坂井さんの公務員としてのキャリア
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こんにちは、ホストの翔太英人です。
香橋役所に勤めています。
こんにちは、アシスタントで学芸出版社編集部の松本祐馬です。
公務員リスキリングラジオは、新たな業務で必要となる知識やスキルを身につけることを指すトレンドワード、
リスキリングをテーマに全国で活躍されている公務員の方々をゲストにお招きし、働き方などについてお話を伺いする番組です。
それでは早速、今日のゲストをご紹介します。
ゲストは、小平市の坂井里奈さんです。
坂井さん、こんにちは。
こんにちは、よろしくお願いします。
お願いします。
では、まず最初に坂井さんのプロフィールを簡単にご紹介させていただきます。
坂井さんは2015年4月に小平市に入庁されました。
その後2015年4月に小平市市民部税務課市民税担当になられまして、
配属2年目で所得税法能力検定1級を取得されています。
その後2019年4月、東京都オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部運営課持続可能性調整担当に着任されました。
そこには小平市から派遣される形で従事されまして、
オリパラにおけるSDGsや飲食提供の運営全般において、都としての確認業務に携わられています。
その後現在まで2022年4月から小平市健康福祉部健康推進課新型コロナウイルスワクチン接種担当として、
主に集団接種会場の担当として契約や運営に携わっておられます。
公務員職員のリスキリングについて
オリパラの仕事に就く前、4年間はご紹介いただいた通り市民事務の仕事をしていて、
小平市の職員課で東京都オリンピック・パラリンピック準備局に派遣になる方1名募集してますということで、通知がきまして、
せっかくなので手を挙げようと思いまして、レポートと面接を出したら1人浮かびましたという状況です。
結局2年間本当は派遣だったんですけど、コロナで延期になり3年間派遣になったという状況です。
3年間オリンピック・パラリンピックに関わっていられたということで、その前に選考っていうのがあったんですね。
そうですね。私で4代目くらいになるんですけど、小平市の職員で東京都に県庁派遣みたいな形でっていうのがあって、そこに選ばれたっていうところになります。
何倍くらいの倍率だったんですか?
いやー、大きい…教えてもらえませんでしたね。
本当ですか。
どのくらいいたのかわからないんですけど。
小平市ってだいたい公務員何人いらっしゃるんですか?
保育士とかも合わせると900人ぐらいはいるんですけど、半分以上は事務だと思うんで、500人とか。
あと、主任主事でしか応募ができなかったので、割と絞られはするんですけど。
はいはいはい。
ちょっと一旦オリンピックの話は、まず、公務員にそもそもなろうと思ったきっかけというか、学生時代から遡っていただいてもいいんですけど、教えていただけますか?
そうですね。法学部に入ってたので、弁護士とかそういう放送系の勉強もしてたんですけど、法律あんまり面白くないなと思ってしまいまして、
せっかく法律の勉強したので、ちょっと活かせる仕事なんだろうなと思った時に、公務員がまず最初に来るような状態で、大学3年の頃から目指すようになったという状況ですね。
地元が小平市っていらっしゃるんですか?
地元は東大和という隣の市になるんですけど、地元を避けてしまうのが公務員ありますよね。私もその一人です。
最初に市民税に関わる部分に配属されて仕事が始まりますけど、最初はどうでしたか?配属された時には。
法律の部署っていうのは、そもそも公務員だとあんまり関わらないと思うんですけど、市民税ってなんだっていうところから入りまして、大学卒業してすぐに税金の部署って言われてもあんまりピンとこない状態で入ったのはありましたね。
今となっては一番最初の部署でよかったなっていうのはすごく思います。
それはやっぱり税金に最初に触れることが公務員の仕事の全体像をつかむのに入り口としてよかったみたいなところが理由ですか?
そうですね。やっぱり市税の入り口にもなりますし、自分の給与とかも見てもこれが住民税だっていうのがすぐわかりますし、どういう計算がされてるんだっていうのが、
本当に入り口というか、1年目からそういう部署に入れたのはすごくよかったなと思ってます。
市民税って結構チームワークというか、チームで仕事をするっていうようなところが多いと思うんですね。
そういったところも、震災の方が行きやすい部署だったり、震災の方が働きやすい部署だったりするのかなと思うんですけど、そんなところってありました?
