クリストフを救いたいね。
そうね。
あれをハッピーエンドに変えるんだよ、俺らで。
変えるんだよね。
そうだよね。
そのためにはまずちょっと冷えた会長に取材だ。
マイク持っていこうか。
深めるシネマです。
深めるシネマです。
そうか。
行けるかもしれない。
俺らもポッドキャスターですとか言って入れたもんね。
ジャーナリストですとか言って。
誤考説ぶちまけたりとかして。
あれもきついな。
きっといよね。
あれもジャーナリスト誤考枠遊びじゃん。
あれ怒られないと思ってるでしょ、ほんとに。
みんなマジでアキレス。
どういう感覚でどういうルールでやってんだこいつらみたいな。
みんなだから球体の中にいるんだよ。
いかんいかん。
東宝を見るからゴジラ連れてこいよ、とりあえず。
なんでゴジラなんだよ。
ぶっ壊してくる人がいるから。
ゴジラはフジレビ関係ないでしょ、確か。
そうか、そうだね。
でもわかんないよ、東宝の中にも球体に入ってる人たちがいるんだから。
こんなボケ続けてもしょうがないじゃん。
いや、どうやったらその枠から外に出られる。
でもこれさ、実はもう一個比喩として思ったことがあって。
この世界ね、トゥルーマンション、トゥルーマンがいる世界。
シー・ヘイブンからトゥルーマン、主人公が脱出して終わりましたっていう。
この物語は、これそのまんま心の中の世界っていう風にも捉えられるなと思ったの。
頭の中って言ってもいいんだけど。
インサイドヘッドなのかな、もしかしたら。
インサイドヘッドだと思う。
インサイドヘッド説。
なるほどね。
クリストフは何?悲しみか?
クリストフは、でも主人公ってことは喜びなんじゃない?
あいつ喜んでるシーンあんまないけど。
いや、あるじゃん。
トゥルーマンのことをモニター越しにこうやって撫でるシーンしたりとかして。
撫でてるシーンでしょ。
慈しみかな、もしかしたら。
いや、ちょっと大げさで。
つまりさ、どういう状態の心の比喩かっていうと、
今までの話ちょっと繋がるんだけど、
今までと違う自分になるっていう時の心の動き、
心の中の状況、心の中の登場人物みたいなのの比喩に見えたの。
え?どういうこと?
これつまり、
例えば、トゥルーマンが変わりたい自分みたいなのだとするよね。
それは例えばさ、それこそフジテレビから転職したいとかさ。
あるじゃん、やっぱり人生の一大転機として。
これまでの人生と違うことをするんだっていう時に、
でも人間ってそんなさ、違うことしよう、すぐやめますって言ってできないじゃん。
その時に葛藤が生じるわけよね。
それはつまりどういう状況かっていうと、
変わりたい自分と変わるな。
だって変わらない方が安全なんだから。
っていう自分たちがいるのよ。
やめとけと。
ここは幸せなんだと。
この場所にいるのが。
つまりこの生き方、同じ、今まで通りの生き方をすんのが幸せなんだよ、実際。
だからそんな危ないことしないで、新しい決断なんかしないで、
このまま現状維持でいこうぜっていう心の働きが必ず生じると思うのよ。
程度の差こそあれ。
そう、生存本能だよな。
防衛本能っていうか。
かつ、
これちょっと必要だから心理学の言葉使うんだけど、
心理学の言葉。
難しい言葉やめてくれよ。
君たち、俺だけが知ってる。
うるせえ。
みんな知ってるよ、ちょっとでも本読んだことある人あったら。
おのこちょっとも本読んだことねえみたいな俺のことを。
お前バカにしてるだろうよ。
ちょっとでも本、皮肉だわ。
俺の方ね、やっぱりね。
もういい、ちょっとやりたくないこれもう。
心の中の登場人物的なことだね、皮肉として。
皮肉的な意味として、機関と言ってもいいかな。
超自我っていう概念。
超自我ね。
聞いたことあるでしょ。
スーパーエゴね。
そう、スーパーエゴ。
つまり何なのかっていうと、自我っていうのが自分だね。
私が私だと思ってる私に対して、超自我っていうのは、
いろいろその自分に対して上から何かを指示してきたり、
管理監督してきたり、怒ったりしてくる役割のことなわけよ。
例えばだけど道端でさ、ゴミとか落ちてんじゃん。
でも急いでると。
言う時に、いやでももうちょっと遅刻しそうだからみたいな。
感じでゴミも拾わず、道端でちょっと困ってそうな観光客の人がいても、
通り過ぎていくっていう風にしてるとさ、聞こえてくるでしょ、声が。
お前そんなんでいいのかみたいな。
超自我。
そう。
厳しいって。
超自我。
厳しいって。
心の中の超自我。
メンズコーチ超自我。
それが超自我なんだけど。
嫌だな。
ずっといんのかよ、俺の頭の中にはいつも。
厳しい。
お前だからダメなんだよ、お前厳しいって。
そこでゴミ拾わないのお前厳しいって。
そこで困ってるお年寄り助けるの厳しいって。
言ってくる。
