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2025-06-05 10:00

全部「すごい」で済ませてない?発信に深みが出る「見る目の育て方」

サマリー

言葉に深みや説得力を持たせることが難しいと感じることがある中で、一流のものに触れる重要性について語られています。体験を通じて言語化のスキルが向上し、SNSでの発信力も高めることができるという洞察が紹介されています。

言葉の深みを求めて
こんにちは、サチャーエルコです。言語化ムズーってなる時ないですか?
言語化ってね、言葉が軽いとか、話が浅いとか、全然話が伝わんないっていう、いろんな悩みにつながってくるものなんですけど
言葉に深みを持たせたいとか、説得力を出したいっていう時に、どうしたらいいのか?っていうので、今回は意外なヒントをシェアさせていただきます
私自身がね、フリーアナウンサーとして11年間、プロとして喋るお仕事をさせていただいてきたんですけど
最初の頃も、本当にお聞き苦しいことこの上なしって感じで、もう今がね完璧とかっていうのは一切ないですけど
でも昔ね、特に本当に酷かったんですよ、私。喋りのレッスンにも通ってたし、発声練習もたくさんしてたけど、なかなか実力がつかなくって
もう言葉が出てこなさすぎて、とりあえず。これ以上喋れませんって思ってたんですけど
あるベテランの先輩方からいただいた、ちょっと意外な、最初はね、それ意味あるんすか?って疑いまくったアドバイスが
私の言葉、言語化、アウトプットっていうのに大きな影響を与えてくれたんですよね。そう
私がまだ駆け出しで、自分の喋りのスキルに全く自信が持てなくて、毎日どうしようどうしようって悩んでた時
何見てもね、「やばいっすね、すごいっすね、可愛いっすね」しか出てこなかった頃ですけど
お世話になってた先輩たちから、口酸っぱくして言われてたのが、とにかく一流のものに触れなさいって
質の高いものをたくさん見たり聞いたりして、語感を磨きなさいって、センス磨きなさいってことをめちゃくちゃ言われてたんですよね
それを聞いた当時の私は、ピッカピッカの反抗期みたいな時期で、正直ね心の中で
いやこちとら喋りが上手になりたくて、トークスキル磨きたくて悩んでるのに、いいものに触れるのが大事なのはなんとなくわからんことはないけど
私の悩みとは別じゃね?って。美術館行ったって、高級レストランでおいしいものを食べたって、急にペラペラ喋れるようになるわけないでしょうがーいって
本気で思っちゃってたし、周りの同期の子たちも、喋りと関係ないアドバイスだよねって言ってたくらいなんですよね
ピッカピッカの反抗期でございますが、しょうがない、その時はね
でも当時の私、実力も実績もまだないから収入もめちゃくちゃ不安定な時期で、スーパーで一番安いもやしを食べ続けるっていうエンドレスもやし生活してた時期なんですけど
もやし食べてるから声出ないんじゃねーかぐらいの時期ですよね
だから当時の私にとっておしゃれなレストランとか、ホテルとか、夢のまた夢っていうか遥か遠くの銀河系のお話ですよねっていう感じで
周りの同期の子とかは年上の素敵な彼氏さんを見つけて、ちょっとキラキラしたお店に連れてってもらってる子とかもいたみたいですけど
もう私はそんなことなくって、深夜工場のアルバイトをしてたから
だから一流のものに触れろって言われても、えーって。じゃあもうちょっといつもより高いもやし買えますか?ぐらいだったんですよね
本当に。でもそんな、私にも仕事を通して一流のものに触れる機会っていうのがちょこちょこっとやってきてくれて
私生活ではカツカツでしたけど、ありがたいことに取材とかロケを通していろんな体験をさせていただけました
その老舗の旅館のリポートをするために、そのお宿のおもてなしっていうのを体験させていただいたり
話題のレストランの味をリポートするために、一流の味を確かめることができたりして
でも正直最初はね、本当にポンコツすぎて、すっごいいいレストランに取材に行っても
何がそんなにいいのか。他のお店と何が決定的に違うのかとか、何を持って一流というのか
正直私のアンテナには全く引っかかってこなくて、食リポも美味しいですねしか言えないみたいな
心の中では、「なんかもっと違いを伝えたいけど!」っていうのはあるけど
