2020-12-04 39:24

23. おもれき・KELLYさんと藤子不二雄(前編)

第23回では番組初のゲスト、KELLYさんにお越し頂きました!
いつも勢いのあるお便りを下さると言うことで、聴いてくださっている皆さんにも印象深いと思います

今回はそんなKELLYさんに藤子不二雄作品との出会いについて語って頂きました。我々2人より少し遡った世代の実体験に、ゆうすけもさっぱも驚きと感心の連続!

次週と分けて前後編でお送りします

【KELLYさんの番組はこちら】
主に日本の歴史のことを話すラジオ
https://apple.co/36F47v5


【今回登場した作品】
ドラえもん/藤子不二雄ワイド/オバケのQ太郎/バケルくん/藤子不二雄ランド/海の王子/ジャングル黒べえ/藤子不二雄の夢カメラ(月曜ドラマランド)/異色SF短編集/UTOPIA 最後の世界大戦/未来の想い出/まんが道/ド・ラ・カルト ドラえもん通の本/国際オバケ連合

☆番組ではお聞き頂いた皆様からの感想をお待ちしています
同じ藤子・F・不二雄先生のファンの方々、より詳しい方々など一緒に番組を盛り上げて下さる皆様からの補足情報、ご指摘、アドバイスも有難く頂戴します!
こんなテーマで話してほしい!等のテーマリクエストも頂ければ、とても嬉しいです

【メールフォーム】https://forms.gle/Z85LeZT5ejUz5hDY9
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【Twitter】すこしふしぎナイト@fushigi7110 /ハッシュタグ#ふしぎナ
使用楽曲:MusMus(https://musmus.main.jp)/ OtoLogic(https://otologic.jp)
00:09
はい、みなさんこんばんは、ゆうすけです。
さっぱです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回はですね、
はい。
あのー、すこしふしぎナイト始まってから、しばらくやってましたけども、
うんうん。
初めて、あのー、ゲスト来ていただいて、
はい。
藤子不二雄先生の話をね、
はい。
一緒にしようということで、
うんうん。
お呼びしてる方がいらっしゃいます。
おー、誰だろう、誰だろう。
というわけで、
はい。
もう来ていただいてますので、さっそくね、
お呼びしようかと思います。
はい。
どうぞ、あのー、自己紹介の方をお願いします。
はい、こんばんは、KELLYです。
よろしくお願い致しまーす。
よろしくお願い致しまーす。
いらっしゃいませー。
見て見て、これ。
お、すごい。
おー。
じゃーん。
タイムフロシキー。
わーい。
お便りで買えたタイムフロシキー、届きましたー。
おー。
ちゃんと表裏が、
わー。
青と赤のデザインでございます。
今ね、ちょっと、
はい。
今ね、ビデオ通話をしてまして、
はい。
さっそくね、KELLYさん、
あのー、タイムフロシキーをたなびかせて、
いいだろうと、
はい。
見せてくれてあるんですよー。
はい。
はい。
いいっすねー。
なんか、ね、グッズの中でもタイムフロシキーって
ちょっと欲しくなる度がすごい高いんですよね。
そうー。
憧れのグッズだったんですよー。
うん。
もう、実現して、超嬉しいですねー。
もう、使い道が使えないよね、もったいなくって。
まあねー。
もうこれ自慢したで、炭酸の肥やしになりまーす。
本当に物をね、フロシキーみたいに包んでみたりっていうことはちょっと、
ね、もったいなくてできないですよね。
できないねー。
いやー、いいなー。
今日はね、そうそう、初めてのゲストっていうことで、
はい。
主に日本の歴史のことを話すラジオ、
