フォーエバーヤングの勝利
はい、がーする競馬です。フォーエバーヤング、サウジカップ優勝おめでとう。
いやー、久しぶりに感動しましたね。
あのー、日本馬が全く勝てなかったロマンチックオリアを、ここでフォーエバーヤングが勝つという、
なんかこう、人狂映画じゃないですけども、散々負け続けて、最後に味方が勝つという、なんですかね、カタラシスを覚えるような展開に胸が熱くなりました。
ちょっとレースを見ていない人は、リンクを貼っておくので、ぜひ見ていただきたいんですけれども、
まずね、スタートを見てほしくて、フォーエバーヤング、オーソドアクからの発想だったんですけれども、
スタートした直後、内側にカットインしていくんですけど、坂井流星ジョッキーが結構内側を気にしながらカットインしていくんですね。
なんか、慎重になってるなーって生で見てた時は思ってたんですけれども、リプレイを見返すと、ちゃんとロマンチックオリアの前につけてるんですね。
ロマンチックオリアもいいスタート、内枠の方からのスタートだったんですけれども、いいスタートを決めたんですけれども、そのロマンチックオリアの前につけるぞと。
で、なんならキックバックをかぶせて、ロマンチックオリアの嫌がることをしてやろうっていう魂胆だったと思うんですよね。
これはね、やっぱね、海外で揉まれた坂井流星ジョッキーの腕ですよね。素晴らしいと思います。
ただ、ロマンチックオリアはちょっとこう、フォーエバーヤングの真後ろにはつかないように位置も調整しつつ、キックバックを受けないような位置でレースを進めていたんで、
ここはロマンチックオリアのマクドナルドジョッキーと坂井流星ジョッキーの技術がスタートで見れるという、さすがトップジョッキーはすごいなと思う場面でした。
で、レース自体は思ってた以上にハイペースで流れました。
レース見ているときは、坂井流星ジョッキーのフォーエバーヤングと、あと2頭、3頭で鼻を切っていくようなレース展開で、前の方はバグンのまま進んでいったので、これはあんまりペース早くないのかなってちょっと思ったんですけれども、
実はかなりのハイペースで流れていました。
確かにリプレイを見ると、どの馬もジョッキー、タズナを動かしてて、アメリカのダート競馬のような前半から飛ばしまくって消耗戦になるっていうようなレース展開だったんだなと。
リプレイを見たら思いました。
なので、ハイペースだったっていう証拠として、3コーナー、4コーナーあたりまで最高峰だった牛場手走路が3着に追い込んできているように、ロマンチックウォリアーとフォーエバーヤング以外の馬っていうのは直線伸びが苦しかったですね。
フォーエバーヤングと一緒に走ってた2頭は、4コーナー入る前にタズナをしごいてて足が上がっちゃってたように、かなり前を行っている馬は厳しいペースだったんだなということが分かります。
で、3コーナーあたりから2番手を進んでいたロマンチックウォリアーが外に出すんですね。
で、4コーナーあたりから先頭に立って直線に立つんですけれども、
結果論から言うと、この早仕掛けが2着になった原因じゃないかっていうふうに言われていると。
前が開くのを待っていたら、ロマンチックウォリアーが勝っていたんじゃないかっていうふうに言っている人もいます。
ただ、ペースが流れてたんですけれども、この日のダートの馬場って前残りなんですよね。
前で勝負をしないといけない、後ろからだと前、全然捉えられないような馬場だったんで。
おそらくは坂井隆盛ジョッキーが逃げたのもそうだし、マクロナルジョッキーが3コーナーで外に出したのも、早めに先頭に立たないと負けるっていうのが2人の頭の中にあったと思うんですよね。
なので、ここはね、外に出したっていうのは納得ですよね。
他の日本馬の出走
普通の馬だったら、ロマンチックウォリアーに勝てないですよ。
ロマンチックウォリアーってそもそも芝をずっと扱ってきて、ダートは初めてなんですよね。
なのにこの強さ、初めてのダートでこの強さを見せるっていうのは相当強い馬なんだなと改めて分かりました。
レース前、レースが2時半くらいだったかな、夜中の。
10時くらいにオッズを見たら、ロマンチックウォリアーとフォーエバー・ヤング、オッズが傾向してるんですよね。
2.何倍?2.8倍?2.6倍?そのくらいで傾向してて、何なら最初はロマンチックウォリアーの方が人気してるくらいだったんで。
いやいやいやいやと。個人的にはそんなダート初挑戦の馬がフォーエバー・ヤングに勝てる姿っていうのが全く想像できなかったんで。
いやこれはなんだこのオッズだと。美味しすぎるなと思ってついつい馬券を買っちゃったんですけれども。
いやーちょっとね4コーナーでは肝が冷えましたね。え、負けるの?フォーエバー・ヤングって思ってしまいましたが。
話を戻して、それで4コーナーあたりで馬なりのまま戦闘に立つんですよね。ロマンチックウォリアーが。
で、そのまま突き放していく。かつフォーエバー・ヤングの進路を塞ぎ、もう突き放すだけだと思って、マクロナルドの時、Jマックがチラッと、
