そうですね、2023年の春のぶんふりから数えて4号目になりました。
そういえばそうだ、2022年にひだりさが出展してたときは、武田さんはまだ来場者でしたよね。
来場客として回ってました。
でもそしたらいつのまにか、中堅参加サークルとなられていて、今回も壁の方にスペースがあって、いいなって思いながら、同人誌いただいたんですけれども、
今回お互い一参加者だったり、書き手だったり編集者だったりっていう中で、最近のぶんふりについてわちゃわちゃ語り合いましょうということになります。
初めに聞きたいんですけど、武田さんは参加者、来場者としてぶんふりに初めて行ったのっていつか覚えてます?
多分2016年か7年ぐらいだと思います。
それは書き手を探しに、みたいな観点で。
そうですね。ちょっと正確な年数が違うかもしれないんですけど、小玉さんのお土町のエッセイが不走者から出たんですけど、
その前に文学ふりまで同人誌として売ってたっていうのを聞いて、いわば企画のネタ探しみたいな感じで行きました。
なるほどね。小玉さんがデビューした後だったんですね。
そうそう、確かそうです。
あ、そっか。しかも小玉さんも文学ふりまきっかけでデビューされたところがあったんですね。
そうですね。今はもうたくさん保護本出されて。
いやー、私はね、この間調べたんですよ。自分がいつ文学ふりまに行き始めたのか。
多分、来場してるのも2011年から2012年ぐらいが初めてで、
早いですね。
2021年から2022年ぐらいに寄稿も頼まれて、自分では出してないんだけど、
BL小説とか漫画についてのレビューの本を出すからちょっと寄稿して、みたいなのとか、
子供の頃のインターネットの思い出を書いてみたいな本とかに頼まれて、寄稿して現在に至るっていう感じですね。
で、その頃のイメージは、やっぱ評論強いというか、
もともとね、その辺りの方たちのいろんな流れの中で、
大塚英二さんとか。
そうそう、大塚英二とかの流れから生まれてるし、
言論系の人たちがね、いろいろ文学振り間を盛り上げてたりっていうイメージが強かったんですけど、
その後、多分、
短歌とかの人たちが結構文学振り間に出てるなっていう流れ、印象が盛り上がってるなみたいなのが、
なんかちょっと横目で感じるようになってきて、
でもあれですね、その児玉さんみたいな、エッセイ系の書き手の人の突出もありっていう感じですかね。
でも私は、その2011年から12年とか15年ぐらいまでに、ちょろちょろ寄稿を頼まれはしつつ、
劇団メス猫自体は、コミケで同人誌出してたんですよね。
コミケなんですよね。今だと文振りな感じするけど。
この間の文学振り間東京で、文振りと批評っていう本に、文学振り間との思い出を書くようにという依頼を受けて、
結構困って、劇団メス猫は文学振り間を通っていないので、
なんでその2011年とか2012年の思い出を、まだヒアリサでもなかった頃の記憶を掘り起こしてやってきましたね。
拝得しましたけど、大学時代のね、本当になんていうか、僕の方もちょっと思い出すような感じの文章で、本当に良かったんですけど、
でも座談会の方でも大変話題になってましたね、劇団メス猫は。
そうですね、だからなんかそうですね、多分、そもそも私が2011年12年ぐらいに本出してた、寄稿してた頃も、
皆さん文学振り間、プロパーで活動されてる人もいると思うんですけど、
私が参加した本の場合は、Jガーデンっていう創作BL系の即売会にも出してるし、
あと、コーミー系にも出してる時は出してるし、文学振り間にも出してるみたいな感じで、
いろんなところで売ってたみたいな、いろんなイベントで売ってた感じですね、その本は。
東電紙とかジンヨっていうかですね、評論系のっていうか、Jガーデンっていうのがあった、まああるんですか。
まああります。創作BLメインのところで普通に作家さんとかも出てるんですけど、
なんかだから、あまり文学振り間が売り場として一挙みたいな感じじゃなく、本を売ってた感じで、その本は。
で、メス猫の場合はコミケでガーって売って、通販してみたいな感じで、
ちょっと他のイベントまでいろいろ出てる余裕がなくて、そのまんまって感じだったんですけど、
なんか割と読者とか来てる人との親和性もあるけど、なんか親しみ。
コミケに関しては、メス猫私とか他の人も結構行ってたからイメージ。
あのコミケも評論畑みたいなのがあるんで。
ありますよね。
そうそうそうそう。
一番大きいあれではないかな。