おもれきの愛称でね、親しまれてます、
はい。
ポッドキャスト番組からね、ケリーさんに来ていただきました。
よろしくお願いしますー。
はい、ありがとうございました。よろしくお願いしまーす。
お願いしまーす。
今日はですね、あのー、来ていただいたということで、
うん。
ね、こんな話をしてくださいと、
まあ、僕からちょっとオファーをさせていただいて、
はい。
ケリーさんがね、お便りでもおなじみのケリーさんが、
いかにしてこの藤子F藤代作品とね、
出会って夢中になっていたかみたいな話もね、
ちょっとこれくらいしていただこうと思いますので、
はい。
はい。
この後ね、本編でたっぷりちょっと聞かせていただこうかと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
お願いしまーす。
お願いしまーす。
少し不思議ナイト。
03:04
この番組では、藤子F藤代先生の少し不思議な物語について、
楽しくおしゃべりします。
というわけで、ゲスト会ケリーさん来ていただきました。
はい、よろしくお願いいたします。
今日ね、あのー、持ってきたお話聞かせていただけるということなので、
早速聞いてみようと思います。
よろしくお願いします、ケリーさん。
お願いしまーす。
はい、お願いいたしまーす。
まあ、あのー、少し不思議ナイトが始まって、
まあ、あのー、藤子F藤代先生のね、あの話を聞いてて、
なんで僕は藤子マニアになったんだろうと、
振り返ってたんですよ。
で、まあ、振り返ると、まあ、めんどくせーなーと。
時代的にもね、あの恵まれてたのかなって思うんですけれども、
まあ、ちょっとその振り返って、
まあ、その経緯みたいなのをね、ちょっと話してみますね。
で、お二人は藤子藤代のアニメってどういうの見たことあります?
僕はリアルタイムでは、あのドラえもんはもちろん見てましたし、
あとはね、あの、キテレツ大百科が日曜日にやってた。
あー、キテレツか、はいはいはいはい。
あとね、短かったんですけど、NHKでポコにゃんをやってたのは見たことがあります。
当時はポコにゃん、藤子Fってわかってなかったですけど。
あー、ポコにゃんね、はいはいはい。
さぽさんどんな感じですか?
えー、私は、ほんとドラえもんと、あとは、
あとでもキテレツ大百科が、それこそ、なんか夏休みスペシャルとかで、
あのー、再放送?パーマンとかもかな?
あー、再放送。
うん、やってたのを見たことがあるくらいですかね。
なるほど、非常にかわいそうな時代を生きてきたんだね、2人とも。
あのー、昭和50年代から昭和60年代、
もう本当に昭和のラスト20年ぐらいはですね、藤子アニメの黄金期なんですよね。
うーん。
昭和50年代の後半ね、
あのー、夕方の6時ってニュースやってるじゃん。
はい。
ニュースがね、6時45分からね、50分ぐらいで終わって、
7時までの間の10分15分は、毎日、
うーん。
ドラえもんとか、忍者ハットリ君とか、パーマン、おばけのキュウ太郎がね、
06:00
へー。
放送されてたんですよ、帯番組で。
えー。
最初はドラえもんだったそうなんですけど、
僕は、ちょっと地域によって放送されてない地域もあったりしたので、
僕はドラえもんは、帯番組では見たことないんですけど、地域的に。
でもね、7時前に忍者ハットリ君がやってたんですよね。
これ藤子藤男英先生の方だけど、
で、ハットリ君が終わった後はパーマンになって、
はい。
で、おばけのキュウ太郎って、まあともかく月勤で、
何か藤子のアニメをやってたんですよ。
はい。
で、さらに、確かね、月曜日の夜7時からは忍者ハットリ君がやってたのね。
うらやましい。
で、金曜日の夜7時からはドラえもんだったでしょ。
はい。
最近までそうだったでしょ。
はいはいはい。
