スピーカー 3
【ゲスト】前回からの続き
スピーカー 1
声をかけたら動いてくれる気、いいんやけど、ずっと声かけないと、やっぱり動いてくれないと。
なので、声をかけ続けるっていうのが仕事だったよね。
で、結構声カラカラになって、ずっと言い続けないと硬着する気。
声かけ続けて、1日が終わったっていうのが序盤でしたね。
最初はそれでよかったんやけど、土日が来ました、最初の。
スピーカー 3
そうか、平日でも5000人起床期?
スピーカー 1
そうなよ。そしたら、土日になるとちょっと話が違ってきて、たぶん8000人ぐらい来たんかな。
動かないという、僕のブログのタイトルにありますが、人が動かないんですよね。
どんなに声をかけても、人が動いてくれないから。
で、今までは外から多少の声を発するだけでみんな聞こえよったんやけど、8000人レベルとかになったら、普通に俺らの声届かんくなるよね。
だけみんなアシュラの周りで硬着するという。
で、ザワザワしてきて余計声が届かなくなる。
で、この現象を解消するために、アシュラの内側に入るという役回りが発生して。
スタッフが? スタッフが人混みをかき分けて、アシュラの中に入るんよ。内側。
で、内側から声をかけたら、みんな普通に聞こえるし、スタッフの存在に気づいてもらえる気、なんとか動くと。
で、内側から二人体制で時計回りに進んでいくんよね。進みながらご覧くださいって声をかけながら。
なんですけど、それでも落ち着かないぐらい人が押し寄せてきて、完全に止まってしまうと。
で、しかもすぐ左のご夫人が耳元でワーワーうるさいだわねーみたいなことを言ってきたりを。
スピーカー 3
どこの方言なの? されるんですよね。 対応に? スタッフにね?
スピーカー 1
そうそうそう。誘導のスタッフは黄色いTシャツを着ていて、スタッフっぽい格好をしているんよ。
言うたら厳粛な博物館で大声を出しているんよね、スタッフのやつらが。
そうか、静かに鑑賞するよね。 しかもおごそかなアシュラ像のすぐ近くで大声を出して、
スピーカー 2
はいはいはい。 言い寄ったもんね。
スピーカー 1
なんか敵でしかないよね、お客さんからしたら、そういうスタッフは。
で、結構神経的にもちょっとショックを受けながら、これきついなこういうことを言いながら、
自分は大声出しながら、お客さんからクレームみたいなことを言われながら、
アシュラ像の周りに回ってくださいって一日中言われるのはきついなと思いながらやってったら、
スピーカー 1
もう全く動かなくなってしまったよ、お客さんが。で、この状況をどうにかするために、
満員電車状態なのよ。満員電車の中でどんなに声を出してもお客さん動いてくれない。
でもここでもう限界きてしまって、僕がやったことはもう変なことを言い出すっていう。
もう頼みますお願いしますみたいな、もう笑いながら。
動いてもらわないと本当にやばいですみたいなことを言ったら、ほぐれて空気がね。
スピーカー 3
空気がほぐれた。
スピーカー 1
でも誘導と関係ないアシュラ像の説明とかを俺が仕出して。
スピーカー 3
どんなどんな?
