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2025-06-10 1:07:24

【We Live in Time】人生における"意味"と"今"、どっちを取る?【ぬ】

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ジョン・クローリー監督、フローレンス・ピュー、アンドリュー・ガーフィールド主演映画『We Live in Time この時を生きて』を深め"ぬ"回

配信スケジュール:火曜19時(基本)

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サマリー

ポッドキャストでは、映画のテーマである「意味」について深く掘り下げられています。特に、主人公たちが充実した時間を生きることの重要性が語られ、人生の質や価値を追求する視点が強調されています。このエピソードでは、映画を通して人生の意味と時間の流れについての深い議論が展開されています。トビアスとアルムートの関係を通じて、今を生きることと先を見据えることの難しさが描かれ、最終的には生と死のテーマが織り交ぜられています。親子の思い出や経験の重要性についても語られ、特にアルムートが大会に出場した理由や、トビアスとの関係を通じて人生の瞬間の価値と家族間の感情の葛藤が探られています。また、過去の経験が今の瞬間に与える影響や、人生の瞬間を大切にすることの重要性も取り上げられています。映画の中で日常に潜む重要な瞬間や意味の探求について話し合われ、今を大切にすることの重要性が強調されています。

米不足と家族の話
【ぬ】最近米不足じゃん。
【ぬ】どうしてます?
【ぬ】ぶっちゃけ、うち父方の実家、米農家なので。
【ぬ】話題の米農家じゃん。
【ぬ】なので、米に困ったこととか、これまで一度もないんです。ごめんねみんな。
【ぬ】政治家がそういうこと言うと炎上するから。
【ぬ】そうそう。売るほどあるっていうね。実際うち売ってるしねっていう。
【ぬ】新米じゃない備蓄米みたいのを売ったりしてるじゃん、最近。
【ぬ】あんままだ見ねえんだよな、スーパーで。こっちだと。
【ぬ】小米っていう。
【ぬ】あれなんか、さらに一年遡るとココ米で、さらに一年前に言うとコココ米になるらしいじゃん。
【ぬ】らしいね、なんかね。
【ぬ】最近小米をローソンがおにぎりに使うみたいな。
【ぬ】そうなった時に、
【ぬ】小米で作ったおにぎりみたいなの売るのがすごいイメージが悪いから、
【ぬ】小米なのかココ米なのかコココ米なのか知らないけど、
【ぬ】ヴィンテージ米おにぎりっていう名前で出してるらしくて。
【ぬ】そのニュースを見た時に、すげえおもれえと思って。
【ぬ】これはツイッター大盛り上がりだろうなと思って。
【ぬ】爆笑しながらツイッター開いてみたら、
【ぬ】ヴィンテージっていうのは年を重ねるごとに価値が高まっていく、
【ぬ】熟成された良いものを象徴するものであって、
【ぬ】ヴィンテージに失礼っていう意見がいっぱい流れてて、
【ぬ】すげえみんな真面目だなって思ったトリビアです。
【ぬ】なるほど。
映画のテーマの探求
【ぬ】あさって早朝から田植えします。コーヒーです。
【ぺ】頑張ってください。【ぬ】ありがとうございます。
【ぬ】うちは細々やっておりますが。
【ぺ】We live in time。
【ぬ】何の時間だったんだ今のは。
【ぺ】ここのブリッジがいまだに何も思いつかないんで。
【ぬ】そうね。謎の時間を生きちゃったわけですけどね。
【ぺ】ちょっとだけ。【ぬ】We live in time。
【ぺ】なんだっけ放題サブタイトルが今を、この時を生きて。
【ぬ】この時を生きてか。【ぺ】全然覚えてないけどね。
【ぬ】この時を生きて、あんまうまいことも言えてないのではみたいな。
【ぺ】お前失礼だぞお前。【ぬ】ディスから入っちゃったもん。
【ぺ】昨日フィルムズさんに失礼だぞお前。
【ぬ】やっぱこの人はね、配給会社を意識して常にやってるから。
【ぺ】なぜならこれも支社で見せていただいたからですね。
【ぺ】木下さんありがとう。木下グループです。
【ぬ】オン木下さんじゃなくてミキノさんだよね。
【ぺ】オンもね。【ぬ】ミキノさんということでね。
【ぺ】木下グループだもんな俺らもな。言ってみようか。
【ぬ】そうなんだよ。【ぺ】入れてくれ。
【ぬ】木下大サーカスとかに入れてくれ。
【ぺ】深めるシネマの下に木下グループってこうこっそり入れるっていう。
【ぬ】カッコね。【ぺ】カッコ入れるっていう。
【ぺ】アンドリュー・ガーフィルドとフローレンス・ピュー。
【ぬ】いい映画だったなほんの分な。
【ぺ】これはいい映画だと思ってちょっと取り上げたいなと思ったんですけど、
【ぺ】ストレートにいい映画ってなかなかないなっていう中で。
【ぬ】確かにな。そうなんだよな。逆にいいとかじゃないからね。
【ぬ】順にいいから。
【ぺ】前回のサブスタンスみたいに脳天直撃みたいな感じのあれではない。
【ぬ】全然もう。
【ぺ】いいなっていう。
【ぬ】そうだよ。謎の薬もモンスターも出てこないから。
【ぺ】はい、どうでした?
【ぬ】いやー、これは良かったね。
【ぺ】おー。
【ぬ】なんか本当、今言った通りだけど、久しぶりに真っ直ぐにいい映画っていう。
【ぺ】なんだったら逆にちょっとこう、あんまり年取ってから出てこなかった逆張り的な部分が出てきそうになるくらい。
【ぬ】あー、毛みたいなこと?
【ぺ】そうそうそうそう。なるくらい。いや、でもならない。全然。そんな予知はもう全然ないくらい、
【ぺ】なんていうかな、いろんなことを考えさせられた映画だったよな。
【ぬ】どんなことを考えさせられたんですか?
【ぺ】そうね。インタビュアー。
【ぬ】取材、取材みたいになっちゃったけど。
【ぺ】そうねー。いやなんかね、一つテーマっていうかさ、キーワードとして、意味なんだろうなと思った。
【ぬ】意味?
