片屋ね、先生行方不明っていうことで、もうどうしようどうしようってなっているところに、さっきのアシスタントの矢子さんが、穴を埋めるために、僕が前から書きたげた原稿これでどうにかなりませんかって言って、見せた漫画。これが破れ葉っぽ。
まあ言ったらね、大事な局面で穴を開けた南道先生の代わりに、穴埋めをしてくれたアシスタントの矢子さんね。
はい。
こっちの作品が今後大ヒットしちゃうってことですね。世代変わりを起こしてしまった事件だと。
そうですね。
で、「諸君、目覚めよ。お仕事が待ってるぞ。」って自分語りもしたしさ。
はい。
スッキリしてるわけですよ、この人は。
はい。
主人公はね。
うんうん。
で、「ああ、なんだ誰もいないじゃないか。誰が帰って行っていったんだ。」みたいな感じで。なんかちょっと大坊やなと思うけど、このシーンの態度は。
うーん。
で、電話が鳴りまして、事務所の。
いやいや、どうもどうも。心配かけて悪かったね。これからすぐにかかるからと。
え、もういい?え、それどういうこと?
うーん。矢子断兵の原稿はなおめりねえと。
いや、それは大変結構なことだけど。
で、タイトルは?
え、やぶれ発砲。
やぶれ発砲なあ。
幻を見ましたね。植画界の時に。
はい。
座敷ボーイが1000万部突破でしたが、その時に見た原画はね、やぶれ発砲3000万部突破っていう植画界でしたから。
はい。
うん。で、ほどなくして矢子さんの方からね、このスタジオを辞めたいというふうに申し出があるわけですよ。
はい。
やぶれ発砲を連載しながらうちに勤めるっていうのはやっぱり無理だよねえと。
うんうん。
しかし痛いなあ君は。うちの最大の戦力だからと。
で、矢子さんもね、半年頑張ってみたんですがと。
うーん。
これからはライバルになるけど頑張ろうねみたいな感じで笑顔で送り出すけども、そんな場合じゃないでしょうね事実ね。
うーん。
で、その後、僕は本当にノイローゼになった。
で、大学病院で検査を受けたりとか。
で、なんかここでちょっと藤子先生特有のちゃんとした理由付けというか。
はい。
どういうことが起こったのかというのがセリフで説明されるんですが、一応紹介しておきます。
これが実際に起こることなのかどうか分かりませんが。
うん。
えっと不思議ですなあ。これといって異常は見当たりません。
ただ、側東洋がやや肥大化しているようだと。
うん。
側東洋と言いますとって説明を求めるわけです。
大脳心皮質の両側に出っ張った部分があると。
うん。
つまり耳の上あたりですな。
自己意識を司り、時間や空間の認識、記憶などを制御しています。
あなたの場合肥大というより先天的に大きな側東洋をと。
うん。
持っているって多分言いかけてるんですけどね。
はい。
てんてんてんで終わってるけど。
どうやらこの幻覚ずっと見てるやつっていうのはそれが原因じゃないかみたいな一応説明がされるわけですね。
うーん、まあまあね。
先天的にって言ってるんで生まれた時からもうすでに側東洋が大きいと。
はい。
つまり病気じゃないらしいみたいな感じで。
本人はあんまりね、病気のことわかんないんで。
うーんみたいな感じですけど。
まあ読者に向けた説明でしょうこれは。
うんうんうん。
ならあの幻覚は一体何なんだろうと言いながらとぼとぼ話せてると、
漫画的な展開でいきなり車に轢かれるわけですね。
気をつけろどこにも目をつけてるんだっていきなり車で次のコマで轢かれて。
はい。
そのタイミングでですね、頭の中で何かが弾けたって言ってそのショックで色々思い出すわけですよ。
うんうんうんうん。
走馬灯のようにね。
はい。
様々な記憶があって小っちゃな小っちゃなコマでいろんなシーンが映ってます。
子供の頃から大人のところまで。
うん。
様々な記憶が上京の日からゴルフコースの突進車までの記憶が大洪水のように。
うん。
それも繰り返し繰り返し。
ちょうど傷ついたアナログレコードのように俺の反省約20年間を繰り返し繰り返しと頭の中でどんどん流れてくると。
うん。
ショックでちょっと何か目覚めたんですね。
うん。
車に轢かれたショックでね。
はい。思い出したという感じですよね。
そうそうそうそう。
しっかりしろおい大丈夫かって言ってみんな駆け寄って事故の現場で。