なんかそのパッキリ別にコミケでしか売れないものとか文振りでしか売れないものがあるっていうよりは、
結構なじみとか、そういうとこも含めてのところはあるかなって感じですね。
なんかでもメス猫がコミケから出たって結構なんか深読み視線かもしれませんけど、
結構意味があるような感じがしますけどね。
なんか読者層とかはやっぱりコミケっぽいって言うとちょっとうまく言えないんですけど、でもそんな感じがする。
そうですね。だからもともとアニメフリーの同人誌をもぐもぐさんと私と他のメンバーとで作ったりとかもしてたんで。
フリーね。
そうそう。それは二次創作なのもあるんで。
で、そこで結構コミケに3,4回は出てたので、5冊ぐらい出してますね普通にフリーの同人誌を。
すごいね。文振りはやっぱり二次創作はあるけど少ないですもんね。
基本オリジナル化評論化っていう感じですね。
だから二次創作とか女性オタクの話の延長をするときは普通にコミケに出るのが自然だった感じはしますね。
でもあれですね、さっきも言った通り結構自分の中のイメージとして男性主体の、で男性の来場者が多かったかどうかまではわかんないんですけど、
多かったんじゃないかな文振りは。どうなんですかね。ちょっとそこはちゃんと統計を見た方がいいかもなんですけど。
僕が最初に出始めた頃は女性も当然言ったけど、やや男性の方が多かったような気はしますけどね。
出展者は男性の方が多いような気がしたけど。
今のどこなんか文学フリマのスタッフ募集は、いやスタッフか、これは男女比だいたい一対一ですって書いてあるけど、これはスタッフ募集だからかな。
なんか文学フリマ男女で調べると6年前の文学フリマ東京について男子が多いっていうレポートを書いてる人もいるから。
なんか体感で言うと男性が多いように感じていた私のあれも間違いではない気がしますね。
他の職場以下に比べると相対的には男子を感じたっていう人が少なくとも2人いるっていう。
まあ2人、2人はそうですね。
なんでまあメス猫は普通に、あと批評っていうより、さっき一応コミケの評論界隈って言ったんですけど、
コミケの場合なんか本当に評論っていうよりは、結構レポ物とか、割と旅行機とか、なんかいろんな体験機っぽいやつとか、
なんかあと私の、それこそ編集者として働いてた時にお世話になった醤油手帳みたいな、ひたすら醤油のレポをされてる。
そういうのはすごい良いですね。
杉村慶さんっていう方がいて。
聞いたことある。
そういうなんかお料理系みたいなものの紹介本とかがコツコツ出てる。
趣味性の高いものが結構当時から出てたので。
そういうコミックマーケットなんだ。
日本酒系の本とかね。
なんか今は全然文学不利までもあると思うんですけど、
割とそういうのはコミケのイメージでしたね、私は。
面白いですね。
すごい気になるのは、コミケの方からムービーの方に流れたっていうか、そっちにより。
だからなんかマニアっぽいけど実用本みたいな感じの評論っていうか。
そうですね、もっと生活に近いっていうか、趣味生活に近い感じがする。
趣味生活実用みたいな感じが結構あったので。
なるほど。
割と劇団メス猫っていうか悪有シリーズは割とコミケの評論界隈的だなっていうのはすごい。
コミケよりか文不利よりかっていう。
その2017年時点でのね。
時点でね、はいはいはい。
今はもっとこういろいろあるっていう感じになりましたもんね、に関しては。
今回はね、すごい、やっぱ行ってみると、なんか割と何でもあるなというか。
そうですね、いろいろですね、女性も多いというか全然少なくないなって感じるし。
ジャンルなんかもありすぎて、周りきれないからあんまり把握できてない感じもしますけど。
ね、何ブースぐらい出てたんだろう。
なるほどですね。売ってみてどうですか?同人誌を。
同人誌を作って売ってみて。
やっぱり体験として、商業本っていう言い方を相対的にはそうなるんですけど、
会社で本を作って売ってるんですけど、それと全然違う感覚でめちゃめちゃ新鮮ですね。
一言で言うと、作るとこから売るところまで投資でやるっていうのって今の編集の仕事だと、
編集の仕事のみをやって販売は業務の人に、店頭では書店の人にみたいな、
もちろん製本とか紙はまた別の人にお願いしてるんで、
そういう一気通貫でやることって商業だとほぼないと思うんですけど、
同人誌はね、全部発注から何から何まで販売まで自分でやるから、
その手応えみたいなものがすごい面白いし勉強になるなっていう感じが一番ありますね。
なんかその3名の分担はどのようにやってるんですか?
