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2025-07-22 53:52

#26【顔を捨てた男】後編 物語るために必要なものは?

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7/11公開 アーロン・シンバーグ監督、セバスチャン・スタン主演新作映画『顔を捨てた男』を深める回後編

[[[今回のトピック]]]

聞かれなかった男 / 物語はモノローグじゃない / 外側の傷と内側の傷 / オズワルドの物語 / 言ってました知ってました説 / 注文も決められない / イングリッドの内面化 / 他者に見せている顔 / なんかあるんでしょう / わかんない人たち / 顔面セバスチャン・スタン / 物語れないとマズい / 天井に穴が開いてないわけねぇだろ! / って思わん? / メンタル is 体調 / メタフォリカルなポーズ / 江戸川困難くん / おまわりさんこの人です! / 物語補助 / 俺だけ馬鹿なのか? / 聞かれたから物語が進む / タイプライターを打とう / 遮らずに聴こう

配信スケジュール:火曜19時(基本)

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オープニングテーマ

Hizuru Saito (新音楽制作工房)

サマリー

このエピソードでは、物語ることができなかった男の内面が探られています。特に、イングリッドとオーズワールドとの関係を通じて、聞かれなかった話や、外見の傷と内面的な葛藤について考察されています。 イングリッドとエドワードの複雑な関係が語られ、彼女が社会の視線から内面化された期待にどのように影響されているかに焦点が当てられています。また、自己認識と他者の見方、そして自身の物語を紡ぐことの重要性についても掘り下げられています。 過去と向き合い、人生の意味を見出すことがテーマとなっており、特に顔を捨てた男の物語を通じて、自己成長や物語の力が語られています。 アートや物語の重要性が語られ、特に観客との関係がアートの完成に与える影響について触れられています。ポッドキャストを通じての対話や体験が、聞くことの大切さを再認識させる内容となっています。

聞かれなかった男の内面
どうすることもできない、せんない話みたいな感じに、ずっと思ってたんだけど。
でも、何回か見てて、気づいたっていうか、いや、これはでも、ここはっていうふうに思ったのが、
いや、こういうのやっぱね、聞かれなかった男なんだよ。
聞かれなかった男。
さっきも言ったじゃん、イングリッドと初めて会った時に、イングリッドが質問止めにして、
出身は?とか、何してる人?とか、これお母さん?とか、言ってんだけど、孫ついて答えてないわけじゃない?
答えてないようにも見えるんだけど、でもね、見方変えれば、イングリッドが一瞬たりとも待ってないんだよ。
もうあのシーン、本当に質問責めっていうか、ちょっとうるせえなって思う。
ゴーアングルなのかな?みたいな。
ガツガツきすぎだろみたいな。
興味あるんだよな、多分。何かこう、いわば題材としてね。
興味があるっていうことなんだろうけど。
だって、タイプライター見つけた時も、何してる人?つって、さっきは玉ねぎを切っててみたいな、ちょっとずれた答えしてるんだけど、
そこでタイプライター見た瞬間に、あ、作家なのね?つって言ったりとかするっていう。
いやいや、玉ねぎ切ってる人だからっていう。
まずその話聞いて、いやいや、そういうことじゃなくて、仕事何してる人?っていうふうに、会話として全然待ってない。
し、これってさ、オーズワールドが、ガイたちが、不動産会社の人たちが飲んでる時に、ふと現れた時、劇に出るっていうことをばらしちゃうっていうかさ、あの場面ね。
あの場面でも、だってつまり、エドワードが、あの中での、あ、エドワードじゃない、ガイか、あの時はもう。
ガイの話してるはずなのに、あれ全部ガイの説明、オーズワールドがやってるんだよ。
ああ、そうね。喋ってないよね、ほぼね。
劇のね、エドワードの内容とか、ガイが喋ろうとしてるんだよ。でも、オーズワールドが喋っちゃうんだよ。
全然その、待たれないし、聞かれてないし、あの、あえて言えば、この理不尽は理不尽だと思う。聞かれないっていう。
会話泥棒。
会話で一番ダメなのは、遮ることと、ぶんどることと、なんだ、まあ同じことか。
何の教科書なんだよ。放題会話泥棒。
会話泥棒でいいんじゃないかな、本当に。
ねえ、A24さん。
どうなんですかね、揉み手でね、ちょっとね、媚びを売るように。
いやだから、物語ることができなかったっていう、放棄しちゃったとかさ、言ってんだけど、ちょっと語ろうとしてるわけよね。
でも誰も聞かないんだよ。特にイングリッドとオーズワールドは。
劇の稽古中に、ここの場面おかしいじゃんみたいな感じで言うところも、あれはしょうがないんだけどね。
だってイングリッドの脚本の劇で監督なんだから当たり前なんだけど。
しかも自分がエドワードであることを隠してるからね。
そうそうそう。
エドワードはこうなんだって言っても、らしいよみたいな言い方しかできないっていう。
イングリッドからしたら意味わかんないですよね。
意味わかんないね。
いやいや、私が作ったキャラだからみたいな感じで言って、それはその通りだなっていうことなんだけど。
でもまあ、ことほどさように聞かれてない。
喋ろうとはしてるのに。
外見と内面の傷
ここの物語っていうのは、モノローグじゃないんだよね。
誰かに聞いてもらって、その話に初めて意味が出る。
なんだけど、それをしてくれる人がいなかったっていうのは、やっぱ悲劇なんだよな。
ああ、確かに。
この映画ってさっき言ったみたいにさ、イングリッドは手の傷とか、ドアの傷とか直してくれたりするじゃん。
はいはいはい。
で、治療で外見を変えるじゃん、ドアが。
うんうん。
直してくれるわけね。
まあまあそうだな。
でも、天井の穴は空きっぱなしっていう。
ああ、そうだね。
あれ、内側じゃん。
監督はなんか偶然って言ってたけどね、自分のニューヨークのアパートの空いた天井がモデルになってるとか言ってたけど。
そうだな。
その外側のものは結構癒されることはいっぱいあるんだけど。
そうね、表面のものは。
最終的に全身複雑骨折みたいになっても最終的には治るし、リハビリもすごいマッチョなトレーナーみたいなのがついてくれるし。
まあ、殺すけどねっていう。
結局、エドワードの間は自分が住んでる天井の穴は誰も直してくれないっていう。
エドワードのテーマ
そして穴がどんどん広がってくし、止めどなく嫌なものが落ちてくるっていう。湧いてくるみたいな。
何が落ちるのっていう。
いやーね。
内側の傷が癒えてないんだな。その内側の話を聞いてくる人がいなかったってことなのかな。
ジョーカーになっちゃうよ、ほんとにそんなことしてると。なんかね、ジョーカーも言ってたじゃん、なんか。
全然俺の話聞いてないよね、みたいな感じの。
闇落ち寸前みたいな時に。
ここはなあ、ほんとに差なんだよなあ。
しかもこれもさ、だからなんつーの?
