2024-12-23 58:03

あなたの人生に後悔はありますか?『未来の想い出』前編

☆番組ではお聞き頂いた皆様からの感想をお待ちしています

藤子不二雄先生のファンの方々、より詳しい方々など一緒に番組を盛り上げて下さる皆様からの補足情報、ご指摘、アドバイスも有難く頂戴します! こんなテーマで話してほしい!等のテーマリクエストも頂ければ、とても嬉しいです


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00:05
はい、みなさんこんばんは。ゆうすけです。
さっぱです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、久しぶりですね。
はい、お久しぶりです。
はい、お元気でしたか、さっぱさん。
もちもち元気にしております。
僕らもね、遠隔で収録しているもので。
うーん。
配信をね、お休みしている間は、全然お互いの様子も知らなかったわけですけども、お互い元気だったようでよかったです。
はい。
なんとかね、今年中に出せてよかったですね、今回のエピソード。
そうですね。
最終回近辺でね、リクエストもあったので、次はこれしますっていうお知らせもしてましたけど。
今回はね、未来の思い出という作品を取り上げようということで。
はい。
今回はね、さっぱさんもしっかり銀作の方読んでもらって。
はい。
で、後にね、続く話になりますけども、映像版もあるので。
うんうん。
そちらと合わせて、ご紹介しながら、感想なんかを言っていきたいなと思っております。
はい。
読んだ方もね、よろしければ、思い出しながら聞いていただけたらと思います。
はーい。
で、この未来の思い出というお話なんですけども。
はい。
未来の思い出というお話と言いましたが、本当に今までなかったパターンというか。
うん。
藤子先生ね、基本短編の作家さんっていうイメージありますよね。漫画家さんっていうイメージありますよね。
はいはいはい、そうですね。
まあ短いお話と。
うん。
連載してるシリーズでも、一話一話は短くて、それが続いてるっていう感じですもんね。
うん、確かに。
で、長い作品で言うと、昔ね、本当に生活、ギャグ漫画の地位を確立する前の作品なんかはあったはあったんですけど、長い連載とかは。
うんうんうん。
みんなさんというか、僕らも含めてね、みんなが藤子藤代って認識して、作品に触れる頃になってくるとほぼ短編で。
はい。
長いお話って言ったら、大長編ドラえもんぐらいかな。
うーん、たぶんそうですね。
ね、一つの長いお話を丸々描くみたいなのは、本当に珍しいパターンだったんですが、この未来の思い出っていうのはそれにあたると。
うんうんうんうん。
なんで、SF短編でもないし、連載作品でもないしっていうことで、非常に珍しい。200ページ近くあるのかな。200ページ弱ぐらいあるのかな。
うんうん。
というお話ですね。
はい。
で、未来の思い出についてちょっとお話をしますけども、紹介はウィキペディアからの引用ですけれども、1991年に小学館のビッグコミックに連載されたと。
うん。
で、藤子F藤城の最後の新作連載漫画作品ということになってます。
03:04
おー。
で、まあ括弧、大長編ドラえもんの新作は除くということでね。
はいはいはい。
この後もね、平成作品ドラえもん続いてますから、それは別であるんですけども、最後の新作の連載漫画作品ということですね。
はい。
91年の6月10日号から8月25日号まで連載されてるということで、コミックとしては未来の思い出というタイトルで一冊のね、単行本になってるっていうパターンが多いですね。
うーん。
結構分厚かったでしょ。
そうですね。思ったよりも見た時に結構あるなと思いました。
そうそう。なんか気軽にね、一本読むみたいな読み方の楽しみやすい藤子先生ですけども、結構ガッツリめのカロリー高めの話ではあるかなと思います。
うーん。
人生に後悔している漫画家が、記憶を持ったまま人生を何度もやり直すというループもので、時代を1971年から1991年の20年間に設定していると。
はい。
で、漫画家の奮闘期を基本軸に漫画家仲間との交流や、女優志望の劇団研究生との真剣交際が盛り込まれているということですね。
はい。
で、ここですよね。ここが結構特別な、この作品が特別な立ち位置に位置づけられがちな要因かなと思うんですが、
はい。
主人公の風貌が藤子 F 藤男自身に似ていると。
あー、それは思いましたよ。はい。
ね。それに漫画家の駆け出しの時代に、仲間と共に住んでいたこのアパートっていうのが時はそうに似ていると。
はいはいはいはい。
っていう辺りから自伝的な要素が含まれているというふうに言われているということですね。
うーん、なるほど。
この辺りがね、本当に藤子先生が漫画家として成熟して、
はい。
年代的にも91年ってことだと本当に晩年ですよね。
うーん。
もうだってね、ドラえもんの短編の連載もほぼなくなってて、もう大長編だけ動いているぐらいの頃。
うんうんうんうん。
本当にもう後期も後期にこの作品を描いているっていうところが、やっぱりちょっと年代的な立ち位置もそうですし、
はい。
作品の中身としてもね、何かしらのちょっとこの本当に自伝的なものをね、読んでいる人は感じ取るなっていうところが、
やっぱりこの未来の思い出っていう作品の人気というか、
うん。
何かこういう特別感あるなと思う原因かなというふうには思いますよ。
うーん。
うん。
ってなわけで、少しずつ中身を見ていきたいんですけども、
はい。
06:00
その前にサッパさん、この作品を読んでみての感想っていうかこの、ありますか。
いやなんか、何でしょうね、こう、なんとなくもう最初の段階で、ああまあそういう話かなーみたいな思ってて、
結構早い段階で、はいはいって思ってたけど、なんかすごい普通に人生を読んでるなーってめっちゃ思っちゃってて、私は。
