ここだけでしか聞けない本質情報。
いっぱい用意してきたから。
ちょっと話をするけど、陰謀論者の人たちはさ、
陰謀論者の人たちって言ったからね、失礼なんだが。
そう、知っている。
人たちは、この質情報っていう言葉を使うの?
多分使ってると思うんだけどな。
違うのかな。
なんなんだよ。
よくわかんないけど。
真実だよ。
まあ、いずれにしてもわかった。
真実をね、伝えてるんだとしたら。
なんか切れ出すんだよ、あの人。
なんなんだよ。
だからな、とか言ってくる。
切れ出すってとこだけ俺インストールしたから。
それだけでやっていこう、今日。
あれね、ちょっとこう、間違ってるんじゃなかろうかってこっちがなるやつね。
でもあの人たちは外に出たトゥルーマンでしょ、だって。
そーじゃ…いや、あの人たちは言ってみれば、
間違った外に出方をしたっていうような見方もできるよね。
間違ってんの?
間違って…いやでも間違ってるとか言ったら、
マジでとんでもない怖い人たちがわかる。
どうすんだよ、そんなの。
ロスチャイルドだ、お前。
いつも平和な僕…僕らの平和なコメント欄が当たり前のことに。
わー、じゃあわかった。
どっちが本質を語れるのか、このトゥルーマンショーについて。
どっちが本質情報を掴んでんのか、どっちが本質を見極められたのか。
皆さんはどう思いますか?
ジャッジしてください。
これは麻生太郎です。
どちらかというと麻生太郎になってしまいました。
結局麻生太郎全部知ってそうだよな。
そうだ。
なんかな。
そうだ。
いやー。
わかるでしょっていうね。
今日は陰謀論者と対決します。
皆さん最後まで聞いてねっていう。
そんなに似てねえしな、しかも。
おかしいな。
いっぱい見てきたんだけどな。
これはね、毒親の比喩なんだよ。
トゥルーマンが主人公だとして見てるから。
トゥルーマンショーじゃん。
そこでみんな騙されてるって話なんだけど。
今ちょっと席入んなかったらおかしい。
確かにおかしい。
トゥルーマンが出てった後は、NCのCMがいっぱい流れてるかも。
あの球体の中で一体何が行われてるか、僕だけが知っています。
フジテレビの皆さん、すみません。
小字がっていう概念が、昨日であるでしょ。
え、ドラマチックに撮ってるってことは、あいつ見てんじゃん。
そう、見てんだよ。
どんどん受け入れしていくって。
制作フジテレビでした。
トリビアです。
トモヒーです。
今回深める映画は、トゥルーマンショーです。
簡単に説明をしますと、1998年の映画。
平凡な男トゥルーマンは、実は自分の人生が巨大なスタジオで24時間生中継されているリアリティ番組だと気づき始める。
偽りの世界から抜け出し、真実を求めて奮闘する物語。
監督は、今を生きるなどで知られるピーターウィアー。
脚本は、監督脚本作ガタカなどでも知られるアンドリュー・ニコル。
出演はジムキャリー・エド・ハリスなどとなってます。
はい。
はい。
トゥルーマンショーですよ。
トゥルーマンショー。
いやじゃあ、ちょっとじゃあ、アソーさんちょっと1回、1回じゃあ俺の話を聞いてもらおうかね、そしたらね。
じゃあちょっと、お前がしたい良い話としてのトゥルーマンショー、ちょっと話してみろよじゃあ。
つまり、繰り返しになるけど、この話っていうのは、つまり誰かが設定した枠っていうのがなんかあるのよね。
その時点で結構なんかすごい陰謀論者っぽいけどな。
いやだからね、それは、確かにそうだけど。
じゃあ比喩として具体的に話してみる。
比喩、このトゥルーマンショーっていう物語。
つまり、さっきのアラシの説明にもあった通り、トゥルーマンっていう人が巨大なセットの中で生まれた時からリアリティショー、リアリティショー番組の主人公として振る舞ってるわけね。
本人だけそうだとは知らず。
でも、そのリアリティショーから脱出することによって番組が終わったっていう話よね。
そうね。
じゃあこれは、何の比喩としてまず考えられるか。
お前は見たのかだな。
そうそうそうそう。
だからね、陰謀論っぽいって言うけど、具体例出せばすごいわかりやすくなると思う。
これはね、独親の比喩なんだよ、きっと。
この映画っていうのは。
えー?