日曜日の朝8時半か9時半も、帯番組でやってたやつが1回10分くらいのアニメなので、
それが3本セットになったやつの、何かハットリ君だったりときもあったし、パーマンのときもあったし、
おばけのキュウ太郎だったときもあったんですよ。
さらに、平日の夕方はアニメの再放送の時間があったので、
さらに。
えっと、真おばけのキュウ太郎、ジャングルクロベ、怪物君とか、
はいはいはいはい。
そういった作品も再放送されるときもあって、
はい。
もう、ほぼ毎日、フジコアニメが見られる、テレビで放送されてた時代なんですよ。
そうなのよ。
で、さらにそれがパワーアップして、フジコフジオワイドっていう1時間番組にまで出世しちゃうんですよね。
うん。
で、1時間にドラえもんとかパーマンとかプロゴルファーサルとか、
はい。
3つの作品が、オムニバースな番組が放送されてて、
ほんとフジコだらけだったんですよ。
うわぁ、すごいなぁ。
で、まだビデオとかDVDとかもない時代だったから、
うんうん。
はい。
そうですね。
もう、ずっとそういうのを見てた。
うーん。
で、やっぱり印象に残ってるのは、ドラえもんが一番好きでしたね。
うん。
で、ちょうどね、そのドラえもんもね、
昔はショートストーリーがあるじゃない。
だいたい今10分、15分ぐらいの番が終わった後、最後エンディングなんだけど、
09:02
昔はね、その話の終わった後とエンディングの間に、絵描き歌の時間があって、
はいはいはいはい、絵描き歌。
こう、丸書いてちょん、丸書いてちょんとか、
あとドラミちゃんの絵描き歌とかも、
はっとりくんの時もあったし、パーマンもとかあって、
そういうのもしっかりと擦り込まれて育ってきたのが、
僕の小学生時代なんですよ。
はぁ。
さらにコロコロコミックで、コミックが、漫画も読めちゃう。
なので、もう、フジコフジオンは生活に当たり前の存在だったんだよね、子供の時は。
素晴らしいですね。
で、映画もやってたしね。
大長編ドラえもんもそうだし、
他のアニメも短編映画だけどね、なってたりしてね、
一緒に同時上映でね、やってましたね。
やっぱ小学館から出てるコロコロコミック。
あれはドラえもんを読ませようとするのが、
きっかけで作成された、作られた雑誌なので、
特に昭和50年代は、ドラえもんおよびフジコフジオンの漫画がいっぱい出てて、
そして、コロコロコミックから出てくる単行本が、
テントウムシコミックですね。
はい。
テンコミ。
うん。
で、私も持ってましたね。
物心ついた時にはね、ドラえもんはすでに関数が多くて、
ちょっと手が出なかったんですね。
で、ちょっと自分でお小遣い貯めて、
漫画が買えるようになったので買ったのが、
おばけのキュウタロウですね。
これ、
おばけのキュウタロウ。
当時の、
うん、かわいい。
おばQですね。
で、もう一応、
真おばけのキュウタロウ。
ね。
当時、320円だって、
一冊。
うん。
うんうんうんうん。
あ、見えてないか。
これ、320円とね。
今ね、画面に映してみてくださってますけど。
今より150円ぐらい安いよね。
ふふふ。
うーん。
ね。
確かにそうだ。
ちょっと今、
おばけのキュウタロウのね、
あの、
テントウムシコミックね、
見てもらったんだけど、
あのー、
はい。
一昔前はね、
テイソーがちょっと違って、
12:00
これちょっとバケルくんなんだけど、
あー、バケルくんのタイトルも。
ちょっと、
うん、
ちょっとこの、
うーん。
何て言うのかな、
昭和50年代半ばぐらいに出たコミックは、
このカバーがちょっと額、
あの、今ドラえもんが出てるじゃん、
あれ、
あれもなんか、
はい。
なんかこんな枠があってみたいな、
うん。
うん。
白いなんか、
枠の中になんかピンクのキャラクターの入ってるスペースがあってっていうデザイン?