誰が悪いわけでもないのかみたいな、に思うのはさ。
だってオーズワルドの話は多分聞かれてるっていうか、イングリッドに通じてるみたいなのもあるけど。
それを結構初めて見た時も、彼はずっと受け身なのに最後は自殺しちゃうっていうのは納得いかないなみたいな。
本当はヒロインと結ばれてほしかったなみたいな。あれは彼の物語じゃん、なんか。
なあ、そうね。まあそうだよな。だって一緒じゃないもんな。
でもそれは聞かれるわけ。うんうん、なるほどみたいな。なぜなら彼が魅力的だからっていう。
なんか聞かせるカリスマがあるわけよね。なんか理不尽に入ってる。でもこれ別に誰が悪いとかじゃないじゃん。
見方を変えるとさ、これも何回目か見ててハッと気づいたんだけどさ、
エドワード劇ね。まあ結局主役はオーズワルドになる。オーズワルド主演のエドワードになるわけだけど、あれ逆変わる時にオーズワルド自身が、これは僕の話だと思ったみたいな。
これは一世一代のチャンスだと思ったみたいな感じのことを言ってるんだよね。
確かにね。
オーズワルドって謎じゃん。あんまり人間らしく描かれてないと思うんだけど、俺はもはや。完璧すぎてっていうかさ。物語すぎやろっていう謎のツッコミが俺の中で入るんだけど。
まあ演じたアダム・ピアソンが結構ああいう字の根垢だっていうのはあるけど、アダム・ピアソンからしてもプラス何十パーか根垢にしないといけないみたいなこと言ってたな。
やっぱそうなのか。人間らしくあんまりないかもしれないなっていう感じではあるんだけど。でも、あの口ぶりを、つまり劇中のオーズワルドのあの話ぶりを見るに、彼も彼で自分の人生を肯定的に物語るために、このエドワードっていう劇が必要だったんじゃないかっていう風に。
見えたんよね。
確かにね。
初演の時の場面だと思うんだけど、独白シーンがあるのね。独白シーンがいっぱいあるんだけど、あそこで、自分の顔を晒すのが怖かったと。でも、ある時こう考えることにしたんだと。
人は僕の顔を見て怯えるんだけど、僕がいなかったら、僕じゃない人のことを怖がっていたり、差別したりしていただろうみたいな。そう考えると気が楽になったんだみたいな感じで言ってんの。でも、あれは多分オーズワルドの物語であり、オーズワルドの人生の意味付けなんだよね。自分の顔の障害っていうものの。
だからオーズワルドはあんまり人間らしく描かれてないんだけど、本当はあの劇でエドワードを演じなきゃいけなかったのかもしれない。っていう切実さがもしかしたらあったのかもしれない。彼の中でもいろんな葛藤があって、でも物語ることによって、演じることによって、それが整理がついたっていう。だから最後LCDでハッピーになったかもしれないっていう。
切実なんだよね。人生に絶対に必要なものだから、超人じゃねえからさ。超人はいねえからさ。って考えると、ほらやっぱ誰も悪くないっていう。え、じゃあどうしたらいいんすかっていう。
どんどん劇中の後半、終盤の方のガイの顔になっていくっていう。すごい真似できるんだけど。納得いかねえ。納得いかねえみたいな感じの。でもなんか怒ってるわけでもないけど、悲しみ切れるわけでもないみたいな。
つまり物語れないから、もう何これ?みたいな。え、これ何これ?って言って、そしたらボールがバンって顔に当たるみたいなさ。
警告中のね。
でもさ、この映画の中でさ、オズワルドとイングリッドはさ、ガイがエドワードのこと知らないわけでしょ。
そうね。そこはミソだよな。
でもさ、ラストのシーンでさ、日本食レストランでさ、びっくりしたのがさ、揚げ出し豆腐って英語でも揚げ出し豆腐だねっていう。
こいつもどうでもいいこと言いやがって。なんだお前疲れてんの?