いや、お話しすまないよ。
ハロバイもちょっと、アソタルもちょっと、どっか一回行ってみてください。
えー。
鳥宮さん。
皆さん、どう思いますか?
親とかじゃなかったじゃん。
いや、だからこれは、つまりもうね、ピンとくると思うけど。
制作者であるクリストフっていう人を、独親。
独親ってちょっとなんかさ。
何? 独親って何? 知らない人もいると思う。
独親ってね、独みたいな親っていうことよね。
ポイズンの独ね。
ポイズンね。
に、親。親は普通に親だ。
まあちょっと言葉としてね、キャッチーだからみんな使いがちだけど。
いろんな意味含まれてるけど、虐待する親とかさ。
ネグレクトする親とかさ。
そういうのも含まれてるんだけど。
まあここでの意味としては、すっごい過干渉な親ね。
うーん。
過干渉。
過干渉っていう言葉もまたちょっと難しいけどさ。
つまり子供に対して、ああしなさい、こうしなさいって言いすぎる親。
ってことね、過干渉。
干渉が過ぎるっていう。
干渉してきすぎる親のことを言うわけだよね。
はいはい。
ってなった時に、つまりこのシーヘイブンっていう世界は、言ってみれば制作者の人いるよね。
制作組織みたいな、ディレクターというか監督の人。
クリストフ?
クリストフ。クリストフね。
っていう人がいるじゃない。
あの人が構築する世界なわけよ。シーヘイブン。
あの舞台は、あのドームは。
で、その中にトゥルーマンがいるわけ。
生まれた時からずっと。
で、トゥルーマンはずっと何を言われ続けてるのか。
っていうと、これはあの、なんていうのかな。
いろんなこと言われてるようで、結構シンプライズすると、そのメッセージは一個で、危ないから外に出るなって言ってる。
うーん、まあ確かになろうね。
ね、子供の頃からそうじゃん。
なんかお父さんがまだ生きてた時にさ、石積んであるところをさ、海辺で。
こうなんか登ってって外出ようとするんだけど、やだーみたいな。
その先は危ないんだ、みたいな感じでこう戻されたりとかするよね。
みんなが見てんだよね、もちろんね。
で、トゥルーマンは旅に出たい旅に出たいって言ってんのに、大人になってからも。
言ってんのに、必ず止めるわけよね。
奥さんとかが、お金どうすんのとか。
貯金だけで食うとしたら、5年前の生活に逆戻りじゃないとかって言ったりする。
まあそれ全部、つまりここにいてくれないと、そのドラマがね。
番組が終わっちゃうからね。
終わっちゃうっていうか、できねえからっていうことで、なんか騙しを押せようとしてんだけど、
メッセージは一つで、つまり危ないから出るなっていうことなんだよ。
で、それって、だから下官省の親が一番言うことじゃん。
危ないんだから、5時には帰ってきなさいみたいな。
文言。
そうそうそうそう。
で、つまりこれはひるがえて考えるに、危ないから出なさんな、ここにいなさい。
つまり一定の文言の時間に帰ってきなさいみたいな。
のとかも含めてだけど、つまりね、私の目の届くところにいなさいっていうことでしょ。
で、下官省の親たちは目の届くところに置いておきたかるわけよね。
で、かつ何をするかっていうと、行く学校を選ばせなかったりするわけよね、子供に。
リアルな問題としてね。
そうそうそうそう。この学校に行きなさいとか。
職業とかもそうだしね。
そうそうそう。俺らの頃とかさ、結構本当にさ、周りでもあったじゃん。
女の子がさ、県外の大学行きたいとか東京の大学行きたいとか行っても、親が行かせてくれないんだよね。
つって地元の大学行く子とかさ、普通にいたじゃん。まだあの頃。
田舎のクソみたいなルールね。
そうそうそうそう。
危ないみたいな。
東京は危ない県みたいな。
そうそうそうそう。
で、実際に危ないっちゃ危ないけども。
危ないっちゃ危ないけど。
田舎も危ないよ。熊とか出るし。
まあ、そうね。結局どこでも危ないんじゃねえかみたいなのもあるけども。
本質的には何が危ないのかっていうと、私の目の届かないところ、俺の目の届かないところに行くと危ないって言ってるわけよね。