うんうん。
そこからフラッと起き上がった主人公。
どこへ行くんだ救急車が来るぞって言われる中フラフラしながら。
そうかそうだったのかと。
俺は時間の流れの渦に巻き込まれ同じ人生を2度。
いや多分何度も繰り返してきてるんだと気づきます。
うんうんうん。
その度に記憶は消去されむざまずだと同じ失敗を繰り返し。
得意から失意へ天国から地獄へ何遍も何遍もと。
やい運命の神そんなに俺が憎いか。
一人の人間をおもちゃにしてそんなに面白いか。
一人芝居のようにこう言ってるわけですね。
うんうん。
待てよ。たった今俺はそのからくりに気づいた。
ひょっとしてこれは。
奴にも予想外のアクシデントじゃなかったのか。
今の俺は自分の反省をすっかり見渡せる。
未来の完全な思い出を持っている。
つまり奴の手の内に思い通したわけだと。
奴の鼻を沸かしてやるとなんかちょっと興奮してます。
うん。
一人で。
なんかちょっと覚醒してますよね。
この主人公ね。
そうですね。
若干ちょっと僕は見てて怖かったですね。
この主人公は。
あー。
いきなり人が変わったように。
うんうんうんうん。
で、その後ね。
週刊ちゃんぽんさんが見えてるわよと。
うん。
まあちゃんぴょんの文字でやと思いますけど。
ちゃんぴょんさんがね。
はい。
見えてますよということで。
うんうん。
先生喜んでください。
先日聞かせていただいた時空戦記の構想ですが。
面白そうだということでぜひうちに連載と。
連載をしましょうということで。
時空戦記の連載が決まりました。
うん。
でもう何度は。
あ、あれやめましょうと。
いやいやどうしてあんなに意欲を燃やしておられたのに。
いやー申し訳ないごめんなさいねと。
うんうん。
いやいやあんた何で断ったのよ。
他に仕事ないのにって奥さんも言ってくれるんやけど。
いいんだよどうせ3回で終わるんだからと。
冒頭のシーンにこれが繋がるわけですよね。
うん。
主人公は情熱を注いだ時空戦記という作品がたった3回で打ち切られるっていうことをまだ経験してないんだけど知っていると。
はい。
で当分所さんに籠る来客があっても面会者実ということにしといてくれということで鍵かけて閉じこもります部屋に。
うんうんうん。
問題はあとたったの5ヶ月でぽっくりいっちゃうということで。
気付くのが遅すぎたと。
5ヶ月後に自分が死ぬこともわかるわけですこの状態で。
はいはいはい。
まあしょうがないこの5ヶ月は切り捨てようと。
残りの時間すべてを次回の再生への準備期間とする。
うん。
すごいこと言ってます。
ね、そうですね。
やつが俺の人生に仕掛けてくる罠をかわすには1971年の状況から1991年突然死までの20年間の記憶を正確なものにしなくてはならないと。
うーん。
言ってこの書き溜めてきた日記をね読み返して要点をなんか移してます。
はい。
その間のヒットコミックの記録も大いに役に立つと言いながらこのねこれまで飛ばしてきたヒット作をね取り出してきて。
うんうん。
そうだ社会的な背景にも通じておかなくちゃって言って本を読んだりとか新聞のね切り抜きをやったりとか。
いや時間が足りるかなとか言いながらねなんか一人ですごいすごい文字数のセリフを吐きながら。
うんうん。
次の時間への準備を始めるわけですね。
うんうんうん。
うーん。
一つ気がかりなことがあった。
僕はすでに運命の進路をちょっぴりずらしているのだ。
うん。
空戦記を書かなかったことだと。
うんうん。
これは未来を変えることにならないか。
さらに大きく歴史にまで影響するのではあるまいかと。
週刊ちゃんぽんが届いたらすぐに部屋に持ってきてくれって奥さんに言って。
するとその週刊ちゃんぽんの方には僕の後を埋める予定だった新人の登場をね3ヶ月早めただけだったと。
うんうん。
3回で打ち切りになった後に新年祭する新人が繰上げで載ってたと。
うんうんうん。
時空戦記など書く方が書く前が世間には何の関係もなかったということだ。
まあそんな感じでねいろんなことを頭の中に叩き込んでいって一人で缶詰になってちょっと心配されるわけですよ。
うんうん。
で洗濯物出したから洗濯物溜まったら出してよって言ってこの1コマ洗濯物を出すシーンがあるんやけど。
