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ギャップトマッチ。年齢も性格も趣味も異なる石玉とカズネの二人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
じゃあ、今日は第5回目なんですけど、過去から聞いてて気になったこと言っていいですか?
あー、言ってください、ぜひ。
私自身のなんですけど、私、「へー!」って言うじゃないですか。あの、「へー!」が、なんか気になってるんですよね。
どういう意味合いで?
へー!が、すごいなんかもう、単調のへー!って言ってる時があって、声って結構ごまかし聞かないから、興味があるかどうかとか、楽しいかどうか、結構バレるじゃないですか。
あー、そういうこと。
そう思って、私のへー!聞くと、だいぶ気になる。
それネタバラシして大丈夫なんですか?
大丈夫。それでちょっと、第1回目とかに戻ってもらうと。
うける!
ネタバラシしていいんだ。
そのへー!が気になる、意外にもあったりします?
でも、1番はへー!ですね。
あ、1番はへー!なんだ。えー、そっか。
なかったですか?自分で聞いてみて。自分ってこんな声出すんだとか。あんまりないか。
いやー、もうバリバリありましたよ。もう私、栗原さんと喋ってて、自分が盛り上がってくると、体が乗り出したりとか、うわー、それ面白い、うける!とか思ったら、体がちょっと引いたりとかしてるから、音声の当1回がバリバリある。
おー、あなたは感情が距離に出すぎだねって、自分で自分にすごいツッコミを入れる感じになりましたよ。ほんと。
その、声しか入ってないのに、その場で何が起きてるかが伝わってくるじゃないですか。
うんうんうん、たしかに。
この間とか、石玉さんがほんとに驚いて、声が逆にちっちゃくなってる瞬間とか、あれいいですよね。
なにそれって言ってるんだ。めっちゃちっちゃかったあれでしょ。
そうそう。ほんとに驚いてるやつ。
ふける。
そうそう。
たしかにね。
ああいうのすごい好きです。
たしかに、あれはもう内面が漏れまくりでウケますよね。
うん。
なんか私、そうそうそう、ちょっとそれと関連するようなことを自分で聞いてて思ったのは、すごいな私、ダダ漏れにもほどがあるなと思いました。
大丈夫?っていう。
いや、いいんですよ。声だけでそんだけ伝わるっていいことですよ。
でもこの前回の収録から今回って実は1ヶ月ぐらい空いてますよね。
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あ。
1ヶ月かな。
うんうんうん。
3週間ぐらいか。
うん。
この間、めちゃめちゃ会いましたよね、私と石玉さん。
いやー、もうバリバリ会ってますよね。
週1以上。
うん。兄弟より会ってますね。
まじで。
そうなんですけど、私と石玉さんの出会い、話してないなと思って。
あー、たしかに。なんか1回目、ぬるっと始まりましたもんね、私たちが。
ぬるっと始まって、たぶん聞いてくださってる人が思っている以上に、私と石玉さん出会って間もなすぎて、
たしかに。
知らないことめちゃめちゃ多いんですよね。
いやー、ほんとにむしろ、知らないことのほうがほぼほぼで、ね。
そう、だから前回の収録から今回の収録の間に、石玉さんについてわかったこと多いし、距離感もだいぶ近づいてきた感が私はしています。
あー、そっか。面白い。ま、でもたしかにそうか。
私、でもすごい、正直な話をすると、なんだろう、初めて1回目会って、そのときに、
なんかやっぱ、これこのまんま散らしちゃう、円にするともったいないなって思うところが少しあって、
それで、ここで何も決めずに解散ってすると、たぶん次回会わないから、
次回そんなに遠くないうちに会う日決めましょうよ、みたいな提案をして、またなんかこう会って、お話しする機会作ったじゃないですか。
で、2回目会って、いろいろしゃべってた段階で、結構なんか、もう今の感じにそこそこ近いところのところに、
自分の感覚的にはなってたかもしれないです。
この最初の出会い振り返ってもいいですか?