でもそれがあるおかげで、助けなきゃとか拾わなきゃってなったりするようなものだったりするよね。
超自我の超っていうのは、スーパーなわけね、スーパーエゴ。
エゴが自我で。
スーパーメンズコーチ上司。
ついてなかったと思うけどね、上司には。
スーパーっていうのは上にあるものっていう意味なわけ。
サペアリアね。
もともとのドイツ語だったらイーバーイッヒだよね。
イッヒは私。
イーバーイッヒ。
ウーバーイーツのウーバー。
あ、ウーバーイーツ。
難しいことはもうやめよう。
つまり上から見てくるものがいるっていうわけよ。
で、これコントロールルームでしょ、要するに。
そうね。
じゃあ出てけよお前ほんとに。
でもいないんだよ彼の周りには。
そうか。
ほーらバッドエンドです。
どんどんあのガクってガンが痛そうに見えてくる。
そう。
あーなるほどなー。
あそこは不思議なシーンだよ。
映ってんだもん普通にカメラで。
俺らが見れてるってことはさ、クリスタフが見れてるってことなの。
いやだからそれこそ多分本当のところは合わせ技なんでしょ。
トラブルを利用してドラマチックに演出したっていう、
現代進行系の演出だったし、
俺もこういう恋してるし。
俺も本当はこんな世界から外に出たいっていう。
そうよね、だから俺にも本当のことを言ってくれる人欲しいってことだったんだなきっと。
そうなんだあのさ、シルビアと他の人物たち、登場人物たちとの明確な違いって
2つあって、本当のことを言ってるんだよ。
シルビアは。
その結果こいつはスキゾフレニアだと、まさにあれ東越の東達って連れ去られていくんだけど。
でもあれも確かにこんな男知らないとか言って、そういう象徴もあるわなきっと。
で、あなたは仕組まれてるのよとか言う。
これも本物じゃないよっていう砂をブワーっていうね。
怖いよね。
怖いよ。
で、これ初めてじゃないんだってお父さん役の人が言って、
連れてくっていうのもあるんだけど、
あれはつまり本当に本当のことを言ってるのは、
テルマンに対して直接言ってるのはあいつだけなんだ、劇中で。
つまりこれは2つ目の理由と繋がるんだけど、
これってつまり本当のことを言うっていうのは、
自分の利益じゃなくて、
テルマンの利益のために、
ただそれだけのために言ってるっていうことだよね。
マーロンとかがさ、友達とかね、妻とかが言わないのって、
あれ役を演じ通すことで給料もらうためじゃん。
相当もらってるよね、あれ。
相当もらってるはずな。
嫌だよ、あんな仕事本当に。
ずっちゃうな。
でも、つまり彼らはなぜおためごかしを言い続けるのかっていうと、
自分の利益のために言わないわけ、本当のことは。
で、嘘を言う。
だからクリストフには現れなかった良き他者なんだけど、
の条件はやっぱり、
本当のことを自分のために、
つまり相手のために言える人、言ってくれる人、
っていうことなんよね。
もうちょっと迎えが来るのが遅かったら、
テルマンはすんなり受け入れられたのかなっていうね、
その現実を。
絶対拒否したと思うんだよな。
何言ってるんだって。
だって実際、追わなかったっていうね、
あのバーの人たちが勝手な噂話みたいなもんだけどさ、
病気の覇親を置いていけなかったのよとか言ってさ、
つまり捨てられないっていう。
だとしたらそんな耳の痛い話聞けないよね。
で、実際聞かなかったっちゃ聞かなかったわけだ。
動かなかったんだから、実際は。
でもそれ、耳の痛い、だからトゥルーマンにとっては耳の痛い話。
なんだけどそれを言ってくれる相手っていうのが必要だっていうことだよな。
うん。
やっぱり外側からの第三者委員会がやっぱ必要っていうこと。
いやー、そうね。
弁護資格を有する?
設置いたしますっていうことだよな。
ねー。
いやーね、通報窓口もね、必要だよね。
ホットラインもね、ホットラインも必要ですっていう。
いやでも本当にそういうことだらけなんだよ、やっぱこの世の中。
うーん。
大抵のそういう不祥事みたいなのがそういうことから起きてるっていうのはさ、
うんうんうん。
特にその中高年男性のそういう事件とかって、
結構深刻じゃん、その中。
うんうん。
なんかそのおかしいおじさんたちがそういうこと起こしてるみたいになってるけど、
それはでもやっぱり彼らのメンタルが脅威的に弱すぎるっていう。
あ、そうねー。
そう、やっぱ批判とかに耐えられないっていうのがなんか、
至る所で見るなっていう感じがするもんな。
うん、その通りやなー。
あらゆる組織で自分と同じ感覚の人たちだけ残して、
他は排除した結果っていう。
ちょっとした進言とか、こうした方がいいっていうのはもう、
攻撃に取られちゃうわけよね、やっぱ。
うん。
もう一種のそういう世界観に住んでるっていう、