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2025-01-09 10:49

156 加齢なるリアリティ

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自分の未来の姿は街で年長者を観察するとリアリティが持てる。リアルなサンプルなき想像上の自分の姿は妄想の域を出ない。

「存在としての公園」

現象は、上水優輝(うえみずゆうき)のソロプロジェクトです。「存在としての公園」をコンセプトに、完全招待制の晩餐会を開催したり、公園にレジャーシートを敷くなど、場づくりを中心にさまざまな活動を行なっています。自らを公園的なるもののシンボルとすることで、あらゆる空間を公園のように多様な人々を包摂する場へ。一体どんな現象が起こるのか、あなたもぜひ現象の公園に立ち寄ってみませんか?

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皆さん、こんばんは。上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、公園にレジャーシートを敷くなど、存在としての公園をコンセプトに様々な活動をしています。
現象のラジオ、絶賛駒でお付き合いください。
人間は他者との比較の中でしか、自分の特徴というのを認識できないよな、というのは、つくづく思うわけです。
例えば、僕は186センチ身長がありますけれども、それが何なんだっていうのは、他者と比較しないとわからない。
日本においては、170センチちょっとぐらいが多分平均身長だと思うんで、男性の。
やっぱり大きいってことなんですけど、これオランダとかに行くと、そうでもないと思うんですよ。
自分がどこにいるか、誰がいるかっていう、誰かと比較することで自分が大きいんだとか、そうでもないんだとかいうことがわかる。
自分の共感性が低いんだっていうのは、共感性の高い人とか、100人見たときに共感性がこれぐらいだなと思うときに自分は著しく低いなとか、人と比べて初めてわかることがあると。
なので、比べるということによって自分が見えてくるっていうのはあるなと。
昨今のSNSみたいな、過剰にいろんな他者が見えて、自分より優れた、全ての面において優れた人が出てくるというよりは、いろんなものが見えてくるから、
例えば、自分の自慢の爪があると思っても自分の爪よりも綺麗な人がいるとか、自分の眉毛は自信があるなと思っても自分の眉毛よりも美しい眉毛の人がいるとか、
自分は足が速いと思ってたけども、SNS見たらめちゃくちゃ足が速い人いるじゃんとか、
全てにおいて、全ての要素でどこかの誰かには敵わないというのが見えすぎる。それはそれでちょっと問題なんですけれども、
見えることによって自分の位置というか、
分かってくるというのはありますよね。
それも踏まえてなんですが、僕が自分の将来、それは自分がどうなっているかっていう、社会的にどうなっているかっていう将来ではなくて、
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自分自身のその肉体の老いみたいなものとか、難しいなぁ、生活している、一生活者としての漂う雰囲気とか、将来のね、みたいなものっていうのは、
なんとなくよく、将来の自分を想像するみたいな話でありますが、それだとね、弱い気がしてるんですよ。
自分と比較して意味があるのって、 自分自身と比較してね、意味があるのって、過去の自分と現在の自分
だけかなと思うんですね。 過去こうだった自分が現在こうで、この差分がどうであるみたいなことを比較するのは、
なんか、現在の自分を、てか過去との変化みたいなものを自覚するには良いと思うんですけど、現在の自分と未来、想像している自分みたいなものを比較しても、
自分が12歳とかだったら良いですけど、もう40ですから、もうすぐ40の人が将来の自分、例えば60歳とか80歳で想像しても、
基本的には衰えていくので、なんかすごいバイアスがかかりますよね。その衰えていく自分をそんなリアリティを持って想像するっていうのは、
結構難しいなって思うんですね。 そこで、
未来の自分に対するリアリティ、よりおじさんになった自分とかおじいさんになった自分にリアリティを持つ方法として、
良いなって思っているのが、町ですれ違う、
そのおじいさん、自分よりもおじいさんな人やおじいさんをよく観察するってやつなんですよね。