はい。
なんか別人みたいになってますしね。
本当に。
あの下着姿でヒゲボウボウで。
うん。
あのパイボウとベデボウは被ってますけども。
うん。
なんかだらしない体型のオッサンみたいになってますけどね。
ふふふ。
まあそのぐらいね人が変わったんですねやっぱなんかこのことに対して。
うーんまあまあまあね。
でついに5月が訪れてと。
はい。
ついにその日が来たということで珍しく外出なのって言われてゴルフ箱まで出かけていくわけですね。
うんうん。
で同じような流れでねこう出かけていくわけですけども結局同じシーンが訪れるわけですね。
はい。
もうプレイも記憶通り寸分も狂いもなく経過してと。
うん。
まあ多分計画的に間違えるとこは間違えるみたいなことやったんでしょうきっと。
うんうん。
でここだここでこのホールで俺はホールインワンを。
さあ果たしてあの日に再生できるだろうか。
しかも完全な記憶を持って再生できるかっていうことをドキドキしてるわけですね。
はい。
でカーンと打ってコトンとホールインワン。
やったぜーと言いながら絶命すると。
はい。
すごいねこれ。
うーん。
で結果、結果ですよ。
はい。
難度リヒト思惑通り20歳の日を迎えます。
うんうん。
はい。
思った通り西美僧の一室で目覚めるわけですね。
うんうんうんうん。
で大成功だっていう感じで今回の難度は完全に前回の人生の記憶を持った状態で再スタートすることができたと。
うん。
さあ難度リヒト伝改訂版の幕を開けようということで。
でもうわかってるんでちょっと逆っぽくなってますねここからちょっとね。
うーんまあそうですね。
はい沢井くん登場どうぞどうぞと。
東山くんも小金井くんもって。
えーどうして俺たちのこと知ってるの?
あーそっかそっか初対面だっけみたいな。
うん。
心の中でね無意味なアドリブはつつしまなくちゃって忠実に演じようと。
だからもう今回の人生はもう全部演じるみたいな感じになってるわけですね。
うんうん。
うん。
なんかちょっとここも寂しさをなんか感じますけど僕は。
うーん。
でまあ同じような流れでどんどんどんどんこんなイベントが進んでいくわけですよ。
はい。
あー野良子元気かーお前交通事故には気をつけるよなーみたいな感じで抱きかかえたりとか。
うんうん。
とかまあみんな集まってもらったのはグループ結成の相談なんだと。
ね、それいいわね賛成とか。
この後ついに秋子さんと出会うんだっていうような感じで舞台は整ったーって言いながらウキウキしてるんやけど。
うん。
なんかこうあの人だあの人がきっとそうだ秋子さんが生きてるって言って感動してる間にこのスタスタと横を通り過ぎられてしまってと。
はい。
いやー本当に再会できたんだーって感動に打ちひしがれてる間に素通りされてしまって。
そうなんだよなはい。
前の人生ではね道に迷ってるから大丈夫ですかってこうね助けてくれたんやけど。
うんうんうん。
道端でなんか感動してる人なんか無視するよね普通ね。
あーちょっとなんかやばい人なのかなと思いますよね普通に。
あーあのあのあのちょっとちょっとお尋ねーって感じで。
は?みたいなこと言われて。
うん。
すぐそこの西美僧はどこでしょうってわけわからんフレーズを言って不審がられると。
うん。
で怪しいものじゃありませんって言いながら逃げられてしまうっていうね。
うんうん。
ここねなんかせっかくあんだけシリアスにちょっと危機迫る感じで言ったのにすぐギャグに戻ってんの面白いなと思いますけど。
さすが。
ちゃんとやれよっていう感じはしますけどね。
あーいやちょっと不快追いは予想と。
妙な第一印象をさらにこじらするだけだと。
もう一回チャンスはあるはずみたいな感じでね。
うんうんうんうん。
で結構結構あのこの後もあのギャグな感じでミスるんですよこの人。
はい。
あの初め持っていっていやもうちょっと頑張ってくださいってこう繰り返されてたシーンで。
いや僕の状況第一作なんですがと。
いやつまんないですよねまた新しいのを書いたら持ってきますみたいなしらじらしい演技をしてるくせに。
はい。
なんて面白いんだっていう風に受け入れられてしまうっていう。
うーん。
何度くんって言いましたねすぐに連載よって。