そうよね、うん。
うん、だったんで、まあ20年としても結構長いじゃないですか。
うん、長いよね。
だからなんかすごい、ああわかる、うーん、いやあるよな、この後悔が、うーんみたいな、なんかすごいじんわり共感するじゃないけど、
なんか私はそういう気持ちだったんです、ずっと読んでるときに。
ああ、確かにね、主人公のこう人生をずっと、あの僕ら読者なんで、
はい。
まあ傍観者、観察者視点でこうね、見ていくみたいな構成になってますもんね。
そうですね。
いやまさにね、そのもう解説のところで言ってますけども、時間が巻き戻ってやり直すという、まあそういうお話なんですよね。
うんうん。
で、その主人公がまさかの漫画家と。
うん。
先生自身と同じ役割を当てはめてるっていうところが、このお話のまあ肝というかいう感じですね。
はい。
はい。というわけで、お話の内容に触れていきます。
はい。
冒頭ですけども、主人公、まあ漫画家ですよ。
うん。
まあ編集担当の方からですね、なんど先生、この人なんど利人先生と言うんですけど。
はい。
なんど先生、時空戦記はこの辺でお休みということにと。
うん。
編集会議でそう決まりましてと。
まあ言ったら、まあ連載してる作品が打ち切りを食らったと。
うんうん。
だけどまあ決まったものは仕方ないかと。
なんかまあ納得はしてないけども、まあ持ち前のこの先生の性格なんかな。
うーん。
こう本音はね、こうちょっと見せつつも、まあまあまあ決まったことはみたいな感じで明るい感じでね。
うんうん。
この編集の方もこれ打ち切りを伝えに来てるんですけども、すごい罰が悪そうにしてるけども、
はい。
ほっとするようなまあリアクションで、まあ受け入れてくれると。
うーん。
すごいこれ1ページ目2ページ目だけでね、このキャラクターの性格がわかるようになってんのはすごい見事ですよね。
はーいそうですね。
うん。やりとりがね。
うんうん。
これ後で触れたいんですけど、
はい。
その罰が悪そうにしてる編集者の人にね、まあお客さんとして出すわけじゃないですか、飲み物を。
うん。
紅茶かな?コーヒーかな?わかんないんですけども、こうティーカップをこうね、カチャカチャってこう混ぜてる時に、
いやいやもう決まっちゃったものはしょうがないねって言った途端に無意識にこの先生ハンカチを取り出してるんですよね。
09:03
うーん。
で、会話の中であれ?と思いながら、なんで出したんかなってこうお互い分からない状態のまま話し進めてると、こう手を滑らせてこの編集の方がこうしちゃうと。
うん。
でここでね、先生には打ち能力があるんじゃないですか、だといいんだけどねみたいなこうちょっとあのジョークみたいな飛ばして、まあこのシーンは終わると。
はい。
いきなりね、いきなりここでフックを持ってくるという。
うーん。
ね、はい。まあ始まり方は結構寂しいですねこの作品。
そうですね。
ね、なんかこうこの後にこの先生が今まではヒットしてた作品もあったのになみたいなこと言うところがあって。
うんうん。
まあ人気のあった漫画家さんが晩年人気が落ちてきて打ち切りが続いてるっていうのが描かれるわけです。
うーん。
うん。この人のスタジオがね、ちょっと映るんですけど漫画の制作スタジオが。
はい。
いやもうこれはもうね、スタジオゼロにしか見えないんです僕は。
はいはいはい。
フジコスタジオのね、俯瞰で映ったりするんですけども、これはちょっとね、漫画で確認していただいてって感じですけども。
はい。
まあそこに少女とか、まあそのヒットした漫画のキャラクターのぬいぐるみとかがこう並べてあると。
うんうん。
まるであの頃の栄光のようにね、並べてあると。
はい。
それがもう20年近く経つのかと。
ちなみにこの南道先生のヒット作は座敷ボーイというらしいです。
はい。座敷ボーイめっちゃかわいい。
かわいいよね。
はい。
ありそうよねこれすごく。
そう。すごいかわいいね。
フジコ漫画に。
うーん。
まあまあその子供向けの生活ギャグがね、こう流行ったのがもう20年前かと。
うんうん。
どっかで歯車が狂っちゃったんだ。生活ギャグ漫画はもう古いと言われて。劇画ブームに乗り遅れないと路線変更したのがまずかったよな。
子供ばっかり焼いてじゃあ針がないなんて思っちゃって。だけど劇画は俺の立ちじゃなかったよと。
というわけでまあ路線変更に失敗したと。
はい。
で、まあ人気の座を失ってしまったわけですね。
うーん。
こんなシーンから始まるなんてね。
僕ちょっとね、この自然的な要素があるって知ってるというか、情報を持った状態でこの作品読んだんで。
うーん。
なんかもう何注文を書いてるんだと、フジコ先生と思いながら読んでました。
うーん。
決してね、そんな落ちぶれてはいなかったんですけどね。
うんうんうん。
まあでも数ある作品の中にはね、やっぱりこう光の当たらなかったものも当然あるわけで。
うーん。
ね、いろんな作品を生み出してきた漫画家としてはこういう気持ちももちろんあったんだろうなっていうところはありますよね。
12:05
そうっすよねー。
で、お家に帰ったけどもなんかお子さんもあんまりこう構ってくれる感じじゃなくてと。
はい。
でも面白くないから一人で飲みに出たんやけど。
うん。
こうね、漫画家の仲間がお店にいるわよって来てるわよって聞いたらこうそそくさっとこう厳しそう返して。
うんうん。
まあ逃げるというかね。
うん。
こうお仲間がいっぱいいると鬱陶しい時もあると。
はい。
これめっちゃわかるねなんか。
わざわざもうなんか一人になりたくて行ったはずなんですよね、きっと。
そうそうそうそう。もうね、酒でも飲もうみたいな感じで行ったんやけど。
うーん。
で、まあ公園の方にまあ逃げていくわけですが、そこでまあ追いかけてきた、心配してね。
心配というかまあ名前聞いたからって言って追いかけてきた一人と出会って。
うん。
時空戦記終わったんだってねって言われるんですね。