なんか統一感があるんだけど、
当時はそんなんじゃなく、
これは70年代のデザインだね。
うん。
うーん。
これでどっち買ったほうがいいかなって悩んだりもしたものですね。
あー。
デザインがね。
へー。
で、僕はコロコロコミックを読んでいたので、
やっぱ点灯虫コミックを買わないといけないとちょっと思ってたんですよね。
うん。
はい。
で、点灯虫コミックの藤子不二雄の作品を、
はい。
集めていたんですけど、
昭和のね、60年頃にですね、
はい。
小学館じゃなくね、
昭和59年の5月か。
はい。
藤子不二雄ランドっていうのが出たんですよ。
はーはーはー。
出ました、藤子不二雄ランド。
これ藤子不二雄全集として、
中央討論社が企画発行した漫画なんですね。
うーん。
はい。
で、ちなみにこれが海の王子という、
はい。
初期の藤子不二雄さんの漫画で、
これ珍しくね、藤子不二雄Aさんと藤子F不二雄さんとの合作漫画なんですよ。
はー。
はいはいはい。
AさんとFさんって二人いらっしゃるのはご存知わかってるよね。
はい。
だけど、ほとんどがもうバラバラで、
でも名義は藤子不二雄として描いてたんですけど、
海の王子はもう完全に合作なんです。
で、またいつか特集していただければいいけど、
正義側はF先生が描いて、
悪の組織側はA先生が漫画を描くっていう感じでね。
はーいはいはい。
担当を分けて描いてるのがこれが第一巻ですね。
だいぶ前の作品ですよね、海の王子ってね。
これ昭和30年代ですね。
30年代。
うん。30年代の作品ですね。
で、もうね、その藤子不二雄ワイドという1時間番組のスポンサーが中央討論社で。
はいはいはい、なるほど。
で、私たちもちろんそれ番組テレビ見てるでしょ。
そうするとコマーシャルが、藤子不二雄ランドのコマーシャルがもちろんあるわけ。
15:06
なるほど。
出たんだよ、出たんだよ。
藤子不二雄ランドが出たんだよ。
これね、週刊だったんですよ。毎週1冊出てたんですよ。
すごいことですよね、今思うと。
子供の時すげえと思った。
藤子不二雄すげえって。でも読みたいけど小遣いがない。
確かに。
で、この藤子不二雄ランドのすごいのは、これ表紙でしょ。
はい。
で、これ1ページ開けると中表紙があるんだけど、セル画が付いてるんですよ。
えーすごい。
うん。毎刊毎号必ずセル画が付いてるというのも売りだったんですね。
はいはいはい。
てんとう虫コミックにはない良さがあるんだけど、小学生の僕には手が出なかったんですね。
欲しかったんだけど買えなかったんです。
で、この藤子不二雄ランドは今後これから出てくる話に大きく存在する漫画になるので、
藤子不二雄ランドというのを覚えておいてください。
はい。
ありがとうございます。
さあ、中学生になるとちょっと僕お兄さんになるので、子供向けの漫画は卒業していくんですよね。
わかりますわかります。
読まなくなるんです。
はい。
で、これだけは買ったんですよね。
はい。
藤子不二雄ランド、No.175 ジャングルクロベ。
ジャングルクロベ。
これはこの後とても大変な目に遭う作品なんですけども、コミック化が実はされてるんだけど、
はい。
さっき言ったパケル君という漫画があるのね。
はい。
これ全、転倒ムシコミック全2巻なんですが、このね、2巻の後半にジャングルクロベが収録されてるというおまけ的な存在だったんですね。
はい。
なので、知らなかったからパケル君に入ってるっていうのを知らないまま大きくなっちゃうわけですよ。
はいはいはい。
ジャングルクロベが単行本1冊になってるっていうのは、びっくりして、やっぱこんなの出るんだって言って、欲しいなと思った本だったんです。
18:04
はい。
これは僕当時買った本じゃないんですけどね。買い直したんですけど。
これも後でちょっと喋るね。
はい。
で、高校生になるとちょっとお小遣いにも余裕があるし、
はい。
で、昔フジテレビでね、月曜ドラマランドっていう、毎週なんかドラマやってて、
はい。