いやとても新人とは思えないテクニックだみたいなね。
いやいや本のまぐれですからって言って原稿をさらって帰っていくっていう。
うーん。
いや冗談じゃないよこんなに早くデビューしちゃ後の筋書きがめちゃくちゃだと。
うんうん。
もうついつい張り切っちゃって20年間で身につけたノウハウを残さず突き込んだものだからって。
うーん。
というわけで今の俺にふさわしい下手くそな原稿をって言いながらこうわざと下手くそに書くみたいな。
はい。
で次持って行った時におかしいなーこの間の原稿に比べてこんなに驚くべき幼稚さと。
いやいやだから言ったでしょみたいな。
どんどん新作を書きますからカットとか雑用何でもくださいみたいな感じで調子よく交わしていく。
でもう自分でわざと書いても書いても没にしていくと。
うーん。
そんな感じでねちょっとここから非常にノリが軽くなりまして。
はい。
一度まさしのにねスケッチに行った時にあのそろそろこの辺で未来の僕の家を見るはずなんだけどなーみたいな。
あーほらほらあったーみたいな感じでなんどり人って書いてある。
心境。
ね見かけて楽しんだりとか。
はい。
あとは2回目のチャンスって言って2回目に秋子さんに会ったのってラーメンの金額が払えなくてね。
はい。
それを助けてもらった時でしたね確か。
うんうんうんうん。
2回目のラーメン屋さんに行ってたまたまその場にあったもう一個の間違った屋台に入っちゃうと。
で屋台間違えたーって言って出てきたお兄さんがめっちゃ怖い人でボコボコにされるみたいなね。
そういうちょっと勘違いとかの2週目やからできるギャグみたいなことがどんどんどんどんここで詰め込まれていって。
はい。
まあ思ったようにいけませんねって話ですね。
うーん。
うんうん。
ただ結局ねあのボロボロにされたところを見てその親切なこの秋子さんはね。
どうなさったの歩けないんですか肩につかまってって言ってこう助けてくれてみたいな。
うんうんうん。
なんとなくルートは違うけど微妙に運命が集約してるみたいな描写もあるよね。
そうですね。
うんうんうん。
違う出会い方はしてるけどちょっときっかけはできてるみたいな。
うーん。
運命という奴はシナリオの書き換えを嫌うらしい。
うーん。
ストーリーの流れが大きく外れそうになるとなんとか通じつまを合わせようとする。
今夜の場合それが僕に幸いしたわけだと。
ミスったらねまた秋子さんと会えんのかなと思ったけどもここはなんだか上手いことができたわけです。
うーん。
ようやく僕は演技することになれた。
体の力を抜いて頭を空っぽにする。
するとアクションもセリフもオートマチックに進行するというわけだ。
すでに知り尽くした筋書きをごく自然になぞりながら驚いたり笑ったりできるようになったのだと。
うんうん。
これもなんかちょっと感情があるようなないような感じはしますけども。
あーねー。
これから20年ずっとこれでいくつもりなんだろうなっていう物話はありますが。
うんうんうん。
で、前回ですね前回の人生でですねお金絡みのことで失敗しましたよね。
はい。
秋子さんの悩みを聞いた時に自分はまだまだ駆け出しやから金銭的なシーンはできない。
ただ無力なそれから心に傷が残っただけだったっていうね。
うん。
それを回避しようと今回の何度は宝くじを買いに行きます。
市場発1000万の宝くじが発表されっていう前の人生と同じニュースを見て当たりの番号を知ってるので当たりの番号を買いに行こうとするわけですよ。
すると突然激しい頭痛が起こります。
はい。
なんだこんな激しい頭痛はと。
痛い痛い痛いと。
奴の警告かと。
逆らうことは許さないっていう。
でもほっといてくれって言うんやけど頭痛がどんどんどんどんひどくなるわけですね。
うんうん。
なんかその奴って言ってるけど、いわゆる運命の神様みたいなやつかな。
うーん、そうっすね。
運命の神様VSランドリヒトみたいになってるわけですねここでなんか。
はいはいはいはい。
だからその筋掛けを買いようとね、前のパターンをちゃんと覚えてるからここでこうやれば上手いこといくぞっていう奴に対してそんなことさせるかって言ってこの神様がやってきてるという。
うんうん。