3名の分担は、今4号なんですけど、
関東文を持ち回りで書くっていうのと、
あと1人、2人連れてくるっていうそういう話をしてて、
つまりエッセイを聞こうしてもらってるんですよ。
聞こういただく方をですね。
そうですそうです。
本のコンセプトが、本の周りの困りごとかなっていうのをコンセプトにしてるんで、
それで自分たちの周囲の人2人に声かけて書いてもらうっていうのをやってます。
それを1人2人ずつ呼んで、
だいたい毎回計6人の自分たち以外の人のエッセイが載るっていう風にしてるんで、
それを分担してるという場してるんですけど、
その他は自然とあんまりガチっと決めずにやってますね。
編集者3人でやってると、
なんかみんな進行の仕事をしてるから、
やっとくねみたいな感じで結構進むんで、大変楽ですね。
なんか定期的に定例を持って進めるみたいな感じなんですか?
なんか月に1回のXで、そろそろやんなきゃですねみたいな感じに話してるんで、
公開会議みたいな感じになってるんですけど、
月に1回話してそこで分離近づいてきたら話をしてるっていう感じになってますね、そう言われると。
ちなみに買っていく人は人文編集者なんですか?
多いです。編集者の方が結構いるなと思います。
教会の人ですか?って、そんな聞き方はしてないんですけど、
どうして知ってくださったんですか?とかって聞くと、
実は私も編集者でっていう人も結構いらっしゃいますね。
そういう人以外でも、本の仕事ってちょっと裏方の話が面白そうだからって言ってくれる人もいるし、
表紙を見てジャケ買いで買ってくれる人もいるしっていう感じですかね。
偶然の出会い的な部分ってまだ発生してると感じますか?
要は文振り、人多くなりすぎ問題っていうのが結構話題になってましたけど。
それは問題化するかどうかっていうところからあると思いますけど。
でもそうですね、やっぱり最初よりは、最初の時点で僕が参加した2023年の4月の段階からもうすでに人は増え始めてはいたんですけど、
体感としてやっぱり少しずつより混雑というか、する具合が高まってきたし、
よく言うのだと有名なブースを回っているうちに体力とか時間とかが尽きちゃうっていうところもあって、
お客さんも結構そういう意味ではスタンプラリー状態になるっていうか、
その中でやっぱりたまたま目に留まって買ってもらうっていうのは結構シビアな感じは正直してきているっていう感じがしますね。
だから知ってる人が買ってくれるっていう割合の方が圧倒的に多いので、
偶然の出会いはあると本当に素敵なんですけど、そういう意味では小さいところ、小さい即売会とかにも出してみたいなっていう話を仲間のうちではちょうどしてました。
あれ、地方の文学フリマにはもう出してるんですよね?
