1. ギャップトマッチ
  2. ♯82「懲りずにAIの話の続きを..
2025-08-20 19:18

♯82「懲りずにAIの話の続きを話すのだ!」

何を隠そう和音といしだま自身も、ギャプトマの放送を毎週欠かさずに聞いているはみだし隊の一員。自分たちで聞き直してみると、あれも質問したかった、もっと深く理解したかったと反省し、「また話そう!」とメッセージを送り合うのでした。今日も今日とて相思相愛。\お便り募集/SpotifyのQ&A「このエピソードについてどう思いますか」、もしくは、運営Studio HICCHOのWEBサイト「番組へのお便りはこちらから!」へ、番組へのコメントやお手紙、ご相談などお気軽にお寄せください。いしだまと和音が喜びます。https://studiohiccho.com/Instagram@gap.and.match

サマリー

このエピソードでは、AIとのやり取りを通じて人間の感情や愛着について考察しています。特に、AIが人格を持たないにもかかわらず、人間がどのようにAIに感情を抱くのか、その行為の意味について掘り下げています。また、人間同士のコミュニケーションの価値やAIとの違いについても考察がなされています。特に、写真を通じて共有される感情や瞬間がAIにはできないことが強調されています。

AIとの対話を再考する
ギャップトマッチ。年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の2人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
また掘り返すんですけど、少し前にAIの話を2本立て続けにやったじゃないですか。
したした。
聞き返してて、私全然理解してないなっていうのを反省しまして。
やっぱスタジオにいる時って、次何言おうかなっていうところに、やっぱどうしても少しリソースを使っちゃうから。
分かるわ。
自分たちでも、後で音声聞き直したら、あ、石玉さんいいこと言ってるなとか。
めっちゃあるめっちゃある。私だってちょっと前のさ、かずねがさ、AIについて喋ってくれてるやつ、ここ石玉もっと聞くとこでしょって自分に突っ込んだもん。
そうってなるんですよ。だからね、後で聞き直して、同じこと聞いてんのに、全然入ってくる量が違ってて。
あるよね。
そのAIを通して、人間とはどんな生き物かが分かるみたいな話してたじゃないですか。
うんうんうん。
私なんかAIってそもそも人間を研究していく中で作られていくものだと思ってて、人間ってこういうことできるよね、じゃあどういうプログラミングをしたらAIで同じことできるのかなっていうのをやっていくから、
人間の理解を深めるとともにAIの進歩するっていう話をしてたんですけど、
うん、してたね。
石玉さんが言いたいのは、そのAIとのやり取りの中で起こる人間に対する作用。
そこには人格がないのに、そこに良き理解者だと思ってしまったりとか、
私も結構チャットGPTで会話するときに、ありがとうって入れちゃうんですよ。
いらなくね?みたいな。ぶっちゃけ。
で、たまに友達の前でそうやって文字言ってると、
かずねちゃんちゃんとありがとうって書くんだねとか、ちゃんと敬語で書くんだねみたいな。これこれ教えてくださいみたいな。
って言われたときに、人によっては単語しか投げない人とか、
語尾が適当だったりとかある中で、やっぱり一人の人間と接するように私も接してるし、
そういうことが起こるよねっていう、人間側に起きてる作用の話をしてたんだっていうのが、
後から分かって、おい!みたいな、自分に突っ込みを入れたくなった。
ロボットと愛着の形成
いやでも、かずねが言ってくれてたのもそうなんだよ。
そうですね。
そうそう。
そういう側面もある。
あるあるある。
だから、あれはあれで、そのときはその話の流れで、それでいいんだよと思うんだけど、
でも確かに今言ってくれてたみたいなことっていうのは、やっぱりAI、触ってるとすごく思うっていうか、
やっぱり、何でもそうなんだけど、何か対象物を、人間が関係するものとして何か置くと、
その置いたものに人間は、人間を見出しちゃうんだと思うんだよね。
ちなみに、アイボでしたっけ?