世の中の食べ物ってはだいたい美味しいし、もう美味しいっていう言葉だけで良くないって感じてしまってる私もいて
でもそれだけだと伝わんないんですよね
SNSとか音声配信もそうですけど
これで伝わるっしょ!って自分は思ってるけど、全然伝わんないっていう結果になるのって多いじゃないですか
そうだから、私も何か体験したこととか感じたこととかを言葉にするのが難しすぎて
最初は本当に苦しんだんですけど、でもそういう現場を何度も何度も経験していくうちに
だんだんと少しずつ、本当に少しずつ変化が出てきたんですよね
時々お料理一つ一つのことを伺っても、「いや特にこだわりはうちないっすね」とかっていうお店もあったんですけど
それはそれでね、人間味があって面白いですけど
その時はそれで、「あ、なるほどこういう感じなのね」っていうその一つの基準が自分の中にできるわけです
でも本当に素晴らしいお店とか旅館って、もう全てが計算され尽くしていて
お店の空間デザインとか、流れる音楽、器の選び方、一つとってもそこにはもう必ず理由があって
お料理を出す絶妙なタイミングっていうのもあるし、食材そのものの質の高さはね、もちろんですけど
それを一番美味しく食べてもらうための温度管理までされていたり
もう、神いたるところに宿ってますやんってなってたんですよ
そうそう、もちろん最初はね、「神どこを見えませんけど?」って思ってたけど
だんだん、「あ、こんなところにお隠れになってたのですね」って
隠れミッキー的な、隠れ神的な、ちょっと分かりにくい例えになっているけど
とにかくその空間のこだわりとか、そのお店の意図とかね、そういったのを発見できるようになっていったんです
で、本物に、本物に、本物に触れれば触れるほど、最初は美味しいなーってだけだった私の五感っていうのがね、だんだん研ぎ澄まされていって
例えば同じお出汁でも、「あ、このお出汁は最初に昆布の優しい甘みが出て、その後に鰹の力強い香りが追いかけてきて、まさにお湯がつおすね!」っていう感じで
で、最後にふわっと柚子の香りが鼻に抜けるっていうね、まぁこれは食リポの例えですけど
前は全然気づきもしなかった美しさとか、作り手の明確な意図みたいなものに、心が大きく動くようになってきたんですよ
これが本当に不思議なんですけど、喋りとか自分のアウトプットにドドドドドーっとあふれ始めまして
最初は美味しい以上しか言えなかったけど、まぁてか私大根とたけのこを間違えてたぐらいの人間だったんですけどね
でもその後は、あ、これ舌触りが違うな、弾力があるな、これ味わいに奥行きがあるとか
自分が感じた違いとかをもっと具体的に、もっと表情豊かに言葉にできるようになっていきました
受け取るものが変わると発する言葉って変わるんですよね
これが先輩たちがずっとおっしゃっていた、一流のものに触れてセンスを磨くってことの本当の意味やったんやなって身をもって学ばせていただいて
SNS発信の重要性
そういう経験がもう全部、私の言葉の引き出しっていうのを昔よりは確実に増やしてくれました
でね、この違いがわかるとか作り手の糸を組み取るっていう感覚がSNS発信とか自分のコンテンツ作りにめちゃくちゃ役立ったんですよ
SNSでバズってる投稿を見た時、昔の私だったら、あ、すごーいで終わってたけど
SNSもレストランのプロの味を見抜くのと同じで、見る目、つまりどこに心が動いたのかを言語化する力っていうのがめちゃくちゃ大事なんだなって気づいて
人の心掴むの上手だなーって思う人のSNS投稿
何がこんなに素敵なんかなーって分析してみたり
面白いってシェアしたくなるような記事とか動画を、これなんでシェアしたいって思ったんやろうってその理由を深掘りしてみたり
こういったことも立派な一流のクリエイティブに触れる経験ですよね
そう、こういった体験からあなたの中の何かの違いに気づく力、心を動かす力っていうのがもっと豊かになって
それを言葉にする力っていうのもグッと上がるはずです
ってお話しさせていただきながら、私も改めて鍛えていきたいなと思いました
今回はもう一つ、人間関係がうまくいくたった一文字だけを意識する伝え方テクニック、チャプターに貼ってます
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