つまりその目の届くところで、私の言う通りに、俺の言う通りにしてれば、あなたは安全だし幸せになれるっていうことを過干渉の親、毒親は言うわけよ。
なるほど。
で、クリストフまさにそうじゃん。
うん。クリストフ自身は直接トゥルーマン自体には語りかけてないけど、他の人を使ってそういうふうにしてんだよな。
で、総合演出だから、たぶん全部のコントロールしてると思うんだわ。
あいつだって太陽を昇る時間とかも決めれるからな。
そうね。そう思うね。神様だよね。
神様だよ。
神様みたいに振る舞う親もいるわけだ。
しかもだから、こうしなさい、ああしなさいって言うって言うんだったらわかりやすいけど、うまく言えないけど、そこかしこにそういうメッセージというかさ。
生活していく中で、そういうのを意識させられるようなことを周りに環境として敷き詰めてたりするじゃん。そういう親が。
で、これトゥルーマンショーの場合で言ったら、なんかフィジーに電話かけようとしたらさ、序盤の方で。
だから職場でフィジーに電話かけようとしたら、それを察した同僚の人が、お、ツルーマンこの記事見たか?つって。
シーヘイブンはこの世の天国みたいな感じの、ここが一番いいよねみたいな感じの。
あんな嘘くさいやり方あるかよっていう。
それも演出でしょ。
まあね。
言うでしょ。おそらく家族とかが。
旅行屋に昼帰ってみるに。やっぱり地元が一番いいわみたいな。
本当にこんなにいい場所ないわみたいな感じのことを言ったりとかして。
ソフトに枠を作っていく。
ハードにも作っていくけど。
だから、自覚してないに限らずそういう形になってるってことかな?
そうそうそうそう。
決してその親は本当に自分の近くにずっといろって自意識でも持ってなくても、自然とそういうことになってたりとかするってことかな?
うんうんうん。
あるね、たぶん。
だからそういう風にして、なんとなく枠っていうのが形成されていく。
そして、その外に出ようとするとめっちゃ怒ったりするわけよね。
やっぱり文言破ったりすると。
私の言うことを言うとおりにしたいわいいなみたいな感じになったりする親もね。
今のお前の勘のモノマネ?それ。
いやいや、ごめん。
親の名誉のために言っといたほうがいいわね。
すごいリアルなモノマネが入ったからさ、そのなんか。
俺はトラウマの再現をしているっていう。
っていうことではないけどね。
まあなんかこうやっぱり聞くわけよね、そういう。
なんていうのかな。
例えばだけどさ、友達がさ、親になったりするんじゃん。
そうね。
そういうのをやってる人がいるんですか?
時々ね、なんていうの?
このひどい例はないんだけど、一時がバンジーこんな感じなのかなと思う時とかがさ、やっぱあんのよ。
なんか子供がさ、ちょっと肌寒い時期で、一緒に俺が外で家族と一緒にいる時にね。
カフェのテラス席みたいなの、ちょっと寒いなと思いながらも。
でも子供はもう元気だから。
小学生ぐらいだろ、低学年ぐらいの子がこう。
上着着ずにこう歩き回ったりしてるのね。
例えばママさんが、何々ちゃん、上着着なさいっつって。
でも子供は全然聞かない。
あーっつって。
別の子と遊んでる。
何々ちゃん、上着着なさいっつって。
でもなんか聞こえない振りみたいな感じで。
着なさいって言ってんじゃん、風邪ひたらどうすんのよっつって。
その無理やり着せに行くわけよね。
あーみたいな。
なんかこういう感じなんだろうなっていう。
心配してんだろうけど。
でもなんかこう、こういうふうに、なんていうのかな。
意図通りに。
完璧に守ろうとある種するっていうような感じでやってんだろうなーみたいな感じの
親を想像して、総合的に判断したのだって、別にうちの母親に近いではありませんっていうことをとりあえず言っとくけどね。
でもなんでそうなんのかな、その。
あーね。
自分の思う通りにみたいなさ。
なんでその感情的になるぐらいまでになっちゃうんだろうなっていう。
なんでなんですか。
だってめっちゃクリストフも感情的になってたよね。
最後なってたね。
そう最後、あいつ殺そうとしてたよね、多分だけど。
そうだよ。
外に出るぐらいならっていうこと?