疲れてない。で、あのさ、一回さ、お前気づいた?あれ。
いや、なんか怖いんだけど。
最初気づかなかったんだけど。
うん。
あの、オズワルドが一回ガイのことをエドワードって呼んでるね。
え?
え、怖い話?怖い話?
怖い話。
えー。
あの、注文決まった?エドワードって言ってるの。
えー。
知ってた?説?
知ってた。言ってました。あ、知ってましたっていう。
言ってました知ってました説っていうこの。
バカみたいな説ってました。
いやいや、でも分かんない。分かんないよ。あの、言い間違いなのかな?
いや、まあそれこそでも、いやでも、おかしいよな。だって言い間違え…なんていうの?
言い間違えるって、あ、でもそうか。ごめんごめん、勝手に俺の中で物語家を一人で進めようとしましてみたいな。失礼しましたが。
言い間違えるって、だからそう見てるってことだよね。だいたいそういう。
あの、先生のことをお母さんって言っちゃうのって。
そうそう、そうだね。
お母さんのような人として、そうそう、見ちゃってるっていう。
言い間違い、作語行為はそういうこと。
だとしたらやっぱ、エドワードだと知ってるからエドワードって言っちゃったのか、
エドワードのあの劇のことがやっぱり心に残ってて、
エドワードってこいつなんだよなっていうふうに、本当は、みたいな感じで思ってる。
エドワード役やってたしね。
そうそうそう、可能性はある。
か冗談なのか、分かんないけど、まあでもそれに対してその、当のエドワードっていうかね、外は何の反応をしないわけ。
何かあるのかなってなって。
で、最後に君は変わんないねってオズワルドに言われて、えーって顔で笑って終わるでしょ。
なんかあのオズワルドの言い方もすげえなんちゃうかな、本当に親しみを込めてみたいな。
変わんねーなーって。
かわいいみたいな。
いや、癒されるわーみたいな。
そうそうそう、いやグッドオールドフレンドみたいな、ほんといいわー変わって、それだよねーみたいな感じのさ、この。
で、そう、だからあれも、あのシーン何してたかって言ったらメニュー選んでたわけじゃん。
消えられない。
エドワードは、選べない、消えられない。
消えられない。
で、もう一個、そのちょっと前の場面というかさ、注文取る前の場面では、だからそのイングリッドとオズワルドがすごい人とアンデス山脈で出会ってみたいな、
なんかそういう、ある種軽薄だな、やっぱこいつらみたいな感じの話してて、で、なんかヌーディストビーチでLSDでファックですみたいな感じのことを言った後に、
ガイ君はどう過ごしてたんだいって言って、ほんとよ、全部聞かせてって言って、あーどうかな、あ、アイドンノーみたいな感じで、あーみたいな感じで言ったら、
ご注文何ですかって言ったら、あの子でもやっぱり語らせてもらえないっていう、聞かれない。
ハマチカマーって言ってたね。
豆腐揚げだし。
和牛、和牛なんとかみたいな、私はなんか最強焼きをみたいな、いいもん食ってんなっていう。
なんか、で、メニュー、決められない。
僕は何を食べるっていう、こんなどうでもいい物語も決められない。
で、笑う、あの笑いね、もう、何の笑いなんだろうかっていう、苦笑いなのかな。
日本食料理店ってところはちょっと嫌味だよ。
ああいう割り切った人たち、日本食とか言ってそうじゃんっていう。
まあまあまあ、確かにね、なんかこう、ギトギトアメリカン料理とか食わないんだよな、もうかな。
で、やっぱちゃんとメニューパンパン選べるからね。
いきなれてるんだよな。
いきなれてるし、まあその、自分の人生物語れてるから、何食べたいかもわかるし。
わかってるわけやし。
わかってるし。
いや何なんだろうね、でもなんかこう、イングリッドは自分も投影してあるみたいなことを言ってんじゃん。
エドワードっていうキャラにはみたいな。
このキャラには、つまりエドワードには、私の部分も投影されてるみたいなことを言ってんだけど、
イングリッドの内面
ほんとかねえっていうかさ、何なんつーのかな。
ほんとかねえ、あの人のだから、思想が投影されてるってことなのか。
なんか。
でも思想って願望だよね、そうなってくると。
こうあってほしいみたいな。
うん、あってほしいっていうことは多分あの、外圧なんだと思うけどな。
その、彼女が社会から求められていると思っているものを他者にやっぱり求めるじゃん、人って。
そうだね。
その、なんかやたらと厳しい人は自分にも厳しかったりとか。
うんうんうん。
その、なんかこうあるべきって人に押し付ける人っていうのは自分がやっぱりそうしてるから、
そうしないといけないって思ってるからみたいな。
そうしないといけないがまずあって、自分にそれを課してて、だから人にも厳しいっていう。
それに、それが課されてない人を見たときに、え、なんでっていう。
自分はこういうふうにしてんのにみたいな。
っていうのが、無自覚に出ちゃう人が多いじゃない。