大抵、単発ドラマなんですけど、大抵ね、アイドルが主人公なのね。主役を演じてるのね。
アイドルドラマ的な感じになったね。
そうですね。そのドラマの主題歌とかおにゃんこクラブが歌ってたような時代だからね。
へー。
あー、なるほど。
で、夢カメラというドラマが放送されたのも見てたんだよね。
藤子藤代の夢カメラっていうドラマがやりますとかっていうので見てたんだけど、ちょっと子供だったんでよくストーリーは理解できてなかったんですよ。
はい。
で、高校生の時に藤子藤代ランドに夢カメラっていうコミックが出たわけね。
あー、あのなんかアイドルがやってたドラマじゃんって思って買ったんですよ。
はい。
で、これはSF短編としてカウントされるんで、ね、SF短編①って書いてあるじゃん。
はい。
だから、続きも他にもあるんだって書いたSFと他の短編集も出てて、そうすると今まで見たこともない大人向けの青年向けの藤子藤代の短編があったんですよね。
おー、こんな漫画も書いてるんだってちょっと見直すようになるんです。
はいはいはい。
で、当時個人的にはA先生よりF先生の絵柄の方が優しくて入りやすかったので、ちょっとF先生の漫画をちょこっとだけ買ったんです。
これは今ちょっとお見せしてる異色SF短編全3巻なんですけど、これは私が高校生の時に買った本ですね。
はい。
で、この藤子藤代ランドはですね、全部でね301巻あるんです。
301巻。
はい。
で、これが最後のね301巻、ラストに飾ったのがユートピア最後の世界大戦という漫画で、これは藤子藤代先生の最初で最後の書き下ろし漫画になってます。
21:05
はい。
昭和の28年とか9年に70年ぐらい前の漫画。
で、当時はほら雑誌連載されたのが単行本になるとかって時代じゃないから、書き下ろしで著作権とかもいい加減な時代じゃん。
はい。
で、こういうのを大事にとっていこうっていうような文化もまだまだ未熟だから、現在ね、この初版本が、その70年前に出た初版本が多分3冊ぐらいしか存在しないんですよ。
え?
おー3冊。
で、その1冊が松本玲司先生が持ってるそうね。
松本玲司先生、はいはいはい。
で、もう1冊は藤子藤代先生が持ってるらしいんだけど、松本玲司は3・9の人ね。
はいはいはい。
なんでも鑑定団に以前出たとき、当時版のやつね、なんでも鑑定団に300万円が付いたんだって。
うわー。
300万。
うん。
と、貴重なんです。当時は僕も高校生の時はそんな知らなかったけど、あ、最後なんだって。小学校の時に出ていた藤子藤代ランドがこれで最後なんだっていうので、記念に買った本ですね、これね。
うーん。
ユートピア、最後の世界大戦。
まあ、またいつか特集してください。
はい。
あとね、高校生の時に買ったのがね、A先生とF先生とごちゃごちゃで喋っちゃってるけど、これですね、未来の思い出。
はい。
これ藤子F藤代先生が短期連載で書いた、5回ぐらいらしに載せた長編漫画なんです。
で、漫画家が主人公なんですよね。多分自身がモデルになっているようなキャラクターになっているんです。これF先生っぽいでしょ。
うーん、まさにそうですね、自画像のF先生がそのまま描かれているキャラクターとして。
で、全然次元的な話ではないんですが、売れない漫画家を志して売れっ子漫画家になっていく話なんですよ。
詳細はちょっと省きますが、そうすると時はそうみたいなところで、漫画家生活を始めるエピソードとかがあって。
24:01
なんとなく聞いたぞ、時はそうっていうので、ここから時はそうとかにも興味を持ってきて、藤子F藤代A先生の方だけども、漫画道とかも読んでみたいなと思うようになります。
どんどん繋がっていくわけですね、それって。
高校生になるとドラえもんとかパーマンとかQちゃんとか読んでいた児童漫画しか知らなかったけど、ちょっと大人っぽい大人向けの青年向けの漫画っていうのも色々あって、もっと読みたいなあっていう気持ちが強くなってくるのが高校の時。