あいつさ、最後船で乗ったトゥルーマンがさ、嵐に見舞われるじゃん。
クリストフがこう、もうやっちゃえやっちゃえみたいな感じになってさ。
やれーみたいな、あげろーみたいな。
やれー。
あげろーって。
で、わーってなって、でもダメだーっていうぐらいになって、で明らかに死んだように見えた後に、トゥルーマンがこう動いた瞬間があるじゃん。
うんうんうん。
あの時にその周りのスタッフはよかったーって顔してるのに、あいつだけなんかすげー全然そんな顔してないのよ。
怖っていうか。
なんか微妙な顔してるんだよ。
何なんだよ。
険しいわけでも、なんかでもちょっと険しい顔したりしてるっていうさ。
まともな親じゃねーな。
まともな親じゃねーわー。
いくらトゥルーマンがね、メリルとの間に子供作んなかったからってさ、そんなに怒んなくてもいいじゃんね。
そうだよ。
なんかさ、だから、いわばさ、あれもさ、幸せ像みたいなのをすごい固く決めてるわけよね、クリストフの中で。
だからその、ソフトなさ、枠の作り方みたいなさ、話をさっきしたけどさ、つまりなんか1個の幸せの提示よね。
出ていきそうになったらお母さん呼びつけて、アルバムを開きーみたいなのとかね。
あとそこでやってたテレビ、流しっぱになってた?つけたのかな?お母さんと娘じゃねーや、妻が外出るときに。
あのテレビのさ、なんかドラマの内容も、懐かしいホームドラマ再放送みたいな、特集ですみたいな。
ので、結局、なんだっけ、いろんなことがあるけど主人公は街に戻ってきて、結局幸せは足元に、この街に、家族にあるという物語ですみたいな。
それをこう、あれもだから、全部コントロールされてるんだから、クリストフの演出なわけよね。
洗脳だよね。
だからその幸せの形みたいなのを、すごい決まってんのね、あいつの中で多分。ガチガチに。
で、それの外に出るくらいならっていうことだと、大体俺はそう見たよね。
それから出るっていうところがいい映画だっていうこと?
そう、だからまあ、まずはそこね。
まあ主人公だから自分だ。
自分が何かこう、よくわからないけども、例えば毒親だったり、例えば世間だったり、なんかあるわ、いろいろ。
に作られた、なんかドームの中にいて、そっから出んなと。
で、ここでの正解を演じろと、いわば。
言われてるっていう感じっていうのはある。
そこの外に出るっていうこと?
それを描いてると思ったから、ハッピーエンドです。
QED、チェックメイト。
それがだからお前が自分の人生というか、お前この社会と照らし合わせたらそういうふうに見えるってことね。
しかも一応補足しときたいんだけど、これ全近代的な、何ていうのかな、拡張性とかさ、さっきもクソみたいな田舎のルールっていうふうな言葉が出たけど、
っていうものとして捉えるっていうのは、とだけ捉えるっていうのは結構早けいで早がてんで、言ってみれば今多様性の時代でしょ。
多様性の時代も、つまり多様性っていう枠組みだとも見れるわけ。
多様性の中での正解者争いしてるっていう側面もあるでしょ。
一番になろうとするみたいな。
別に多様性の理念自体は素晴らしいと思うんだけど、
いわばなんとなく設定された枠組みみたいなところから出たらそれ多様性じゃなくなるので、言ってみればね。
っていうことで言えば、やっぱりダイバーシティっていうことで全部が取っ払われたわけじゃなくて、新たな枠が設けられたっていうふうに見ることができると思う。
戦争が終わって民主主義になったって言ったって、今度民主主義の中での一番病とか言って、三島由紀夫が言ったらしいよね、戦後の日本をとって。
一番病?
