な一つ思い出を持ってこの世を去ると。
どっちの体験の方が体験価値として高いかっていうことをですね、考えた時に、これはね、本当人それぞれ分かれるところだなと思います。何か長く生きることが全てじゃないと、すごく興奮する経験、自分にしかできないような経験をしたいっていう人も中にはいるでしょうし、
いやいやいや、そんな意識高いことやらなくていいから、平和にね、長生きしたいんだって人もいると思いますので、この辺は人生感が現れると思うんですが、人生というものの体験価値みたいなところを見たときにですね、好みは分かれると思います。
それでもですね、今日のお話、絶対に抑えておかないといけないなと思うのは、知らないからこそできることがあるっていうことなんですね。今言ったその体験価値をどこで測るかによって、前者のね、安全にっていうのは賢い人は考えることだし、
一瞬の輝きっていう方はですね、ある種、バカじゃないとできないんですよ。知ってしまうと怖くてできなくなっちゃうと思いますので、そういう意味ではですね、知らないからこそできることがあるというのは、知ってしまうとバカにはなれないし、知らないのに賢くはなれないっていう感じで、そこの原理というか、知っておくのはいいんじゃないかなと思います。
知っていてバカになるというのは相当波動高いし、知らないのに賢くなるというのは相当波動高いですね。もう無理と言って過言じゃないんじゃないかと思いますので、自分がある種どういう無謀なと言ったらあれですけど、行動をしたいかどうかによって、どれくらい知る必要があるかということも調整できるんじゃないかなと思いますので、実はどれくらいバカであるか、どれくらい賢くあるかということは調整できるんだということですね。
今日はお話ししたかったことでございます。知らないからこそできることがありますので、チャレンジしたいのに知りすぎるというのは逆に良くないっていうことだったりもするというお話でした。本日は以上でございます。またお会いしましょう。さようなら。
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