そうですね。自分が休んでも他の人ができる仕事というか、何人かでチームになって同じ業務をしていたっていうのはやっぱりあるので、
あんまり一丸となってやるような仕事って公務員の中では少ないのかなと思うんですけど、それを最初に体感できて、周りの職員とかもこういう業務の仕方をしてるんだっていうのはとても勉強になりましたし、
あとは当初課税をするっていう目標が、みんなで達成しなきゃいけないっていうのがすごく楽しかったなって。
確かに。
えー、なんですか、その感覚。
確かにってどういうこと?公務員ならではの感覚ですね。もうちょっと詳しく教えてもらっていいですか?今おっしゃった目標を達成するってどういうことですか?
当初課税っていうのが、今普通に給与をもらってる人だと、5月の給与からその税金、住民税が変わると思うんですけど、それを目指してるんですよ、市民税担当って。
ここで税額を決定するっていうのを、1月中旬ぐらいから5月頭ぐらいまでみんなで一緒に学校に向けて税額を確定するために日々業務をしてるっていうのが、それを目標に。
すごいわかりました。
みんな一緒に頑張るぞみたいな、団結力が増すのがすごい好きでした。
確定申告の時期があって、そこから住民税の課税が始まるっていう感じなんですけど、その間に、もう本当に季節労働者みたいな感じで、すごい忙しいんですよね。
年100時間とか、月100時間とか、残業する時もありました。
公務員市民税担当者の資格取得
すごいな。それはなかなか。だからサラリーマンの手元にペラ一枚の紙が届くまでに、涙ぐましい、公務員の市民税担当の方のチームワークがあるということなんですね。
そうですね。で、その後2年目で、今回の書籍でもご紹介いただいた、所得税法能力検定1級っていうのを取得されていて、この1級っていうのに挑戦された、その理由みたいなのも書いていただいてますけれども、やっぱりバックグラウンドがそういうところにあったから、挑戦できるなっていうところが大きかったんでしたっけ。
そうですね。2級、3級とかの内容を見ても、これなら1級いきなり行っても大丈夫だろうっていう内容だったんですね。
だいたいの内容が確定申告がわかってれば、必ず解けるような内容だったので、1年業務をして、それの復習というか、そういったのを目指したいなと思って、1級いきなりやってしまったという状態ですね。
やっぱり勉強しないとなっていう思いが、1年目終わった時とかにあったんですか?結構迫られたんですか、そういう思いに。
そうですね。市民の方に「これはどういう計算なの?」って窓口で言われた時にちょっと頭真っ白になる時とか、たまにあったんですね。
あまり目の前で電波叩いて「これが工業計算です」っていうのが、ちょっとあまり自信がなかった状態でして、2年目の当初課税が終わった後、何か効率よく勉強できないかなと思ってたどり着いた状態です。
長田さんはこの資格のことはご存知でしたか?
いえ、この資格は全然わからなくて、初めて坂井さんが取られたということで、インタビューした時に聞きました。
周りの職員も取ってる人いないと思います。私も秘密、別に秘密にしてたわけじゃないんですけど、なんか公に言うことでもないなと思って。
じゃあちょっと話が一応最初に戻りますけど、オリンピック、パラリンピックでの経験っていうのは、ある意味、古代らしいに対して貢献する仕事ではないわけじゃないですか。
いわゆる普通の古代らしい職員として仕事をしていればやるようなとは全然、射程が違うというか、ビルドが違うと思ったんですけど、その中ではもうやっぱりもうあくまで東京都の一員っていう意識で、
邁進されてたんですか、日々は。 そうですね、もう完全に東京都の職員として、業務の内容もそうですし、周りからの接し方も、接する感じもそうだったので、私は都庁の職員だっていう気分ではいました。
でもやっぱりせっかく古代らから派遣されてるので、いろいろ吸収して持って帰れたなと思ってたので、常に古代らのことを頭に置いていたなっていうような。
この間は、この期間中は、住みつつ出勤するのが東京都庁っていうことなんですか。
そうですね、ちょうどコロナも早出して、テレワークとかも多かったんですけど、出勤するのは都庁で、古代らに帰るのは、事例交付と健康診断だけ。
ほぼ帰ってないという状況でした。 その結果、持ち帰ろうと思えるものはなるべく持ち帰ろうという意識で仕事された結果、一番残ったものって何ですか。
そうですね、市民勢の仕事とは全然違ったので、種類の作り方とか部長への説明の仕方とか、もう全職したんじゃないかぐらいな。
もう全然違うものを学べて、今ちゃんと持ち帰れてるのかわからないんですけど、本当に派遣されてよかったなって思ってます。
それはね、もし、坂井さんと競合して選ばれなかった方がもし聞いていたら、前向きに捉えていただければと思います。