軍国主義で一番になろうとしてた新民たちが、戦後一気に民主主義者にパンって転向して、これから民主主義だみたいな。
俺らは騙されてたみたいな感じになって、そこで民主主義の一番争いをするっていうような。
ちょっと時代が20年ぐらい進んだら、今度学生運動で学生たちが下馬本を持って、民主主義および資本主義か、はダメだって。
山口戦ひっくり返したね。
そうそう。東大選挙したりとか、火炎瓶投げてジグザグみんなで歩いたりとかして。
でも、あの時代はあれが枠になってるわけよね。ジグザグ走らなきゃいけなかったわけよね。
ジグザグ走り一番競争を、こういう奴性格悪いけど。
悪いよ、お前は。
っていう風になったりとか。
全員を敵に回してって。
いいよ、だって俺外に出るもん。
さよならみんなっていうね。
そう、え?みんなとさよならするなやっぱり。
っていうのが怖かったりして、やっぱり枠組みの中にいようとしたりもするしね。
っていうのがどんどん、枠が変わってるだけで、別の枠になってるわけで。
でも実際その基本的な構造は変わってないっていう風にも見れるのね。
でもズルマンは出たんですよ、この火雨で言えば。
そこにこの尊さがあるな、この物語のっていう風に思ったし学びがあるなと思った。
から繰り返しになりますけど、ハッピーエンドです。
面白くないな。
以上です。トモヒーでした。
トモさん帰るの?
もうだから外出るから、飲みに行くから。
それはダメだろ。俺の話をちゃんと聞いてくれないと。
そうね。
本質情報をね。
いやだから、その、じゃあトゥルーマンが主人公だったら、
まあ普通、まあ映画ってこう、主人公が成長していく姿とかこう、映画ってするじゃん。
うん。
トゥルーマンって成長したの?
いや、したんじゃない?
まあ気づいてな、あの自分でこう、外の世界に出るっていうことができなかった彼が、
うんうんうん。
まあ、勇気を持って出たように見えるじゃん。
そうだよ。
俺は酔っ払いの船乗りとか言って歌いながら、嵐にも負けずにね、行ったんだよ。
でもその成長した瞬間ってどこなのって話よ。
あー。
転換点ってことね。
そう、普通さ、その主人公、トゥルーマンが、その、じゃあ外の世界に気づいて、
で、それに向かってなんか障壁とかを乗り越えて、外に出るってなったら、
その大きな障壁を乗り越える瞬間ってのは大きく描かれるはずじゃん。
うんうんうんうん。
だって成長してんだから、その瞬間。
できなかったことができるようになるっていうさ。
うん、そうだ。
でも、この映画ってその描写って実は抜けてんだよ。
あー、ん?どういうことだ。
いや、よくよく考えて、じゃあその、なぜ主人公のトゥルーマンが、その外の世界に今まで出られなかったのか。
うんうんうん。
水が怖かったからじゃん。
あー。
そうだな。
そうでしょ。
海に、まあ島だからな。
島だから。
海、人工のだから。海に囲まれてて、幼少期のそのお父さんが死んじゃったって、まああれも嘘だけど、
船旅に出て、嵐でお父さんが直されてったっていうトラウマによって、トゥルーマンは水が怖くて、出ようがなかったわけだよ、言ってみれば。
じゃあなんで出たの?直った?
勇気、勇気、勇気が湧いた。
勇気。
もう、やる気とね、勇気があれば、トラウマは。
そうなんだよ。やる気と勇気があれば、力が湧いてきて、外に出れるから。
それあの、うつはさ、やる気がないだけみたいなこと言ってると一緒だろ?