多いね。
それなんじゃないかな。
それが監督が言ってるその社会の視線をイングリッドも内面化してるんじゃないかって言ってるかなって思ったよね。
なるほどね。
彼女はさ、別に顔に偏見を持ってないし、ポンポン男を変えたりとかするぐらいモテまくってて。
そうだね。
で、何の不自由もないように見えるけど、そう見えてもやっぱりすごい、こうあらなきゃいけないっていうものがやっぱりずっとあるんだと思うんだよな。
自分の中の目を背けたい部分っていうのが絶対あるよな。
それを見ないようにするために、外にそれを求めてるっていう。
だからこそ彼女はエドワードに惹かれたのかもしれないよね。
追い目を持ちながらというか、自分の中でその疾患とか障害とか、他者とは違うっていうものを持った状態でも強く生きている人であってほしいっていう願望を持つってことは、そうあらないといけないって自分は思ってるってことだよね。
そうある人なんだっていうふうに見たっていうことでもあるわけよね。
理想を投影してるっていうことでもある。
じゃあ自分もやっぱりそうあらなきゃいけないっていう。
それが結実したのがエドワードっていう演劇だった。
クソみたいな演劇だった。
それすらもでも最後にもう全然クソだった、ピースオブシッドって。
そんなひどいこと。
でももう過去なんだよねっていう。
でも本心なのかな。
傷つきはあるんでしょう、うまくいかなかったらっていう。
人間だったとしたらね。
うまくいかないなって。
他者に対して見せてる顔と、まさに監督もインタビューで言ってたけど、現実では他者が考えてることなんてわかんないじゃないですかっていう、その通りで。
やっぱりその他者を見ていてもそれは他者が見せている顔だから、それを元に監督が脚本を書いたのだとしたら、やっぱり見えているものではないものがイングリッドにはあるはずなんだよな。
エドワードに、この映画はエドワードが必ず出てくる映画だから、エドワードに見せている顔しか俺らは見えてないよっていう。
エドワードの存在
だからその裏にはオーズワルドもイングリッドも、何かあるんでしょう、何かあるんでしょうっていう。
何かあるんでしょうっていう。
本当でも、それなんだよね、何かあるんでしょうとしかわからないんだけど、でも何かあるんだよな。
当たり前だよ人間だからね。
でもわかんないんだよね。わからない。
だからやっぱり、輪をかけて複雑な気分になるっていうか、そのなんつうの。
みんなどうしてるのかなって。どうやって乗り越えてるのかなっていう。監督からの問いなのかなっていう。自分にはこう見えるんだけどっていう。
簡単に乗り越えれてて、こいつら軽薄だなとか言えないんだよやっぱ。
言えないよね。
映画見ると。そう言えたほうが楽なんだけどなあ、ほんとなあ。
そう。でもそれでいいんだと思うけどな。
いや、そうでしょ。だってわかるってなったら暴力的だよな、それってな。
そう、暴力的だよ。立ち切れてるんだし。
わかんないがいっぱいでもさ、それこそさ、なんか出てくるもんでさ、自殺しちゃう、ほんとに自殺っていうか、4Bの住人のヒゲの男性いいんじゃん。
あの人さ、なんか公園で見かけんじゃん。
見かけるね。きれいな女性と。
そう、親密げに歩いてるっていう。
断片だから、でも彼は自殺してしまうし。
わかんないんだよな、なんていうか。
これなんであえてわざわざ入れる必要もねえのにみたいなのも含めてわかんないっていう。
あとその後も4Bの部屋の前でなんか泣いてる。
いたよね。
なんか女性が。
泣いてるのか、佇んでるのか。
泣いてるのか、佇んでる。お母さんぽい。
なのかな。黒ずくめの服の女性がいて、誰?いなくてもいいのにっていう。
で、もっと言うと、たぶん間違ってないと思うんだけど、自殺したヒゲの男性と一緒に歩いてた女性何回も出てくるんだよな。
まじ?それは気づかなかった。
あれさ、監督がさ、仮面を出演してるんじゃん。
あれはまたちょっと痛々しいシーンというかさ、
エドワードの劇の制作人たちでパブで飲んでるときに、主演の子とスタッフの女の子2人がちょっとあれ見てよみたいな感じで指差したところの先に、監督が女の子に飲み物を奢ってるみたいな。
なんで嘲笑してるのかわかんないんだけど、見え方としては武男が美女におくどことしているみたいな、その滑稽さみたいな感じで、お前らエドワードの制作スタッフとしてどうなんだよって感じではあるんだけど。
でもそれも直接わかんないもんな。あれを笑ってるかどうかもわかんない。
ただ、ガイの視線はそっちに行くっていうことではあるんだよね。
あの女性は自殺した男性と歩いてた女性なのよ多分。
違ったらごめん。
で、もっと言うと最後のシーンで、日本食でなぜか目がふと行く、一人で飯食ってる女性。
え、こわ。
わかんない、あの女性は何っていう、あの女性のストーリーはわかんないねでも断片的すぎて、でもなんかまたこの人っていう。