でそれにも耐えて頑張って血を這うように九十売り場にたどり着いて買ってきたと。
要はして俺の勝ちだみたいなこと言ってると。
はい。
次はですね野良です野良。
前の人生ではね、コツ事故で死んじゃった野良ですけども、これは逃げるんじゃない追い出されたくなければ良いことを聞くんだって言ってこう、めっちゃ風呂に入れてめっちゃ綺麗にすると。
うん。
でまぁ野良を、のみだらけの野良を追い出さなくても綺麗にね、体洗ってあげてお客さんが来たって中にいても大丈夫だという風にしてあげると。
これで野良のコツ事故回避ですね。
うんうん。素晴らしい。
はい。で次は秋子さんが来るやつですね。
はい。
モデルさんとして。
うん。
で、まぁ同じように親密になるんですけども心の中のね、難度が違いますよね。
はい。
モデル料を先にお支払いしますねっていう風にこうちゃんとモデル料を前笑いでお支払いしてと。
宝くじ当たってますから。
うん。
ありがとうございますと。
でここでポロッと秋子さんは、これでお家賃が払えるわっていう風にこうつぶやくわけです。
ね。
ね、そう。そっか、家賃にも困ってたのに僕に貸してくれていたのか。
うん。
もう二度と君を離さないぞ。この後どんなことがあっても残酷な運命の手から俺は君を守り抜いてみせるんだと誓います。
うんうんうんうん。
うん。
まぁ次のね人生、まぁ現在信号系の人生ですけどもの大きな目標ですよね。秋子さんを救うっていうのは。
そうですね。
本当にねこの悲劇の酷いんじゃないけども、嫁半ばに亡くして事故というか家族の事情にあってちょっと亡くなっちゃったっていうのがありましたから、それを救ってあげるっていうのが今回の目的なわけですよ。
うんうんうん。
でその後はシナリオ通りに座敷ボーイが大ヒットと。
秋子さんも役を漏れたということで一緒に喜んでみたいな感じでどんどんどんどん二人で明るい人生をこう昇っていくわけですね。
はい。
ただ今回の人生では何度は座敷ボーイの好評でぼつぼつ私からの依頼も舞い込むようになったけども、必要最低限の仕事しか受けないようにしたと。
うん。
うん。時間が欲しかったからだ。秋子に誘われるままに映画や演劇コンサートなどに足を運んだ。
うん。
秋子はまた読書好きだった。面白かった本、感銘を受けた本を僕にも勧めた。今まで知らなかった世界に目を開かれる思いだったし、手当たり次第に乱読したと。
うん。
さらに座敷ボーイ文物の後に備え、密かに第二第三の構想にかかった。一作ごとに新境地を開かねば意味がない。苦しい作業だったがやりがいはある。楽しい苦しさだったと。
うんうん。
もう本当に今まで起こった前の人生でね。
はい。
意図せずに積み重なっていた小さい後悔の一つ一つ。
うん。
もうそれを書き換えていったわけですね。
うんうんうんうん。
そして、ついにその時が来た。
はい。
運命に対して、公然と反旗を翻す日だ。で、向かうわけですよ。秋子さんのところに。ただ向かおうとすると、またすっごい頭痛がくると。ずーんと。
空来た。すごい痛みだと。分かってるんだ。警告だろ。運命に従えと言う。そうはいくかと。運命に抗おうとする力と。
うんうん。
お前の言いなりになんかならないぞ。さあ腹でも頭でも好きなとこ痛めつけろと。
で、秋子さんに意を消して聞きます。ねえ、何か心配事でもあるのと。
はい。
うんうん。別に濁すんですが、黙って差し出すんですね。お金を。
うんうん。
一千万円あると。これを役に立ててくれないかということで、秋子さんにお金を渡すと。
うんうん。
で、もちろんこんなん受け取れへんって言ってね、はじめは断ったっぽいんですけども、ここはもうやりとりはもう完全に省略されてまして、モノローグだけで語られてるんですけども、
受け取らせるのに大汗をかいた。真相を打ち上げることができないのでなおさらだ。秋子の感謝の涙を見て、俺はもう死んでもいいとさえ思った。
まあ事情を組んで受け取ってくれたと。
うん。
で、秋子の父は父さんを免れた。挨拶に来てくれてね、お父さんも。
はい。
娘がお世話になっております。この度は思いもよらぬご好意よって頭を下げに来てくれたわけですよ。
うんうんうん。