はい。
えーなんだもう知ってるのかと。
狭い業界だからって。
みんなでその話を魚に飲んでたわけかみたいな感じでね、ちょっとひねくれたりとかしながら。
うーん。
うん。
まあまあ悲願無駄と始めたり終わったりそういうのを繰り返してお互いやってきたんじゃないかと。
でもやっぱり今回の時空戦記っていう作品はね、この南道先生曰く意気込んで始めた自信作だったからちょっと答えたと。
うーん、そうっすよね。
俺の時代は終わったんだなーみたいなね。
うんうん。
もっと他にもね、バリバリ頑張ってる漫画家がいるだろうと。
うん。
石林翔太郎とかね。
ふふ。
斉藤隆とかね。
うん。
実際にいる漫画家さんの名前を文字って出してますが。
はい。
あの人たちは化け物なんだと。
うんうん。
藤子先生はキャラクターに言わせております。
はい。
はい。
で、どうやら梨彦先生とても心臓の具合が良くないと。体調もちょっと崩れてると。
うーん。
で、20年ぐらい若返れたらなーという言葉を聞いてこの仲間の人がね、それを変えてみたらどうだっていうふうに提案してくれるわけです。
はい。
で、若返って人生のやり直しと。
いやいや、そんな古いよと。もう擦られたテーマやと、まあいうふうに言うわけですよね。
うんうん。
まあ、いわゆる何、僕らの世代でももうちょっとおなじみですよね。最近は死に戻りとか異世界転生とか流行ってますけど。
うん。
ふふふ。
そうですね。
まあちょっと話ずれるけど、こういう作品が受けるのって。
はい。
あの、まあ僕らとかね、読者とかね、やっぱりそろそろいい歳になってきて、あの時こういうふうにしてたら?みたいなとかさ。
はいはいはいはい。
なんかこう別の人生があったらこんなふうに生きたのになーみたいな、まあそういう気持ちが反映されてるわけじゃないですか。
うーん。
まさにそんな話ですよね、今回もね。
15:01
そうですね。
そんなわけでですね、えっと、翌日ゴルフのコンペに出場することになった南道先生。
はい。
下手くそですけど、はい。
うん。
何が面白いのかしらね、と奥さんにも言われて。
人一倍引っ叩いて走り回っていつもビリでと。
うん。
いつもビリなんてことはないぞと。富士気Fさんなんてもっと下手くそだってまあ寄せてますよ、この人。
ふふふ。
はい。
こういうなんかちょっとね、薬と笑えるネタ出てくるのも好きです、僕。
うんうんうん。
まあそんなこんなで、えっと、ゴルフコンベに行くわけですよ。
はい。
そこでですね、まあまあまあ、序盤の導入というか、初めはね、下手くそで土ばっかり掘ってるんですけど。
はい。
はい。
なんとですよ、思いっきりぶん回したやつがね、まさかのホールインオンを決めると。
そうなんですよね。
ね。で、喜んで、夢じゃないかと言いながら、テンション上がりすぎて触手するというね。
うーん。
めっちゃ漫画的な展開ですけど。
うんうんうん。
まあまあね、あの心臓がね、うんぬんって話があったからね。
はい。
うん。後に話しますが、これ映像になった時にさすがにね、こんなにコミカルにできへんかったから結構深刻なシーンになってましたけどね。
そうですね。
うん。これは漫画家からできる死に方やなと思ってました、僕は。
うん。
ホールインは打ってしまってテンション上がって触手って。
ふふっ。
で、まあサンズの川を渡りかけるんですが、主人公は。
はい。
もういっかと、ちょっと疲れたと。
うんうん。
言いながら、もうつまんない人生だ、そろそろ幕を下ろしてもいいかと思いながらね、こうとぼとぼと、もう諦めて反対側に渡ろうとするんですよ。
うんうん。
だけど、そこで呼び止めるというか、まあ後ろからね、声が聞こえてきてと。
どっかで聞いたことあるような声だと。
おいおいって、あの時の誓いは忘れたの。日本一の漫画家になるぞって、息にかじりついてでもなってみせるってと。
うん。
そう自分に誓ったのは忘れたのかと、呼ぶ声がするわけですよ。
うんうん。
で、それが若い頃の自分の声だと。
はい。
ね、青臭いこと言っちゃって、照れちゃうねと恥ずかしい顔しながらね。
うん。
夢いっぱいの年頃だったんだな。
ああ、あの青い時代、もう一度帰れるものならと言いながらこう、引き返すとですね。
はい。
復活しました、はい。
うん。
はくしょーんと大きなくしゃみをして目覚めたのは20年前だったんですね。
うーん。
ねー。
まあここから未来の思い出の本編というかね、本筋が始まるわけですけども。
はい。
これ何回言うとね、ここからなんですが、まあさっきねサッパーさんも言ってくれたみたいに、この何度利人という人生をもう一度こう見ていくみたいな感じになりますね。
18:11
うーん、そうですね。
そうそうそう。で、まああの紹介の方にもありましたが、もう上京したてだと。
うんうん。
確かこれ20歳って言ってたかな。
はい。
20年ぐらい若返るんですよね。若返るっていうかまあやり直すんですよね。
うん。
で、えっとまあ山梨から上京してきて、一大決心でね、上京してきて漫画家志望でその寄宿先に仲間が集まってると。
うんうん。
まあ今日初めて会うペンフレンドと顔を合わせたりとか。
はい。
まあ同じく漫画家志望の人たちがこうボロのアパートに集まってと。
うーん。
であーだこーだとまあこう夢を語ったりとかしてるわけですね。
うんうんうん。
あなたはどんな漫画を描いてるんですかとかね。
ちょっとだけ雑誌に載ったことがあってこれなんですって見せたりとか。
うん。
新人は常に革新的であれということだみたいなちょっとあのまあ言っても若者やねんけどこう夢に対して熱くなりすぎてすごい大きいこと言っちゃうみたいなね。
うーん。
でこの集まった理由っていうのはこれからねみんな漫画家の卵だからと。
はい。
同じ世代が月に一度ぐらい顔を揃えて講義したり励ましあったりまあそういう会を作ろうということでこう仲間たちのグループが結成されると。
うんうん。
うーん。