【ぺ】この映画が伝えてきてるものっていうか、テーマにしてるものっていうのが自分なりに受け止めたこととしては、意味なのね。
【ぺ】主人公の二人で、名前なんだっけ?トビアスじゃない方。女性の方。
【ぬ】アルムート。
【ぺ】アルムートね。アルムートの、だから死期が近いっていうことよね。死ぬ可能性がかなり高いっていう、冒頭の方はそこから始まるじゃん。
【ぺ】カップルの話なんだけど、女性の方は最終的にはガンに侵されていくっていう、難病者みたいな。
【ぺ】わかりやすいジャンルで言えばそういう風になってはいる。ラブストーリーではある。
【ぬ】やっぱ難病者のラブストーリーってさ、10年前だったら絶対見ないなっていう感じではあるんだが。
【ぺ】この話、時間軸が入れこなってたりするからあれなんだけど、冒頭の方でガンの再発がわかったっていうことで、
【ぺ】要するに化学治療じゃなくて、いわゆる抗がん剤とかの治療じゃなくて、
【ぺ】女性を生きるっていうふうにしたいんだっていうようなことをアルムートがトビアスに言うところが、わりと前の方に来るじゃん。
【ぺ】その時にトビアスがアルムートからの告白を受けて、量より質ってことか、みたいな感じで答えるんだよね。
【ぺ】受け入れられないなっていう感じではあるんだけど、あの時点では。
【ぺ】その言葉がすげえ印象に残って、つまりね、人生というものを考えた時に、量より質っていうのはつまり、これは年月の長さよりも意味を求めたいんだっていうふうにアルムートは言ったっていうふうに思ったのね。
【ぺ】人生の意味、生きる意味、もしくは意味のある時間を生きたい。
【ぺ】何でも、要するに苦しいだけで無駄骨に終わる治療の時間じゃなくて、その末にやっぱり死んじゃう可能性もあるわけだな。
【ぺ】その抗がん剤治療みたいな。で、ボロボロになりながらその吐き気と戦って、何とか長く生きていくっていうもの。いろんな映画でも結構描かれるけど、そうじゃないんだってことね。
【ぺ】そう。それよりも、いい時間をファッキングレート1年みたいなこと言ってんじゃん。
【ぺ】最高の1年を過ごすんだっていうふうなことを言ってて。
【ぺ】それがね、印象に残ったし、そうするためにこの2人が頑張るっていう映画じゃない、いわば。
【ぺ】だから、生き延びるために生きてるわけじゃないのだっていうことだと思う。人間は。ただ生きるために生きてるわけじゃない。
【ぺ】生きてりゃいいわけではないってこと。
【ぺ】ただ生きて、いわば治療をちゃんとメニュー通りやれば、生きながらえることはできるかもしれないけど、それよりも楽しい1年にしたいとか。
【ぺ】あとやっぱり娘に、自分の記憶を残したいみたいな。つまりこれも娘にとって意味のある存在になりたいっていうことなんだよね。
【ぺ】しかもそれが最後、晩年が苦しむ姿だけを見せる、その記憶の弱いママになりたくないみたいな。つまり悪い意味として残りたくないわけだよね。存在の意味として。
【ぺ】複合的な意味で、意味っていうのを充実させたいっていうことを描いた映画だと思ったから、すげえ考えさせられたよね。
人生の選択と挑戦
【ぺ】これね、つまり3つぐらいの時間軸が同時並行、つまり入れ子になりながらこうなってるじゃん。なんだけど、冒頭の方でさ、死ぬっていうことが、死ぬ可能性が高いっていうことが匂わされてるっていうか、もう提示されてるわけじゃん。
【ぺ】その上で出会いの場面とかを見ていくわけよね。喧嘩したりとかぶつかったりするときもあるし、幸せな時間があったりとかもするっていう。でももう終わる可能性が高い。死が訪れる可能性が高いっていう前提で見てるから、ただ結末がわからずに眺めているんじゃなくて、
【ぺ】このシーン一個一個にもすごい意味があるんだっていうふうに思いながら見てるわけよね。
【ぺ】そうね、なんか集中するよね。 【旦那】そう、集中するよね。 【ぺ】うん。まあ、We live in timeっていうタイトルもそうだけど、今この瞬間を生きてるっていう現在に結構見てる人が集中するような作りにはなってるなと思ったけど。
【ぺ】お前的にはさ、さっき言った人生の生きる意味みたいな。 【旦那】はいはい。 【ぺ】に結構共感できた?
【ぺ】共感できたっていうかね、別に初めて聞く話ではないんだけど、でもそれこそさ、順当に本当にいい映画ってさ、ある種当たり前だけど忘れがちな話してくれるんだよね。
そういう映画って。忘れちゃうことなんだけど大事なことっていうふうに、っていう意味で言うと、いつか死ぬんだやっぱり人は。で、その終わりがあるんだっていうことを、上でどう生きたいですかっていうのを問いかけてきてると思うのね。
しかもそういう厳しい現実の中で2人が生きていくわけじゃん。その姿を見てると、この作品のメッセージとしてはやっぱり意味のある時間を、充実した意味のある時間を生きようっていうふうに言われてるような感じがしたから、いや本当その通りだよなっていうふうに俺はやっぱ思ったよな。
まあそっか。
まあとりあえずは思わない。
意味のない時間を。
全然もう無意味のない時間を。
なんていうのかな、この映画さ、結局さ、最初にお前が言ったみたいなさ、いやもう長く、要するに細く長くよりも太く短くみたいな。
まあまあ言わばな。
言われることでもあんじゃん。
っていうことをアルムートっていうフロレンスピュア演じてる彼女が言うんだけど、結果的にそれを全うしてるようにあんまり見えなかったね。
なるほど。
それを伝えようとしてるってことなのかなっていうのはちょっと俺あんまりわからない。
すげえ歯切れ悪いなんか。珍しいぞ本当に。
だってそうかと思って今結構びっくりしてるんだよな。
あー本当。
えー俺はね、そういう意味ではね、言葉の表現の仕方の違いなだけだと思うんだが、
言わば太く短く意味のあるもの、人生をっていうのをマットしたように見えたね。
まっすぐの、なんなら完遂みたいな、完全に遂行できましたね、完遂ね。
だったらなんで最後、アルムートはこの映画の中に出てくる料理オリンピックみたいなさ、料理世界大会みたいなのに、シェフのアルムートは病気がんでありながら、
そういう世界大会っていうものに向けてこっそり練習して出場するじゃん。
それはやっぱり娘にとって、自分の娘にとって、お母さんががんで苦しんでるだけの思い出であることはすごく耐えがたい。
何かすごい彼女が誇れるような何かを成し遂げたいっていうことで、それを目指すじゃん。
だけど最後の大会に出た時に、料理を作り終わった後に出ていくでしょ。あれは何で?
あれしかも多分途中だよな、おそらく。まだタコが終わって、あれ?みたいな。次タケノコがあるぞみたいなタイミングだと思うんだよ、多分。
で、言えばその太く短くの太さみたいなのが手に入れる前に、僕は退場したように見えた。
お前には見えたっていうことだね。
あれは何で?