あ、ぜひぜひ。
その、私と石玉さんの出会いって、福岡県の笠ヶ市で行われた、タカナドレッシングワークショップなんですよね。
あー、笠ヶ市でしたね。
そう、笠ヶ市。で、うちから結構遠いから、その日は珍しく笠ヶ市まで行ったんですけど、
タカナって私の出身地の宮間市っていうところの名産でもあるんで、行ってみようかなと思って行ったわけなんですよね。
で、石玉さんその日ちょっと遅れてきて、
道に迷って。
遅れてきて、だけどワークショップのスタートが自己紹介で始まって、石玉さん自己紹介のトップだったんですよね。
あ、いきなり振られましたよね。
すごいよく覚えてるね、そんなこと。
言われて思い出すわ。
で、その出だしも、遅れてきたのにトップバッターで、みたいな感じで話し始めて、
すごい雰囲気ある人だなって思って見てたんですけど、
10人ぐらい人がいたんで、名前も覚えれないし、何人か名前覚えたぐらいだったんですけど、
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ワークショップの中盤ぐらいで、石玉さんが私のグループに近づいてきて、
栗原さんって言ったんですよ。私の名前を呼んだんですよ。
で、こんだけ人数いて、なんで私の名前覚えれるんだろうっていうのが、最初の印象だったんですよね。
それが初めの印象?今また驚いて、ちょっとマイクから遠くなっちゃった。
なんで?
そうなんだ、面白い。そんなところで印象を感じてたんだ。
この人、人の名前覚えてるんだっていうのが衝撃で、やっぱり人の名前覚えるって、相手に話しかけようとか、思ってないとできなくないですか?
あー、そういうこと。
どうですか?
あ、面白い。そうか。話しかけようか。
逆に意識せずに覚えてたってことですか?
えっとですね、なんていうか私、ちょっと真面目な話になっていいですか?
ぜひぜひ。何?
あのね、あれなんですよ。以前から栗原さんには何度も言ってる気がするんですけど、近年、人に何言ってんの?みたいな顔されても、ずっと言い続けようとは思ってるんですけど、もともとめっちゃ心が弱いんですよね。
遠くメンタルってしますよね。
もうほんと、しかも豆腐できたての方、まだフルフルで、
温かいの?
そうそう、おぼろでしょ?ぐらいの感じの、もうなんかフルフルフヤフヤくらい弱いなって結構思うくらいの豆腐なんですけど。
だから、なんていうの、自分がすぐ、もともと母親からもずっと言われてたんですけど、知らない人とかが来ると、壁とか柱の影から向こうを見てる、みたいなところがある子だったらしいんですよ。
そういうところがもともとあるから、知らない場所とか、初めて会う人たちとかばっかりの場所とかに行くと、やっぱりもともとはすごく緊張するし、
どうしたらいいのかな?みたいな、どう振る舞ったり、どうそこにいたらいいんだろう?みたいな感じの、所在がない感じになる感覚みたいなのがすごく自分にあって、
だから、大人になってきて、自分が知らない人たちとかがいる場にいるっていうことが、少しずつ増えていく中で、所在なかった時の自分のことがやっぱりすごくずっと自分にあって、
せっかく同じ場所に同じ時間いるってこんなこと、本当にたまたまの偶然で、
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でも、お互いがそこにいますよっていう事実と時間って、相手の人生にとっても自分の人生にとっても、自分を作る時間とかになるじゃないですか。
だから、どうせだったらお互い楽しくて、所在ない感じじゃない、所在あっていい、自分がここにいるっていうのが、みんな気持ちいい状態にちょっとでも近づいた方がいいじゃん?みたいな思いがだんだん年取るごとに明確になってきて、
そういう思いがあるからだと思うんですけど、なんとなくその場に参加されている方たちの名前をその場で覚えるみたいな癖がついてきたって感じだと思います。
最近ついた癖なんですね。
最近というか、近年、大人になってから以降ですね、確実に。
30歳超えてからだと思います。
じゃあ、まだ10年ちょっと。
そうそう。昔はだから、もっとシャイの方が勝ってたので。
今はシャイを上回ってるわけですね。そうやって、どうせだったらお互いいい時間を過ごそうっていう感じ?