スピーカー 1
アシュラ像というのは、普段は見れないんですがみたいな。
スピーカー 3
普段は360度も見れないんですが、ここでは見れるので見るために回ってくださいお願いしますみたいなことを言ったら、
スピーカー 1
向こう側にミッチーがいたんよね。アシュラ像の反対側。
スピーカー 3
対角線上の。
スピーカー 1
対角線上かな。
スピーカー 3
逆側ね。
スピーカー 1
で、ミッチーが笑い出して、「樋口さんその調子です。」みたいな。
その調子でもうどんどんボケてくださいみたいな感じでボディーランゲージしたき。
ずっと叫びながらそういうことをしたら、場所が和んでくれたおかげで回り出したっていう。
スピーカー 3
なるほど。
へえ、そんなんで変わるんや。
スピーカー 1
で、これが第一歩ね、まず。
スピーカー 3
面白いな。和んでなかったから回ってなかったんやみたいなのもちょっと面白い。
そうそうそう。
スピーカー 2
そうだよね。それもある。これあのね、ちょっと俺もこれみなさんイメージつきづらいと思うんですけど。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
これ何日目ぐらいだったっけ?これやりだしたの。ほんとその時の週末ぐらい。
スピーカー 1
えっとね、四五日目やね多分。
スピーカー 2
なんかもう、まずここに至るまでも結構多分いろいろあって、いっぱい来るけど動かん状態をただの声かけてやり寄ったんやけど、
当時この旧国のやり寄このあしらてんを会社としてやられようのが、KBC、九州朝日放送。福岡のね。
スピーカー 3
テレビ局やね。
スピーカー 2
テレビ局でKBC関係の、そのKBC周りの人たちで、さいきさんとか早田さんとかいらっしゃったんやけど当時。
スピーカー 3
ああはい、俺も知ってる。
スピーカー 2
早田さんっていうその現場の、全部仕切って監督されてらっしゃったんかな当時。
その早田さんと俺たちも終わったら毎日話しよって。で、ちょっと改善点をやらないけんみたいな。
改善点やらないけんね、これこんままやったらやべえね、週末めっちゃ来るねとかいう話をしよったんよ。
で、ぶわーっと人が来たら、もうこれ、中入るしかないってなった。ほんとに動かん気。
で、まず太陽と道が一緒に入って声かけをしだすんよね。
なるほど。
で、回しだすんよ。で、これ状況的に言うとさ、もうわけわからん人たちの中に2人潜り根性だけで相当大変やん。
そうやね。
で、その中ですいません動いてくださいって大きい声を出さないけんき。
それでうるせえって隣で言われて、もう太陽もちょっと切れちゃうわけよ。
はいはい。
スピーカー 2
声出すな動かんやろがちゃんみたいな感じになっちゃう。太陽もちょっと。
スピーカー 1
心の中でね。
スピーカー 2
そう。声出すな動かんやろがちゃんとか言って、
あ、動かしますよとか言って頑張ってみたいな、動かしてみたいな現場になっちゃうから、
あ、動いてください、動いてくださいって言って最終的にその人数が全員動かんくなった時の太陽、
俺多分遠目で見たんやけど、絶望的なわかるかね、
こう全部街が全員ゾンビになっていた時の映画のリアクションとかあるやん。
もうあの状態、あ、もう本当にダメなんだみたいな表情してる。
スピーカー 3
絶句。
スピーカー 2
その向こうのアシュラの後ろぐらいに立っちゃう太陽がライト当たっちゃうぐらいで、
あ、もうその本当に一ミリも動かないんだみたいな、こう絶望のこの街は終わったんだみたいな表情になっちゃったやん。
スピーカー 3
そうやね。
スピーカー 2
そこからだいたい映画でもそうやけど、そうなったやつが、
アシュラの場みたいになって狂っていくやんだいたい。
スピーカー 3
狂っていくね。
スピーカー 2
当時はその状態。
スピーカー 1
そうやね。わかりやすいわ。
スピーカー 2
俺の補足ね。
俺からの補足。
スピーカー 3
うん。
太陽がちょっとふざけたりとかし始めた後に、もう、ヘッヘヘッヘヘヘヘの状態になっときなやな。
スピーカー 2
そうそうそう。
なるほどね?
アシュラは今回足元が見えます。ヘッヘヘヘヘ。みたいな感じでわかんない。
スピーカー 3
360度見えますよねーみたいな状態になっちゃって。
そうやね。
なるほどね。
はいはいはい。行っちゃったわけね?