うんうん。
アイボ?犬のロボットとか、最近またありますよね。赤ちゃんみたいなロボット。
赤ちゃんみたいなロボット?
名前何だっけ?ちょっと、やばい、検索できない。
私なんか、ふさふさの毛の生き物みたいな、AIの動物っていうか、みたいなのが出たのは知ってたけど。
何?ふさふさ?
そう、茶色くてふさふさの毛なの。
ペット的な?
ペット的な。
あ、見つけましたよ。
え、何何?
家族型ロボット、ラボット。
え、どんな?見して見して。
ラボット。
ラボット。あ、それ、画像は見たことある。
そう、なんか頭にマイク、マイクじゃないか、これカメラか、がついてるんですけど、
最近知り合いから、このロボットを見に行ったよっていう、あの、LINEが来たんですよ。
ウケるー。
で、想像以上にかわいいと。
多分ね、ロボットこれ喋るのかな?喋るんでしょうね。会話できるのかな?
うん。
これを、想像以上にかわいいから、母親に買ってあげようかなって言ったんですね。
うーん。
まあ、母親多分、その人の母親いくら、いくつかな?多分高齢の70代とかかな?
うん。
犬買ってあげようかなじゃなくて、ロボット買ってあげようかなって言ってたんですね。
うん。
まあ、それはね、表情とかもあるから、よりこう人格を見出しやすいんだと思うんですけど、
うん。
かわいいって思うんだなと思って。
うーん。
人間関係とAIの違い
そうですね。
うん。
かわいいですよね。
うん。
だって私、いつもかけてるこのメガネですらかわいいと思いますからね。
どんな感情なんですか?メガネに対して。
え、なんでしょう。やっぱこれ丸メガネでしょ?私のメガネかなり。
うん。
で、この丸メガネの丸いシェイプの感じとかもかわいいなって思うし、
かけてる間に、だんだんメガネって自分の形に沿ってくるじゃないですか。
うんうん。
そういうカーブの感じとかも、そこに意識がシュッてあったときは、かわいいねって思う。
へー。
なんでもかわいいって思えちゃうよね、人間ね。
ほんと。
あのこれ、私の母が聞いてないことを祈るんですけど、
はい。
いつだったかな?
いろいろ。
実家に帰ったときに母が、唯一トイレの便座が自動で開くじゃないですか。
はいはいはい。
あれが自動で開くことが、唯一自分がかまってもらってると感じるみたいなことを母が言ったんですよ。
大丈夫?と思って心配になったんですけど。
なるほど。
私便座が開いたときに、え、ありがとう私のこと気にかけてくれてとか、なんて気が利くトイレなのって思ったことないんですよ。
でも母はそこに、こう、なんていうんですか、愛を感じ取ってたんですよね。便座に、蓋に。
世代もあるかもしれないんですけど、その辺の感覚の違いは。
けど、まあでもそれも分かりますね。
分かる。出迎えられてますよね。
はい。
蓋が開くというのは。
自分がいることについて反応がある。
反応を返してくれてる。
そうだよね。でもやっぱ、人間は生き物じゃないものとかにもさ、いくらでも愛着を乱せちゃうじゃない?
だから結局、AIとかも友達みたいな感じになっていってるんだろうとは思うんだけど、
だって私のこのメガネに対する愛着の話とか聞いたら、そりゃAIに愛着ぐらい持つよねって。
持っちゃう。
当たり前だよねって思うけど、本当に。
でもやっぱり、本当の本当はさ、生き物じゃないから、私、メガネを愛着持って、メガネに愛を感じてはいるけど、
例えば、悩み事を相談して、やっぱおめえだけがわかってくれるわみたいには思わないわけよ。
メガネにはね。
メガネにはね。
AIにそれが起きてるように見えるように、私はこの間のSNSとかに、うちのAI自慢みたいなのがあるときに感じてたんだよね、結局のとこは。
でもそこの中身って本当は空虚だからさ、これも本当はメガネと変わんないんですよ、AI、今。
けど、メガネと変わんないって思えてないところとかに人間が見えるなって思うんですよ。
なるほどなー。
めちゃくちゃ面白いし、そこが気をつけポイントでもあるなと思うもん。
メガネに対してはお前だけが私わかってくれるっていかないけど、テキストのやり取りになるとそれぐらいに入り込んでしまうところに人間の特徴が現れているってことですか?