もうこの辺り本当に時はそうですよね。
そうですね。
うーん。
まあこの漫画ではねあの一緒に住んではいないですけど。
うーん。
まあまあまあまあ。
まあ切磋琢磨しながら同世代の漫画家同士でこう刺激し合って競い合って仲間でありライバルでありみたいなことをしながら頑張っていこうと。
うーん。
うーん。
ここまで読んだら本当にこれ藤子先生やなと思っちゃうよねなんか。
うーんそうですね。
ね。
うん。
いや思い出しながら書いたんだろうなと思いながら。
うんうんうん。
ただえっとまあみんなをね駅に送って行って帰る途中に自分のアパートを見失うわけですよ。
はい。
ここ住んでるところね西美僧っていうオンボロパートなんですけど。
うん。
ちょっと建て替わった真新しいメゾンサンセットというね。
うんうん。
ところに帰ってしまってあれあれおかしいなどこで待ち方なんだろうと言いながらこううろうろしてると。
21:04
うんうん。
こういうちょっと不可解なことがちょっと起こるんですよ。
うーん。
うーん。
こういうあたりちょっとねこの謎を振り巻いてる感じしますけども。
はい。
で通りがかりの人にえっとここのえーこの辺に西美僧っていう建物はと言ったらいやここが西美僧ですけどと。
うん。
あれ本当だおかしいなみたいなことになっちゃうわけですね。
うんうん。
うん。
ちなみにここで声かけた女性とはまたこの後縁があると。
うん。
なんか藤子漫画ってヒロインかどうかってデザインですぐわかるよねなんか。
わかります。
ねなんか。
顔がそう言っている。
明らかにかき分けてるっていうか。
そうですね。
まあまあねこの方がね女性のキャラクターがヒロインなんだろうなっていうのはもう同じ藤子漫画に出ればわかると。
まあそんなこんなでね漫画家として頑張っていくんですけどもなかなかねこう目が出ないと。
うーんはい。
で仲間は時々ね連載決まったって言ったりとか。
うん。
あとはこうなかなかね受け入れてもらえへんけど自分は長編で食っていくみたいなことを言ってね。
まだまだ書き溜めてみたいな感じで。
目が出ないながらにこういろいろとねこう自分のできることを探しながらやっていくと。
はい。
まあ有心が続きますと。
うんうん。
またね怪しいというか不思議なことが起こってみんなでちょっとデッサン力を上げようと言いながらね。
うん。
武蔵野の方に出て行って山の中でこういろいろと風景画をね写生しようみたいなことになっていくシーンで山のはずなんだけど切り開かれてできた住宅地の幻を見るんですね。
うーん。
なんとその中にはねなんどり人と自分の名前の書いた表札のあるまあでっかい家が見えて。
はい。
え、ここに住んでるの?みたいなちょっとよくわからないことが起こると。
だけど仲間が追いついた頃にはもうそんなものは周りにはなくて。
うんうん。
え、どこ?この辺に家なんかないよみたいなこと言われる。
うーん。
なんかこれあるよねなんか初めにあのアパートで目覚めた時ってさ。
はい。
なんかみんな若くていいなーみたいなあの頃の情熱とか言いながら涙してたじゃないですか。
うんうん。
だんだんなくなってるよねこの感覚。
そうですね。なんか過ごす時間が長くなるにつれてこっちが普通になっちゃってるみたいな。
そうそうそう。初めは把握してるじゃん状況を。
うんうん。
でもこの頃にはもう周りで起こることっていうのを本当に主人公自身も不思議がってるので。
うん。
もう完全にそのなんていうかなその読者はその死んで復活してるところを見届けてるから把握はしてるんやけど。
うんうん。
ここでそのなんか読者の視点と主人公の視点がこう分かれるみたいな感じ?
24:02
うーん。
うん。
でまぁお話の中では、あそうそう野良猫がね住み着いたりとかしますよね。
うん。
この猫かわいい。好き。
かわいいですよね。
かわいいかわいい。あの本当に猫。あの藤子先生の漫画の中で久しぶりに見た普通の猫やね。
確かに?
なんかデフォルメとかほぼされてないっていうか。
うんうん。
キャラクターキャラクターしてない。なんかほんまにそのまま野良って呼ばれてますけど。
うーん。
この猫と同居生活を送ってるっていうのもなんか微笑ましいよね。この南道先生ね。
うん。
でなんかお前のみだらけじゃないかとか言いながらのみをとるのに熱中して火が明けるというね。
うん。
のみをとりながら熱中して時間音が過ぎていくっていう話、これサポさん知ってます?
え?
これ結構ね藤子先生いろんなその例えばねドラえもん誕生っていう漫画を書いた時も。
はい。
あのドラえもんを思いつくまでにすごい一晩かかって朝までかかってみたいな話だったじゃないですか。思いつかんみたいな。
はいはいはいはいはい。
あの中のエピソードの中に夢中で締め切りが近づいてるのに猫ののみが気になって一晩中撮ってたとかね。
なるほど。
ちょいちょいこれ藤子先生の自分のエピソードとして出てくる話なんですけど、これがねこの南道のシーンにも出てくるっていうのもこれも割とあっていうポイント。
んー。
すごい出てくるからこの後のみとるシーンが。
いっぱい出てきますね。
これはもう本当にファンサービスっていうか知ってる人向けかなって感じはしますけどね。
あーなるほどなー。
これ一応20年前の話として書いてるので、この当時からしても懐かしいなーと思って読めるようなエピソードにはしてるはずなんですよね。
んー。
この後にねこの友達仲間がラジオを買ってきてくれるっていうかシーンもあるんですけどね。
はいはいはいはい。
寄せをそんな高いものって言ったらゴミ箱から拾ってきただけみたいな話とかあるんやけど。
うん。
でこれちょっとねお話、トークだけではちょっと伝えきれないんですけども。
はい。
キャラクターのデザイン完全に藤子先生ですよねこの人やっぱり。
んーそうですね。
ちょっと痩せてて。
うん。
でこのシーンではすでにあれ被ってますからね。
ベレー帽。