あれはもう、えっとね、折衷案だと思う。素晴らしい折衷案だと思ったわ、本当に。
つまりだから、料理オリンピックみたいなのにある意味で挑戦したいわけよね。
それで強い姿を見せたいっていうのもあるし、あれは昔スケート諦めてるっていうのもあると思う。
だからこそ、それを成し遂げるっていう、挑戦するっていう意味を自分の人生に付与したいんだっていうことだと思うんだけど、でもそれによって家族をないがしろにしてるわけよね。
トビアスには黙ってるし、娘の保育園の迎え忘れちゃったりとかして、っていうような形になってるし、結婚式やろうとしたの、たぶん3人でみんなを招いて、家族3人で、たぶんやってなかったのかな、みんなを招いてっていう。
で、それも無しにするっていう。
ちょうど2手が被っちゃうんだよな、世界大会のユーロ決勝みたいな。
人生難しいねっていう、タイミング合いませんなみたいなね。
なんだけど、アルムートは世界大会を取ったわけよね。
取って家族が見に来たっていうときに、世界大会に挑戦するんだっていう、挑戦の姿を見せる、もしくは自分が挑戦したんだっていう意味を残すことはできたわけよね。
ある種、だから途中で危険なのかな、たぶんあれはしてるんだけど、でもやっぱりできてはいるのよね。
で、その後、家族との時間も大切にするんだっていうことで、旅先、あれイタリアなのかな、スケート場に家族で行って、家族との時間を過ごすっていう。
接中してるわけよね、どっちも取っているっていう、その決断、そうするんだって決めたんだと思ったね、人生の最後に。
人生の意味とは
そのどっちも取るんだということ、いやこれ難しいじゃん、貫通しろよ大会をっていうふうにも、言えるは言えるし、家族を取れよっていう、そんな無茶なことしないでっていうふうに言えるは言えるんだけど、難しいじゃん。
だって終わるんだよ本当に、本当に終わるのっていう時に、でもそのどっちも取るっていう、それはでも彼女の中での意味なんだよ、なんかこっち、見る人によっては意味がわからなかったりもするんだけど、でもなんか見つけ出したんだね、たぶん彼女の中で。
よく見られる場合も悪く見られる場合もあるっていうか、あんま関係ないんだよね、もはやね、自分の中での意味だから、意味づけ、意味のある行動、意味のある選択っていうふうな形だと思うから、俺にはそういうふうに見えて、素敵な接中案って思いながら見てたね。
なんか俺はその、あの大会でその、まあその結果を残すっていうことが、まああの具体的にその何かが成し遂げるってことではあるじゃん、記録として残るわけだから、それを諦めたように見えたんだよな、それが大事なことじゃないっていうふうに気づいたっていうふうに見えたんだよな。
そう、あの俺この映画はその、お前がその意味についての映画って言ったけど、俺はそのやっぱ時間との戦いの映画だなって思ってた。
なるほどな。
これあの、最初見た時に本当にこうランダムに時間がこう行ったり来たりする。
2人の出会いのシーンが描かれたと思ったら、もうなんか子供ができてる時が描かれてみたいな。
で、なんかさらにまた戻って妊娠中とか、バラバラの時間が描かれてんのかなとか思ってたけど、整理してみたら大体3つ時間軸があって。
その2人が出会ってから、トビアスとアルムトが出会って、妊娠するまで、妊娠発覚するまで。
と、妊娠末期から出産するまで。
と、がんが再発してから最後までっていう、3つの時間軸があんじゃん。
で、どのパートにも時計が出てくるのね。
ストップウォッチ。
出てくるね。
最初のパート、要するに妊娠するまでだったら、妊娠検査キットを試す時にトビアスがスマホとかで時間測ってんのね、ずっと。
ストップウォッチ機能っていうか、タイマーな。
タイマー。
で、妊娠してるパートの時は、鎮痛感覚を測るためにストップウォッチみたいなのがトビアスが使ってたり。
で、最後は料理大会出るっていうのは、料理の大会の制限時間みたいなのが決まってて、それが時間っていうのは全部のパートに出てくるんだけど、
時間って要するに、いつか終わりが来るもんじゃん、進むから。
そうね。
それは要するに死なわけよ。
そうだな、象徴的に死だよな。
アルムートの場合はその癌によってその死期がすごい近いっていうことで、終わりが来るんだっていう。
で、アルムートはもともと先のことではなく、今を集中して生きることができてる人だったと思ったわけ。
なるほど、なるほど。
で、一方、トビアスはすごい先のことを考えちゃう人。
うん、うん。
で、これ2人がその子供に対して持ってる考えみたいな。
うん。
そのアルムートは今はまだちょっと子供はいいかなみたいな。
うん。
それよりも今のことを優先したいっていうタイプで、トビアスはその2人が付き合い始めた時に、いや、子供欲しくないのみたいな。
うんうん。
で、自分は子供欲しい。
で、アルムートの年齢のこと考えると、もうそろそろそういうことも考えないといけないし、何ならその前の奥さんみたいなね、離婚する話が描かれるけどさ。
うん。
別れた理由はやっぱり子供、自分は欲しいと思ったけど、相手が欲しいとはあんまり思ってなくて。
そうね。
うまくいかなくてみたいな。
うん。
で、先のことで、このままだと先に子供どうするかをここで決めないと、この先こう2人で一緒に時間を過ごしていった後に、もしも子供を持つ持たないで対立したら、この時間結構無駄になっちゃうじゃんっていう。
うーん、まあいわばな。
いわばそういうことだね。
不安なんだよ。
ここで決めたいと。自分は子供欲しい。欲しい?欲しくない?っていう。それでなんか口論になるじゃん。
うん。めっちゃあの、とんびきなんですけどみたいなこと言われてね。
そうそう。ちょっと待てよみたいな。そんなこと急に聞くんじゃないよみたいな。
うん。
で、要するにどうするっていう決断をしたいのはやっぱりその時間がもったいないし、やっぱりそれが無駄になってしまうことが怖いっていうトビアスの性質だと思うんだけど。
うんうんうん。
なんかアルムートは、いやまだだって別に私50歳とか60歳とかじゃないんだし。
うんうん。
一日まだ全然できるし。
うん。
で、今ここで決めなくてもいいじゃんって。
うん。
で、これ結構喧嘩わかるみたいになっちゃって。
うん。