だから振動で自殺することもなく、新しいヒナリオは不安なすべり出しを見せたのだ。もうすべてね、ここの家がつぶれてね、倒産したのが悲劇の始まりでしたからね。
はい。
ただ、おかしなことに秋子に感謝されればされるほど、あの一言が言いにくくなってしまったのだ。
うーん。
結婚してっていう一言が言えなくなっちゃったんですね。
うーん。
もし、渡した一千万円が彼女の気持ちの負い目になってたらと。それが怖かったそうです。
お金でね、やっぱり言ったらいいことなんですけど、結果はいいんですけど。
大金で解決したっていうところに、ちょっと何か負い目を感じてるわけですね。
うん。
こう空も暗いと、なんか嫌な予感もするわけですよ。
はい。
先生次の仕事、あーごめんごめんみたいな。
で、その、まあスタッフの人かな、一人ね。
あーひどい雨だった、参った参ったと。
現行の進み具合いかがですか?みたいな感じで言うに来た時に。
うん。
通りすがりに見たんだけどさ、下地屋へのマンションで爆発事故があって、消防車があって話をするわけです。
はい。
爆発事故だとと、下地屋のどの辺のマンションですか?って飛び出していくわけです。
うんうんうんうん。
先生どこ行くんですか?と雨の中ね、飛び出していって。
で、まあ緑層。前の人生でね、訪ねていった緑層ですね。
はい。
そこに全速力タクシーを捕まえて走っていくと。
うん。
うん。
やっぱりね、燃え上がってるのは緑層だったわけですね。
うん。
うん。秋子さんが住んでる緑層が、炎に包まれてると。
うん。
で、なんとそこには、まあ過激派のアジトがあったと。
はい。
この過激派のアジト、おそらく前の人生で訪れたときに。
うん。
邪剣に扱われた怪しい風暴の男でしょう、きっと。
そうですね。
うん。幕府団の制作中にミスったらしくて。
うん。
逃げ遅れた人がまだ何人もいるって言って。
うんうん。
アジトから火の手が上がって、そのマンションに住んでる人ごと燃え上がってると。
で、到着した主人公ですが、やっぱりと。こんな形で長尻を合わせたのか。
なぜだ、なぜそんなにしてまで秋子を奪っていくんだって言って、無力感に打ちひしがれる。
うん。
うん。
ここで、主人公ね、なんど利人の表情がね、こう変わるわけです、パッと。
もう沢山だと言いながら、この炎の中に飛び込んでいくわけですね、なんと。
うんうんうん。
俺は炎の中で秋子と一緒に死んでやると。
なんど半世紀のシナリオを大幅に開講させてやるぞと言いながら。
はい。
炎の中に飛び込んで、秋子と結婚してくれと。
言ったら、ゴルフコンペの時にね、突然死するっていうのが言ったら、この決まりなわけじゃないですか。
そうですね。
自分の死ぬタイミングっていうのを変えてやるぞと。
うんうん。
運命に抗って。
はい。
と言いながら、炎の中に飛び込んでいくわけですね。
さあ果たしてどうなるのかと。
続いてがもうね、ラストシーンになってきます。長かったですが。
病院の中で目覚める主人公。
だけど、明らかにこのキャラクターの顔を見るとね、歳を重ねてるんですね。
うん。
目を覚まして、あれっと、どうして俺は病院なんかにいるんだと。
いや、その前に俺は一体どこの誰なんだと言ってます、なんと。
はい。
うん。かなり混乱してますね。
ね。
するとカチャッと病室のドアが開いてですね、パパーって言って女の子が入ってくるわけです。
うん。
パパ?
まあまあパパが起きてるよって言ってそのママと呼ばれる女性も入ってきます。
まあよかったわと。
うん。
その時に主人公の頭の中に記憶がどっと溢れて空白を満たしたそうです。
うん。
俺はナンドリヒト、漫画家。妻は秋子で女優。娘は恵み。
ホールインワンを出したショックでって言いかけて終わります。
ここはちょっと想像するしかないんですけど。
はい。
うん。ホールインワンを出したショックでと言いかけて終わっちゃうんですね。
うんうん。
ずいぶん心配したわよ。新機能はすぐ回復したけども意識が戻らなくて。
ああ、そうだったのか。ごめんな、恵みちゃん。
パパがホールインワンなんかやるからよと。
ほんとだ。柄でもないことやるもんじゃないねって。
なんかこう和んでます、3人で。
ところであなた上言でシナリオとか未来の記憶とか言ってらっしゃったけど、何のこと?