そうベレー帽被ってますからね。
はい。
今までずーっといろんな作品にねちょろっと一コマだけ藤子先生出たりとかしてましたけども完全にあれ。
うんうんうん。
もうこれは寄せてますよ絶対。
そうですね。
で夜中にですねお腹が空いて現行料も払ってもらってなくてお金もないくせにこの人屋台のラーメンに行っちゃうと。
27:00
うん。
でごちそうさん100円いただきますねって言って20円しかないと。
うん。
お金はちゃんとね皆さん買い物行く前に持ってるかどうか確認していってくださいね。
そうですね。
まあ僕はキャッシュレスに慣れすぎてレジに行ったら現金なくて焦ったことはありますけど。
今のとこないな私。
まあよく見ますけども明日現行料が入るから払いますみたいなね。
よくある漫画家貧乏漫画家エピソードで乗り切ろうとしますがそこに通りがかった親切な女性がちょっとだけなら小銭ありますけどって言いながらね困ってる時はお互い様よって助けてくれるのが先ほど道を教えてくれたデザインを見たらヒロインやとわかる女性。
はい。
運命的な出会いをしてしまうわけですよここでね。
うんうん。
でちょっと鼻の下を伸ばしているうちにどうもって言いながら親切のままね名乗りもせずに別れてしまったのでどこ行ったんだろうと住所も名前も聞かなかったよと言って今度会わないとなーっていう感じでちょっとまたこの女性に触れるわけですね。
はい。
いろいろ出てきますねここからもね宝くじを番号の発表でねこれが1000万ってすごいな宝くじって当たったらすごいんだな買えないけどみたいな話が出てきたりとか。
うん。
まあ相変わらずねいろんな漫画を持ち込むんやけども全然泣かず飛ばずだと。
うんうん。
僕はどんな漫画を書けばいいんですかと。
うん。
まあどう書けばいいかわからないと。
でその時に編集の方からね没原稿の山こそ最高の師匠だよと。
うん。
今まで没になった作品こそが今書くべき漫画を教えてくれるみたいな話を受けてこう思い悩むシーンが出てきたりとか。
はい。
この辺もねなんかこうやっぱ先生が言うから説得力あるというか。
うーん。
でそんなこんなでえっとどうなるんだっけな。
あそうそうえっと人物画を書くこれデッサンをしようって話になるのかな。
はい。
ろくにね絵の勉強も実はしたことないこう漫画をね身を見真似で憧れの漫画家さんの作品を見てまあ書いてるような集まりだったっていうのもあってちゃんと絵を描けるようになりたいなっていう話になって。
モデルさんを読んでちゃんとそのモデルさんを見てデッサンしようという話になったんですけども。
はい。
でその時に来たモデルさんっていうのが作家何回も登場しているまあ綺麗なお姉さんと。
はい。
ヒロインのヒロインの子ですねここでようやくヒロインの子がメインとして登場しますと。
うんうん。
いやーその説はどうもと80円の話をしてみたりとか。
うん。
モデルの発展できたんですよって言いながらここでようやく主人公としっかりねこう面倒向かって話をする時間ができるわけです。
うんうん。
30:00
だけどね女の人に慣れてないのでね無言でお茶飲んだりとか。
はい。
あのお茶のおかわりいや本当に結構ですみたいな感じになったりとか。
うん。
まあ言ったらまあまあまあ好きになっちゃってるわけですよこのナンドさんはね。
ね。
その目惚れなんですかね。
うーん。
まあでもモデルできてるからさこれからねあのヌードデッサンですみたいな感じでちょっとそこのドギマギ感もあるみたいですごいなんか。
うーん。
ね微妙な空気が流れてますけども。
はい。
まあそんな中でねえっとまあ話をそらすような流れだったのか漫画家をやってると。
うんうん。
いう話をしたら私漫画家大好きなのという感じでこう乗ってくれたので。
うん。
ちょっと見てくれませんかって言って出したのが座敷ボーイなわけですよ。
はい。
座敷ボーイの原稿をこの時に取り出すと。
うん。
団地に座敷悪しが現れてその子が実は宇宙人だったっていう設定の生活逆漫画と。
うん。
うんでそれをすごい気に入ってくれるわけです。
うんうん。
でまあそれをまあ褒めてもらえたことっていうのがこの後の自信につながるわけですねこの先生の。
そうですね。
うーん。
てなわけでですよ。
はい。
その女性に褒めてもらったことで自信のついた作品。
うん。
座敷ボーイ。
どうせ無理だろうなっていうテンションで今まで持ち込んでたんですけども。
はい。
これがとても面白いということで採用されましたと。
うん。
で4月号からうちで連載させていただきますかっていう感じで早速ね。
うん。
連載が決まるっていうことでついに。
はい。
ついにですよ本当に報われるわけですよね。
うん。
うーん。
で仲間思い出とついにやったぞーって。
でみんな他の人とかもちょっとずつ作品が認められたりとかして。
はい。
うん。
ちょっとずつこうみんなも足場を固めていってると。
うん。
いいですねこのちょっと若い人たちが少しずつ着実に成長していく姿を見るっていうのは。
うーん。
まあ私はファラオ五千年のたたりめちゃくちゃ好きですけどね。
そうファラオの話しましょうかこの女性のね。
はい。
高1点の漫画家さんがねみんながちょっとずつ採用されてるけど私は負けへんよと。
うんうん。
読み切りはやめて大長編を書くにゃって言ってなんか大阪の出身の女性なんですけど。
うん。
ファラオ五千年のたたりっていう作品を書き溜めてるって言ってね。
それ少女雑誌に持ってこうとしてるのがすごいな。
そうそうこれがね私はこれが完成したらあらゆる少女雑誌に持ち込むつもりよって言ってんねんけど。
うん。
少女雑誌向けじゃないよなって思った。
うんね。
別のとこに持ってったらもっといい評価もらえると思うけどな。
読んでみたいけどねファラオ五千年のたたり。
いや気になりますよね。
だってタイガ漫画って大長編タイガ漫画って言ってるから。
33:01
うん。
分厚いやつが上下感とかそうなんじゃない?