だけど、そのトビアスはアルムートとその時間を過ごしていくうちに、彼女が思ってるその今に集中して生きるっていうことを結構学ぶんだよね、彼女が。
そうね、そうね。
うん。教えてもらうっていうか。
うんうん。
だからそうやってその子供のついての口論になった後に仲直りっていうことで、なんか友達のベイビーシャワーのシーンみたいになるじゃん。
うんうん。
アルムートに謝りに行くみたいな。
そうね、ピザ持ってる。
ピザ屋に一緒に謝りに行くときに、先じゃなくてあなたのことをもっと見るべきだった。
あれめちゃくちゃいいセリフだよな。
その通りじゃんっていう感じで2人の仲が元に戻るっていうシーンがあるんだけど。
うんうん。
そこまでの話って結構トビアスがアルムートに教えてもらうわけ、今に集中しなさいっていう。
うん、そうね。
今を生きるっていうね。
うん。
だけどその後でアルムートの癌が再発して、死みたいなものに直面するわけよね、アルムートが。
生と死の考察
ただ逆に彼女は今を生きれなくなるんだよ。
あー、なるほどなるほど。
それまでできていた今に集中して生きていくってことじゃなくて、
自分の娘がこの先生きていったときに自分のことをどう思うかみたいな。
そのために何か功績を残さないといけないみたいな。
何か思い出してもらうための功績がいるっていうね。
お前の言葉で言ったら意味がいるっていう。
忘れられたくないのかもっとも自分でトロしてるしね。
それってすごい先のことを考えてる。
確かに。
不安なんだよね、やっぱり。
うん。
やっぱその死とか時間が終わるってことを改めて理解したときに、今生きるってすごい難しいっていう。
あー、なるほど。
何か逆のこと言ってる感じじゃない?何か我々が。
同じっちゃ同じなのかな?どうなんだろうな。
そうなったときにトビアスが今度はアルムートに教える場になる。
はいはいはいはい。
アルムートは何とかその功績を残さないといけないっていうことで自分の体を荷物を売って、
本当に治療に専念しないといけないのに隠れて練習をしたりとか。
そうね。
思い出してもらうための功績を求めて。
大会に出るじゃん。
で、それによってその娘のお迎えの時間とか忘れちゃってみたいな。
あれもなんかすごい悲惨で辛いシーンだったけど。
切ない、あー。
結局だからその敵は時間だなって俺見ながら思ってたわけ。
あー、なるほどな。
そう、何かその時間の終わりが見えることで本来できていたことができなくなっていくっていう。
あー、じゃあやっぱ逆のこと言ってるのかな?そう考えると。
逆のこと言ってるよな。
だからつまり、俺はだから終わりというものが、
つまり終わりがもたらしてくれた豊かさなわけ。
つまり死によって意味を持たせるんだっていうことを強く考えることができる。
何が意味があるのかっていうことも考えることができる。
でも、普段考えないじゃん、そんなこと。
ある種、健康な状態でそれ考えるのって難しいよね。
だって明日は明日であるでしょって感じだし。
なんだけど、人はいつか死ぬんだっていうこの厳然たる事実によって、
今の生を充実させることが、つまり意味のある時間にすることができるようになる。
それこそ砂漠なことも多分気にならなくなるだろうし。
っていうような考え方、そういうふうに捉えたのと、
お前はだから、鳥羽橋は死がある、目前に迫ってくる、
タイムリミットが迫ってくることによって、
今この時間を大切に生きるっていうことができなくなる。
だって終わるから、時間がないってことだな。
それに囚われちゃう。
だから不安になる。
さっき言った、トビアスがなんであの場です、
あの場っていうのは子供を作るか作らないかみたいに、
大切なのはやっぱり時間の終わりがあるから。
だってそんなの考えなくていいじゃん。
今楽しければいいじゃん。
っていう考えと逆の発想を。
あれなんだよ、しかも鳥羽橋さんが結構そういう人だからな、基本的に。
今を楽しむっていう、
じゃん、実際に。
だからそれが、
その大前提として、
良きことである今のこの時に集中して、今この時を楽しむ。
だってないからね、実際に未来も過去も。
実際にはないんだから、本当は。
今しかないんだからっていうのが、
崩されたっていうふうに見える。
だから敵なんだよね。
時間、もっと言えば制限時間。
死だよね。
時間っていうのが主観的なものだから、
時間はいつか終わるわけだって、自分が死んだら終わるから。
だから後半アルムートは、
それをトビアスに、
逆に突きつけられるっていうか、
そんなことせずに今、
ちゃんと治療に専念して、
みんなで時間を過ごして、
分かんないよ、いつ死ぬか分かんないけど、
先に娘が自分のことどう思うみたいな、そういったことではなくて、
集中した方がいいんじゃないかって言われて、
それがなんとなく理解できて、
最後の大会の時に、
アルムートは出てったんだと思う。
なるほどな。
俺はね、だからあの口論のシーンね、
象徴的なシーン、
俺はあれは意味の対立だと思ったんだよ。
人によって、だから、
意味のある時間っていうのが違うんだよ。
家族とともに、
いわば周りの大切な人たちと、
穏やかな時間を過ごすっていうかさ、
なんかそういうことね。
だから象徴は結婚式だよな、みんなを集めて、
この親密な関係を施すみたいな、
喜ぶっていうような、
そういう意味があるんだと、
トビはそう思う。
しかし、アルムートは、
勇気ある姿とか、
勝負に出るとか、
負けないとか、
それは娘に残すっていう意味でもあるけど、
自分の中でそういう、
自分でありたいっていう、
自分にそういう意味付けをしたいっていうのがある。
これが対立して、
いわば互いに、
意味がわからないっていうことになる。
譲れない部分ってこと? そうそうそう。
だから、
やっぱ人によって違うのよね。
生きる意味は全然違う。
そうそうそう。
それが、繰り返しになっちゃうけど、さっきの。
それを折衷したのが、
最後だったんだなと思ったのね。
ここまでっていうことか。
そう、意味を折衷するから、途中で
抜けてっていう。
よっぽど飛行機の時間が迫ってたのかな?
わかんないけどね。
だから、象徴的にそういう象徴だなっていう風に思ったから、
って感じだったんだよな。
ええ、おもろいな。
どっちがどっちかじゃないよな、これ。
あ、でもどっちがどっちかにする? 殴り合う?
