1. 工藤郁子の声日記
  2. #3 スランプからの脱出
2024-03-24 07:58

#3 スランプからの脱出

やりたいことと向いていることについて話しました

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こんばんは、工藤郁子です。 今日は、2024年3月24日、日曜日の夜です。
3回目の声日記を配信します。 昨日は、声日記お休みしていました。
その間に、なんと、小説家の海猫沢めろん先生が、声日記を始めていました。
旧Twitter、Xでの投稿によると、工藤さんと柿内さんが爆速で始めていたので、俺も爆速で始めました。
とのことです。 嬉しいです。
金曜日の声日記で、私と会社員で文筆家の柿内正午さんが、
Ryotaさんという方に対して、声日記始めたらいいのでは?っていう圧をかけて、 実際にRyotaさんが声日記を始めたという話をしました。
うーん、なんかまた、 圧じゃないですけど、後押しになったようで、
嬉しいです。 話が戻りますが、めろん先生の声日記のタイトルは、
海猫沢めろんの寝起きdes声日記。 起き抜けのルーティンとして寝起きで喋るそうです。
初配信が、めろん先生二重窓の良さを語るということで、
初回で、寝起きで二重窓の良さについてすごい情熱で話していて、
二重窓を開けたり閉めたりして、音がきちんと遮断されるということを強調しようとしているんですけれども、
ノイズフィルターがうまくかかっているので、 開け閉めしてもあまり変わっていないという、
すごいエピソードですので、皆さんぜひお聞きになってください。 ところでですね、めろん先生といえば文学系バンドエリーツを
されているということでも多分知られていると思いますし、 そのエリーツは
インディーズマガジンのエリーツを自主制作をされていて、 もしかしたらお手に取ったことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
そのインディーズマガジンエリーツ最新号が8号でして、 その特集テーマはスランプからの脱出です。
この8号、すごく面白い。スランプからの脱出という面白いテーマを扱っているだけではなくて、
大変著名な方々をゲストでお招きしてインタビューしたり座談会をしたりしているということで、
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話題になっていたと思います。 例えば、小説家の
角田光代さんですとか、急に売れたことによるスランプを本として出版もされている 朱野帰子先生とか。
あと、ウェブで行ったスランプアンケートというのも掲載されているんですけれども、
アンケートの中に普通に山崎ナオコーラ先生とか、 著名な小説家、作家の皆さんが登場していて、
時々目を疑うというか、なりすましなの?何なの?というような素晴らしい豪華な特集になっています。
そして、先ほどご紹介した 角田光代先生へのインタビューについては、
以前、働き者ラジオという別のポッドキャスト番組でお話ししたこともあります。
その角田先生のインタビューのタイトルが、 書かないという幸福という風になっています。
そして、そのインタビューの導入部分にはこういうことが書いてあったりします。 特集の最後にこのインタビューを置いたのは、ここで語られることがあまりに重かったからだ。
読んだ人によっては打ちのめされてしまうかもしれない。 そして、このインタビューを実際に読んだ皆さんからは、
衝撃を受けたとか、腹をくくるしかないと思った、 みたいなコメントが寄せられていて、
事前にそういう評判を知った上で、このインタビューを読んだのですが、
私にとっては、
衝撃を受けたというよりは、どちらかというと、 知っていることが書いてあるという納得と共感でした。
私が直面してきたことを、小説家の皆さんも直面しているんだなということが分かったという感じのインタビューと思いましたが、
どういう内容かを一部だけ、最後の方だけご紹介しますと、
これはめろん先生と
角田先生の
問答というかインタビューなんですけれども、こういったことが書いてあります。 でも、書けない人はみんな本当は書きたいって言いますよ。
いやそれは違っていて、きっとそういう人は下宿してたんですよ。 小説に下宿してた。
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たまたま書いちゃってただけで、本当は別の場所や人生がある人だったんじゃないかと思います。
本当に書くべき人はそこにしがみついてまた書くと? うん、しがみついてでも書かなくてはならない人もいる。
でもどっちが健全な世界かなって私は思うのね。 書かなきゃいけないって健全じゃない世界ですよ。
どこか歪んでいる世界だと思う。 私は書かなくていい世界の方が健全だと思っている。
だから書かなくなった人を何人か知っているけれど、みんな幸せな世界に行ったんだなって思うもん。
じゃあ苦しんでいる人に言えることは? もう書かなくていいんじゃないかと思う。
それもいい人生だと思う。 でも私はまだしがみついてしまいますけれど。
という内容です。
これを読んで、あるいはお聴きになって 納得とか共感するか、それとも衝撃を受けるかは
きっと 物を書くこととか、自分の職業に対する
アイデンティティがどれぐらい重たいかとか あるいはどれぐらい転職したことがあるかとか
あるいは夢の挫折に関する 態度をどうやって取るかとか
できること、できないこと、向いてること、向いてないこと、やりたいこととのバランスをどうやって取ってきたかっていうところにも
影響されるのかもしれません。 今夜はこんなところで
それではまた おやすみなさい
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