でもそういうのあるみたいなさ、のでもあるし。
これ最後のそのシーンは、まだ他人の目線が気になってるっていうことなのかと思ってたけど。
いやでもそうなのかもしれない。
でも多分幻想的に一緒だったんだよ。
あの監督の仮面出演はなんか別に決まってなかったらしくて。
ああね、すごい話だよねほんと。
そう、あのコロナ禍2022年撮影だったからまだ全然、アメリカもコロナ禍ビンビンなときで。
パンデミックビンビンなときです。
そう、あの出演者も含めどんどんコロナに撮影中、22日間しかないのに撮影期間が。
あのみんなコロナにかかっていくっていう。
いやー、地獄。
そう、毎日テストしないといけないとかいうのもあって。
で、あのイングリッド役のね、レナーテもレナーテ・レインスでもかかって一回撮影スケジュール変えたりとかいろいろ大変だったりするんだけど。
それでバーで女性と一緒に酒飲んでる男役の人もエキストラだったんだけど、来れなくなってみたいな。
で、さらに代わりの人も現場に現れなかったみたいな話だった。
でもどうしようもなくなって、ただそこであの男性の条件っていうのが低身長だったらしいね。
なるほど。
だからやっぱりお前がさっき言ったみたいにその武男と美女みたいな、そういういわゆる釣り合ってないよねでバカにされてるっていうシーンに多分しようとしたんだと思うんだけど。
で、自ら監督が自分低身長なんで行くしかねえなみたいな感じで出た。
これもさ、もう全然偶然なわけじゃん。
物語の重要性
だし、無意識とすら言えないかもしれない。普通にただ流れでそうなったっていうことだけど、いわゆる社会の中で笑われるものとして出てくるキャラっていうか場面に自分が当てがわれるっていう、監督自身が当てがわれてしまうっていう、もう象徴的な多分場面だと思う。
俺だから最初狙ったのかと思ったもん。
確かにね。できすぎてるな。
そう、できすぎてるんだよ本当に。で、ガイはだからもうね、顔面セバスチャンスターなのに、顔面セバスチャンスターなんだって。
顔面セバスチャンスター。
なのにでも、見ちゃうんだよ。もう関係ねえのに。だって自分はイケメンだから、その場面とか気にしなくていいのに。絶対自分そうならないから。
周りをずっと見てるもんね。カラオケのシーンとかもさ、オズワルドがカラオケパブみたいなとこで、ステージ上で堂々と歌ってて。
やべえなこいつみたいな感じで、エドワードはそれを見るんだけど、周りは結構楽しそうに見てる中で、最後の方にキャラキャラ笑ってる女性みたいなのが映ったりとかして。
笑われてるみたいな。そういう風にエドワードは思うんだろうなって。やっぱりあの顔だと笑われるんだっていうのが抜けきってないっていう。
でも俺はちょっと見え方が違って、あれはめっちゃ歌ってんじゃん、ステージ上でオズワルドが。あれは俺にはできないっていう。
戦亡と悲しさと嫉妬とみたいな感じの目線に見えて、でも見てる人はびっくりしてんだろうと。異形のものとして見てるんだろうって見渡すんだけど、みんな普通に見てるんだよね。
普通にちょっと何ならうっとり見てるみたいな。いい曲だなあみたいな感じで。見てて、最後女の人しかもオズワルドの知り合いよね。
ふと関係性がありそうな感じの意味深女性が全然見てなくて、断書してるだけだと思うんだけどあれ。それでちょっと安心するみたいな。表情がちょっと緩むんだよな、ガイの。
あ、よかったみたいな。 何を考えてんだよって。そんなこと。
でもこれもね、俺の身付けなんだけどね。俺がガイなら。 お前の中のエドワード。
いや、弟最後に本当に物語ってないから、自分が固まってないからもうなんか、視線も含めブレ続けるっていう、この悲しさよね。やっぱ悲劇なんだよなあ。
ずっとあのままなのかな、エドワード。
でもなんかそれ、まずいんだと思うんだわ。
それまずいっすよ。
ちょっとちょっとーっつって。
ちょっとちょっと日本食料理店に。
ちょちょちょすみませんっつって。
ダサい僕ももう一杯っつって。座って。これまずいと思うんですよね、このままだとっていう。
ダサいがまずいって言ってるんじゃないですけど。
すみませんっつって。こんな高級な酒っつって。
いやー、なんかでもやっぱまずいと思うっていう、割と切実にこれはまずいんだって思うのは多分俺がまずい、多分っていうかもう直接的に俺がまずいと思うっていう。
物語れないと自分の人生を意味付けられないと。
ただ自分の、物語は物語言ってるけど、多分自分の人生、これまでの人生の経験とか出来事とか、いわば宿命みたいなものとかに、自分なりに意味をつけてそれに納得することだと思うんだよ。
で、その典型的なのは、過去辛いことがあったけど、今そのおかげで今の自分があるみたいな。
若い頃飛行員走っていた時期があって、幼い頃の辛い経験を振り払うかのように暴力とかに明け暮れたけど、その経験があったから。