そっかそっか、今年の夏かな、岩手の森岡で行われた文学フリマに初めて出てきたんですけど、
そこは小学校の体育館ぐらいのスペースでやるんですよね。
ちょっとブースにはパッと出てこないんですけど、ブース数は覚えてないんですけど。
でも1時間半ぐらいあったら結構ゆっくり見ても全然回れるみたいな感じで、お話もできるしっていうふうな感じで楽しかったですね。
それはかなり偶然の出会いで買ってくれる人とか、おしゃべりもかなりゆっくりできて、楽しかったなぁ。
結構みんな急いでるし、どんどんいらっしゃるから、あんまり知り合いめちゃくちゃいるから、知り合いに限らず、来てくださったお客さんどうして来てくれてるんですか?とか聞きたいんだけど、
それなりにみんな並んでくださってるので、なかなかしづらいみたいなのはあります。
今回平沢さんって、僕はいわゆる壁のほうだったんですけど、平沢さんは島の中合いのほうにいらして、やっぱり混雑具合がすごいなと思って外側から見てたんですけど。
そうですね、私スペース落として人のブースに曲がりしてる割には、ちょっと本をいっぱい売らしてもらって、ちょっと邪魔で迷惑だったかなーみたいな気持ちにも悩みましたが、一応周りの方にも配慮いただいたり、
私の方でちょっとはみ出ないようにしてくださいみたいにしてたんで、5,6人なんとなくコミケ辞コミのあれを思い出して。
タフですね、いいですね。
でもなんか、だから5,6人並んでて、あわあわしながら接客してみたいな感じですかね。10人とかは並んでなかった気がするな。
でも、ブースとブースの間は通路になってるから、そんなに幅がないし、あんまり並べると大変ですよね。明らかに進路が塞がれちゃって。
やっぱりある程度目当てのものが、目当てのしてきてくれた人が買ってくれたら売り切れちゃって、うちはもうちょっと持ってくる、ちょっと見誤ってましたね、すべてを。
少なかったってことですよね。
少なかったってことですね。なんかそれは、私今まで結構テーマががっつり、テーマ性と中身の気候、テーマ、例えば女と女とか女と母とかで強いテーマで、中身も結構強い気候をそれぞれいろんな人に、まあ一般の方というか別に有名な方とかではないことが多いですけど、
まあエピソードが結構強い気候を集めて同人誌を作ってたんで、それより下がるかなって思ったんですよね。今回私たちって友達っていうタイトルで、全部平山、リサと友達の話みたいな、結構自分を割と前に出している中身なので。
ただし対談本なので、あんまりそこまで中身を説明してないかもしれないですけど、目次とかが別に強いわけじゃないので。
すごい編集者っすね。そうかな。でも予想よりもずっと早く売れたってことですね。
そうですね。いつもの女と女とか女と母ぐらいは売れたので、もうちょっと持ってきた方が良かったなみたいな、泣く泣く重版しましたね。
友達っていうテーマは僕は結構広いし、深くないっていう見方もあるかもしれないけど、今っぽいと思いますけどね。
その辺多分忘れてたんですけど、完全に。そもそも普通に商業の本でも、売るだけすっちゃダメなわけですよね。実売の通りにすっちゃいけないわけで。
いや、これはかなりちゃんとした話。
要は、足りなくなるより余る方が利益的には、コスト的には多分全然良いわけですよね。
機械損失しないっていうところも。
そう、あと、例えば、もちろん金額の設定にもよりますけど、200刷って150とか100、100だとしても別に損はしないラインが多分ありますよね。
100刷って、本当は130とか150とか売れるはずだったのに、100しか最初から刷らないよりも。
印刷台値別に100と200の間でそんなに差はないわけだから、スッといた方がいい。
見込みと見込みに対して、その一点何倍はスっていいみたいな、見込みがやっぱり難しいですね、銅電子はね。
