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2020-12-01 09:28

#201 空間という文脈

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「媚薬」「強精」と書かれた深夜の薬局にて。/サイコパスのラジオは、サイコパスがサイコパスの視点で語るラジオです。斜め上の視点に触れたり、サイコパスについての理解を深めるきっかけとなることを目的としています。/番組の感想や質問は、ハッシュタグ「#サイコパスのラジオ」をつけて、ぜひTwitterでつぶやいていただけると嬉しいです!今後の番組の参考にさせていただきます。/パーソナリティ:うえみずゆうき https://note.com/y_uemizu/
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みなさんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、空間という文脈というお話をしたいと思っています。
すごくね、空間の威力というか、空間を持つ文脈パワーみたいなものを感じるエピソード、体験があったので、
今日はそれをシェアしたいなと思っています。
専門学校、僕はね、何年前だろうな、7、8年前、専門学校に行ってて、
作業療法士という資格を取ってきてですね、その学校は辞めちゃったんですけど、
その学校の時の同級生と、仲良かった同級生5人ぐらいとですね、同窓会というか、感じで食事に行きました。
その中にですね、一人、仲良かったんだけども、なかなか会ってなかった方がいて、
久しぶりにね、4,5年ぶりかな、にお会いする人もいたりしました。
で、何かいろいろお話しして、楽しかったねということで、解散したわけですけども、
その4,5年ぶりに会ったその友人は、朝まで遊んで帰るってことだったんで、
まあまあ僕もせっかく4,5年ぶりに会ったしということで、もう一軒行こうよということで、
その友人と僕と2人だけ残ってですね、3人は帰って、僕とその友人で2軒目行こうということで、
2軒目ちょっとおしゃれなカフェみたいなとこ行って、何か10分ぐらいで、
10分ぐらいというか、いっぱい飲んですぐ出て、やっぱ違う店行こうって言って、3軒目に行ったわけですね。
で、どこに行くのかなと思ったらですね、中津の方向、中津って分かりますかね、
日本三大観楽街の一つ、中津というね、キャバクラとか、ああいうお店がいっぱいあるエリアがあるんですけども、
そっち方面にですね、歩いて行って行きました。で、何か、まあ、どこに行くのかなと思ったら、
ものすごいね、いでたちのね、店に入って行きました。どこかっていうと、その薬局なんですね。
薬局。で、その中津に行ったことがある方とか分かると思うんですけども、めちゃくちゃ怪しい薬局があるんですよ。
あの、なんていうのかな、もう美薬とかね、強制とか思いっきし書いてある、
まあ、あるでしょうね、夜のお店に行く前に元気を出すためのいろんなお薬を販売してますみたいな、そういう感じの薬局ですよね。
で、実際僕はそこの薬局ではないんですけども、中津の薬局でですね、アルバイトしてたことがあって、20代前半の頃に。
やっぱりそこに来られる方っていうのは、もう本当になんだろうな、そういうちょっと精力増強剤とか、あとは何だろう、
マヘパリーゼとか、あの、薬とかそういうのを飲んで、お酒対策、そして夜の営み対策ということで、
ドーピングしてから行くというような感じで、結構ドリンク系がやっぱり売れるんですよね。
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話を戻して、友人と薬局に入ったんですけども、なんで入ったかっていうと、実は立ち飲みをやってるんですよ。薬局なのに。
なんかね、ライトもピンクのライトで、思いっきりビャーッとか書いて、すごい強烈なメッセージを出している看板の中に入って行って、
そのピンクのライトの中で、もう普通の薬局ですね、中は。でもすごい薄暗い、ピンク暗い感じで、白衣を着た方がですね、
オーダーを取ってですね、お酒を出してくれると。このシチュエーション面白すぎるだろうと思ってですね、最初はちょっと笑ってたんですけども、
そこにね、同じようにですね、面白い人たちが入ってくるわけですよ。この店なんだろうということで。
変わった人が多くて、この人絶対ヤバい人だろうなみたいな人がいたりとか、社会的に反社会勢力の方じゃないかなみたいな方がいたりとか、
あとはすごいお金持ってそうだなみたいな人が来たりとか、変わった人ばっかり入ってくるんですよね。
店内もすごく狭いので、何人だろうな、10人入ったらもうマックスかなみたいなお店だったので、結構ね、知らない人同士の会話とかも起こり始めるんですよね。
要は会話聞こえてくるから、ちょっとしたきっかけで会話が始まるみたいな感じで、知らない人同士の会話が始まるんですね。
