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はい、どうもゆうとです。今回はですね、国民皆保険制度の歴史と仕組みという話をしてみようかなと思うんですけども、
自分はですね、理学療法士とアスレチックトレーナーという資格を持っていて、あと人間健康科学っていう分野の研究をして博士号も取ってるんですけども、
これまで病院で働いてた時期もありますし、あとは独立してですね、フリーランスのセラピストみたいな形で活動してる時期もあれば、
最近はですね、自分の作った会社の方で主にヘルスケアとか、ウェルビーングとか、こういう領域における事業のサポートとかもしていってるんですけども、
やっぱり医療っていうのは結構身近なところにあってですね、いろいろ考えてきましたし、ちょっと今回は国民皆保険制度っていうものも皆さん利用しているものですし、
関わりがあると思うんですけど、意外とこう仕組みとか歴史とかって知らない人もいるかなと思うので、ちょっとしゃべってみようかなと思いますが、
まず簡単な仕組みから言うとですね、国民全員が加入していて、その健康保険料みたいなのを払って、それによって病院にかかった時とかは安い割合でその医療機関を利用できてみたいな仕組みですよね、簡単な。
これも細かく見ていくとですね、会社などに勤めている人が対象の保険とか、あとフリーランスとかですね、そういう個人事業主みたいな人が入る保険とかですね、あと75歳以上の高期高齢者と言われる人が入る保険とか、
人によって微妙に違いはあるんですけど、でも広く見れば国民全員が加入されていて、等しく医療が受けやすい仕組みになっているみたいなところが国民会保険制度というところなんですけども、
これが一応成立したのはですね、1961年とかで、60年ちょっと前という感じなんですよね。こういうのが実現した理由とか、ちょっと他の国の違いとかもあったりするんで、しゃべってみようかなと思うんですけども、
当時ですね、1961年ということですけども、1950年代あたりというのは戦後で日本の経済の成長が著しく伸びていた時期というふうに言われていて、
ただこの経済成長はすごい高いんですけど、依然として国民の生活水準というのは低かったみたいな背景もあるんですよね。
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1956年の厚生白書というのがあるんですけども、ここだとですね、生活ほぼスレスレの状態にあるような貧困層に近いような人が1000万人ぐらいいたというような指摘もされていますし、
経済成長と国民の生活のバランスがまだうまく取れていなかったというか、結構格差が多かった時期だと言われてますね。
これもまた大企業で働く労働者と中小の零細企業の労働者との中で安定感とか仕事の不安定感とかですかね、この辺も結構差があったので、こういうところがまだ課題だなと思われていた時期というのがこういう時代というところですかね。
ここでですね、また医療に関していくと多くの国民が保険に未加入、民間の保険はこうあったかと思うんですけども、そういう国民全体でみたいのはなくて、日本の人口の3分の1ぐらいがですね、1956年の時点とかだと医療保険に未加入、3000万人ぐらいですかねが未加入だったみたいなところもあったりするので、
こういう人は特に病気とか老後の不安とかにさらされてたという状況があるということです。
なのでここで、特に1950年代あたりに中頃ぐらいですかね、国民会保険というのが求められるようになって、そこから1958年に国民健康保険法というのが制定されて、3年間猶予があって1961年に国民会保険というのが実現されることになったと、こういう感じなんですね。
日本で今住んでいる人からしたら、この国民会保険というのは本当に一般的なものになっていると思いますけども、ちょっと他の国の事例を挙げるとですね、イギリスとかだと原則的に診療の自己負担がゼロであるんですけども、その代わりに医療機関が自由に選べずに決められた医師を受診しなければいけないとかですね。
アメリカだと公的な医療保険に加入するというのに義務付けられている人は高齢者とか低所得者に限られていて、それ以外の人は民間の医療保険に入るんで、結構医療費は高いのでお金がかかるみたいな状況があったりして、こういう中でですね、2000年の時にWHOという世界保険機関というところから日本の医療保険制度というのは世界一と評価されたみたいな、
事例もあったりしてですね、こういう意味で日本の医療保険は結構特殊な状況にあるというのが現状でありますかね。
こうやってその1961年に制定されて、そこから多くの人が医療を受けられるようになって、やっぱり高齢化というか長寿な人も増えるから、それはすごいいいことなんですけど、また高齢化という課題が出てきて介護の問題が出てきたりとか、
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あと医療費というかですね、新しい医療の研究も進んでいっているので、高額な今まで治せなかった病気が治せるとか、そういうのはすごいいいことなんですけど、費用は結構かかるみたいなところもあってですね、また今後日本はやっぱり人口減少が進んでいって、
その税収とまたこの社会保障としての医療費のバランスというかですかね、こういうところにやっぱり結構課題はあるかなと思うので、今後政策としても何か改善する必要もあるかなとは思いますし、自分の場合はセラピストという働き方で、こういう制度の中で働いてた時期もありますけども、
こういう医療系の人だから、その制度の中だけしか働けないみたいなことではなくて、フリーランスとして独立したりとか、ビジネスとかすることによって、こういう医療の課題を解決できることもあるかなと思いますし、一応今自分はそこを見据えているというところではありますけども、やっぱり何でもメリット、デメリットあるというところで、
今回はですね、日本の国民会保険の歴史と仕組みみたいな話を、すごい簡単ではあるんですけど、してみました。今後もですね、こういう制度のこととか、医療とか介護福祉とかの中身のところってなかなか知る機会が少ないかもしれないので、ちょこちょこ話していけたらなと思いますし、興味ある方はまた聞いてもらえたらと思います。以上です。ありがとうございます。
ありがとうございました。