そうですよね、すごい分かります。僕4号を出してて、毎回今回はこれぐらいかっていうので、少しずつ次の持っていく数とかを調整するようになってきてますね。
かつ、個人でやると、在庫を持ちたくないという気持ちがすごいあるんですよね。
分かりますよ、めちゃめちゃ分かります。
それこそ、めず猫の時とかも在庫そこそこあったんですけど、それはブース通販に入れたら結構すぐ吐けたりとかはするし。
ブースのサービスってことですね、倉庫の管理事してくれるやつ。
割と一定のペースで売れていくから、大丈夫だったりとかもしたんですけど、あとみんなで危険を引き当てているというか。
結構女と女の1は割とズバーンと売れたんですけど、女と女2とかになってくると、確か女と女の時の見込みですって、最終的に最近やっと残り10冊とかになって。
素晴らしい。
結構在庫代用、だから在庫保管料とかブースかかるし。
あー、そうか、ブースとかかかるんですね、なるほど。
家に置いておくのも重いし。
今回はいくつかの中堅ぐらいの出版社が参加したりしてっていうのが大受けてっていうことが多分念頭にあると思うんですけど、
そうだな、だからやっぱりすごいそれを批判する人の気持ちは、
僕もある程度前から出てるからわからなくはないっていうか、結構わかるっていうか。
やっぱりフリーライドになりますよね、ある程度の部分は。
っていうのは参加費って安いじゃないですか、商業のベースで考えたら。
1万2千ぐらいでしたっけ、大きい方のプランの。
だけど今文不倫1万、もうめちゃめちゃ人数が来てて、
かつそれは潜在的な顧客である可能性がそれなりに高い、
わざわざそこへ足を運んで本に興味がある人に間違いなく対面で会えるっていうことは、
広告効果としては結構期待できると思うんですよね。
っていうところにやっぱり来るっていうのは、
企業側からすれば合理的な判断っていう感じもすごいよくわかるし、
何なら自分の会社でも出したらいいのになって思う部分もあるので。
でも商業出版社なりに気を使ってるとは思うんですよね。
なんか書士館官房さんがいろいろ在庫持ってきて売られてるっていうのはかなり伝統行事だし、ありがたい。
そうそう、前から売ってるところはいくつかあるんですよね、シーカ系は特に。
そうですね、でもなんだろうな、どうすればいいんですかね、売上に対して手数料取るとか、
売上があまりにも大きいのであればみたいなところなのかな、かつ商業本であれば。
ちょっと条件変えるとかは僕はあってもいい気がしますけどね。
なんか例えば私のような弱小書き手が、自分の、
従販してないし書店にもあんまりない自分の本持ってったら、
それは結構その場で手に取って買ってくれた人いて、
そうなんですよ、今回割と同人誌買いに来るタイプの人は本持ってますっていう感じで、
書研の人は逆に同人誌の前に置いてある商業書籍の方買ってくれて、ちょっと面白かったですね。
でもそうか、今僕の立場で話したのは出版社側のプロのあれで、
今のは作家として、作家のプロってかなり定義が難しいんですけど、商業本を持たせている人としてということですよね。
だから商業本に出会う機会ももたらしてくれるのは、
商業本の潜在的読者の方に出会う機会ともたらしてくれるっていう点では、
商業の本も売らせてくれてるのはありがたいとは思う。
僕は編集だから思うのかもしれないけど、
作家の方に関しては商業本出てても、そんなに批判しなくてもっていうのは正直と思うところではあるんですよね。
そこは出版社と立場が違うんですね。
生体系を破壊するレベルで別に売りに来てないっていうのもあるかもな。
そうですよね。
たぶんある程度、知名度とかお客さんが来る度合いによってブースの場所が調整されていたりもするし、
でも確かにものすごい列が並んで、その横の人とかは嫌かもって思う想像はしますね。
そうだよな、それはちょっと難しいですね。
ハンマトスペースとかでも実際そういう感じだったんですか?