決めようかっていうね。深めるシネマ的
ウィーリングタイムはこっちですっていう。
俺がすごいこの映画で思ったのは、
その功績みたいな、大会で勝ったみたいな、
トロフィーをもらったみたいなことを
アルムートが言ってるんだと思ってたんだよね。
もらうことが、
娘が自分のことを思い出してくれる功績だっていう風に思ってるんだと思った。
ああ、なるほどね。
で、それはもう捨てるじゃん。最終的に。
どうでもよくなるっていう。
俺はそういうことよりも、やっぱり、
記憶に残るってそういうことじゃないじゃんって。
なぜなら、この映画ってすごいいろんな人生の地点を
行ったり来たりしながら見せてくるけど、
どれもちょっとクスッと笑えるようなエピソードが必ず入ってる。
思い出の重要性
でもそういうことの方が覚えてるよねっていう。
大会で優勝したみたいなことじゃなくて、
どんだけ悲惨な状態であろうと、
この主人公たち2人は常に冗談やったり、
何かを見つけてちょっと面白いことしたりとか。
そういう人生のいろんな取るに足らない時間っていうことこそが、
たぶん娘にとっても覚えている、
母について覚えていることになるんじゃないかなと思ったわけ。
たぶん大会に出ていることよりも、
髪の毛一緒に剃った思い出とか。
うーん、なるほど。
あと卵の割り方とか。
最後ね、そうだね。
卵ってこうやって割るんだよみたいなこととか、
トビアスにとっては一緒にお菓子を食べた思い出。
ビスケットをやたら食うんだけど。
そうね、好きなものがなかなかあるから。
お風呂に入っているときとか。
っていうのが本当になって取るに足らない時間じゃん、それって。
アルムートにしてみれば、もしかしたら。
人生の意味の葛藤
それじゃなくてもっと意味のある思い出を、
私のことについて思い出してほしいっていうことを言ってるんだと思って。
そうではないよなって思ったんだよな。
なるほど。
それはね、そうかもしれない。
あの、だって娘寝てたしね、大会中に。
長かったかなみたいな。
ただね、それはそうなんだけど。
やっぱね、違うんだよ、これは。
アルムートの人生としての意味なんだよ。
もう大事なわけ。
自分にとってのね。
そう、死んだら終わりなんだけど、
死ぬまで終わりじゃないから、
死ぬまでは自分の人生なわけだね。
に自分の意味づけ。
それはだから思惑、こういう言い方すると冷たいからあれなんだけど、
その思惑が娘に成功するかどうかわからんじゃん。
だからそういうことじゃないんじゃないかっていう言い方もできるんだけど、
でもそのそれを娘に残すっていうのは、
アルムート、娘には意味がないかもしれないけど、
アルムートにとっては意味があるわけよね。
自身にとっては。
なるほどな。
そう。
自分の人生ってやっぱ自分のものでもあるわけよね。
そこの葛藤でもあるっていうか、
そこも大事なんだよなっていうことよね。
納得できる。
自分にとって意味がある。
自分にとって納得できるっていう終わらせ方というか、
がやっぱりしたかったし、
人間したいんじゃなかろうかっていうふうに思う。
娘のためとか家族のためとかではなく、
自分のために出させてくれやっていう。
大会出させてくれやっていう。
好きに行きさせてくれやっていうことなのか。
だからそこでトビアスからすると大人になれよって。
意味はわからないっていう感じなんだけど、
それでもさ言ってみればさ、
大人になれよっていうセリフはいいなと思ったんだけど、
アムル…アルムートな。
アルムート。
お前さっきアルフォート食ってたから。
収録前に。
子供の頃から好きなアルフォートが大好きなんですけども。
すぐスーパーで勝ち。
そんなことはいいんだけど。
アルムートにそう言うじゃん。
でも彼女はいわばだけど、
見方によっては一番大人なわけ。
だって一番死に近いんだから。
一番切実に考えてるんだよ。
だってそうじゃん。
他の人はまだ死なないんだから。
わかんないけどね。
っていうその、なんていうのかな。
そこの切実さっていうのは、
なかなか伝わらないし、
でもトビアスからしてもさ、
最愛の人が亡くなる、
もう1年後にいないかもしれないっていう、
その切実さがあるわけじゃん。
意味が対立。
別にもともとそんなことしてないけど、
誰も責められないっていうこの感じなのよね。
アルムートは、
アルムートはその大会に出たのは、
やっぱり自分が母でありたいっていう、
自分のためなのか。
母だと思うよ。
ためでもあるし。
ある。
娘のためでもあるし。
説中案か。
彼女はあれで納得できたのかな、じゃあ。
そう問われるとわからんなっていうことにはなるんだが。
納得できたと思う?
思うね、でもやっぱね。
これで娘に思い出してもらえる功績が作れたって思ってると思う?
ちょっとずるい回答の仕方になるけどさ。
え?
ずるいこと、まあずるいんですよ、僕は。
ず、いや、ぼけ。
ぼけようと思ったけど真面目な話だからあんまりぼけられないっていうね。
俺はさっきアルムートのことカラムーチョってぼけようかと思った。
アルフォートでもあるわけだし。
駄菓子っていうね。
真面目な話だからぼけなかったの。
あんな高級な料理作る人がね、カラムーチョ。
カラムーチョは食べないよ。
えっとね、あれで娘が思い出せないかもしれないね。
なんかそんなとこ行ったっけみたいな、何歳の時ですかみたいな感じに10代、ティーンエイジャーとかになった時に言うかもしれないよね。
でも多分トピアスがママはこういう挑戦をしたんだと。
写真も撮ってたね。
動画も撮ってるでしょ。
この挑戦、あなたはあまり覚えてないかもしれないけど、この挑戦の意味はどういうことなのかっていうのをきっと語るよね。
ズルいそれ。
きっと語るよね。
そういうことだと思うのよ。
本気で意味のあることは人の心に残るから、それは多分制限時間がないし制限人数もないから、それでいいんだと思うのよね。
ズルいしずらしたような回答になっちゃったな。
ずれた回答になっちゃったなちょっと。
だからそこまで考えてたのアルムと。
でも考えてないでしょ。
考えてるのかな。
もはや考えてなくてもよくないっていう。
これはちょっとまた話が若干ずれるんだが、この映画見終わってすごい思ったんだけど、今俺の話してることの主題趣旨としてはさ、つまり終わりがある中で意味のあることをいかにするか。
意味が葛藤することもあるし。
でも他人の人生の意味が自分の人生の意味になったりもするとかさ、いろいろあるじゃん。
子供を持つとかもそうだったわけだし。
っていうことなのだが、でもその何て言うんかな。
この死っていう、この終わりからある逆算的にっていうか、振り返って見返してみたら、この絵はそうなってるんだけど、見返してみたら、いやこれ全部意味があったんだよなって感じなの。
全部の瞬間に意味があったから、なんか良かったんだなみたいな感じに思えて、これで良かったんだろうかとかももうないんだろうなって感じなのね。
ある意味そのマルチバース映画だなって見ながら俺は思ってたけど。
その全時間軸がその、もう決まってるじゃん。
そうね。
あらゆる時間軸が並行しているっていうか、全部あるっていう。
でも記憶ってそういうもんじゃん。
娘がもしかしたら、娘とかトビアスが後から思い出しているその記憶の断片みたいな風に見えた。
なるほどなるほど。
その時に大会に出たかどうかは別にどうでもいいっていう風に俺は見えたんだよな。
いやでも、ママは私にメッセージを残すために挑戦したブレイブなママだったんだよな。
っていうか良いやつだったなみたいな感じになるんじゃないかなって。
もうなんかこの映画のせいでもう全面的に皇帝的になるっていうね。
だからそれがでもある種死がもたらしてくれる豊かさだと思うんだよ。
なんか恩恵みたいな、ギフトな感じがすんのよね、すごく。
だから納得できないなんて言うなよ、死ぬんだよ人はあいつが。
いや、俺最後のシーンすごい好きでさ。
俺のそのさっき言った見方で言うとアルムートっていうものがそのそもそも今をすごい大事にして生きるっていう生活をしていた人にトビアスは教えられて、
でもその死という終わりの時間によって引っ張られちゃうね、そういう不安、未来に対する不安によって。
で、それをトビアスとの対立でちょっと戻して、最後さアイススケートリンクに行くじゃん。
で、あそこでスケートを二人に教えるんだよね、アルムート。
だからやっぱその教える、彼女はその生き方によってそれをあの二人に託して教えて、
別に歩き方みたいなことを教えて、でバイバイってなんかスーって言っちゃうんだよね。
で、あれはまあ多分その後亡くなったっていうことなんだろうなと思いながら俺は見てるんだけど。
そうだな、俺もそう見たな。
ラストシーンではね、アルムートがいないにその家の様子が映し出されるから。
だからその彼女の生き方によってトビアスとその娘が何かを学んだっていうことなんだと思ったんだよな。
教えたんだと、教えられたんだと。
なんか言い方変えてるだけでやっぱり同じこと言ってるんじゃないかなって感じもするけどな。
不思議なんだが、今充実した気分なんだなって感じなんだよな。
We live in time的な時間になってんの?