うん。
ちなみにこのファラオ五千年のたたりは身を結びません。
はい。
残念ですけども。
うん。
そんな形でですねお祝いがあってそれを報告しに行くわけですよこの女性の方に。
うんうん。
であれこの女性は何枚出てたっけなここまで。
えっとこの人に秋子さんって言うんですけどどっかで何枚出てたと思うんだけどね。
ちょっと見失ったな。
まあいいや。
秋子さんにね。
はい。
報告しに行って雑誌希望以下年祭にと。
やっと卵がかえってひよこが生まれましたみたいな感じで一緒に喜んでくれると。
うん。
するとその秋子さんも実はもう一つ卵がかえりそうなの。
で今日オーディションがあって秋の公演に役がもらえたのよと。
うん。
この人はね劇団で女優になるために頑張ってるっていうのが話されたわけですけど前のシーンで。
二人とも夢を大海として支え合って交流を深めていくと。
はい。
僕はやるぞ。僕の夢のありったけを漫画に注ぎ込むぞ。
私だっていつかはミュージカルの主役の座を舞台中央でスポットライト浴びてと。
で二人とも夢を語りながらね、いいっすね若いって。
うん、若いっすね。
一方結局ねその後のこの南道先生の足取りですけども。
作品の読者アンケートが予想以上に好評だと。
はい。
4月に始まった連載が6月号から関東から大人気な作家にどんどんどんどん近づいていって。
うんうん。
でまあその話をしたらこの秋子さんからね、お誕生日のプレゼントとしてパイプを送られたりとか。
はい。
このパイプも完全にね藤子先生のアイテムですよね。
そうですね。
ね。秋子さんとのお付き合いも順風満帆やし。
うん。
漫画家としてもどんどんどんどんこの拡大していくと勢力を。
うんうん。
9月号では本市で特集を組みさらに別冊付録をお願いしたいとかね。
うんうん。
少年ホリデーの編集長です私の方でも雑誌希望よ連載していただけませんかと。
年末からは単行本の刊行も予定していますということでどんどんどんどんもトントン拍子でスターターも掛け張っていくわけです。
うんうん。
本人もちょっと戸惑い気味でね。
心の中でこれでいいのだろうかと。
信じられないほどの興奮が続いて。
もうそのうち何か悪いことが起こりそうみたいなちょっとね主人公の性格を表せますよねなんか。
うんうん。
図には乗れないみたいな。
何か悪いこと起こるんじゃないかみたいな。
うん。
そんな感じでどんどんどんどん飛躍していくと。
36:03
はい。
一方仲間はねちょっとあんまり良くないみたいで。
うんですね。
天才が決まった一人も打ち切りになっちゃったりとか。
うん。
君のあれファラオ3000年の恨みどんな具合?と。
5000年のたたりだよって言いながら。
ここでもちょっといじられてと。
はい。
いやまだまだよ。やっと500ページ起こしたところなのって。
めっちゃ書いてるよな。
この人好きやな。
うん。
この一作にサッカー生命を懸けてると。
漫画界に大戦車だろう巻き起こして各雑誌社で奪い合いになるやろうねと。
すごい自信です。
うん。
本人は真剣ですから。
そうですね。
なんどさんが当たっただけでたまたまね。
みんなそれぞれにすごい努力してるわけですからね。
うん。
そういう若者たちの集まりっていうのもきっと描きたかったんじゃないかなっていう風に思いますよ。
うんうん。
で、いつものようにですね、このあき子さんとヌードデスさんの仕事というか練習みたいなことをやってるわけですけども、
なんとなく顔が浮かないと。
今日はね。
で、何か心配事でもあるの?っていう風に聞くんやけど、
いや別にいいみたいな感じでこう濁される。
うんうん。
いやいや僕には分かるよと。
打ち明けてくれないかな?力になれるかもしれないからっていう風に。
すごい良い青年ですね彼は、なんどさんはね。
うんうん。
ただもう次のコマでいきなり不穏な感じになってて。
はい。
表情の描かれてない後姿のコマだけでね、モノローグ的な感じで描いてるわけですよ。
無理やり聞き出したあき子さんの悩みは僕には重すぎたと。
北海道の実家の町工場が営業補信で借金のために倒産しそうだと。
うん。
っていう感じでこうまあいい人やし、特にねそんな悪いことを別に何も考えずにね、
ただただ純粋にこの力になれると思って聞いたけども、
すごい逆になんていうかそのお互いにね、
気持ちを深く沈めるような結果になっちゃったみたいな、
ちょっと世知辛いというかしんどいシーンですねここはね。
そうですね。
自分はようやくね、仕事が軌道に乗り出した身で、
続々自分の悲劇が恨めしかったっていう風に言ってると。
でまあその宝くじのことをね思い出したりとかするけども結局、
頑張ってなけなしのお金で買ったけど外れてたりとかね。
ここら辺でいろんな後悔が溜まっていくわけですね。
はい。
その後まあまあ軌道に乗った仕事っていうのは本当に軌道に乗ってて、
もう多忙を極めるわけですね。
もう次から次に締め切りが来てと。
忙しいなんてものじゃないと。
仕事の大洪水だと。
39:00
はい。
日曜も水曜日も昼も夜もないのっぺらぼの毎日が
ゴーゴーと音を立てて流れていった。
その合間には束の間の泥のような眠りが訪れると。
ありましたね、藤子先生もね。
急にオバキューがヒットして、
テレビにも出たことないような若者が突然引っ張りだこになってみたいなね。
うーん、ありましたね。
あったあった。
なんかそのことを僕はこのシーンを読みながら思い出しましたね。
うーん。
で、まあちゃんとご飯食べてるの?って言いながら両方のおばさんというかね、
アパートのおばさんが様子を見てご飯を持ってきてくれたりとかしながら、
昔ながらの付き合いで助けてくれるわけですけども、
ここでね、ちょっと衝撃的なシーンが1個きまして。
はい。
一緒に暮らしてた野良猫がしばらく姿を見せてないと。
うん。
ということで、何か知らないっていうふうにおばさんに聞くんですけども、
うん。
実はね、かわいそうに車に跳ねられて死んじゃったと。
うん。
で、その死んじゃった日っていうのが、
オタクのガールフレンドがお家に来た日よっていうふうに言われちゃうわけですよ。
はい。
これね、そのシーンでちょっと省いちゃいましたけども、
2人きりになるためにね、
この野良を外に行ってなさいって言って閉め出しちゃったんですよね、主人公が。
うん。
ノミがいるからね。
そうそうそう、ノミがいるからね。
うん。
ロマンチックな雰囲気にね、ちょっとノミは良くないから。
うん。
まあそれでね、あの時に自分が野良を閉め出したせいかなという形で、
後悔も募るわけです。
はい。
で、そこでちょっと嫌な胸騒ぎがして、
うん。
はっ!と思いながら、こう飛び出していくわけですよ。
うんうん。
もしもし、劇団未来座ですか?と。
そちらに水谷明子さんという方が、
え?休んでる?