未来の記憶?なんだそりゃ。
それより僕はもう元気だから退院したい。お医者さんを呼んできてくれないかって。
いやーよかったですね。先生大したことがなくてお騒がせしちゃって申し訳ない。この通りピンピンしてますのですぐ仕事を再開しますと。
うん。
頼もしいお言葉ですね。全国の子供たちも待ってますのでよろしくと。
で、友達たちも駆けつけて、いやー君は本当に運のいい男だよ。2度もあの世の入り口から帰ってきたんだよって言われるんですね。
はい。
で、2度もって、その2度って何のことかなって言って主人公が聞き返すんですが、ほら、秋子さん親子を助けに火の中に飛び込んだじゃないって。
えーパパって情熱的なんだ。いやいや昔の話だよーみたいな感じでこう思い出話になっちゃってますね。さっきのだけ言葉。
火の中に飛び込んだりして怖くなかった。いやーちっともパパには幸運の女神がついていたからゴルフの時以外はね、はははーと笑いながらこの話はおしまいと。
はい。
はい。ここで終わってしまうんです話を。
ね。
これが未来の思い出という、167ページですねこれ書いてると。長い。
うーん。
長いですこの話、はい。
はい。
というわけでですね、最後の終わり方が何かどういう風になったのかなーっていう考察の空白が残るような感じで考えさせられますねこれはね。
うーん。
えっと作中にも出てましたけども、途中でほら車に跳ねられて頭の中にバーっていろんな記憶が蘇ってそうだったのかってこう主人公が悟るシーンでね。
うんうんうん。
同じ人生を2回、いや何回も繰り返してるんだって言ってるじゃないですか。
そうですね。
これよく見たらやっぱそうなんですよ僕それ気づいてなくて。
うん。
一番初めのそのコーヒーカップが倒れる前にハンカチ出すシーンあるじゃないですか。
はい。
始まった時点でこれ多分何週目かなんですよねきっと。
うんうんうんうん。
だからおそらくこの主人公は上京した20歳の時からゴルフのコンペで興奮して死んじゃうっていうところをもうずっとループしてると。
うーん。
言うことが分かるんですが、おそらく最後のシーンはそれを抜けてますね。
そうですね。
というわけで、きっとこのループから主人公が自分の力で抜け出したっていうオチなんじゃないかなというふうに僕は読みました。
うん。
ただね最後ね本当に自分が誰なのか分からへんって言いながら、
はい。
突然思い出したりとかするから、これはね結局どういうふうに話が流れたのかなっていうのはちょっと余韻が残る感じで終わるかなと。
うーん。
すっごい長い話を解説しましたが、
はい。
いかがでしたでしょうかサッパさんこの話は。
ざっくり。
やっぱり人生なんで長いんですよ。
長いよね。
うん。
悲劇的な運命から救うためみたいなのはあるにしても、
ドラマチックなことはあるにしても、
結局ね20歳から40歳ぐらいまでの話なんでね。
うーん。
だけどなんかそのずっと思ってんのが、
うーん。
あんまり悪い人じゃないですよねこの人って。
まあ本人はね。
そう。
なんかもっといろいろできるだろうにとすごい思うんですよ私はこれを読んだときに。
え、というと?
いやなんかなんでしょう、未来のこと知ってるんだったらもっといろいろできるじゃんって思うんですけど、
あーそっかそっか。
こう、できるだけ今まで通りの生活をすることをまず心がけるじゃないですか。
確かにね。
まあそのやりたいことが、秋子さんを助けたいっていうその一つがあるから、
それのために今までを崩さないっていうそのスタンスではあると思うんですけど、
うんうんうん。
それってでも結構すごくないですか?
確かにね。
それこそあのー、宝くじをほら、当たりくじを知ってて買う中であったじゃないですか。
うん。
あの辺とかも別にその、私利私欲でお金持ちになりたいっていうよりかは、
秋子さんをね、救うために必要なお金を用意するっていうのが目標だったわけで。
そうそうそうそう。
なんか自分のね、そのー、言ったら、自分のためにずるいことしたっていうのは一個もないといえばないよね。
うん。
そのあたりは本当に心が通ってる感じはするな。
そうですね。
秋子さんと、まあ死なせちゃったね、自分が間接的な原因で死なせちゃった野良を救うことはできたと。
うんうんうん。
後半がね、このなんと、なんとっていうか僕初めの印象とだいぶ違ったっていうか、
ああこうなるんやと思ったのが、運命の神様vs主人公っていう。
うーん、確かに。
これがなんかちょっと間接的な表現で面白いよな。
その、何か決定的にやっぱりその運命の軸をずらそうとするようなことをすると、
この、何か運命が抵抗してくるみたいな。
うんうん。
こういう表現ってすごい初めて見たなと思って。
うーん。
だからよっぽど痛いんやろうなと思いながらね。
ね。
でも主人公の死がそれだけ硬かったっていうかさ。
そうっすよね。
だからこの話の、なんていうかな、こう主人公が成し遂げたことっていうのはおそらくなんですけど、
ずっとずっと同じ流れを繰り返してきてるわけじゃないですか。
運命には基本的には逆らえないと。
はい。
だけど、自分はそこを抜け出すんだって言ってめちゃくちゃ詰め込んだりとか、