そうね、いやなんつーんだろうな。
もうこうやって話すことにも意味があるって感じだしな。
お前だったらどうする?でも。
あーはいはいはい。
俺がトビアスの立場だったらアルムートのことはやっぱ止めるな。止めるのかな。
いやーわかんないでしょこれは。
いやいや、これはね、なんかそうだな。
時々思うんだけど、こういう自分だったらどうするっていうのって想像することができるんだけど、
でもそれこそその場面なんないとわかんないっていうことをこの映画はそのことも教えてくれてるんだよやっぱり。
子供なんていらないし持たないみたいな。
そういう人生じゃないし。
つまりそんなの私の人生において意味をなさないからみたいな感じなんだけど、
こう人との出会いと人との出会い及び人生の出来事、経験、事件によって、
パンって変わったりするわけよね。
その物事の意味合いが全然変わってきたりするっていうのがあって。
だから今の正直な感覚で言えばさ、アルムートが、もう止めるでしょそりゃっていう感じではあるよ。
だって一緒にいれる可能性もゼロなわけじゃないんだから。
でも同時に彼女の人生なんだよなっていうことじゃん。
なんか俺の人生じゃないわけ。
俺の人生、もう俺はトビアスになっちゃってるっていうね。
それこそ本当に生きりゃいいってわけじゃないんだよなってことなのね。
その人にとって意味のある生き方じゃなければ意味がない。
トトロジーみたいになってるけど。
そうなんだけどな。
自分がアルムートだった時がますます想像できないんだよな。
その大会に出ようと思えないと思うんだよなっていう。
そうね。
いやでもね、これはあれなんだよ。
たぶんアルムートがスケートを一回挫折してるっていうのがでかいんだよ。
おそらく。
彼女はやっぱり選手なのね、ずっと。
プレイヤー、競技者みたいな感じ。
一回挫折してるわけじゃん。
お父様がたぶん亡くなったんだよね、おそらく。
ことによって、できなくなってしまったっていう。
その後悔があると思う。
それをやっぱり挽回したいっていうのも、彼女の人生の意味として大きいわけよね。
トビアスもそうだしね。
トビアスも子供を持って家族を、自分のファミリーを形成するっていうことに一回挫折してるから、
出会って間もない人に子供を持つんだなみたいな。
大丈夫か、お前みたいな感じになるんだけど、やっぱりその傷があるわけだし、
時間がないっていうのは、前の奥さんとの時間は無駄にしてしまったみたいなふうに思っちゃってるわけよ。
そう。
で、その要するに、こんなに好きなのに、その先で、もしその意見が決裂してしまったら、別れないといけないっていうことの恐怖でもあると思う。
そんなことは二度とごめんだっていうね。
やっぱもう一回体験はしたくないっていう恐怖心でもある。
嫌だよな。
その先のことをやっぱ考えて。
で、アルムートの場合は、父親が亡くなったことによって彼女がスケートを辞めたっていうことによって、
親としての責任をすごい重く捉えてるんだろうなって思ったわけ。
だから子供を持ちたくないっていう。
ある意味その父親によって自分のキャリアが終わっちゃったってことでもあるじゃん。
いわばね。
父がすごい好きで、父が勧めたスケートをやって、自分もすごい楽しかったのに、父が亡くなったおかげで、スケートが楽しく感じなくなって辞めちゃった。
人生の選択
すごい有能な選手だったし、将来的には有望だとされてたのに、辞めちゃったっていうことによって、自分が親になったときに子供に対する影響力がものすごくでかい。
ってなったときに何もせずその癌で亡くなってしまうみたいなことは、やっぱり嫌だっていうふうに思ったのかなっていう。
そうだな。だからやっぱり出たいんだと。切実なんだよね。
そう、子供もだから最初は持ちたくないって思ったのはやっぱり怖いじゃん。そんな子供の人生振り回してしまうかもしれない。自分の人生によってって。
そうだな、そうだよな。
っていうことなのかなと思ったんだよな。
だから、ある種トリビアさんは制限時間、タイムリミットがあることによって今を生きられなくなるっていうことを言ってたと、同時にやっぱり今の話から考えると、過去の出来事、経験によって今が生きられなくなってるっていうふうにも見ることができるよな。
難しいね、今を生きるのはね。今しかないのにね。
そうなんだよ。今しかないね。
今でしょ。
うん、今でしょ。
いや、本当に難しいんだと思うんだよな。
そうか、何かあるのかな、でも今話しながらそう考えると、何か意味とかじゃなくて、ただ今を生きるみたいなのができるのが理想だっていう考え方もできるよな。
トビアスはすごい先のこととかをいろいろ考えてしまう。で、アルムットによってそれを今を生きるっていうことを教えられたシーンがもう一個あって、アルムットがやってるレストランにトビアスが行くじゃん、事故にあって出会った後に。
で、最近離婚したんだよって聞いて、で、二人ですぐ部屋に行ってセックス。ハイセックスっていう。
情熱的でいらっしゃるみたいな。
盛り上がったシーンがあった後の次の日の朝にトビアスが、もうすぐ出ていくからねっていう。
だけどアルムットは、え、何で?みたいな。
確かに。
やることないでしょ。もうちょっと一緒にいようよって。
あったね。
あれもだから言ってみればその次のことを考えるトビアスと、いや、でも今まだ一緒に時間過ごせるよって言ってるアルムット。
うんうんうんうん。
経験の価値
で、それを学んだトビアスだと思ったんだ。
あ、そうだったわみたいな感じのね。何言ってんだろう、俺みたいな。
なんで帰んないといけないんだろうみたいな。なんですぐ次行かないといけないんだろうみたいな。
おかしかった。
っていうにも撮れたんだよな。
うーん。
今この瞬間を生きるっていうことの等とさ、教えていることだと俺は撮ったんだよな。
なるほどな。
それができなくなっていくアルムットを見てるの結構辛くて。
あー。いやもう俺は着々とその葛藤しながらもう意味を紡いでいくアルムットを見るのが、心温まってって感じだよな。
今VS意味っていうね、この。
今、そうか。
うーん。面白いな。こんなストレートないい映画。
そうそう。
やっぱおもろいよね。あんまり喋ることないかなって思いながら俺は一応律儀に時間軸整理したりとかしてたんだけど。
途中からどうでもよくなって、やっぱこれってこのように本当に撮るに足らない時間とか。
あと脇役で出てくるコンビニの二人とかすごいよかったし。
よかったね。
全ての人生においての全ての瞬間っていうのがすごい尊いものだっていうことをそのまま受け取ろうと思って、あんまり準備するのはやめたんだけど。
あー。
でもそれは俺がさっき言ったことを感じたこととやっぱ一緒なんだよな。
詩から逆算的に振り返った時にこれ全部意味が言うなってなってんだけど、これ全部そうか意味あったんだよっていう。
いやていうか今と意味を接中できたんじゃないの?そう考えると。
俺、トビアスは今派?