いやだから、でも力が湧いてくるから、うつも。きっとね。
おかしいんだって、そう考えてみると。
結果ついてくるから。おかしい。
おかしい。
おかしいでしょ。
もうこれ以上続けない。
認めよう、認めよう。
まあ確かにおかしいな。
おかしいんだよ。
つまり何がおかしいかってお前が言いたがって言うと、水が怖くなくなったっていう理由が、そしてそのきっかけが、そしてその瞬間が全く描かれてないってことね。
そうそうそう。
そのせいでトゥルーマンがこの物語の主人公だとしたら、そんな作り方がおかしいと。
おかしいよ。
確かにおかしいな。
船に乗る瞬間とかもさ、ないわけ。
確かに。
うん。なんか一番ドラマチックじゃん、そんなの。あの、勇気だとしたら、その。
おー。
うん。
いや、これ俺は絶対間違いなく外に世界があるんだ。これ乗れるんだ。俺やればできる、やればできるって言って船に乗るシーンが一番盛り上がるはずなのに。
あー、なるほどな。
その変なんだって。って思った時に俺が気づいたのは、これ、その、実は主人公のそのトゥルーマンの視点で描かれた映画じゃなくて、クリストフの目線で描かれた映画だなって思ったわけ。
あの、毒親?
うん、毒親。
あ、じゃあもう見たくないですもん。
あいつこそが主人公だと。
あー。
その、クリストフの視点で描かれてる映画っていう風に見たらすげえ納得できるわけ。だって最初っからそのトゥルーマンがどういう生活をしてるかっていうのは映像で俺たちは見るわけでしょ。
うん、そうだね。
だけど、あの、脱出する瞬間とかって映像に残されてないわけ。
うんうんうん、そうだな。
船で外に出ていく瞬間も見てないわけよ、クリストフは。
うん。うんうんうん。そうだな。
だから俺らはもう見ることができないわけ。だってクリストフの目線で描かれてるからこれ。
あー。普段のトゥルーマンはいくらでも見れるのね。
そう。
だって街に5000台カメラが設置されてるからね。だからあれは全部クリストフがコントロールルームで見れるカメラなわけか。
そう。だからその、クリストフが主人公なわけ。
なるほど。
って考えたらさ、もうバッドエンド中のバッドエンドじゃない?終わったっていう。
そうね、そうね。いや、そうだな、あの、忘れてたわちょっと今。
忘れんじゃねえよ。
そうだわ、そう考えるとこれ以上ね、バッドエンドだわ。
そう。なんかあそこまで必死にさ、あの世界まで作ってさ、ガック死みたいな終わり方したじゃん。
もうなんか本当にガック死って感じだったよ。ガタッみたいな。
頭ガンっていう。
だから結局囚われてたっていうのがまあその外に出るっていう、トゥルーマンが外に出るっていう話で言えば、
まあそれはハッピーエンドだけど、俺はこの映画の中で一番囚われてたのはその毒親であるクリストフだと思ってるわけ。
クリストフが捕らえられている。
トゥルーマンっていうのはあのシーヘイブンのこのドームの中にいるけど、
クリストフもなんかあのコントロールルームみたいなさ、あのフジテレビの球体みたいな中にいるじゃん。
いるよね。
いる、ずっといるんだよあいつ。
好きだけどね、多分ね。
好きだけどね。
好きだけど、そのフジテレビの球体の中にね、まあみんなね、みんないるんだよね、球体のあそこの中にね。
だから多分あの最後、トゥルーマンが出ていった後は、ACのCMがいっぱい流れてると思う。
そうだよな、だってもうスポンサーも降りるだろうからな。
降りるから、もうACしかない。
あー、なるほどなるほどな。
言ってみれば、クリストフもあんなかにいるわけだな。
そうそう。
あの月っていうかコントロールルームの中に。
閉じこもってた。
閉じこもった、あーうん。
そう、閉じこもってて。
で、彼がその何に一番閉じ込められてるかっていうと、やっぱりトゥルーマンショーっていうものを立ち上げるっていうこととか、
彼が作ったそのシーヘイブンっていう世界観ってやっぱりそのお前が言ったように、ドコーヤの視点で作られてるわけじゃん。
まあね、比喩的な意味でもあるが。
クリストフが望む天国みたいな。
うんうんうん、そうだよそうだよ。
だからドコーヤはここにいればあなたは幸せになれるなっていうことで、まさに枠を作るわけだから。
クリストフはそういう意味で島を作ったわけだ。
そう、あいつの理想の場所なわけね。
そうだな。
で、じゃあなんでそういうものを作ったかっていうと、絶対あいつなんか過去にいろいろあったんだと思う。
入社前に?