見ました?今回。
書士館官房さんに町谷良平さんがいらしてて、
町谷さんの商業本ではないんだけど、たぶん今度町谷さんが作ってる本のパイロット版みたいなものを売ってたんですよね。
それがやっぱりすごい売れてたし、並んでましたね。
あと大崎世界館とラランド西田さんが来てたんですよね、同じブースで。
それは本当にすごかったな。
新庁舎とか文芸春秋は商業本を売ってるっていうよりも、文振りのオリジナルのグッズを売ってましたよね。
新庁舎は中瀬ゆかり編集長のアクスターとか売ってたみたいだし、
文芸春秋は今回は出てなかったような気がするんですけど、
前出たときは文学会の新人賞の人をなんとなく想定したような書き方講座みたいな本を確かオリジナルで作って売ってたはず。
だからそういう出展量の問題とかはあると思うんですけど、
正直売るものに関しては面白いものもあるんじゃないかなっていう感じはします。
コミケだと本当に企業ブースってすごく固めてやってるんでね。
企業ブースなるほど。
たぶん費用も違うんで、全然そういう話にならなかったりとか。
そもそも二次創作っていうのは、ある程度企業側からおめこぼしを受けてやってるみたいな仕組みがあるから、
業者ウィンウィンみたいな感じに。
IPコンテンツの時代に極めて阿吽の呼吸で生まれている領域ですね。
もちろんいろいろなコンフリクトはあると思うんですけど、
そういう縦前の循環があるから、企業ブースに不満、
人多すぎて不満を漏らす人はいると思うんですけど、
なんか出てくるのがおかしいみたいな話にはあんまりなりにくいかもしれないですね。
比較すると、そういうふうに二次創作文化が濃淡で、
企業に対する考え方が若干変わってくる部分もあったりなかったりするっていうところですね。
文振りはもっと対立、反発。
二次創作って別にカウンター、精神的にはカウンター精神だけど、
結構一応従属してるみたいなところがあるのに対して、
インディーズ文芸と商業文芸はやっぱり対立してしかるべきみたいなところはありますよね。
なるほど、そうですね。
アーシュのオルタナティブを打ち出すっていうのがあると思うし、
明確にカウンター構造になってた方が面白いですよね。
そうですね。つまんないっていうのはあるかもしれないですよね、今の話で言うと。
企業ブースが?
企業ブースが乗ってきて、企業なりに面白いことをやろうとしてるかもしれないけど、
そこでウェルカムするのもつまんなくないですかっていう、コミュニティとして。
少なくとも、ようこそみたいな感じだと、ちょっとずっこける感じがありますね。
お互いようこそよろしくねって感じは、あんまり新しいものが生まれないのは確かではあるので。
なるほどね。
このフリーライドじゃんと思う人は、フリーライドされてるこの文学振り間に留まるのではなく、
新しいところに行きますとか作りますとか、新たなオルタナが始まる手前なのかもしれないなっていう。
そうですね。実際、評論界隈、批評界隈ではそういうふうな発言レベルかな。
もしかしたらもう即売下開こうって人もいるかもしれませんけど、
やっぱり文振りのオルタナが必要なんじゃないかっていうポストもいくつか見て、
それは多分そうだと思いますよね。
それはすごい良いことだと思うんですよね。生態系が広がっていく感じがして。
だからそもそも多分商業の人たち、出版社が来てるっていう問題以上に、
みんなが感じてるのは人多すぎって話なんですよね。
それは東京一極集中問題というか、文学振り間だけじゃない話なんだと思うんですよね。
一定程度大きくなってきた全てのもの、新宿駅とか渋谷駅もそう。
一極集中の度合いがすごく激しくなっていて、しんどいので、
自分はもう東京は出ないで、地元のやつだけ出るようにしますと宣言されてる。
いつも東京の文学振り間に来てらした過人の方でも宣言されてる人とかいたんで。
だからまずオルタナとしての地方文学振り間はあるのかなっていう感じがしますよね。