そうそう、言葉とか物語としてのやり取りになってくると、そういうふうに感じる仕組みに私たちがなってるっていうのがすごく面白いと思う。
なるほどねー。
でも、だから同じようなところで気をつけないとなと思う。
すごく空虚なものでも、そういうラリーがあってると、ある種の真愛に似たものみたいなのが体の中で起きちゃうから、それはただの反応なのか、
本当にその自分と接していない時も自分に対して、その人の人生の中に自分がいて、作用してっていうものと一緒かどうかっていうのは、本当はすごい根本的な大きな違いなんだと思うんですよ。
私がAIは空虚だ、虚無だって言ってるのはそこです。
AIはこっちが投げかけた石には反応して返すけど、私たちが呼びかけない間に私たちのことを私とかカズネっていうふうに理解して、それを心とか時間の中に抱いて生きているわけではない。
でも、同じ時間AIに費やす時間を例えば一緒にいてこういうふうに言葉を交わしたり、何か面白いものとか素敵なものとかを見るっていうことをして、お互いの命の中にお互いを織り込むっていうか重ねる時間の中に重ねるみたいなことがあると、相手が自分の中で相手がいない時でも生きてる感じになっていくでしょ。
そうすると、前例えばすごい綺麗な夕日を一緒に見たとかだったら、あーめっちゃ夕日綺麗だなー、そういえばあの人もこういう美しい夕日に感動する人だったなー、写真送ってやろうとか、今度あの場所からだったらすごい綺麗な夕日が見えるんですよって教えてあげようとかなるでしょ。
これですよ。虚無じゃないっていうのはこういうことです。
力強い。
いいですよね。その人がいない時も、目の前にいない時も自分にその人がいるってめっちゃいいですよね。
私たちは私たちの命の中に自分以外の誰かの命を織り込んで生きてる。
うーん、確かに。
これは全くもってどう考えても今AIにはもう全然これっぽっちもできないことですよ。
たとえば夜とか朝とか、もう寝たかな、もう起きたかなって誰かのこと思うとするじゃないですか。
で、もう寝た?って。
まあAIもできるかもしれない。こっちが話しかけてないのに、夜、なんだ、11時36分ぐらいに。
もう寝た?って。
AI側からかぶけてくることあるかもしれないけど、やっぱそこに人間が言ってるから意味あるんですよね。
今あなたのこと思ったよ。で、もし起きてたら何かがあるわけじゃないですか。
何かアクションがあるから聞いてるわけじゃないですか。
それね、やっぱAIにされるのと人間にされるのは違いますよね。
もう全然違う。
楽しいな、人間。
人間のコミュニケーションの価値
そうだよ、人間と関わるの本当に面白いと思うよ、やっぱ。
確かに。
でもそれこそさ、ほら、私たちなんてまだ1年半ぐらいの中じゃないですか。
もうちょい経ったか。
1年半ちょいですね、ほんとね。
その1年半でこうやって一緒に過ごしたりなんかやったりとかした分、やっぱり相手がいない時も自分の中で相手のこと思ったりすることあるでしょ。
時々声かけたり、なんかそれこそこの間ほら、SNSの投稿に声を石玉さんが時々かけてくるって言ってたけど、
そういう感じで、なんかパッと見た時に、あれちょっと待って、これ今かずねがあげてる写真とんでもなく美しい瞬間のように見えるけど、
これなんかめっちゃあれくないってちょっと言ってみようかみたいな感じで言って、
やっぱりあ、そっか、やっぱ本当にめちゃくちゃ美しい時間だったんだなとか思ったりすると、
へー、そっか、よかったな、そういうことが起きてんだとかも思うじゃん。
石玉さんのね、なんか感性がほんとに毎回すごいなと思うんですけど、
私そんなに写真が得意だと思ってないんですよ。
でも結構ここぞという写真をあげた時に、やっぱ石玉さんから反応返ってくることがあって、
ある時役員のお好み焼き屋さんに来たら、お好み焼き屋の最初が輪投げを始めたんですよね。
で、その時間がめっちゃ面白かったんですよ。
輪投げ始まるのか?みたいな。
でもその輪投げが何で始まったのかっていうと、韓国のお客さんが結構来るお店で、
やっぱお客さんを楽しませてるんですよね、対象が。
すごい精神だなと思って、その写真をもうなんか適当に撮った写真ですよ。
なんかすごいカッコつけて、なんかバイルとか何も考えず、ただ撮っておこうと思って撮って、