フジレビ入社前に。
フジレビ入社前に。
球体に入る前に。
収穫してる時にたぶんいっぱい落とされて。
TBSに嫌なこと言われたのかな?
TBSにも。
テレ東には受かったっぽいけど。
テレビ屋さんにで圧迫MS受け?
受け。
間違いなく傷ついた結果、やっぱりその、なんていうのかな、なんつったっけ?
外の世界が本当になんか恐ろしい世界だみたいな。
あれでしょ、電話でシルビア、唯一トゥルーマンに真実伝えようとしたあいつね、女性と喋ってる時に、はっきりと君たちのいるこの外の世界は、外の世界って言ってたよね、確かに。
病んでいるって言って。
で、我々はトゥルーマンに良き世界を与えてるんだって言って。
で、しかもトゥルーマンはそれを気に入ってるんだって言ってたよね。
ドコヤっぽいね、本当に。
そうだよ。
だからその病んだ世界っていうものを目の当たりにした経験があるんだよな。
あー、なんか、一気にドコヤに同情ができるようになんかちょっとなってきたな。
なんかちなみに、クリストフを演じてるエド・ハリス、クリストフ役をやるにあたって、10ページぐらいの彼の元の人生みたいなのを監督とか脚本家とかがよく書いたらしくて、そのバックグラウンド。
えー、読みてー。
そう、彼の人生一体何があったのか。
お前それをとってこい、本質情報として。
どこにもねえんだよ、それは。
俺よりもランクの上のやつしかアクセスできないからさ。
そうか、まだお前がこう、会員になって間もないんだよね、たぶんお前はね。
あるんだよ。
それがなんかその、もちろん彼も最初からこんなヤバいことやってるわけなくて、
なんかドキュメンタリー作家として、ホームレスを同じように定点観察するみたいなドキュメンタリーを作って、それでアカデミー賞かなんかにノミネートされたみたいな。
マジか。
そう、ホームレスのあの、なんか寝るマットレスみたいな中に、
あー。
全部カメラとか仕込んで、
5000台ね。
そこに寝に来るホームレスをずっと捉えるっていう。
あー。
ドキュメンタリーを作ったっていう。
ありそう。
ありそうっていうね。
そして面白そう。
だからまあやっぱりその、社会問題に関してかなり彼なりにこう何か思いがあるんだよな。
そういうふうに、路上で生活せざるを得ない人がいるっていうことを問題だと捉えて、たぶん作品にしたっていう設定なんだと思うんだけど。
あー、なるほどな。
そういう社会の不平等さみたいなのにかなり傷ついてるっていうか、思いがある人なんだろうっていうね。
だからそういう現実外の社会みたいなものに拒否反応があるから、彼はあの中を作ったわけでしょ。
トゥルーマンのために。
うんうんうん。
ある意味自分をトゥルーマンに投影してるわけだ。
なるほどな。
だってトゥルーマン自身もさ、あの子は、あの子っていうかトゥルーマンは育てるのを拒否した親の元に生まれてきた子だって言ってたよね。
あーそうね。
あの放送の中で。
そこに自分を投影するっていうよりも、こうであればみんな幸せであるはずなのにっていう、その自分の思いみたいなのを投影してるし、
自分もそういう形でこのゴミみたいな世界、病んだ世界から救われたいみたいなのを投影してるっていうことか。
そうそうそう。
切ない話。
読法屋にもいろいろあるんだっていう。
で、逃げられんだ。
そう。
バッドエンドだ。
バッドエンドだ。
いやー突っ込めそうか。視点を変えれば。
そうなんだ。
で、やっぱりそのトゥルーマンとクリストフの共通点みたいなのもあって、
あのオープニングを見たらわかるんだけど、
オープニングでいきなりそのトゥルーマンが鏡に向かって一人で喋ってるみたいなのがテレビで映し出されてるみたいな。
毎朝のルーティンみたいなやつ。変な。
なんかあの、一人芝居中か、モノローグしながら、妄想物語みたいなね。冒険談みたいな。
あれがカメラ、まあテレビに映ってるっていう映像から始まって、
で、クリストフのそのインタビューと、あとメリール、あの、奥さん役か。