え、トビ…。
でもアルムトは今を大事にしてるって思ったけど、最終的にはトビアスがそれをアルムトに学んでアルムトに言ってるように見えたから。
返したっていうことでしょ?
だからいわばその生きた意味、生きる意味みたいなのを残した、半分やったみたいな。
でも今、だって離れてたらさ、競技場でさ、調理場と観客席離れてるから、今一緒にいれないじゃん。
今一緒にいようぜっつって。今一緒に行きますっつって。帰りますっつって。
この接中できたっていうことでもあるよな。
確かに。
100%の漫画回答とかじゃなくていいしね、とも思うし。
結果的にやっぱ良かったんだよな。
いや、そうだんだよ。
あれで良かったって思えるっていう。
ちょっとずるいかもしれないけど、そう思えたら勝ち…勝ちっつーかさ、勝ち負けじゃないんだけど、そう思えたらもういいんだよな、きっと。
なんか、あれで良かったなっていうふうに。
だって別に良いも悪いもねえし、そんなこと言ったら。
教訓と時間
で、もっと言えば別に意味とかないし、なんかでもそれじゃ生きていけないし、みたいな。
そうなんだよな。
うん。
なんかその普通に俺一回目見た時に思ったのはやっぱりなんか、今のこの記憶みたいのをなんかすごい大事にしようなと思った。
普通のことだなって。
大事にしようなと思いながら、大事にしような俺っていうこの。
うんうん。
ほんとに取るに足らない出来事とか。
うん。
だって今しかないもんなっていう。
いや、その通りだよな、ほんとに。
でも、やっぱり自分なりの意味を見つけていこうなっていう。
なんでそのコーチみたいなのがいるんだよって。
すごい有能なコーチって。
頑張っていこうな。
横に座ってこう肩とか叩きながら多分。
フォーム気をつけていこうなっていう。
大丈夫だぞみたいなね。
卵の割り方が教えられるじゃん、あれ。
うんうんうん。
あれ、なんかさ、ボール2個使うみたいな。
はいはいはい。
アルムートがトビアスに最初に確か教えたんだけど、卵の割り方っつって。
うん。
ボール2個用意して、1回卵からをこうテーブルのね、平面にバンって当てて、
かかってボールに入れて、そっからもう1個のボールに移すっていう。
うんうんうん。
なんでこのボール2個使うのって言ったときに、卵の殻が入ったときに、
その1つのボールに全部入れてたら、卵がいっぱい入ってるボールの中からその殻を取り除かないといけない。
うんうん。
けど、ボールが2個だったら卵1個しか入ってないボールっていうのはできるから、そっから取り出すほうが楽だよねっていう。
うんうんうん。
あれを見たときになんかすごいこう、あ、このシェフすごいこのなんか世界大会に出るシェフなのに、卵の殻入るんだって思ったんだよ。
あははははは。
入ることもあるんだって。
性格いじわる。
えー入るんですねーって。
うーんみたいな。
うーん。
それでなんか。
この筆の誤りですか?みたいな。
でもこれでもそういうことで、そのやっぱ殻ってどうしても入るんだよなっていうことでもあるじゃん。
なんか生きてたらすごいこう、なんていうの残酷なことに出くわしたりとかさ。
うん。
一生懸命生きてても、なんか殻が入るときがあるっていう。
あるねー。
うん。
それをこう、なんかすって取り除くっていうことをなんか教えてるみたいで。
うん。
すごいなんかいいなって思ったんだよな、なんか。
うーん。
まあそういう記憶に向いたことで言えばさ、あのー、えっと、アルムートが産気づいちゃったあの病院じゃない、コンビニのさ。
コンビニ。
であれなんか男の定員がわたわたして、ジェーン呼んでくるって言ってさ。
うん。
ジェーンくんじゃん。
うん。
ジェーンすげー落ち着いた感じのまあ中年女性で。
うん。
40周みたいな、おめでとうみたいな感じでこうなんか、あ、これはもうなんか男のね、若い定員がいつも頼りにしている。
うん。
ね、あの先輩で。
なるほど。
これはなんかこう妙案が、ね、人生のこの場面なんだか大切な場面なんだか妙案が出てくんだろうなと思ったら、あの蹴り破るっていう。
バーンっていうさ、あの。
すげー笑ったのと同時に、なんか人生ピンチ訪れんじゃん、やっぱり。
うん、そうなんだ。
なんかやばいと、本当にやばいみたいな時に、あのー、があると。
うん。
言う時に、いやその妙案とかじゃないんだと、もう正面突破なんだっていうことなんだよな、これはつって思って。
うん。
すげー好きなんだよな、あの、あのシーン。
でもあれさ、3人バラバラで蹴るなよって思うよ。
その同時に行けよっていう。
えーと、1人ずつしかできないんだよっていう教訓が。
全部教訓に結びつけるなよ。
まあまあ狭かったので、まあ2人同時になんか行けたのかなと思うんだけど。
行けたよ。
バラバラに交互に蹴ってて、もう何の意味もないぞこいつらっていう。
いやいやでもあれだから、ドアのさ、そんな蝶使いじゃなくて、こうカチャンのところは。
いいんだよ、その。
そんなに擁護しなくていいんだよ。
いやー。
いやでも、結構解釈が違っておもろいな、なんか。
聞いてる人もちょっと。
そうね。
なんか感想を送ってもらいたい。
ぜひね、いや人生観だと思うよ本当に多分。
そうなんだね。
しかも今のね。
今の人生観が色濃く現れるのだと。
時間は人生だから。
うんうん。
なんつーの、10年前ならうんうんとか言ってたじゃん、冒頭の方から。
うん。
冒頭の方だと。
いやそれこそなんかなんつーの、歳とってよかったなーっていうか、健康になってきたなーみたいな気がするよね。
つまり死から振り返って、全部意味があるし、それでよかったということなのではないかっていうのは、つまり俺が今の感覚だと死ぬときにもそういうふうに思えるんだろうな、じゃなかろうかっていうような、思えてるわけよね。
