農業の実情と負傷の体験
しまチャンネル始めます。しまチャンネルは愛媛の離島で柑橘栽培をしているふるのが、日々のこととか、美味しいもの、柑橘のお話をするチャンネルです。
今日は、お仕事のことをお話ししようと思います。
って言ってもざっくりしたとこなんですよね。 お仕事のことと言っても、働き方についてちょっと考えたことがあるので、お話ししていこうと思います。
私ですね、11月の終わりと12月の頭、今ですね、2回負傷しておりまして、1回目っていうのは親指の爪が剥がれた時点で、2回目がぎっくり腰です。
今日はお休みをしているわけなんですけれども、足の親指の爪が剥がれてから、
たのが昼だったんですね、真昼間だって、 午前中の仕事終わって、家帰ってきてご飯食べる時だったんですけど、ちょっとバタバタバタっと勝手口あがったら、足の親指を
強くどうもつま先を打ちつけたようで、今見ても爪自体はね、生き残ってるんですけど、
多分、皮膚から出ている状態っていうよりは、むしろ皮膚にただ乗っかっている状態な感じがしなくもないような状態で、
実際はそんなに痛くはないんだけど、ここは。 パカパカしないようにテーピングしている状態です。
ただ、最初の3日ぐらいがとっても痛くって、 どうしてもかばうような歩き方してたんで、腰に変な形で負担がかかってたようで、
すごい腰がだいぶ痛かったんですよね。 その状態で夜に布団を直そうと思ったら、コキッといっちゃいまして、
今日はおとなしく感染しているわけなんですけれども、
腰が痛いのもね、足の爪がどうかなった時も、仕事は行ってたんですけど、 これに関してね、無理をしていると思われている方がいらっしゃるかもしれないんだけど、
実際そんなことはないんですよって話をしたかったんですよ。 実際私が怪我をして、
痛い中、ダンダン畑に行ったって言ったら、 普通に考えたらそんなにしなきゃいけないんだって思いますよね。
そんなに仕事が切羽詰まってるんだ、みたいな。 行かないといけない仕事なんて農業大変って思いますよね。
でも実際そうじゃなくて、私自身が、 ミカンって1年に1回しか収穫ないので、
その1回の収穫、そこって今まで1年積み上げてきた仕事の成果が見れるところなんですよね。
だからこの成果を私自身が見たくって行ったんですよ。 だからね、どっちかというと、本当家族が非常に迷惑だったんじゃないかなと思います。
だってダンダン畑登るの、いっちらぶっちらなやつをね、 介護しながら登らせたりしなきゃいけないし、
さらに怪我なんかしないように気を使わないといけないんだからね。
正直ね、1回だけ行って、 あともう諦めとけばよかったって思ったんだけど、
動かないと、ずっとかばってても良くはならないだろうと思ったから、動いたわけで。
農業っていう仕事、だいぶ誤解されがちなんだけど、 本当に私としては、今年に1度の収穫祭っていうのは、
結果発表な時なので、私の上で見たくって私が行ったんですよっていうことです。 腰が痛い痛い言いながら行ってたのもね、
ベニマドンナのアイカ28号の収穫があったので、これも同じく結果発表が見たくって行ったわけです。
実際行ってですね、あんまりにも使い物にならないと、あのちゃんと、 畑をチェンジして、ダンダン畑じゃなくて踏ん張らなくていいような畑で
仕事をしてたので、無茶な仕事のやり方はしておりませんので、ご安心ください。
無理をしない働き方
うちはね、今まで両親二人でやってたところを今4人やってるので、
比較的何とでもなるような量ではあるんですけど、 正直私は、農業の仕事っていうのは、
死ぬような無理をしないとできない仕事ではないと思いたいなと思ってます。
周りくどい言い方でわかりづらいかと思うんですけど、 だってね、仕事を…
仕事をして体壊すっていうのは、まあなくはないです。 怪我するなんていうのも、どんなに気をつけてても怪我はすることあると思うけど、
なんだろうね、体を壊すために仕事をしているわけじゃないんだから、 やっぱりだいぶしんどい時とか、もう無理な時っていうのは、ちゃんと休まなきゃダメじゃないかなと思います。
その割にあなた休んでないじゃない?って言われそうな気もしますけど、 実際あの、私そこそこちゃんと休んでますからね。
雨の日はちゃんと休むし、倉庫仕事とかも、 結局、なんていうかな、全部やらされてやってることじゃなくて、自分がしたくてやってることだったり、
基本的にそうか、自分がしたくてやってることだから、 そんなにまでしんどくない。
まあしんどいけど、 あの、ストレスに、良くないストレスになるストレスじゃないっていう感じですかね。
だからね、 本当に無理はあんまりしてませんよと。多少の無理も、
もう全然してないわけじゃないけど、多少無理するぐらいじゃないと、 自分の可能性を広げていけないじゃないかなと思ってるんですよね。
っていうのはまだ3年目の自分だから特に思うんですけど、 あの、自分の枠をここまでって決めちゃって、この中でしか仕事が回さないようにすると、
ずーっとそのちっちゃい枠のままなんですよ。 だからちょっとずつね、
無理をするというか、今までできなかったこととか、 今まであったら諦めてたことをちょっと頑張ってみるっていうのは日々やっていて、
おそらくみんなやってると思いますけど、 それがね、農業っていう仕事は、ただでさえきついとかしんどいとか、
そういう先入観の上にそういうのを見たら、もうとてもじゃないけど私できませんみたいな、 超ハードな仕事に思われがちなんじゃないかなって思うんですよね。
実際そんなことないです。農業は。
楽勝とは言いません。めちゃくちゃ稼ごうと思ったらやっぱり手数だったり、 やり方だったりいろいろあると思うけど、
でもどうしようもなく体を絶対壊しちゃうぐらい、しんどい思いをしないとできないものではありません。 だから、
ほんと楽しいんだよ。 私もまだ3回しかみかん作ってないけど、で今年はちょっと気が緩んだのか、
黒天まみれの予感ゾーンを私は作ってしまったんだけど、 だとしても、
やっぱ楽しいんだよ。 こうだったからこうなんだなーっていうのが見えるのが。
それが年に1回しか見れない。 それがなんかね、楽しいです。すぐ結果が見えないっていうのは見えないっていうので面白いなと思ってます。
なので、何が言いたいかというと、寒くなりましたんで体には十分気をつけてくださいっていうことと、
楽しんで農業やってるので心配しないでくださいっていうことを言いたかったです。 伝わるといいな。
では本日はこの辺で。まったねー。