ビジョンを見るわけですよね。左を見て。自分たちの写ってるレース映像を見て、どのくらい後ろに差をつけてるかなってみたら、全然差がついてないですよね。
一馬進、一馬進半、そのくらいしかついてないんで、マクロナルドジョッキーはちょっと焦ったんじゃないかなと思います。
で、そこから坂井隆盛ジョッキーは進路を塞がれて、外に出して追い出すんですけれども、これがね、もうほんとこの馬の勝負根性っていうのは底知れぬものがありますね。
だから、ロマンチックウォリアーって、そんなにこう後ろに差をつけて勝つっていうのが、香港とか安田記念とかだとあんまりないんで、いつもこう余裕たっぷりに勝つ。
直線、4コーナーあたりで後位から先頭に立って、そのままノーステッキでゴールするような感じの横綱競馬だったんですけれども、今回はこれ、フォーエバーヤング、ロマンチックウォリアーこれ、2頭ともこれ初めて走る。
ごめんなさい、初めてじゃないが、本気で走ったんだろうなと。なんせ後続3着の牛馬手走路に10馬進走をつけて勝ってますからね。
普通というか、今回2強対決。フォーエバーヤングとロマンチックウォリアーの2強対決だって言われていたんですけれども、2強対決って往々にしてどちらかが馬圏内に来ないっていうパターンがよくあるんですよね。
なので、今回ダート初挑戦のロマンチックウォリアーが馬馬適正の差で馬圏内には来なかったねっていう僕の予想でしたが、その予想に反して強かった強かった。
いやーすごいですね。こんなレース、今年のベストレースかもしれないですね。まだ3月にもなってないですけれども、すごく感動しました。
早くしぼ馬になってほしいと思うぐらいのレースでしたね。この後はどこに行くのかあれなんですけれども、この2闘自走が非常に楽しみですね。
サウジカップ、他にもサウジカップでということで、日本の馬が他のレースにも結構出走してたんですけれども、あとはそうだな、やっぱり一番うおーっと思ったのがビザンチンドリームですよね。
ビザンチンドリーム、レッドシーターフ、芝3000mのレースだったんですけれども、キッカショー5着だったかな、ビザンチンドリーム。
3歳の春頃は気象が非常に悪くて、とにかくゲートに出ないので、大丈夫かなこの馬と。
能力はあるんだけれども、エピファネイアさんらしい気象の悪さで走らない馬っていう印象だったんですけれども、まさかステイア適正があるとは正直思わなかったですね。
なのでキッカショー5着に来た時に相当ビビったんですよね。お前走れる?長距離大丈夫なの?
ここに来て、レッドシーターフ勝利ということで、次層がどこになるかわからないんですけれども、天皇城春とかに出てきたらメンバーレベルも一気に上がるし、すごく面白くなりそうだなと思いますね。
この3コーナー4コーナー手前くらいでタバをサーッとかわして一瞬にして置き去りにしていくのも強かったですね。
このレースができるんだったら長距離ではまず負けないと思いますね。楽しみでした。
あとはT351ターフスプリント。アスコリピチェーノとウィンマーベルの一騎打ちというね。
ウィンマーベルはすごく調子が良かったし専用のスペシャリストで、アスコリピチェーノはすごく素質がある馬で、ちょっとNHKマイルはあれだったんですけども、マイルあたりで適正があるという馬だったんで、どこまでやれるかと。
ケイセイオータマハンでもあっさりと勝っちゃってね。相当強いなという感じだったんですけれども、これは相当強かったですね、両方とも。
ウィンマーベルは1400だと、1400のG1があれば勝ち負けになるんだろうな。
アスコリピチェーノ、この感じだと今年も大丈夫そうですね。
ダイオメジャーサンクなんで、ちょっと装塾性を心配していたんですけれども、この感じだと今年も問題なく走れそうですね。
あとはネオームターフカップでシンエンペラが逃げ勝つと。
さかい流星ジョッキー、強い馬は逃げると、逃げる馬が勝つと言い切っちゃうようなジョッキーなので、ここはもうさかいいずむですよね。
強い馬なんだから逃げればタバにも邪魔されないし実力は出せると。強気に押し切って勝利と。
シンエンペラなかなか勝ちきれないレースが続いて3着が多かった馬なんですけれども、ここで勝って賞金を詰めたというのも非常に良かったなと思います。
リアドダートスプリントは1200m。ガビーズシスターの3着が最高位ということで、ガビーズシスターは良かったです。
ただ他の馬の着順含めてスプリントでは世界との壁を感じたなというような一戦でした。
サウジダービー、シンフォーエヴァが2着ということだったんですけれども、
シンフォーエヴァは柴を走って確かダート初めてだったと思うんですけれども、その馬が日本馬最先着というのは個人的にはちょっと寂しいなと。
今年の3歳のダート戦線というのは去年ほどのハイレベルにはないのかなというのが正直なところです。
だから今年の明け4歳が非常にレベル高いんで、比べられるのがちょっと可哀想かなとは思うんですけれども、
今年のダート3巻はどれだけ盛り上がるんだろうなとちょっと気になった一戦でもありました。
というわけで、このエピソードではサウジカップデーについてお伝えしました。
以上です。ありがとうございました。