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はいどうも、私はロイユウトです。今回43本目ですね。いつも聞いていただいてありがとうございます。
今回はですね、健康に関する正しい情報の見極め方という話をしてみようかなと思っております。
私は理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っていて、普段は一般の方とかスポーツ選手とか障害のある方などの
体のコンディショニングに関わる仕事をしているんですけども、最近このラジオでもですね、
体にまつわる話とかもさせてもらっているんですけども、世の中たくさんネット上では健康にまつわる情報とかも出てきますし、
なかなかどれを選択して自分が行っていいかというのが分からなくなってくるかなと思うんですよね。
私もこれからいろいろ情報発信していくんですけども、その中で自分に合った情報を
見極める方法というのを話してみようかなと思っております。
まずですね、健康に関する情報でエビデンスレベルというのがあるんですよ。
ちょっと最初から難しい話なんですけども、大学院の研究とかで発表された情報で、論文で発表されるとエビデンスという形になるんですよね。
例えばニュースでも何とか大学で研究された結果ですとか、そういうものが出てくると思うんですけども、
それだけ見ると一見すごい正しそうに見えるんですけども、それが必ずしも正しい情報かどうかというのは分からないということですね。
このエビデンスレベルというのは下の段階から上の段階まであって、一番下の段階であっても専門家の意見というものなんですよね。
私も位置専門家なので本当にいろいろ情報はお話しするんですけども、必ずしも正しいというわけではないので少しご了承ください。
でも可能な限り正しい情報をお伝えしていきますのでね。
まず位置専門家の意見というのがまだ低い状態で、その次に症例報告というものですね。
その位置専門家が一人の患者さんとか体の不調がある方の対応した具体的な事例ですね。
これを詳細にまとめたものを症例報告と言います。
その次にですね、そこから何か同じような症状を持った人を2つの群に分けて、片方にはこういうもの、片方にはこういうものという形で分けて比較をしたものですね。
こういうのが介入試験とかというものなんですけども、こういうのだとちょっとエビデンスが高くなってくるんですね。
ただこの介入試験と言っても必ずしも正しいというわけじゃなくて、その実験をする人があえて効果が出そうな人をこっちの群にして、
こちらの方は効果が出なさそうだからというふうに恣意的に分けた実験とかも世の中にはあってですね、そういうところだとエビデンスが低くなってくるわけですね。
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その意味でランダム化というのが行われて、完全にランダムにですね、群を分けて、その2つでまたブラインドと言って、
その受ける側がこれは何を受けているかというのがお互いに知らない状態で、でもやっぱりこちらの方が効果ありましたというほうが正しい情報になるんですね。
これがランダム化比較試験とかと言われるものになるんですけど、これだとまたエビデンスのレベルが高くなってきて、
またさらにですね、このランダム化比較試験というのをたくさん寄せ集めたシステマティックレビューとか、
メタアナリシスというものが一番エビデンスとしては高くなってくるわけなんですね。
こういう情報がなので一番ベストではあるので、私も情報発信するときは極力ですね、こういう情報から持ってきたりとか、
自身の経験とか、自分が関わっている研究だったり、自分が信頼を受ける研究者のデータだったりですね、
こういうところを元にお話ししようかなと思っているんですけども、
一応詳しくお話しすると、こういうシステマティックレビューとかメタアナリシスと呼ばれているものが一番エビデンスのレベルとしては高いですよということなんですね。
また今後も研究のデータの見極め方みたいなお話もしようかなと思うんですが、
この研究といっても結局統計的に優位という形で、絶対100%というのはないんですよね。
95%以上こちらの方が正しいですよという形で出てきたりするので、本当にどんなに優れた研究であっても正しいかどうか、
また自分にその情報が合っているかどうかというのは分からないので、
世の中にあるたくさん情報があるんですけど、その中から自分自身に合ったものを選ぶためには何か信じすぎるんじゃなくて、
本当に自分に対して効果があったのかというのを自分で感じることですね。
本当に最後は本当に自分とか人それぞれという形にまとまってしまうんですけど、
自分も発信するときはできるだけ広く行き渡る情報を発信しようかなと思っておりますし、
それぞれの人が正しい情報を見極めるようになっていただけたらいいかなと思っておりますので、今回こういう配信をしてみました。
またこれから私は健康にまつわることとか、同業者の働き方とか、
そういうことについて発信していこうかなと思っておりますので、今後もよろしくお願いします。
今回もありがとうございました。