の人とあと友達ね、そのマーロンっていう、この4人がこう、なんかインタビュー映像みたいな。
トゥルーマン以外はインタビューされてるね。
あれもなんかすごい、何が始まったんだって感じになると思うけど、映画館でいきなり。
意味わかんないんだな、最初見たときの。
でもあれ、トゥルーマンはその鏡向かって喋ってるのを、テレビに映ってるっていう映像がそのまま映し出されるんだけど。
そうね。
画質が荒くて。
なんかこう、また撮ってるみたいな感じのね。テレビ画面を撮ってるみたいな。
これでもクリストフもそうなんだ。
あの、テレビに向かってインタビューで答えてるっていう、クリストフの映像が映し出される。
あのさ、荒いよね、確かになんか。
そう、荒い。
あれさ、映画の一番最初の、パッて始まった瞬間、クリストフのでっけえ顔なんだけど。
ああ、そっかそっか。
確かに汚ねえんだよな。
そう、汚い顔だなっていう。
あいつ顔汚ねえんだよ、どこが。
だから。
そう、確かにあれ違和感あるよな。ギャビギャビってなってるっていうか。
そう、だからインタビュー映像を撮ってるっていう映像なんだけど。
あとの二人、マーロンとメリル役の二人は綺麗な映像なんだよ。
そうだわ。
あれは要するに、トゥルーマンはもちろんテレビの中に閉じ込められてる存在として描かれてるんだけど、
クリストフも同じようにテレビの中に囚われてるっていう共通点があるわけ。
なるほどな。
で、この映画のおもろいところはやっぱり、なぜクリストフはトゥルーマンが外に抜け出そうとしてることに気づかなかったのかっていうとこなんだけど。
うーん。
あ、そうね。見逃しちゃった、だから映ってなかったわけだから。
で、俺らも見れなかったっていう。
ちゃんと見とけよな。そしたら俺らも見れたからな。
だって船にいっぱいカメラついてんのにさ。
そうね。
気づいてないわけ。
うーん、そうだな。
これはさっきの質問にまた戻るんだけど、何でトゥルーマンは外に出れたのかって言うと、やっぱり水っていうものを克服したからじゃん。
うんうんうん。
で、これ何でかって言うと、そもそもトゥルーマンが水っていうものを克服できたっていうのは、努力とかじゃなくて、
お父さんが水で失ったと思ってたお父さんが生きて戻ってきたじゃん。
それで、彼の中のそのトラウマが解消されたわけ。
あー、なるほど。演出ミス。
演出ミス。お父さん出しちゃダメだよっていうさ。
あー。
すごいシンプルな話で、これは現実世界で本当に起きるのかって言ったらわかんないけど、そんなトラウマってそんな簡単なものじゃないから。
まあまあ、そりゃそうだ。なるほどな。根本原因が言ってみれば、亡くなったわけだ。
そう。水で失くしたと思ったお父さんが帰ってきた。
あー。
ってことで、彼の中で水への恐怖心が不思議と亡くなっちゃったわけ。
うん。
だから、次の日からすごいトゥルーマンワクワクしながら生活してんだよな、あいつ。
確かに。
超健康になってるわけ。
それまですごいイライラしてたりとかするの。
めっちゃ疑心悪気にもなってたのに。
そう。
双子割引だとか言って。
そうそう。ノリノリなわけ。
あー、なるほど。
全ての原因がお父さんを亡くしたってことにあったっていう。
あー。
それが帰ってきたから、水が怖くなくなったんだけど、クリストフはその発想はないわけ。
うんうんうん、そうね。
なぜなら、彼の方が過去の自分のトラウマみたいなものに囚われているから。
ほうほうほう。
そんなことで、心の傷が癒えて何か自分ができないと思っていることができるようになるっていう発想がないわけ。
あー、なるほどね。
クリストフはだから心に傷を負ってるわけよね。
うん。
深く負っていると。
まあ、そのことにヒントを得たのか意識か無意識は分からんが、トゥルーマンに心の傷を負わせることによって、つまり父親が溺死するっていう、生き別れになるっていう、死んじゃったってことにして。