そうこうしてたら、また今度3人組の男子が入ってきて、男子というか男性が入ってきて、兵庫県から来ましたみたいな。
もう気合入ってるなと思って。何しに兵庫から来たんですかって言ったら、いやもう中津で抜きに来たんですよとか言ってですね、
すごいモチベーションだなと思って。美薬強制とか関係してたら確かに入ってくるよねって感じで、3人の男性とね、すごい何時間語ったか2時間ぐらい語り合ってましたね。
僕と、僕の友人がですね、ちょうどなんか彼女と別れようかどうかみたいなことをですね、悩んでいたので、それをね、テーマにみんなでディスカッションするっていうような感じだったんですけども、
すごいなと思ったのは、単純に立ちのみで、単純に狭いから会話が起こるとかっていうのとはちょっと違って、もうやっぱね、相当フィルタリングされてるんですよ。
そこの店に多分まともな人入ってこないから、まともじゃない、まともじゃないとか言っちゃいけないけど、まともじゃない人しか入ってこない状態になってるわけですね。
だから会話が自ずとまともじゃない感じで話しても大丈夫っていう、入り口、空間自体がもうフィルタリングをしてるので、価値観をある程度排除している。
それは別に、来ちゃダメですよってことじゃなくて、そこにそぐわない人は行きたくないって思うようなオーラを出してるわけですね。近寄りたくないっていうような。
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逆にそこに合致しそうな人っていうのは、そこに吸い寄せられていくわけですよ。これがね、やっぱり空間の力だなと思ったわけですね。
空間は一番分かりやすいですよ。世界観を体現しやすい。物理的に表せますからね。しやすいなということでいいと思うんですけども、
それは精神的にもいけると僕は思っていて、もしくはウェブサイトとかでもいけると思っていて、精神的な部分でいうと、うまく言語化して言葉でフィルタリングをしていく。
高校数回、結構前から言ってますけど、カルト諸教なんかは言葉でうまいこと外壁を作っていく、結界を張っていくことによって、結界の外側と内側の居心地の良さみたいなのをうまく演出してるし、
ウェブサイトなんかはどっちだったら建物に近いですけども、デザインであったりとか、何がそこに書かれてあるかということによって、こういう場所なんだろうなというイメージを想起させるということで。
やっぱりね、時間を重ねなくても直感的に、ここってこういう価値観だよねって表現することってやっぱ大事なんだなってことを思った次第です。
やっぱり空間が持つ文脈の、そこにめちゃくちゃ情報量が見た目に詰まっているので、やっぱりそこでフィルタリングできるというのはすごく手っ取り早いなと思いますし、
今の時代っていうのはやっぱりこっちから来てくださいよって押すんじゃなくて、あるよと、来たでしょ来ていいよという、どっちだったらプッシュじゃなくてプルですよね、引いてこないといけない時代になっていると思いましたので、
やっぱり世界観を強烈にね、別に無理してひねり出す必要ないんですけども、自分が体現したい世界観みたいなものはちゃんと形にしないと、みんなのフィルタリングが働かないので、ちょっと関係ない人が来ちゃうという問題はあるかなと思いますので、
これからビジネスだけではないんですけども、自分が誰かと一緒にね、誰かに興味を持ってもらって、自分のビジネスが広がっていくもそうだし、自分の生活の中で人間関係、こういう関係が広がっていくもそうですけども、やっぱり自分自身とか、もしくは自分の事業とか、自分の家でもなんでもいいんだけども、その空間をね、価値観全開で出していくと、それに合致する人がやってくるようになるかなと思いますので、
やっぱり自分を表現してみるということはとても大事なことなんだなぁということをですね、美白強制と書かれた薬局で立ち止みをして思った次第でございます。なんかね、やっぱり強烈に形にすると、やっぱり、なんだろうな、それに合わない人からすると、やっぱりああだこうだ言われると思うんですよ。なんかこうやって怪しいよねとか。でも、合う人からしたらそれが面白いとか、だからいいんだよって言ってくれるから、やっぱりね、みんなに好かれようとしてしまうと、結局誰からも好かれないということになってしまいますので、
好かれるためにやるというよりは、自分自身をありのままいいねって言ってもらうためには、やっぱり自分自身をありのまま表現しないとそれは難しいと思いますので、恐れずですね、自分の世界観を空間、もしくは、そして精神的なものでもいい、哲学的なものでもいいし、ウェブサイトでもいいんだけど、表現するということは大事かなと思いました。空間を持つ文脈の力、半端ないと思いますよ。
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本日は以上でございます。またお会いしましょう。さよなら。
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