うん。
連絡先をね、調べていくわけですよ。
うんうん。
霜落ち地合い4丁目の緑層というところらしいです。
本当の地名かは知りません。
はい。
関東のことなんで、はい。
うん。
で、たどり着いて、ポストのところを見て、
水谷、水谷と彼女の名前を探すわけですね。
うんうん。
で、住んでる人にジロジロ怪しいと思いながら、見られながらね。
はい。
まあまあまあまあ、普通に怪しいですから、はい。
まあまあまあまあ。
で、行くんですけども、鍵がかかってる。
水谷さんこんにちは。僕です。何度です。と。
だけど誰もいませんよ。引っ越したんじゃないですか?ってこう冷たく言われる。
うーん。
連絡をよこさないまま、あきこさんどっかに行方をくらましちゃったんですね。
うーん。
うーん。
いやあ、そんな馬鹿な僕に黙って引っ越すなんてと。
で、知ったことがあって、その隣人にちょっと邪剣にされてと。
うーん。
主人公の去り際に聞こえてくる会話がまだちょっと怪しくてね、またこれ。
この風貌の良くない隣人ですけども、いやあ変な奴がうるついてたから、
何々派の犬かと思ったかってちょっと不穏な会話が聞こえてきました。
そうですね。
これ時代背景のね、ちょっと説明がなかったですけども、
42:01
はい。
まあいわゆるね、学生運動とかがね、こう盛んだったりとか、
警察沙汰、暴力沙汰も多くてみたいな。
うーん。
まあいわゆるその、政治絡みのいざこざもすごかった時代だと。
うーん。
まあとはいえ、主人公の気持ちっていうのはね、あき子さんの行方ですよね。
うーん。
一体どうなっているんだろうか。
あの日以来水谷あき子の蝶束はぷっつり途絶えたままだと。
かかき一枚もくれないなってどうしたんだろう。
もうきっと自分に背を向けてしまったんだ。
そうとしか考えられない。
もう何がどうしたって言うんだってちょっと自暴自棄になって。
はい。
でも仕事は続いていく。
うんうん。
まあその座敷ボーイですね、さっきから登場している座敷ボーイが、
もうノリに乗りまくってるわけですよ。
はい。
えっと、第1巻発売初版10万部は即日完売と。
うん。
増殺に次ぐ増殺。
それでも品不足で書店カラーの苦情が絶えなかった。
うんうん。
それに対して、
ドラえもんなど足元にもせつけないでヒットだ。っていう字逆をここもかましてますけども。
はい。
はい。
時を同じくして発売されたキャラクター商品の売れ行きもすさまじかったなという。
はい。
とにかく、
はい。
ちょっと、
今、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ちょっと、
ゆきも凄まじかった座敷ボーイはもはや作者の手を離れ 独創し始めた留まることを知らない大ムームだと
ちょっとこの表現悲しくないそうまあそうですね作者の手を離れて独創しだしたって なんかちょっと言いたげなとこあるよね多分先生ねこれ
でもテレビに出演してインタビューを受けたりとかはい もう手狭になってきたので新地区のマンションをした部屋借りて住居用と仕事場に借りて
で量産体制を整えていくっていう中でどんどんどんどんもうその規模が大きくなって いくわけですね
漫画として売れていって 確からも依頼が殺到し僕は受けたまさに絶好調十分満パン
しかしこれでいいのかなと いくら何でも話が甘すぎる幸運は僕に似合わないんだよなと
続いてのシーンは まあこの座敷ボーイの1000万部突破記念祝賀パーティーすごいです
全国の少年少女たちに大いなる夢と感動を与え児童漫画界に多大の貢献をされました ここにその功績をってな感じでまあ晴れの舞台で表彰を受けてるわけですね
はい でまぁ昔からの仲間がこう集まってきたりとか
実はこの駆け寄ってきた中に a 先生とかね 石上翔太郎さんのモブが混じってたりするんですけど
まあまあ漫画家がね集まる中でこういうパーティーも開かれました このシーンでね久しぶりに原画コミュですね
45:08
この南道先生はねですねあの破れ発砲3000万部 祝賀記念パーティーと破れ発砲ね
破れ発砲ね ネーミングセンス好きやわ
あのこれ破れ発砲て誰の漫画とそんなの知らないなぁと なんでそんなこと聞くんであそこに書いてるじゃないか
どこにどこに座敷ボーイって書いてるじゃないか 顔色が真っ青だよどうしたのということで
あのまあ過労じゃないかということで倒れちゃう はい
ちょっと頭がクラクラしてね頂点を極めれば後は下り坂だけとつぶやいて倒れて しまう
かろうだよと ちょっとねこう輝かしいだけじゃないんだよねみたいな話ですよねなんか
そうですね 忙しくてまあお金もね手に入ってということですけども
仲間との距離は微妙に離れていくし 極めれば極めるほどねいつ落ちてしまうのかっていうのが怖いみたいなそんな話
ですねはい そんな中ですねえっと新しい職場の方に綺麗になったね職場の方に前住んで
たボロアパートのまさきほら大丈夫かいって言ってご飯持ってきたりしてた はい
大江さん的なねおばちゃんが来てくれるわけですよ まあ立派なパートネットお家賃高いんでしょうとか言いながら来てくれるわけですよ
で 話っていうのが何度が座敷防衛を生み出すまでにね
ずっと住んでたあの思い出の西美僧というところがとうとう取り壊されるとはい 取り壊されてメゾンサンセットというマンションになると
メゾンサンセットねねここちょっと伏線回収ね その時にあそっかとまあ古かったしついにそんなことになっちゃいましたから名残惜しいなーって
お話になるわけですけども なんとその取り壊しのさんなんかポストの奥の方にぐちゃぐちゃになった
封筒が入ってたと そのぐちゃぐちゃになった封筒こんなものが入ってたのよってとこ渡してくれたやつを開くと
ねっ 秋子さんからの手紙だったんですねこれが
もうね手紙の一つも残さずにいなくなってどうしたんだろうと 言ってた秋子さん実は手紙をくれてたんですよ
そうですね ね何度がこれをね
見逃してたわけです もう遅すぎるんですけどまあその内容を前に前になって読むわけ
工場は倒産し 父は自殺しました
母はショックでとこにつき私が危機をするしかありません あなたのことや劇団や
心残りはつきませんがいずれ落ち着いたらお便りします 北海道は箱立てし
うぬんぬんと今の受賞が書いていると これはちょっとやらかしたよね
48:06
もっと早くに気づいてればねーって思いますよね そうそう
しばらく 連絡来ないなぁ猫死んじゃったのか嫌な予感がするって走り出した頃には
すでにねもう北海道に帰ってたってことですからねこれね ってことはでもその段階でもう入ってたってことですよね
そうそうそう 後悔ですよ本当にねー
さっきからねあの順番版に見えて後悔が積み重なっていくっていうのをまざまざと音 見せつけられてるっていうか
でも飛び出して飛行機に飛び乗ってとはい ごめんね秋子さんもっと親身に相談に乗ってあげればよかったと