おそらくサッパさんが言ってくれたみたいな、
それ以外のところでは余計なことしないみたいな努力もしたと思うんですよね。
うんうん。
だから自分の、こう、なんていうかな、力で運命の流れを変えたみたいな、そういう話なんかなと思って。
そうっすね。
ね。
基本的には抗えないものではあるんやけど、
それを自分のかっこたる信念というか、意思というか、それがもしかしたら愛の力なのかもしれないし、
っていうところに抗って、結果こういう終わり方、ハッピーエンドの終わり方をすることができたっていうのが、
このセリフの行間で読ませるみたいな終わり方をできたのかなっていうふうに思いましたね。
うーん。
本当に対策ですし、話自体が。
はい。
これどこで読んだのかちょっとはっきり覚えてないんですけど、
たぶんね、後半の方ね、編集の都合でページが減ったかなんかの話を読んだんですよ、これ。
あ、そうなんすか。
そう、だから若干の駆け足感というか、後半の展開、もうちょっともしかしたらページを使って書く予定があったのかもしれないみたいな話もちょっと聞こえてきたりして。
うーん。
なんで本当にそういう、この作品って何が描かれてるのかなっていうのは、
誰もが思ってる、あの時こういう風にできたらみたいなのが実際に起こったらみたいなファンタジー感もそうだし、
うーん。
まあさっき言ったこの運命を切り開くみたいな話もきっとそうだろうし、
あと度々出てくるね、やっぱりこう主人公が漫画家であって、
はい。
ね、痩せててタートルネックを着ててパイプね、加えててベレ帽被っててって、
もうこれはもうやっぱり色々と重ねてる部分は絶対あるだろうと。
うーん。
この反自伝的なっていう風な紹介をされてましたけど、まさにそうかなと思ってて。
うーん。
これを1991年っていうね、藤子 F 藤代先生のキャリアの上で描いたっていう、
なんかこう意味みたいなのも考えちゃうわけですよね、ファンとしてはね。
うんうん。
まあ、知ってか知らずか、まあ知ってるわけないんやけど、
はい。
91年じゃないですか、この作品が。
うん。
で、この5年後にね、先生亡くなることになりますからね。
うーん、そうっすね。
そこもなんか変に重ねちゃうっていうか、それは勝手にファンがやってることですけど。
はい。
僕ちょっとその、初めに読んだ時に、雑誌キーボードヒットした時ちょっと泣いたんですよ。
ああ。
なんかもう先生と思って読んでるからこの人のこと。
うーん。
あとなんか後半でなんかこの、えっと未来の自分はあの中年でみたいな。
でも年老いた姿は想像できないからきっと長生きしないんだろうなみたいなこと言った時に、ちょっとあのグッときたりとかね。
ああ、そうか、確かに。
そこら辺はもう完全にあれですけど、読んでる人の感情ですけど。
うんうんうんうん。
なんかね、なんかそういうちょっとなんていうかな、ずっと応援してきてる読者が特別な感情を持つっていうのはなんかわかってくれたんじゃないかなと、サパさんにとってもこの話を読んで。
はい。
おそらくすごい収録時間が長くなってると思うんですけども。
はい。
2時間ぐらい言ってないかな。
2時間ぐらい言ってますよ。
言ってますね。最長かなこれもしかして。
かもしれない。
ちょっとね、あの僕も一ね、ファンとしてね、気持ちがだいぶ乗ったなっていう感じはあるんですけども。
ちょっとまあいろいろ聞きましたが、あの最終的にサパさんにもちょっと一言もらってから終わろうかなじゃあ。
そうですね、でもなんか私はその自分で読んだ時は、あーなるほどなーって思って読んでるくらいだった。
うんうんうん。
ですよ。やっぱ1回また話聞いて、ゆうすけさんの視点で、こうなんだっていうのを聞くと、あーみたいな。
こうちょっとため息が深くなるというか、なんかそういう思いが結構あるなーっていう。
はしばしにこう散りばめられてるなーっていうのをすごい感じましたね。
すいませんね、ちょっとね、オタクトークに熱が入っちゃいましたけども。
いやいやいや、そこが良さなんで、はい。
いろんなね、多分角度から楽しむことのできる作品だなっていうふうに本当に思います。
はい、というわけでですね、すごく長くなりましたけども、ここまで聞いてくださった方本当にありがとうございました。
ありがとうございました、本当に。
漫画を多分ね、1から読んで読み終わるよりも多分長くかかってると思います、この収録時間。
そうですね。
まあね、ここまで聞いてくださった方、ぜひね、私はこう読んだとかね、このシーンが良かったみたいな。
こんだけ喋ってもだいぶはしょってるんで、その辺とかもね、お話聞けたらなというふうには思っております。
でですね、これで終わりではなく、なんとですね、この後先ほども紹介しましたけども、この作品、なんと映画版がございまして、
未来の思い出ラストクリスマスというタイトルで1992年、これが連載された次の年にね、公開されてるんですよ。
はい。
そちらの話もね、少し触れたいなと思っておりまして、そちらはちょっと収録を分けましょうか、長くなっちゃったんで。
はい。
はい、というわけで、次回の配信の方に回ると思いますけども、よろしければそちらもね、お聞きになってください。