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はい、どうもゆうとです。今回はですね、ちょっとまた連続シリーズとして新しいものをしゃべってみようかなと思うんですけども
動物福祉学という本を読んで、今回はそもそも動物福祉とはみたいな話をしてみようかなと思うんですけども
前回の話でもですね、ちょっと自分はもともと腰痛の研究とか治療に関わるような取り組みをしてたんですけど、その中で偶然
具体的には競争馬の施術っていうのに関わり始めて、そこから動物の健康とかに、いろいろ考えたりしてたんですけど
その中で動物福祉という言葉とも出会って、最近ですね、この動物福祉っていうのを体系的に学べるような本が出て、結構いろいろ学びになりますし、考えるきっかけになっているので
ちょっとここから取り上げていくつかしゃべってみようかなと思うんですけども、最初はそもそも動物福祉とはということですね
だから動物っていう言葉はわかりますし、福祉っていう言葉も聞いたことあると思うので、なんとなくイメージはつくと思うんですけども
人における福祉っていうと、障害者支援とか生活保護とか、そういう社会保障的なものがイメージわくと思いますけども
ちょっと動物福祉って言うとですね、また捉え方が違いますし、海外からどちらかというと発生した概念というので、アニマルウェルフェアっていう言葉がよく使われているので
そのアニマルウェルフェアっていう概念と、日本語で訳す動物福祉とか、日本で言うと元々動物愛護みたいな言葉もあったりするんで
それぞれちょっと捉え方が違ったりするんですよね。今回はまずですね、海外で生まれたアニマルウェルフェアっていう言葉を
教科書に書いてあることをちょっとかいつまんで話しながら、動物福祉っていう言葉の理解を深めていけたらいいかなという感じなんですけども
動物福祉って言うとですね、広く見ると動物の幸せとかこういうのを考えるようなところで、ウェルフェアっていう言葉があるんですけど、これが福祉に当たる感じなんですが
これはウェルとファーレンっていう言葉の構成語らしくて、ウェルっていうのは望みに沿ってっていうのとファーレンっていうのは生活することっていうことなんで
良い生活の状態とか、すなわち健康で幸福で安楽な状態っていう風に考えられているので、アニマルウェルフェアっていうと動物のこういう生活とか
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いい状態みたいな感じになりますかね。一応ですね
WOAHっていうのはワールドオーガニゼーションオブアニマルヘルスっていう団体があって、そこでアニマルウェルフェアとか動物福祉の定義がされていたりするので、それもちょっと紹介しますけども
動物福祉とは、動物の生活と死の状況に関連した動物の身体的及び心理的状態を意味するという感じで
良い状態とかっていうよりは、動物のその身体的心理的な状態というのを動物福祉としているという感じなんで、何が良いかみたいなことは
もうちょっと考えないといけないようなところなんですけども ここでですね、ちょっとお話が難しくなってきますけども
福祉と苦痛の連続体モデルみたいなのが考えられていて、悪い状態と良い状態
なので100%動物がストレスがなく良い状態っていうのを目指すのが良しとされるわけではなくて
結局動物の状態っていうのは、このマイナスの悪い状態、めちゃめちゃ不潔でとか
食べ物も十分与えられなくてとか、こういう悪の状態をなくす
どういうかですかね、だから結局この中間あたりにどの動物もいるはずだし、できるだけ良い状態にしていこうみたいなことが動物福祉の基本的な考え方ですかね
ここからですね、本の中だと過去の人から動物への配慮の世界史的なことも書いてあったりするんですけども
本当にですね、結構動物に対する扱いっていうのは、過去はそんなに良くなかったかなという感じで
紀元前のアリストテレスとかが書いている主張とかだと
動物は感覚を有するが理性に欠けており、自然界のヒエラルキーの中では人間よりはるかに甲斐にあって、人間のために自由に使える資源であるみたいな主張がされているみたいで
だから動物っていうのは、権利とかだから福祉とかを考えるというよりも、そもそももう人間が活用するものみたいな考え方があったりしますし
そこからデカルトとかですね、こういう哲学者とかでも、動物には精神がないから単なる機械であるみたいな言葉も残ったりしていて
だから結構ですね、近世というか中世というあたりですかね
このあたりだとまだまだ動物の権利とかっていうのは全然考えられてなかった
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ただですね1822年にイギリスにおいて初めて動物虐待法とされるようなものが制定されて
イギリスは結構今でもですね、動物保護とか動物福祉とかに関しては結構先進的なというか
よく行動しているような国みたいですね
そこからですね、徐々に動物福祉っていうような話が増え始めていて
最近になってくるとピーターシンガーっていう哲学者がいるんですけど
1970年あたりにですね、その動物の福祉とか保護に関するような本を発信したりして
そういう主張の中だとベジタリアンとか結構ビーガンを推奨するような話もあったりして
これを過度とするかどうかっていうのは結構人の捉え方かなと思いますけど
動物に対する考え方っていうのはこうやって徐々に徐々に醸成されて今に至るみたいな感じですかね
もうちょっと日本の歴史で言うとさっきでも言った通り
動物愛護みたいな言葉が結構日本ではよく使われる
なんか生類、哀れみの霊みたいなありましたよね
こういうところで動物に対する保護って言うかですかね
こういうことも考えられたりしてますし
日本だと1900年あたりにですね
なんか動物虐待防止会とか動物愛護会みたいなものが設立されていたりするんで
動物愛護みたいな言葉っていうのは結構盛んになってきているような感じかなというところですね
動物の医療とかに関するところだと基本的に獣医師さんがよく行われるところだと思いますけど
つい最近ですね
愛顔動物看護師っていう国家資格ができたりして
日本でもですね
結構動物に関わる専門職みたいなことも増えてきてますし
今後ですね
動物の健康とかアニマルウェルフェア動物福祉みたいなことは
より考えられていくんじゃないかなっていうのが今の状況ですかね
なんとなく伝わりましたかね
アニマルウェルフェアとか動物福祉みたいなところ
この動物福祉における基本的な概念として
5つの自由っていうのを守っていこうというか
より良くしていこうみたいな考え方もあったりするんで
今後このあたりももうちょっと詳しく話していきつつ
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どう動物について考えていったらいいのかみたいなことを
ちょっと一緒に考えていけたらなという感じですかね
まあ自分自身は馬に関わるっていうのが一番最初で
最近は犬猫とかに関わる機会も増えてきてますけど
こういうアニマルウェルフェアみたいなテーマだとですね
家畜とか生産動物って言われるようなカテゴリーもありますし
繁殖動物っていうような飼う動物もありますし
あと動物園とかですね
あと実験動物自分だと研究に関わってた
特に人の研究とかに関わってたところだと
やっぱり動物実験とかっていうのも周りではあったりしますし
自分はあんまりやってこなかったんですけど
こういう実験における動物との関わり方もあるし
またですね野生動物について考えるみたいな
カテゴリーもあったりするので結構いろいろありますけど
次回はですね
そのさっき言った5つの自由とか
この辺の話をしていって
またですね
ちょっと何回に及ぶかわかんないですけど
まあもうちょっと格論の話もしていけたらいいかなと思ってますので
ちょっとこれからしばらく動物福祉っていうのの話をしていこうかなと思います
以上です
ありがとうございます