経済、文化、社会諸法みたいなもの、基本そうですもんね。東京一極集中の状況ですから。
だからみんなが来てくれるし、他の人の買うついでに来てくれるから、結構売れるぜっていう場として、
自分もいろんな人に会えて嬉しいっていう場に、である文学振り間とかコミケとか、
そこに出るのも楽しいは楽しい、もちろん私もって感じなんですけど、
そうじゃない、あえて別に売るっていうことを目的に、たくさんの人に届けるっていうことを目的にしないっていうパターン、こともありえますよね、同人ならね。
だから今回機械損失して申し訳ないみたいな気持ちになったりもしたんですけど、
もっとあえて北海道とかに出て、ひっそり、本当に今まで知らなかった人に売る、別に知ってる人には通販にしちゃうみたいなのもあるのかもしれないですね。
たぶん心理的にね、小さいところで会った人ってやっぱりすごい仲間意識が生まれるっていうか、
やっぱり僕、森岡に出したときに会った人が、東京に買いに来て、別に僕たちのブースだけを目当てじゃないんですけど、立ち寄ってくれてそれはすっごい嬉しかったし、
でも今取ったら絶対でしょ?抽選なしで。
絶対ですね。でもほら、新刊がないとやっぱなんか出ましたっていう感じじゃないので、新刊をね、作れんのかっていう話ですね。
でも平井さんの陣は今回の友達本もそうですけど、めっちゃちゃんとしてるから、なんか周りの見てると、なんかもう少し荒っぽくても陣っぽいのかなって。
ちょっと反動的ですけど思うことも。
確かにね。私結構真面目に作ってますよね、同人誌ね。
真面目だし、安い、平井さんの同人誌。
安いですか?その値付けがね、ガバガバなんすね。
なんか値付けがね、ちょっとこれ、いい加減かも体感に過ぎないから話半分で聞いてほしいんですけど、ちょっとね、上がってる気がするんですよね、値付けが。
あー、全体的に。
やばい、2017年の物価で生きてるから、同人誌の。
だから多分印刷代とかいろんなもの上がってるから、普通に、なんかその、例えば100冊、トントン、この部数吸って、この値付けでトントンぐらいだなって値付け設定一旦したんですけど、
トントンよりちょびっと出るように値付けしても良かったのかなという、私の作業代とか文字起こしソフト代とか入れてないんで、赤になってるんで。
前は1000円いかない同人誌とか多かったような気がするんですけど、結構、造本とか凝ってるというよりも、しっかり冊子になってると本が増えて、そうすると1000円とか、1000円以上付けてるのとかも出始めてる感じがするんですよ、豪華になってるっていうか。
ちなみに劇団メス猫の悪遊、多分500円か600円ですよ。
だからメス猫価格はね、基本すごくめちゃ安い。
メス猫価格めちゃくちゃ安かったですね。
良心的ですよ、本当にそう思う。今本当に1000円とかだから、2000円の本とかもあって、ひゃーと思ったな。
普通に当時はそれでもどうにかなったっていうのはあるんですよね。
原価代とかっていう。
多分印刷代とかもちょっと安かったし、あと4人でリスク引き当ててるからっていうのもあったし、割と売れてたしっていうのもあって、今もう本当にマイクロビジネスなので、一人で。
そうですね。
その点でちょっと前よりはすでに上げてるんですけど、まだ安いと。
安い、安い。1000円しないんですから安いですよ。1000円でもいいと思う、正直。
なるほどですね。
それはすごい感じました。みんなすごいちゃんとした本を作るようになっているから、その分原価コスパも上がってるなっていうのは思いますね。
そうですね。毎回イラストもつけてますしね、私ね。
そうですよね。
イラストもつけてプロにも依頼してるんでね。
まだ在庫ございますので、皆さんちょっとぜひ。
ブースで買えるんですよね。
ブースで買えます、私たちで友達。
ちょうど入庫したばっかなので、すぐ届きますし、ネコポスで届くんで、ぜひ。
お手上げはもうブースとかで売ってるんですか?