今は高校の先生をやってます。
飛行少年も。
でも、あの辛さがあったから飛行少年の気持ちがわかるんです、みたいな。
そういうやつね。
あの辛い経験があったから、今頑張れて俺の会社はでかくなって、みたいな感じ。
そういう社長いっぱいいんじゃない?なんか。
いっぱいいる。
いっぱいいる。
そういう、なんかそれができないと、なんていうのかな。
比喩じゃなくて本当に死が近づいてくるみたいな感じするのよね。
なるほどね。
でも、なんか一定程度できてるような気はするんだ。自分は。
昔頑張ってやってた仕事を辞めざるを得なかったけど、辞めたおかげで暇だからポッドキャストができてます、みたいな。
心を病んだおかげで、ポッドキャストができていますっていう。
なかなかない視点で映画が語れていますっていうこの。
なんかおかげで、皆さんも何度も聞いてますとか言って言われて、病気になってよかったなみたいなのもあります、みたいな。
物語かな。
そうかね。
そう。
俺、離婚経験あんじゃんって言ったら、ちょっと笑いが起きたかもしれないので、離婚してよかったかもしれません、みたいな。
もう、なんでもいいんだけど、本当に。
ちっちゃいな、本当に。
離婚でひと笑いでいいんかっていうね。
お前のもので満たされる。
お前のもので満たされるかっていうね。
飲み会で受けるネタが一個増えたから。
いいです、みたいな。
そのレベルでももはやいいくらいの。
過去との対峙
でもそれができないと、冒頭の方であんたが言ったとこ、過去が過去にならないから、いつまでも自分のそばにいて、自分を苛み続けることになるのよね。
過去が今もあるみたいな感じになっちゃって。
なるほど。
天井の穴みたいなもんで、ずっと嫌な汁とか、ネズミの死体とか。
出続ける。
そう、出続ける、落ちてくる。
で、自分を傷つける。
何なら害になった後も、あんな綺麗な部屋なのに、多分上からゴキブリが落ちてきて、コーヒーの中に入るみたいな。
何にも変わってない。
その穴を直さなきゃ。
閉じるのは多分物語ることによってなのよ。
湧いてこなくするために。
だからガイ切れるわけじゃん。
ガイ・エドワードがオーズワルドの部屋、オーズワルドが住むことになったからとか言って。
元の4F、自分の部屋に。
天井に穴が開いてねえんだよ。
天井に穴が開いてねえわけねえだろっつってやっぱ切れちゃうみたいな。
天井に穴が開いてねえわけみたいな感じでガンつって開けちゃうっていう。
でも開いてないんだよ。
オーズワルドには。
なぜなら彼は自分の人生に意味をつけて、その意味に納得しているから。
その結果過去が過去になってて、もう過去に欠かせることなく、こだわることなく、固執することなく。
今と未来を生きることができるようになっている。
これができないと、全然自分のこと言われてるわけじゃないのに、オーズワルドの悪口言ったトレーナー差し殺したりとか。
関係ないのに、もう。
だって顔はもう変わったし。
もう顔面セバスチャンスターンなんだから。
顔面セバスチャンスターンなんだから。
でももう本当に切実なんだよ、これって本当にマジで。
って思わ?
どうですかね?
俺だけなのかなってなっちゃうよね。
俺に関しては、ある程度物語っている自覚はあるから、根本から揺らぐことはほぼないなっていう。
ただ過去というか今だな、今揺らぐっていう。
今どっちにしたほうがいいのかなとか。
そのより良い未来のために。
何等だよっていうね。
今ビジョンをね、語るんだけどね。
インタビュアーから、トリビアからインタビュアーになってポリティシャンになるっていうね。
政治家にどんどん。
政治家になって。
より良い未来のために、どうしたらいいのだろうか。
こうするべきなのか。
べきってなんだよみたいな、自分の中での葛藤みたいなのもあるし。
自分が過去があることで、自分はこうやってきたから、これでいいんだっていう道と。
でも、それでいいんだったら、もうそれ以上の成長ないじゃん。
確かにな。
もう何も変わらないわけ。
でもやっぱり、過去を見たら常に自分は何かしら成長してきてるんだなっていうのが分かるから。
この先も成長し続けるべきというか、だろうなっていう。
物語の力
だったらどっちの選択肢取るんだろうとか、そういうことは考えるけど。
過去を否定したりはしないな。
だからやっぱり、一定程度物渡れてるってことなんだよな、多分な。
そう、だから過去に戻って何か変えたいみたいな、そのバックトゥーザフューチャー的に。
これ変えたら現実変わりますとか言われても、一個も変えないと思う。
バックトゥーザフューチャーは否定しますっていうか、政治家として。
政治家、何党なんだよ。
ねえ、本当に。
それは俺もそう思うんだけどな。
でも何かこう、何か時々やっぱ、なるんだよな。
今やっぱりお前が言ってた悩み方っていうのは、やっぱり前じゃん。
アヘッドを見ている。
アヘッドを見ている?