一人ぼっちで胸を痛めていたんだねせめてこの手紙がもう少し早くと言いながら 窓の外を心配そうに眺めながら飛行機で飛んでいくわけですよ
でもその後の展開はもっと残酷でしたね はいここですよここが水谷家の焼け跡です
お気の毒でしたなぁ 母親がノイローゼになり
放火自殺を図ったんですよ 娘さんはお母さんを助けようと日の中に飛び込んで
まあね秋子さんは 家族のごたごたに巻き込まれて
炎の中で命を落としたと
後悔に打ち引きられるリヒト 雨の降る中ねずむれになってとぼとぼと
帰っていくわけですけど そしたらね
家の中で紙くずが散らばってるわけです
紙くずだらけじゃないか誰がいたりこんなことを 言ったら奥の方から何度ちゃんどこ行ってたのよと私の腹を5,000年の
あたりが没になったのよって言いながらこう大泣きしてる 笑ったらいかんのやろうけど
すいませんちょっと笑ってしまいました テンションの落差ですこれ
中和してきましたねギャグでね 私の作家人生をかけた情熱のすべてを注い込んだこの大傑作超大作タイガロマンも誰も認めてくれないのよって言いながらね
はいそれは気の毒と で結婚してって言われるわけですここでいきなり
抱きつかれてね泣きながらねはい ちょっと待っておいきなりなんでそんな何の伏線もなくと本当にそう
マジでねちょっとびっくりしたこいつほんまにさすがにびっくりしたこれはほんまに 私ね漫画が大好きなのよと漫画から離れた人生なんて考えられない
だからどうしても漫画家になれないならせめて漫画家の女性になろうと 決心したんだよと
結局なんか前から好きだったのよと結婚してくれなきゃ死んじゃうみたいな感じで 押し切られて
51:06
結局なんかこう流れの中で半年後結婚しましたっていうね ねっ
なんじゃそりゃって感じだけど 結婚したんやーっていう そうそうそうだからえっと死んじゃう前に
ちょろっとね登場してたあんまりその優しくしてくれない奥さんってこの人だったんですね そうですね
まあそうやって思うと似てるデザインやなっていうのはここで気づきますけども 半年後僕たちは結婚し西部遠征の神経に移ったと
彼女の強引さに負けてなどと無責任なことは言いたくないが 2人とも正常な精神状態ではなかったことは確かだと
水谷あき子を失った心の空洞は癒されなかったが 周囲の状況が干渉にばかり浸っていることを許せなかったということで
まあまあまあちょっと今となってはみたいな感じにはなってるけども 若干ね
2人とも精神的に脆くて 今日以上みたいな関係で結婚したみたいな話になっちゃったわけですね
流れの中でね まあ同じく忙しい日々は続くわけですよ
売れっ子になってるまあ売れっ子になってますからね 同じく昼も夜もないのペラボーな時間が訪れたと
書いたひたすら書いた書いて書いて書きまくった 書き飛ばしたしかし
いつの頃からか 漫画を書く喜びが消えていた
漫画が好きで好きで売れる当てもない原稿をただ書いているだけで幸せだった この喜びは跡形もなく消え寄せ
惰性でペンを動かすだけの毎日だった 寂しいね
この言葉が結構きつい言葉やなーって思っちゃいますよね 本当にやっぱりねそのその人というふうに明言をされてないんですけどどうしても
ねあの藤子先生その人と重ねてしまうじゃないですか このあたりがちょっと本当にこう呼んでてこう気分の起き沈みが多いなって思いますよ
この後もねこう ヒットは量産するんですけども編集の人にね
先生すっかり骨を飲み込まれたようですなぁみたいな感じで言われたりとかね
先生には骨なんか覚えてほしくなかったなぁみたいな言われ方をするわけですよ ねっ
骨で書くっていうことはパターン化するということですよ いつまでも悩みながら書いて欲しかったって言いながら
最近の作品をパターン化してるってことですかみたいな家そのことはみたいな感じでまぁ 言われたりとかね
そんなことはって言うけどまぁそう思ってるんでしょきっと そうですね
その頃にえっと 何度先生のファンという名乗る
54:01
青年がで cd をね 世願できてアシスタントになるんですけどもその人が
野後断平というらしく はい
これねあの本当はこれ飛ばしちゃったんですけど冒頭のね コンペの漫画のシーンでも出てたんですけどもね
えっとこのスタジオの中からの一番出世頭だと後に出世頭になるアシスタントさんだと
なかなか絵が上手いじゃないと昼も夜もない重労働だけど大丈夫 はい体力だけは自信がありますみたいな感じで
新しいアシスタントが加わるんですけども
まあ時を同じくして アニメ座敷ボーイの視聴率の低迷が続いて
放映が終了するとはい まあまあ5末の寂しさはあるけども
他紙の連載が3本もアニメ化が 画面が消えた
まあ一末の寂しさはあるが他紙の連載が3本もアニメ化放映中だ ランドリフトの人気は不動なのだと
いうモノローグが入りますね
だがその他のアニメ ファンタの大冒険
我ら宇宙子?くんなどなどと いずれも視聴率低迷バタバタと放映打ち切りと
変わるがあるねいろんな担当の方から言いにくいんですが先生の作品をここのところを どう思うとかね
ついに人気投票再開に落ちましたとか いやもう今回で大団円ということでみたいな言われ方をすると
だんだんだんだんね人気に限りが始めたわけですね その中ですねもうどうしてもアイディアがわからないと
逃げ切らない状況で夜中まで仕事してたら一人だけ帰ってない子がいたと それがさっき出てきた
ヤゴさんですねヤゴダンペイさん 帰っていいって言ったはずだけどいやいや僕の漫画を書いてたんですって
でちょっと見ていただけますかって言ったらうまいと俺の漫画よりも全然いいと 批評のしようもないぐらいすごいと
本心ではちょっと危機感を感じるぐらいすごいんですけどもまぁ悪くないねみたいな 感じでまぁ
まあ濁すというか 先輩あの師匠ムーブするわけですね
だんだんね自分の運命が下り始めていることを感じています
幻覚は相変わらず襲ってきたがもう驚くのはやめた さすがにこの頃になって幻覚の正体に見当がついた
あれは未来なんだ 未来の記憶がしばしば蘇るんだ
57:00
しばしば蘇るのだどうせ6でもない未来の 僕の運勢ははっきりと加工線を辿っている
一度そうなればどうを描いても逆らえるものじゃない 巨大な弾み車を回すようなものだ
高速回転中は指一本で楽々動くが 止まろうとする車を再起動するには渾身の力を振りしろ
渾身の力を振りしるもならなければならないと そのための僕の力は突きかけていた
現実を 受け止め始めているわけですねやっぱりね
ですね そんな中ですね先生がどっか行っちゃった事件が発生します
締め切れはとっくに過ぎているというのに無責任だなぁと担当の人も焦ってます どうしてくれどうしてくれ
58:03

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