さらに、オリンピック、パラリンピックの後はコロナ関係のお仕事ですが、やっぱり大変でしたか。この担当役職名を見るだけで、大変としか言えないなという思いが、上がってくるんですが、どうですか。
そうですね、3回目接種くらいの時に戻ってきたので、めちゃめちゃ忙しい時ではなかったんですけど、
まあでも、国からの指示とかでわたわたして、現場大変なんだなとか、思いました。
コロナワクチンが終わったとしても、既存の健康推進課の業務はあるので、そちらに移動するのかなっていうのは思ってますね。
旅行とワークライフバランス
そうすると、今何か資格を取得するような勉強をしているとか、そういったことはあったりするんですか。
ちょっと考えてはいたんですけど、旅行しすぎてて、自分が。そんな余裕も今ないなっていうところで。
この予定調整の時に毎週旅行してますみたいなのがいいんですけど、一応ワークライフバランスというか、そういうことですか。
休日はやっぱり思いっきり遊んでみたいなことなんですか。
そうですね、最近は思いっきり遊びすぎてるような気はしていて、土日とあとは日曜日とか金曜日をくっつけて、3日間で旅行したりとかしてますね。
それは最近始められたんですか、それとも前からずっとそういう習慣があったんですか。
前からそういう習慣はあったんですけど、ここ2、3年ちょっとひどいぐらい旅行してるような状況ですね。
動画増してるんですね、それが。
動画増してますね。
旅先はどうやって決めてるんですか、普段。
インスタとかYouTubeとか、あとはその現地の人から情報を聞いたりとかですね、公務員のつながり。
現地の人と。
公務員つながりで結構、現地の人と友達とか結構いるので、その人におすすめの場所を聞いたりとか、こういうものを食べてきてねみたいな、教えてもらったりしてますね。
まあですね、公務員ならではだなっていうのはちょっと思ってます。
でも、あちのことちゃんと知ってる人ですもんね、今週。
確かに。
同業他社でそんなに自分の地元をこんなに公開する人ってやっぱり公務員じゃないといけないですよね。
確かに。
学び直しとかリスキリングとかっていうものについて、なんか思うことというか、やっぱりこれからもどんどんしていきたいなっていう思いは今もってらっしゃいますか。
いやー、その翔太さんの本の最初を見て衝撃を受けましたね。
なんか、あ、資格やっぱ持ってった方がいいんだって思って。
資格持ってないと、持ってる人と持ってない人で切り捨てられちゃうかもっていうのはちょっとドキッとしちゃいました。
公務員リスキリングラジオ|坂井里菜さん「市税業務の復習に最適だった資格挑戦」
その資格を、じゃあ坂井さんは資格持ってないね、じゃあ引っかかってよっかみたいな感じの方にならないかなっていうのがすごい心配に思っちゃいました。
じゃあ、これからこれいうことに取り組んでみたいなみたいなことって今何か思い浮かぶものありますか。
せっかく健康推進課っていう部署で、なんかそういうような資格がせっかくなら取れたらなと思うんですけど、今旅行で忙しいっていう状況で。
でも自己計算は続けていきたいなとは思ってます。
じゃあ最後、何か告知されたいことみたいなあればお願いします。
私、皆さんと違って本も書いてないし、何にも役職もついてないし、何を宣伝すればいいんだかって疑問に思ってたんですけど、
こだいらのことをお伝えすると、こだいらってブルーベリー生産発祥の地なんですね。
日本で初めてブルーベリーを栽培したのがこだいら市なんです。
ゆるキャラがブルーベリーの、ブルベっていうブルーベリーの形をしたゆるキャラだったりとか、
あとは夏とかブルーベリー狩りをやってる農園もあったり、ブルーベリーワインとかジュースとかも結構有名だったりするので、
何か機会がありましたら購入をいただければなと思います。
あとはマルポストの街だったりとかして、
公務員リスキリングラジオ|坂井里菜さん「市税業務の復習に最適だった資格挑戦」
え、何ですか?
マルポスト。
マルポスト。
あの、ポストの中の丸いやつですね。
東京都内で一番設置されてる本数が、
30何本あるようなところだったりとか、
あとはこだいら駅前に3メートル級の実大、本当に使えるポストがあったりとか。
そんな街なんですね。
はい、そんな街です。
はい、はい。何かこう余談が多めでしたよ。
余談が多めでした。
はい、じゃあお時間になりましたので、今日のトークはここまでです。
本日のゲスト、坂井理奈さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次回も素敵なゲストをお招きしますのでお楽しみに。
それではさようなら。
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