ストーリーにあげたら石玉さんが、なんて美しい時間なのみたいな。
なんか確か結構そういうリアクションが返ってきて、すごって思った。
こういうことが人間同士だって起きるんですよ。
たぶんね、AIはできない、それ。
できないと思う。
できない。
私もそう思う。
だって輪投げしてるだけだもん。美しいとかは別にないもん。
そうだよね。言われてみれば、輪投げしてるだけの路地裏の写真だったよね。
そうそうそう。
覚えてる。なんか右側の方がおじさんと店舗みたいな感じで、道路があって、思い出しました。
そうなの。あれはできないわ。
そうだよね。
AIには。
AIにはできないと思う、これは。
できないわ。何あれ、なんて言うんでしょう。画像じゃ見れないですよ、その画像の分析だけじゃ。
でも本当だよね。人間ってやっぱり人間同士だからさ、その、伝わり合ったり拾い合えるようななんかをお互いがやっぱり発し合ってるんだろうとは思うんだよね。
発したり受け取ったりとかみたいな、そういうことを無数にやってるんだろうね。
うん、ほんとほんと。私が普段からそういう面白い写真をあげる人だったら、違うじゃないですか、リアクション。
いきなりなんか飲食店でまなげが始まったっていうのを私があげるって珍しいし、いろんな情報を加味して石沢さんに撮って、その写真が印象的だったんだと思うけど。
いや、でもなんかもうパッと、なんかすごい美しいことが起きとるんちゃうかって思ったんやん、なんかあの写真見たとき。
人間すごいですね。
そう、人間ってやっぱすごいと思うよ。私も人間、あなたも人間っていうことだけが起こす魔法みたいなのってやっぱあると思う。
だからなんかそのAIをすごいずっと触ってると、人間が見えてくるっていうのは、そういう部分もあって、
まるで人間のような反応をする人間ではないものっていうのができたわけじゃん。
これができたことによって、人間動したから起こるっていうことが逆にすごく解像度高く見えたりとかもするし、
なんていうかその、この間の風と木じゃないけど、風化することとかっていうのは、なんかもう起きちゃう。
それも減少だからって言ってるのとすごく一緒で、多分もうAIとかもさ、できちゃってるしさ、
もう、なんて言うんだろう、状況的にもうなんか世界中が電気が作れないとか、
つながってる海底のネットワークケーブルとかが全部寸断されて、もう無理だ。
そういう通信自体ができないみたいなことになったりしない限りは、AIって基本的にある状態の世界が続くんだと思うんだよね。
もうそれも、なんて言うんだろう、もうそういう風に世界がなったから、そりゃそういうことなんだろうって思うんだけど、
まあ選択的になくすこととかもできるかもしれないから、その辺はまたちょっと時間軸の中で何選ぶかの話で別の話なんだけど。
けどやっぱそういう風になっていく世界、何が起こってるかっていうのはもうとりあえず、
なんていうのかな、自分一人で決めてるわけでもないから、起きてる、それがあるっていう状態になる、
その中に自分がいて、初めてわかることばっかり。何もかもが。
確かに。
そう、それめちゃくちゃ面白い。で、AIが出たことで私は今までよりも相当解像度高く、じゃあ結局人間って何なんだってことを考えるようになったし、
で、それを考えるときに具体的にこういうことをやってるものがあるっていうのがあるおかげで、それがどういうことなのかっていうのがつかみやすくなってるっていうのがあって、面白いなって思う。
AIとの違い
確かに、人間にしか起きないことがわかりやすくなってるかもしれない。
人間同士にしか起きないことね、ほんと。
というわけで、また喋るんか、AIのことって思った方もいるかもしれないんですけど、この番組ではお便り募集しておりまして、お便りを寄せてくださる方は、この番組を運営しているスタジオヒッチョのウェブサイト、番組へのお便りをこちらからお寄せください。
AIの話っちゃAIの話なんですけど、たぶんいつも私たちがしてるのは人間の話だよね。
確かに。
ギャップとマッチ。お届けしたのは石玉と和音でした。
聞くほどに心がほぐれ、何かとの境界線が解けて、ちょっと豊かな気持ちになりますように。
19:18

コメント

スクロール