シャイは変わらないんだけど、それがもっと明確になってて、自分もどうせいつか何かのタイミングで死ぬってことは決まってて、
だったらそれまでの間に、せっかく一緒にいるんだったら、そういうことが起こった方が全体の幸せの総量が増えるじゃん?みたいな。
みたいな思いはあると思います。
すごい大したことでもなんでもない。
いや、そんなことない。
だから、その時に石玉さんが私の名前を呼んでくれて、すごい嬉しくて。
で、ワークショップ終わった後に、すごい大きな荷物からギターを取り出したじゃないですか。
で、石玉さんがちょっと一曲歌っていいですかって。
で、もう参加者も一回解散して、5人ぐらいしか残ってない中で歌いだして、
私泣きそうになったっていうか、普通に涙出たんですよね。
そうなのか。
それが応援ソングで、会場にいたある方に向けて応援ソングを即興で石玉さんが歌ってくれて、
だから私にとっては、私の名前をあの人数の中で覚えててくれたっていうことと、即興ですごい素敵な応援ソングを歌った方ってことで、印象深いわけですよ。
なんですけど、逆に石玉さんが今日出会ったのを、このまま散らすのはもったいないって思った要素って、
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私にはもちろんあるんですけど、石玉さんとこのまま別れるのは惜しいなっていう感じ。
逆ってすごい不思議。石玉さんからもその気持ちがあったっていうのが不思議です。
それはですね、やっぱりちょっとその場で応援ソングみたいな感じの流れになったのも、
新しい環境に飛び込まれて、新しい環境の時って、新しい環境に行った自分がまだ量が多くない、積んでる自分の量が多くないから、やっぱちょっとしたことでも揺らぐし、不安定になりがちじゃないですか。
そこにいる時間とか関係性が増えていけば、ベースが土台が強くなって、土台の量自体も増えて、安定しやすくなる。
そんなに簡単に揺らぎにくくなるんだけど、始めのうちっていうのは、どうしたってどんな人だって不安定になりやすいっていうこととかが、その方にあることがもう分かっていたので、
不安定になることは、もうその状況が、時間が流れていく中で変わらないとどうしようもないから、
と思って、今この人にできることが自分にあるとしたら、せっかく一緒にいるからっていうことで、できることがあるとしたらって思って、あの場では歌を歌ったんですけど、
そういうことが、行われてる場に対して、栗原さんすごく自然に、その場にいてくれて、その場で行われてることを踏まえて、
ただいるだけじゃなくて、踏まえて、その場の空気を一緒にやってくれてたんですよ。
演奏中ですか?
演奏してるときというか、その場に演奏し終わった後とか、みんなでいるときとかも。
そういうことを、こういう温度感で自然にできて、かついろいろお話ししてるときとかも、
なんかその温度感を自分なりにつかんでいきながら、その状況状況に自分をちゃんと入れていってる感じがする人っていうのがあって、
あ、なんかこの方面白そうだなって思った感覚があって、
すごい。
で、それもあって、たまたまほんとに残ってくれてて、そうやって、今自分ができるツールの中だったら、
今日たまたまギター持ってるし、歌とかだと、ぽんとたった2、3分とかで強く伝わって、しばらく持っておける、
かき染めで書いた文字みたいな感じで使えるかなと思ったから、なんかその場でパッと歌ったりとかしたわけですけど、
そういうこととかを、本当に一緒にやってくれる人、これはもうちょっとこの人としゃべってみたい。
って思いました。
私も他者に対して、仮にその人が言葉を発していなくても、いるだけでその場に影響を与えてるっていう感覚、すごいわかるんですよね。
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他者に対してそれわかってるのに、今言われて初めて、私もそうなんだなって思いました。
すごくあの日、ああいう空気になって、ああいうふうに少なくとも1人の人をみんなでエンパワーメントというか、力づけるみたいな感じになれたのって、
やっぱり残ってるメンバーが、栗原さんだったりとか、いらしてくださってたからじゃないかなと思ってるって感じですね。
私、今でも石澤さんの曲を頭で再生できますからね。
マジで?
マジで。
ウケる。
そっか。
だって即興ソングだから、その時までなかったわけじゃないですか。
そうそうそうそう。
存在しなかった曲だけど、あの1回聴いただけで、めっちゃ再生できる。
マジか、すげーな。
という感じで、ちょっと初回の出会いについて話してみましたけど、
ほんとですね。
これ収録してるの、2024年の3月19日なんですけど、今言った話、2023年の12月末、だから3ヶ月前ですからね。
そうね、まだだから3ヶ月経ってないのかな?
そう、経ってないと思う。
っていう、ちょっと今日は、改めて出会いについて話してみました。
あー、ですね。なんかちょっと照れるっていうか、おもはゆいっていうか、ヘヘヘってなる。
いや、ほんとちょっと私今泣きそうですもん。思い出して。
そうなのか。
というわけで、今日は2人の出会い、実はまだ3ヶ月前が初めての出会いっていう話をしてみました。
でした。まだ3ヶ月経ってませんでした。
ギャップとマッチ。お届けしたのは石玉と和音でした。聞くほどに心がほぐれ、何かとの境界線が解けて、ちょっと豊かな気持ちになりますように。