アヘッドを見ている。
俺も何か意識高い系になりたいみたいな。
ルッキング、アヘッドね。
何か、じゃなくてこう、いやこれも、何というかね、やっぱりメンタルとは体調ですから、何というかこう、
体調悪い時とかさ。
メンタルとは体調。メンタルイズ体調。
そう。
そういうスローガンでね、参戦出ますんでね。
調子悪い時とかにさ、やっぱりなるのはさ、もう自分の中で物語れた過去にできたなっていうようなこととかが、
ザザッつってこう何かザワッつってまた現れてさ、何というか、何て言ったらいいのかな。
今お前すごい面白いポーズで止まってるけど。
これは選挙ポスターに使えるかな。
親指を中にたまりきつけて。
パーにして親指で頭にくっつけるっていうこの、歌のお兄さんみたいになってるんだけど。
そうそう。その意識から来る何かが多い意味してるぞそれは多分。
そうだよね。全然意図してなかったんだけど、メタフォリカルなポーズっていうね。
誰も見れないからわかんないっていうね。
いや何かそう、俺の場合はだけどね、何か出方としてその、何か例えばさ、過去を物凄くパワハラしてきたやつとか、
物凄く酷い振り方してきた女とかさ、何か。
全員差し殺されたとかってやつあるって。
いや何て言うのかな、絶対許さねえみたいになるのと同時に、これ何か顔を捨てた男と通ずるなと思うんだけど、
何か妄想しちゃうのね。
そういう奴らが、つまりパワハラ上司だったり、酷い振り方女だったりが、
全然その俺のこととかが完全に過去になって、
何かああやって手を焼いた部下がいたけど、今私は孫に囲まれて幸せみたいな。
エモい話になってるね。
お前の話もエモい話になってる。
何かだからもう、ああいうね、
だってパワハラしてきたとは言うけど、言わばその上司にとっては困難だったわけじゃん。
多分俺のことは、おそらくな。
困難。
仕事上の困難だったと思うんだよ。
困難君。
困難君だったと思うんだよ。
江戸川困難君ね。
そう、キック力増強シューズ持っとけば、本当に何したかわかんないけども、
ラジオ社長が置いといて、とか、
ひっどい振り方してきた女とかが、
あの酷い、あっちからしても酷い恋愛だったでしょ、おそらく。
でもあのダメな男に一回引っかかったおかげで、私は今彼と幸せな過程を築き、
表参道をベビーカーをして歩いておるのだな、みたいな感じとかになってたとしたら、
それ、街でもし出くわしたとしたら、俺は何をするかわからないな、みたいな感じに。
これでもしないよ、なんちゅうかな。
分かってるけど。
メンタル状態が悪い時の妄想だし、
おまわりさんこの人です。
この人は何ちゅう、何だこう、予備軍です、みたいなことを。
予備軍です。
もちろんこれが調子悪い時の妄想だなっていうふうに、自分でももう客観的に見れてる自分もいるから、
大丈夫ではあるんだけど、
でもこれって、俺がその人たちが過去になってたら関係ないじゃん、もう。
その人たちがどうなろうと。
幸せだろうが不幸だろうが、関係ないはずなんだけど、
時々湧いて出るんだよね、本当に。
ってことは、俺があの時のまんまだっていうことなの?
まんまになる時がある。
戻る時がある、みたいな。
変わらないね、っていう。
最後のオズワルドのあれだよな。
そう、とか言われたらもうキック力増強してるぜ、本当に。
こんなん君は。
こんなんの部下であり、こんなんの元恋人としてはね。
だから、何が言いたいかっていうと、すごい共感できるし、この物語。
エドワードに特にね。
でもやっぱり、物語って一定程度できてると思うよ。
別にそれで、毎日その恨みにさらなまれて悪夢見るとかじゃないし。
今、楽しいこともあるしね。
っていう、でもやっぱ物語っていけないと、いつまでもまとわりついてくる、過去が。
ラマットさんはそういう変な、明らかに現実、てか関係ない妄想とかもしちゃう。
それは、俺だけなのかもしれないけどね、こんな特殊ケースは。
でもさ、自分の性、さっき言ったみたいに、パオハラ上司とかヒデ振り方女とかが幸せになってるっていう前提じゃん。
それは妄想的だよね、やっぱね。
それでもわかるんだけど、それはさすがに喜べないんだ。
いや、これが喜べたら、物語ってると思うし、すごいことだと思うよ、俺としてはね。
だって、お前のおかげで幸せになってんでしょ、そいつらっていう。
お前の頭の中で。
確かにね、そうね。物語ってるね、お前は。
物語補助、物語補助として。
感謝しろよぐらい思っててもいいんじゃないって思うけど。
おめえら俺のおかげだよっていう。
自分のおかげで、わからないことがわかったり、得られないものが得れたりしてるわけじゃん。
人間関係なんだから、何かしらの影響があって。
その人の今があるのは、その人と関わった全ての事象によってその人の今があるわけだから。
お前がそういうふうに思うんだとしたら、お前の功績はある程度でかいはずだよ。
もしくは全く覚えてないからね、どっちも。
え、誰でしたっけ?トモヒー?
何ヒーですか?みたいな。
それだったらいいの?全く覚えられてないパターン。
いや、多分それも嫌ですね。
嫌ですね。
何が嫌ですねですみたいな。
そうか、それも嫌なのか。
いやでも、覚えられてないっていうのは、ある種一番の悪夢かもしんないよね。
自分だけかかずってるわけだから。
かかずるっていうか、固執してるわけだから。
自分だけ過去に、俺だけバカなのかっていう。
俺だけバカなのかっていうのもよく思うよね、なんかね。
まあ、エドワードもそんな感じなんだろうな、多分な。
みんなスルスルっとこう、いろんなこと決めて前進んでて。
俺だけバカなのかっていうこの。
バカじゃないよね。
いや、バカじゃないよね。
バカじゃない。
自己認識と他者との関わり
いや、監督もさ、同じような悩みなんだとしたらさ。
俺だけこんなに、校外列とかさ、生まれた時に人と違うっていうか思って、その後手術しているっていう状況にもかかわらず、
俺だけこんなことを気にしているのか?
俺だけバカなのか?