スピーカー 2
行っちゃった。この時行っちゃった。
スピーカー 1
タカトリヤ それが突破口のなんかヒントになったよね。
スピーカー 3
なるほど。
スピーカー 1
タカトリヤ まず真面目に大声を出し続けても力技じゃもう無理っていう。
スピーカー 2
そうやね。
スピーカー 3
タカトリヤ うん。
スピーカー 1
タカトリヤ それがあって、でもこん時とか誘導のメンバーがめちゃくちゃ少なくて、
タカトリヤ もう何人かみたいな感じだったね。
スピーカー 2
そうそう。まあ、てかね、スタッフも少なかった。さっき見た写真みたいな人数おらんかったっけね。
タカトリヤ そうかそうか。
スピーカー 1
タカトリヤ そうやね。
スピーカー 2
6人?6人7人くらいじゃない?ほんとに。
スピーカー 1
タカトリヤ で、その時はアシュラ天の周りだけ混んでいて、他の像は混んでないよね。
スピーカー 3
アシュラの周りね。
スピーカー 1
タカトリヤ うん。アシュラの周りだけ混んでいて。
うんうん。
タカトリヤ まあ、アシュラがしかもすごい序盤に来るんよね。入口に入って。
タカトリヤ だけ渋滞で言うともう八王子までめちゃくちゃ混むけど、みたいな。
そこ抜けたらスーッと行くみたいな感じで、アシュラ像が序盤に行くからもうものすごい混むみたいな感じで、アシュラ像の周りが詰まってしまうと展覧会自体が入場制限かかってしまう。
なるほど。ボトルネックになるわけよ、全体。
タカトリヤ ボトルネックになる。だけど実際収入っていうかさ、収客的にも、このアシュラ像をスムーズに見てもらうことによって収客が確保できるみたいなこともあり。
アシュラ像の周りの問題を解決することが名題だったよね。
なるほど。
スピーカー 3
タカトリヤ すべてのメンバーにとって。運営的にも。
スピーカー 1
俺らはまあそういうことはあんまり考えてなくて、とにかく目の前の混んでいるのをどうにかしたいっていうモチベーションだけでやりたいんだけど、当時はね。
最初の頃はそんな感じで大声を出して変なこと言って回ってもらうっていうことで解決しました。
ただめちゃくちゃ疲れるっていうね。そこからどうなっていくかないけど、それでも対応できんぐらい混んでくるんよ、どんどん。
スピーカー 2
そうね、もうすごかったもんね。団体とかも来るんよ。
タカトリヤ なるほど。
タカトリヤ 別にみんな1人とか2人とか3人とか5人とかで来るんじゃないの。団体の30人とかドーンと来たりするのよ。
プヨプヨ分かる?
ハンニャー、待ってなきゃーみたいな感じでドカドカって来る。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 3
タカトリヤ なるほどね。
スピーカー 2
タカトリヤ マジであの状態で硬着化するんよ、本当に。
スピーカー 3
そうだね。相手が6連鎖した時にね、ドーン落ちてくるやつやん。
タカトリヤ 落ちてくるやつね。
スピーカー 1
思わぬタイミングでね。
スピーカー 2
タカトリヤ アシュラに行くまでの通路って通路幅が5mぐらいしかないんよ。展示があって説明があってみたいな。
タカトリヤ で、いよいよアシュラ来た時にブワッと広げたあのプヨプヨと同じようなフィールドが現れるわけ。
タカトリヤ そこにこうドカドカドカドカドカって来るわけ。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 2
タカトリヤ マジでその状態になってくる、どんどん。
スピーカー 1
なるほど。絶望よね。
タカトリヤ 絶望。
ガーッて来た時に。
スピーカー 2
タカトリヤ で、俺らが回せんかったんですか、アシュラが到着すると当然のように休泊は何時間待ちになるんよ。
そうやね。
タカトリヤ 入れんくなる時、入場制限化せない時になるよね。
スピーカー 1
2時間待ちとか当たり前やったもんね。
スピーカー 3
実際、街にはなっちゃったんや、もう2時間待ちとか。
タカトリヤ なっちゃったね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
タカトリヤ 楽勝。もう2時間どころじゃなかった。後半ももっとエグくなってくるんやけど、街が。
スピーカー 3
なるほど。
スピーカー 1
タカトリヤ しかも外で待つ機、真夏なんよこれが。
スピーカー 3
暑いんや。
スピーカー 1
タカトリヤ で、みんな暑い中2時間待って、やっとアシュラ見れるっつって、涼しい館内に入ったら、ものすごく混み合っていて、人だかりになっていて、360度見れるとかいいよけど、なんか見えんやまともにみたいな。
スピーカー 2
そうよね。で、その中でもモサは中に突っ込んできてさ、アシュラの前まで陣取ったらさ、隣にさ黄色いシャツみたいなの着たやつがさ。
タカトリヤ 動いてください。
スピーカー 1
僕のことね。
スピーカー 3
タカトリヤ ラリっちゃう?
絶望やろ。
タカトリヤ タイヨの気持ち、怠惰。悪くない?
タカトリヤ 悪くない?
スピーカー 1
そうするしかなかったんですよね。
タカトリヤ ね。なるほど。
お客さんの立場を今考えると、まあ最もかなっちゃ思うんやけど、野党の思いで来たのに、見れると言っていた足元も見えず、人だかりがあるから
で、真正面込み合っているし、もうこれアシュラ像対して見らずに、次のゾーンに行くしかないやんとかなったら、嫌なわけですよ
スピーカー 3
そうね、もう家族で見に来ちゃったら帰りの車の中めっちゃ空気悪いよね、お父さん機嫌悪いし