藤子F藤代Aはもう終わっちゃうし、再版もされなかったので、本屋では手に入らなくなっちゃうのよ。
僕が小学校の頃出てたのはもう手に入らないのよ。
今ギリギリ最後に出てるやつはまだちらちらって本屋に、特に田舎の本屋でも置いてたんだけど、それと並行して中央討論社から愛憎版って言って、電話帳みたいな分厚さのね、漫画を結構出してたんですよ。
1冊あたり1000ページぐらいあって、紙質とかは悪いんだけど、安いんですよ。1冊1000円だと。コミック5冊分ぐらいが1000円だから、小遣いで買えるわけですよね。
ありがたいですね。
それでタイムパトロール本とか買って読んでたりね。
あとA先生の本の少年時代とかね、そういうの出てて買って、その辺がちょっと始まり。
その中高生の時におかしいなって思ったことがあって、フジコフジオランドが1991年でラストが出たのね。
平成2年ぐらいに終わったのね。その時ね、テントウムシコミックのドラえもんって40巻ぐらいまでしか出てなかったのよ。
同時に出てましたもんね、別のお会社からね。
フジコフジオランドのドラえもんは45巻まで出てるのよ。
27:00
ずれてるでしょ?数字が合わないでしょ?
そうですね。
おかしいなって。
これが後で気づくんだけど、テントウムシコミックには載ってない漫画がフジコフジオランドには載ってるんだね。
あとテントウムシコミックの1巻か11巻に秘密道具カタログみたいなのって貫末に載ってるんですけど、それ見てるとテントウムシコミックのドラえもんに出てこない道具とかが出てたりせんのよ。
確かに。
それもね、子供の時からなんだろうこれって疑問を持ってたわけ。
で、そういうのがあれ?なんか知らないドラえもんがあるぞって思ってたら、とんでもない本がね、出てくるんですね。
1997年ですね。
その本は?
98年だ。98年に小学館が文庫本を出し始めるんですね。
カツジの文庫本。小学館文庫を観光した一番最初の一冊の一つがですね、ドラカルトというドラえもんのマニア情報満載なんですね。
90年代の半ばあって、解説本ブームが起こるんですよ。
一番きっかけになったのは、イソノケの謎っていう本でね。
長谷川町子さんの佐々井さんの色々と分析・解析したっていうのがブームになって、本当に色んな漫画の解説本っていうのが出るんです。
ドラえもんはドラえもんで別の本やから出てたんですけど、
これはドラえもんを出している小学館が出して、ドラえもんルームという部署が編集している公式な解説本ですよ。
そうですね。公式から出たやつですね。
これ見てるとですね、ドラえもんの第一回のエピソード。
これ今いくつもあるって有名な話になっちゃって、
店頭虫コミックドラえもん0巻がこれを紹介するようになっちゃったぐらいなんですけど、
当時はそんなの知らなかったわけ。
30:00
だけどこの本にイラストがその未収録の漫画の一部がカットが載っているのよ。
店頭虫コミックには載ってないぞ、誰だこのキャラはみたいなのがいくつも見られるわけ。
そこで店頭虫コミックに載ってない漫画ってのがあって、読みたいぞ知りたいぞってこうなってくるんですね。
この本が私の運命をマニアへの道に書き立てる本ですね。
失くしちゃった。
これ今も売ってるのかな。
売ってるかな僕ね。
僕の入り口もその本だったんですよ。
それを読んで夢中になったんです。
これ依存症になる。
本当にね。
もう嬉しいな。
これね、いけないですね。
落ち着こう。
これが1998年でしょ。
フジコフジオランドが完結してもう7,8年経ってるんですよ。
そうするとどこの本屋にもフジコフジオランドは売ってないんです。
お小遣いに余裕があっても手に入らないんです。
さあ大変。
今から遡ろうとしても無理だと。
あとね、ちょうど平成の初めぐらいにですね。
黒人差別を考える会だったかな。
そういう団体さんがいらっしゃってね。
この本って黒人差別じゃないんですか?みたいな。
結果論を叩いちゃうよね。こっち側から見ると。
さっぱちゃんはちびくろさんぼって知ってる?聞いたことない?