いや、バカじゃないですよっていう。
言うじゃん。
いや、バカなわけないじゃないですか。
ないじゃないですかっていう。
立派な、こんな素晴らしい映画を作って、いろんな人に、同じ悩みを持つ人にコミュニケーションが取れてるっていうかね。
アートってコミュニケーションだから。
そうね。
同じ悩みを持っているんだって伝えているっていうことを何万人何十万人が見て、バカなはずないじゃんっていう。
しかもそれを自分の支配下において、自分の身勝手な意思で作るんじゃなくて、ちゃんと人のことは分かんないからそれに沿ってちゃんと作るんだとか、
全部狙ってメタフォリカルにするんじゃなくて、流れにちゃんと沿って、自分のある種の無意識の流れみたいなのに乗ってやるっていう、すごい芸術作品に対して誠実な姿勢じゃんっていうのがあるんだから、
簡単にバカじゃないですよっていう。
誰も言ってねえっていうね。
簡単に自身も言ってないっていうね。
勝手にまた物語化しちゃったっていう。
インタビューの聞きすぎかもしんない。
全部分かった気になっちゃう。
断片でしか、インタビューも断片でしかないもんね。
でも、監督で言えばこの映画を作ることだったけど、俺らで言えばこのポッドキャストを作ることだし。
そうだね。
毎回毎回、誰も聞いてないのに。
一人も聞いてないのに。
本当に。
人っ子一人、もう本当に。
そういう魔法陣なのかみたいなね。
結構たくさんの人に聞いてもらってる、これをやることがタイプライターで作ってることではあるから、
監督だってこれ作るまでものすごい時間もかかってるし、そんなすぐ見つかんないよって気がするよな。
そうね。
でもね、やっぱり、皆さんどうですか?やっぱりこれなんですよ。
これ?
やっぱね、今ちょっと物語が進んだ上じゃん、俺のね。言ってみれば。人生相談みたいな。
それはもう聞かれたからだよね。ちゃんと聞いたと、この人が。
あんま聞いてないけどね。
政治家を目指してるこの人が。政治家の大事な要素として人の話聞かないで。勝手なこと言うなよな、本当に。
で、何か返ってくることによって、俺だけ置いてっけぼりなのかっていうよりも、お前のおかげで幸せになってるんじゃないかみたいな。
そういう語り方があるのかみたいな感じになったりとかして、それによって進んでいくわけよね。
アートと観客の関係
ポッドキャストとかも実際作って聞かれてるわけだし、聞いてもらっていることによって、聞かれずに俺らプライベートでやってて、これ何の意味もないじゃん、多分。
おそらく。
見られることによって聞かれることによって多分アートは完成するわけよね。
うん。観客がいることでね。
うん。だからやっぱなんか大事なんだよ。聞こう、みんな本当に。
聞こう。
聞こう。
そしてタイプライターで撃とう。
撃とう。そして撃ったものは読ませよう。
読ませよう。
で、読もう。読んでくれって言われたら。
いやそうだよ。読んでくれって言われたんだよ、監督に。
そうね。
めちゃめちゃ大変だよ。
ほんまやで。
ほんまやね。
ポッドキャストも大変やでって言って。
大変だしな。
比べりゃ、でも比べるもんでもないじゃん、本当にな。それぞれだしな。
俺らもこうやって撮るときもあんまり台本とか作ってないじゃん。
今回はかなりフリースタイルで話したけど。
やっぱ出てくんだよな、そのなんか。
思ってもない話だけどすごい必然性があるなって話が。
監督も言ってたみたいに、これは何の象徴だとか意識して作んないけど。
っていうのはやっぱりその、何か出てくるのを期待して作ってんだろうなって気はするから。
うんうん、そうね。
気にせず、なんか人に話すなり、何かこう、ものにしてみるとか。
うんうんうん。
どんどんやる必要があるんだよなっていう。
そうね。
ただ何かにはなるんじゃないかって気はしてるけどね。
うん。
で、やっぱ俺が言えるのはそれプラス、やっぱり聞こう、本当に。
うん。
読もう。
物語の進化
あのね。
遮らずに聞く。
うん。
信じる。
いやでも。
え?
めんどくせえ。
遮っていくって。
そう、これね。
いっぱいあるな、こういう人ね。
でもね、本当に。
いやー。
会話とかでもさ、なんかこっちからうーんって言ったら、ああまあそれはいいとしてみたいな感じでさ。
ああ、置いてかないでみたいな感じに。
でもそういうのはできるだけ、まあ普段からっつうのは厳しいかもしれないけど、なんかあるじゃん。
聞かなきゃいけないときみたいなのが。
うん。
話さなきゃいけないことを話しているとき。
うん。
が、それが物語だからな。
うん、そうね。
そう、そういうことをやっぱ教えてくれる映画だったな。
そうですね。
うん。
なんかその、ね、俺もこうやって、毎日映画トリビアとか。
うんうん。
あの、画面のシネマとか。
うん。
やり始めたときとかは何も特に考えてなかったけど。
うんうんうん。
気がついたら監督にインタビューできるようになったし。
そうねー。もうストーリーが進んでってるよね、本当に。
ストーリー、俺たちのね。
そう。
俺。
俺。
俺、リスナーお前らもだぞっていう。
お前ら。
俺たちのね。
激、激エモー。
アワーストーリーがね。
そうよ、もう本当に。
画面のシネマはまだまだ続きますっていう。
そうですよ、皆さん。
6年後は参院選ですからね。
そう。
なんで今日そんな選挙の話ばっかするんだよ。
いやーもうね、出なきゃもうやっぱね。
打って出なきゃ本当にね。
そろそろ出ないね。
そろそろね。
5年後ぐらいにはね。
そうだよ、もう本当に。
もう俺らの物語化がさらに進んで、正当が作られてるかもしれない。
そうだよ、もう。
そうなったらもうね、僕もうなんか嫌な振り方した女とかどうでもいいので、そしたら。
全然もう。
絶対、こういうやつは絶対スキャンダルで落とされます。
そうね、文章法でね。
文章でやられます。
一発アウトっていうね。
大丈夫です。それすらももうね、必要だった物語にしていく所存ですので。
嫌なやつ。結局嫌なやつになっていく。
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