サンプルですから、自分よりも年齢を重ねた人がどうなるんだ、みたいな、たくさんのサンプルが町を歩いていると。
特に都市部だと、いろんな、たくさんの人が歩いてますんでね。 そうして、いろんなおじさんやおじいさんを観察することで、
あ、こんな姿勢、この年齢でもこんな姿勢がいいのいいなとか、 こんな爽やかな雰囲気出てたらいいなとか、
なんか人生楽しそうな雰囲気出てるな、ポジティブなサンプルもいれば、 すごいブッキラボーな感じの雰囲気だったりとか、
何でしょうね、 イライラしてそうだなーとか、足痛そうだなーとか、
そういう、見てわかる、 こんなおじいさんになりたい、こんなおじいさんになりたくない、こんなおじいさんになりたい、こんなおじいさんになりたくないな、
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みたいな要素をたくさんですね、 観察して、
将来の自分、みたいなところのイメージを持つっていうのをやってますね。 だから、すごい体力なさそうな
おじさんとか見ると、あ、自分もちょっと今のうちから運動しとかないとまずいな、とか、 もう見るから顔色悪い人とか見ると、ちょっとこれ不健康そうだな、
やっぱり食事とか睡眠とか気をつけなきゃな、とかっていう、なんかその未来の、 未来そうなっているかもしれない自分みたいなところから逆算した自分っていう、
うーん、感じで、単純に自分自身の未来像みたいな感じで想像したのとは違って、
その辺にいるおじさんやおじいさんと比較することで、それを未来の自分と仮にしたときに、みたいなリアリティを持って想像すると、
現在気をつけるべきこと、みたいなものに対して、 よりリアリティが持てるなーというのを持ってます。
なので、将来の夢がどうのこうの、みたいな話で言えば、 ちょっとまた若干違うかもしれませんけれども、
いち個体としてというか、その、 いちその体を持った一人の人間として、
将来どうなっていくか、みたいなところにおいてはですね、 その辺を歩いている年長者の方、
からすごくですね、参考になる部分があるかなーと思ったりもするんで、 なんでしょうね。
そういう目線で、年長者の方を街で観察してみるというのはね、 お勧めしたいなと思いますね。
こんな風になりたいって思う人が圧倒的に少ないですね、僕が見た感じ、 僕の中では。
なので、反面教師として、こんな風になりたくないから、 もっとこうしよう、こんな風になりたくないからこうしよう、
みたいなことが具体的に課題として見えてくる。 そうならないための対策って今やってるんだっけ、
やってないなーとかってことが見えてくるので、 やっぱりそのね、モデルとしてというか、
そのサンプルをたくさん、リアリティのあるサンプルを たくさん持っておくっていうのが重要かなというふうに思ったりもします。
どこまで言ってもですね、他者との比較の中でしか 自分の特徴って認識できないと思うんで、
過去の自分は他人としてある程度リアリティを 持っているかもしれないけども、
未来の自分にそこまでリアリティを持つってのは、 妄想が作り出せるから、記憶が作る。
過去の自分も妄想が半分以上作り出せると思うけど、 やっぱり記憶っていうね、経験したものから
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感じられるその記憶がありますんで、多少まだ リアリティがあるけど、未来の自分って完全妄想ですから、
あんまりね、参考にならないと。 前提としている未来の自分像、例えば足腰しっかりしている前提で、
いろんなことを組み立てていても、 そんなことを考えてもないから足腰が今とあんま変わってないみたいな想像しちゃってるけど、
実際、街を歩いているその年齢、例えば80歳の自分みたいなのを想定したときに、 街を歩いている80歳のおじいさんを見たら、
結構足腰しんどそうだなとかが見えてくる。 とか、80歳なのに結構しっかりしてるなって、それが見えてくる。
そういった具体的な事例を見て、そうするためにとか、 そうならないためにどうすべきかっていう、今を見るっていう意味では、
未来の自分を見るには、他人を見るっていうのは、 とてもいいと思っています。
ぜひ、他人を観察してみてください。 本日は以上です。
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