名前は聞いたことあるんですけど、内容はちょっと。
そうか。
僕らね子供の頃は当たり前のようにどこにでもあるごく普通の童話だったんですけど
主人公が黒人なんですよね。
それが動物に食べられそうになったりとかするんで
なんか人種差別じゃ。実際は食べられないんだけど
食べられそうになるとか。なんか人種差別じゃないの?って言われて
33:05
この世から消えちゃったんですよ。出版しなくなっちゃったんです。
他にもね、だっこちゃんっておもちゃ知ってる?
って僕がうんって言うけど、たぶんそんなのあったんじゃないかな。
腕にね、浮きボロボロみたいな、お祭りなんかで売ってるじゃん。
ピカチュウとかさ、売ってた。あれね、元祖はね
黒色の黒人の女の子だったんですよ。
なので、それも黒人差別じゃねえの?っていうので
この世から、歴史から消されたんです。
ジャングルクロベーもそこで叩かれて
出版停止。
悲しい。
なので、バケル君っていうテント虫コミック
バケル君にもジャングルクロベーが載ってたから
これも絶版になります。
おばけのキュウタロウね。
おばけのキュウタロウの、今売ってるおばけのキュウタロウは
ムシプロっていう本屋、手塚治虫関係の本屋さんから出てたやつを
テンコミ版として再販してるやつなんです。
そこには何巻に載ってるかわからないんですけど
昔出てたバージョンのテント虫コミック
おばけのキュウタロウ第5巻の最初に
国際おばけ連合っていうエピソードが載っているんです。
おばけのキュウタロウは日本にいるんだけど
世界中におばけがいるわけで
その各国、各国のおばけの代表が
集まってなんやかんやっていう話なんです。
アフリカから来るおばけは黒人なんですね。
あいつは野蛮な国から来たから
おばけも食っちゃうやつだぜみたいな
とろ食いするやつだぜって
昔はギャグだったんですけど
それはひどいだろ、ダメだろっていうので
出せなくなります。
さらにおばけは合作なんですね。
藤子F先生とA先生と石森翔太郎先生とかと
合作なんですよ。
ちょっと待ってね。
36:01
この辺とか見てもらうと
ちょっと藤子藤代っぽくない顔してるでしょ、キャラクターが。
今漫画を見せてくれてありますけど。
おばけはF先生なのね。
デザインが違いますね。
ちょっと違うでしょ。
これはね
おばけはF先生が描いて
おばけの家族はA先生が描いて
その他は石森翔太郎先生が描いてたんですね。
昭和の終わりに藤子藤代はコンビを解消して
藤子藤代Fと藤子藤代Aって分かれちゃう。
この著作権問題が
ややこしくなって、その絡みもあって
おばけ絶版
これで読めなくなるんだな。
どんどんそうやってね、いろんな事情で
入手できなくなっていくんですよね。
この藤子藤代Fは
他の出版社からコミック化されてない漫画がたくさんある。
そして今売ってる本に載ってない漫画もいっぱい載ってる。
だけど絶版になった。
手に入らないのよ。
黒人差別問題で絶版になった
ジャングルクロベは
当時非常に値が上がりまして
出た当時は380円だったんですが
今から20年ぐらい前
2000年ごろ
こういう漫画の価値のわかる古本屋さんで
いくらぐらいになってたと思いますか?
5万円
もっといったんじゃないかな
レアな本って言って
8万円ぐらいですかね
最初ユートピアの話をしちゃったので
失敗したなと思うんですけど
3万円ぐらいまでいってたんですね
でも3万円って
大阪の漫画だらけで
380円が3万円よ
ドラえもんなんかも
全館セットで
全部で45館だよね
380円×45冊で
普通に買ってたら1万7千円ぐらいのが
39:01
全館セットで十数万してましたね
欲しくって欲しくって
あれもこれも
39:24

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