1. 工藤郁子の声日記
  2. #4 ほとぼりが冷めたあたりで
2024-03-27 09:11

#4 ほとぼりが冷めたあたりで

忙しいときでも短歌なら読みやすく そして沁みます

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こんばんは、工藤郁子です。今日は、2024年3月27日、水曜日の夜です。
4回目の声日記を配信します。おかげさまで3日坊主を乗り越えました。
そして、これまでの声日記で、いろんな方たちに圧をかけて、声日記を始める後押しをしてきたというお話をしていました。
今回はですね、声日記に戻ってくる圧をかけていたということが判明しました。
それはですね、人気ポッドキャスト、ドングリFMでパーソナリティをされているnarumiさんのことです。
narumiさんの声日記、narumiのつぶやきが、久々に更新されているなと思って聞きに行きましたら、こんなことが語られていました。
働き者ラジオの中で好きなポッドキャスト特集みたいなのをやってたんですけど、その番組の中で、
昨今のポッドキャスト界隈の流行とか、新しい潮流について解説しましょう、みたいなのをやっていて、
その中で最近、ポッドキャスト界では声日記が流行っているらしいと、一大ムーブメントになっているらしいと。
で、なぜそうなのかというと、あのドングリFMのnarumiさんが言っていたし、間違いないですよ、みたいなことを言ってたんで、え?と思って、
言ったけど、やばい、最近そんな声日記やってなかったなと思って、まずいな、これはやらねばと、声日記すぐにやらねばと思ってね、こうやってスマホに向かって話しているんです。
はい、narumiさんが声日記を更新されるきっかけになれて非常に嬉しいです。
ところで、その同じ声日記で、3月22日にドングリFMさんのイベントが開催されたと、narumiさんがお話をされていました。
ポッドキャストのイベントいいですよね。私も先ほど言及されていた別のポッドキャスト、働き者ラジオをやっているので、働き者ラジオで一度やってみたいなと思いました。
働き者ラジオの母体であるTBSラジオの文化系トークラジオLifeのイベントは結構やっているんですけれども、働き者ラジオのイベントはやったことがないので、いつかはチャレンジしてみたいですね。
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ちなみに働き者ラジオは明日の配信で、たぶん第41回目のはずなので、50回記念とかでやれたらいいかもなって思い始めました。
準備間に合うかな。単純計算だとあと9回ぐらいなので、5月末とか6月初旬ぐらいに映えある50回目を迎えるという想定なので、急げばなんとかなるんですかね。
一緒に働き者ラジオをやっている山本ぽてとさんとも相談したいと思います。
あとは近況ですが、今月末、3月末締め切りの原稿というのがありまして、それに非常に苦戦しています。
気づくと数時間経ってて、真夜中過ぎの深夜2時とかになっていて、今日も声日記更新できなかった、
配信する時を失ったみたいなことに後から気づくみたいなことが日々起きています。
特に昨日までは春の冷たい雨がずっと降っていたりして、なんだかうつうつとして、もうだめだみたいな。なんてゴミみたいな文章を作っているんだみたいな気持ちになっています。
今日は少し昼間は気持ちよく晴れていたので、ちょっと気分が回復してきました。
そしてこういう時に、私はある短歌を思い出します。その短歌というのが、
もうやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい っていう、なんともしみる短歌がございまして、
これを詠んだ方、この短歌を詠んだ方は岡野大嗣さんという方で、
この歌が収められている歌集は、書肆侃侃房さんから出ている歌集、サイレンと犀という本に収められています。
このサイレントサイというタイトルもすごく好きです。良いと思います。
日本語だとサイレンはカタカナで書かれているので、多分警報器の、うるさくなる警報器のことだと思います。
サイは頭に角がある動物の犀で漢字で書かれています。
でもこれひねってあるのが英語のタイトルも表紙に一緒に書かれているんですけれども、
英語タイトルでのサイレントサイはサイレント、つまり静かな、サイ、ため息、静かなため息という意味になっていて、
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2つの意味があって、かつうるさくて尖っているものと、静かで落ち着いたものと、
対極的な意味を重ねていて非常に素敵なタイトルだなというふうに思います。
そしてこの歌集サイレンと犀には先ほどご紹介した歌のほかにもたくさん好きな歌が収められています。
例えばこれはどっちかというと、尖ってうるさい方というよりは静かなため息の方の歌だと思いますが、
袖口を嗅ぐだけで眠たくなれる部屋着で過ごすうつくしい日々。
そういう歌があって、こういう部屋着でぼんやり過ごすって美しいなって思ったりしますし、
今度、次は尖っている方の歌だと思いますが、
生き延びるために聴いてる音楽が自分で死んだひとのばかりだ、とかそういう歌も載っていて、
いろんな側面、岡野さんの歌のいろんな側面が見れて非常に面白い歌集だと思います。
ちなみに岡野さんは多分ラジオとか運転が好きだったりとか音楽も好きなんじゃないかなと思わせる歌があって、
それが例えば、脳みそがあってよかった電源がなくても好きな曲を鳴らせる、とか。
次の歌は多分ラジオ、運転中にラジオとかを聴いているのかなっていう歌なんですけれども、
トラフィックニュースは告げるこの夜を確かに生きる僕らのことを。
という歌で、私はラジオをよく聴いているので大変共感するし、
夜に読むとしっとり納得できるような歌とかも多くて、すごく好きです。
あと短歌のいいところって、短いからどこで止めてもいいし、一首だけ読んで、
その情景を思い浮かべて、そのまま寝るとかもできるので、
忙しい時とかに、夜寝る前とかに読むことが多いです。
なので、まだ短歌とか学校の授業以外で読んだことないという方でもいたら、
ぜひ、もしよかったら岡野大嗣さんのサイレンと犀、読んでみてください。
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それでは、今夜はこんなところで。それではまた。おやすみなさい。
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