お手上げは今ブースで売ってないです。
スーパーは今減速してないです。
ちょっと嘘言っちゃったな。
書店に基本的に卸してもらってて、その書店さんがオンラインショップで売ってることがあるっていう感じで、そっちのほうにもお任せしてるっていうか。
自分たちでやるとあまりにも煩雑なのでできないなと思って、書店に卸して、書店さんが売ってくれるのを指して待つというスタンスでやってます。
お手上げの場合、文学振り間と同人誌って結構一回きりの生態系というか、既存の出版リューツから外れたところでやるという話なんですけど、
お手上げの場合、文学振り間を大きな販路としつつも、書店さんにもかなり卸してらっしゃる。
そうですね。この前ざっくり数えたら30ぐらいは延べであるかなという感じで。
でもおっしゃっていただいたみたいに、文学振り間で正直もう原価は回収できるぐらい売って、
あとは書店さんに、できるだけ終わりがよく入るような設定で販売して、
どっちかというと、僕たちは編集者だからあまり利益が悪いようになったらいけないし、
あともう少し下心を言えば、ある種の書店さんと知り合いたいみたいなところもあるので、ネットワーキングっていうかあるので、
そこはもう利益は文振りで回収した上で、あとは交流のほうに使いたいっていう感じですかね。
私もだから一部書店さんには卸してて、文振りで100冊売るって話と、50冊100冊売るって話と、
書店さんに5冊でもいいから10店舗に置いてもらってちょっとずつ売っていただくっていうのと、
またちょっと出会ってもらい方が違くて、校舎も校舎ですごい楽しい。
それは商業書籍でもやってることなんだけど、自分でお願いして、自分で置いてもらいに行くと、
またちょっと商業本人とか商業流通に対する学びがすごいあるなと。
大変ですよね。やっぱりいろんなことをやってもらってるんだなって。流通とかね。
私毎回納品書忘れていつも、すいませんメールで送りますみたいな。
ありますね。入れ忘れてるのよくあります。
いらっしゃいさんも、ゆけ袋JUNKとか、B&Bとか。
そうですね。今、カニブックスさんとJUNK道書店さんにはもう置いていただいてて、
この後B&Bさんと蔵前の透明書店さんに卸しに行く予定ですね。
これからのですね。いいですね。
私もう手売りで持って行ってんで。
手売りで持って行ってるんで。
それこそ書店さんにちょっと行ってみたいみたいなところも含めてなんで。
それも楽しいですもんね。お客さんとしてじゃなくて、一行取引先として話すのも面白いし。
そしてやっぱり今回同人誌を久しぶりに2年ぶりかなに作ったんですけど、
やっぱこの1、2年ちょっと忙しくて思考が止まっていた。
なんか商業書籍でも依頼来たもの色々すごい手が止まってたんですけど、
まずちょっとスモールなテーマから、
自分の友達というスモールなテーマで手を動かしたらちょっと動かせるようになったので、
なんか自分の中では結構リハビリ的な気持ちで。
始める前にちょっとそうですね、ちょっと小さく始めるスモール作りということですね。
あとなんか逆に言うとその自分で他に書いてるものとかに対して、
なんか大きく振りかぶりすぎていたなぁみたいな。
同人誌だから小さくていいという話じゃなくて、
別にそんなに売れようとか、大事ですけど、
なんか社会にとって意義があるように書かねばみたいなところをちょっと、
もうちょっと外して好きなことを書けばええんやという気持ちになってきましたね。
本当にそれが同人誌とか人の楽しいし、読んでても面白いところですよね。
でもなんか商業本でもやっぱりそういうマーケットとか社会の話題みたいなのをキャッチアップしていかないとダメかなみたいな感じに、
やっぱり僕も仕事でなるんで、
その手をぶん振りいくと作ってても買ってても、
そもそもこういうのが面白いやんけみたいな感じになるのはいいですよね。
友達のテーマはいいと思いますよ。本当にいいと思う。
友達シリーズ。
でも次は家の話を書こうかなと思ってて。