大変健康っていうこの、なんつーの、昔はそんなこと思えなかったよね。
なんかあの、つまりすごい悲惨で貧困な孤独死が待っていて、一人寂しい。
で、振り返ると、これはもう全部後悔。
あのときの俺がダメだと。
全部間違ってきたと。
うつ病っぽいね。うつ病なんだけどね。
そう、っていうたぶんふうに思ってたと思うから、ほんの数年前まで。
へー。
たぶんだけどね。
そんなこと思ったこともないわ。
今は生きてるから。
今は生きてるわ。
健康だわ。
いや、健康なのかな、でも。
まあね、今だけ集中して生きるって、無理じゃん、でも。
まあまあまあまあ、無理は実際にな。
人間だからね、だって。
そうなんだよな、でも制限時間みたいなのが結構いろいろ出てきたなと思いながら、
その出産までのカウントダウンみたいなのが、この3パートのうちの1個はそうじゃん、最終的に出産までっていう話。
そうね。
なんかそういういいカウントダウンもあったなと思いながら見てたけど。
ああー。
生まれるっていう。
あの当事者たちはすごい大変そうだったけど、コンビニもそうだし、車で渋滞で病院まで行きたいっていう。
勝手に時間って過ぎていくけど、その残酷さ、その終わりが来るっていう残酷さじゃなくて、その生まれるっていう時間も描かれてたから。
だからタイムリミットっていうかカウントダウンっていうニュアンスの間違いなだけなんだが。
ちなみにこの映画の最初にポスターみたいなのが出たときに、ポスタービジョンみたいなのが出たわけ、全米公開前に。
ちょっとそれ送るわ。
我々リモートで撮ってますね。
この写真が。
これ皆さんもちょっとどっかで探してもらいたいんだけど。
ぜひ探してもらいたいですね。
アンドリュー・ガーフィルドが回転木馬。
メリーゴーランドね。
メリーゴーランドに乗ってるっていう場面写真がバーンって出たときに、2人の手前に回転木馬の馬の顔が写ってるんだけど、すごい顔なわけ、この顔が。
歯を剥き出しで目がまんまるみたいな。
何と言えばいいんだろう、この顔は。
おぞましいとも撮れるし、すげえバカ面とも撮れるし。
これがミーム化して海外で。
いろんな名場面にこいつが出てくるみたいなのがいっぱい作られたんだよ、そのコラ画像が。
いいなあ、みんな今を生きてるなあ。楽しんでるじゃん、今を。
俺それ見て、なんかおもろいなあと思いつつも、ちょっとかわいそうだなあと思って、この映画のビジュアルでなんでこんなのが入ってんだって思ってたんだけど、
この映画を見て、いやでもこういうことだよなっていう。
ああ、まあそうだな。
日常の重要な瞬間
こういうことなんだよ、なんか日常の中に何でもない瞬間に紛れ込むこの、なんか謎の。
変な馬みたいな。
そうね。
こういうの大切にしたいなっていう映画だったから見て、わ、そうかっていう。
そうだわ。
なんか、そうね、大切な一瞬だな、これは本当に。
これだって家帰ってみて爆笑ちゃうもん。
そうなんだ、なんだこれって。
ちょっとこれみたいな。
そういう瞬間、人生大切にしていきたいなって思ったから。
そうね、確かに。
そうか、なんかこれですごい意味がそれこそ色濃くわかったわ。
なんかこういう瞬間が宝物だよな、本当に。
そうなの、その大会、料理大会とかじゃなくてさ、みたいな。
こういう瞬間大事だよなっていう。
未来への視点
そうか、いやもうなんか思わず俺スクショ撮っちゃったわ。
スマホ見るからな。
壁紙に、壁紙にしてください。
壁紙にしようかなこいつ。
そうか。
日本の配給会社もこれ、なんか多分プレス資料でもらったんだけどさ、なんかこう可愛いイラストがこう。
もらった、頂いたね、頂いたんだけど。
昨日フィルムスさんに頂いた中にはそのいろんな情報とか入ってるんだけど、こっち側はちゃんとね、その馬も乗ってますからね。
可愛い、これはイラストになってて。
イラストになってるし。
大変可愛らしい。
あとこれあの、結婚式の案内状風のイラストなんだよな多分。
あーなるほど。
なるほどね、洒落とりますな。
そう。
さすが昨日フィルムスさんだな。
昨日フィルムスさんだな。
であの、これ多分もしかしたらパンフもこういう形式になるかもしれないから。
あー確かに、これはプレス資料だけども。
多分似た形式になると思うから。
いや買わなきゃな。
今しか買えないしな。
イーリムインタビューだからね。
でこの最後の、最後のページがこうちゃんとこういう馬がいるっていう。
顔を覗かせて。
いやーでもこれパンフにもあるかどうか確認しに行かないとな。
確認しないとな。
ですよね昨日フィルムスさんっていう。
分かりますよ僕ら、今分かりました本当に。
いやーいいね、本当にいい映画だな。
いやいい映画なんだよこれ本当に。
なんかあれかもな。
でも今喋ってて最終的には今を大切にしようっていう気分になったな。
最終的には。
今が勝ったかもしれない、今対イーリムインタビューで。
勝った、イエーイ。
まあでもな、そんなことばっか言っててこういう意味のない人間になっちゃうんだよな。
意味のない人間かどうか俺は決めるんですよ。
そうだ、そりゃそうだ。
皆さんのこの映画を見た感想もちょっと教えてください。
そうですね、皆さんがどう意味づけたのかを今送ってください。
なんか全部綺麗にまとめようとするな今日は。
息苦しいな。
いやー大丈夫、今苦しくてもね、未来がある。
こんな息苦しさに耐えたら。
ご視聴ありがとうございました。
01:07:24

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