はじめに:失敗させない愛は愛なのか?
おはようございます、フユコです。 境界線シリーズ第3章では、子育てをテーマに、親だからこそ見えなくなりやすい境界線について、一緒に考えています。
昨日、前回は、子供の人生を背負っていませんか? っていうテーマで、子供を愛するということと、子供の人生を背負うことは違うよね、というお話をしました。
今日はその続きです。 テーマは、「失敗させない愛は愛なのか?」です。
今日はね、最初に一つだけお伝えしたいな、ということがあります。 親なら、子供に失敗してほしくない、傷ついてほしくない、
悲しい思いをしてほしくない、そう思うのは、とても自然なことですね。 なので、今日のお話は、そんな親心を否定するためのお話ではありません。
その愛情をどうしたら子供の力に変えられるのか、という視点で一緒に考えてみようかなと思っています。
結論:失敗をなくすこと vs 信じること
はい、今日の結論です。 失敗をなくすことは愛ではありません。
失敗しても大丈夫だと信じることが愛です。 例えば、子供が
明日の準備終わったと言ったとします。 終わったよーってね。でも親は
本当に入ってるかな? 忘れ物がないかな?心配になります。
そして、ランドセルを開けて確認する。 足りないものがあったらそれを入れる。
忘れ物をしないように整える。 これを一度やることは悪いわけではありません。
でも、毎日親が確認するようになると、
子供は自分で確認するではなく、 最後はお母さんが見てくれるということを学びますね。
あるいは、 テストであまり良くない点を取ってきたと、友達と喧嘩した、
とかね、部活で失敗した、 そんな姿を見ると親は苦しくなります。
なんとかしてあげたい。先生に言おうか。 友達に話そうか。塾を変えようか。
転校しようか。いろいろ考えます。 でも、その経験の中で子供自身が考え、悩み、
乗り越える力も育っているんですね。 ここで一つ考えてみてください。
自転車と人生:転んでも立ち上がる力
私たちは、自転車に乗れるようになった時、 一度も転ばずに乗れるようになったでしょうか?
何の頃、歩けるようになった時、 一度も転ばなかったでしょうか?
転びながら、転ばない方法を覚えてきましたね。
人生も同じです。 なので、親の役割は転ばせないことではありません。
転んでもまた立ち上がれると信じること。 そして、必要な時に、「大丈夫?」と言って、
手を差し伸べることですね。 ここで境界線を思い出してほしいなと思うんですけど、
親が引き受けることは、安全を守ること、 安心できる居場所を作ること、
必要な助けを求めること、 でも、経験すること、挑戦すること、
失敗すること、そこから学ぶこと。 これは子供の人生なんです。
親の愛情って、子供を傷つけないことではなく、 傷ついてもこの子ならまた歩き出せる。
そう信じられることなのではないかなと思ってます。 しんどいよ、つらいよ、だけどね。
境界線:親と子の役割分担
ここで今日の問いです。 最近、あなたが先回りした出来事はありませんでしたか?
その時、守ろうとしていたのは子供だったでしょうか?
それとも、子供が失敗する姿を見る自分の不安だったでしょうか?
明日のテーマとシリーズのメッセージ
今日は、失敗させない愛は愛なのかについてお話ししました。
明日は、子供の課題と親の課題というテーマです。
子供が学校へ行きたくない、勉強しない、友達とうまくいかない。
そんな時、どこまでが親の課題で、どこからが子供の課題なのか。
境界線という視点から一緒に読み解いていきます。
最後に、このシリーズで一番大切にしたい言葉を置いております。
境界線は、人を遠ざけるための線ではありません。
相手の人生を相手に返し、自分の人生を自分で生きるための線です。
その境界線があるからこそ、人は依存ではなく信頼でつながることができます。
それでは今日も、あなたはあなたの人生を、相手は相手の人生を。
その境界線を大切にしながら、依存ではなく信頼でつながる一日にしましょう。
それでは。