1. 聴くだけフリーランス講座
  2. 【読書の心理学】なぜ小説はビ..
2024-07-04 10:00

【読書の心理学】なぜ小説はビジネス書より役に立つ?

00:01
こんにちは、サチュアルコです。今日はボイシーのハッシュタグ企画で、夏の読書計画というのがありまして、ぜひこの夏は小説も読書計画に入れるのをいかがでしょうか
今回、海外の研究結果もシェアさせていただきながら、【読書の心理学】なぜ小説はビジネス書より役に立つのか、というテーマでお伝えしていきます
読書はお好きでしょうか?私はね、もう昔から大好きでして、子供の頃から公園に移動図書館って言ってね
本がたくさん詰まったトラックが公園に来てくれてたんですけど、そこに行くのもすごく好きだったし、大学の時もね、本気で図書館に住みたいって思ってたぐらい
自分が気になる本を読むのが好きすぎて震えるというのが、本当にあるんですよね
本好きの方、共感いただけますか?
その中でもね、いろんな本があるけど、小説ってもう本当、内容によっては心臓がワクワクしたり、主人公が悲しいことを経験している時はもうこっちまで、読者まで涙が止まらなくなったりするわけですけど
実際に2021年の海外の研究によりますと、小説を読むことで自分の感情を認識して処理する能力っていうのが高まるし、共感能力も高まるっていうことがわかってるんですよ
物語ってすごいなぁって思いませんか?
もう、だって昔考えたら今から4万年前とかには、洞窟の壁画に初めて物語が描かれたってことが確認されてるんですけど
人間が口に出して話すことで伝えていく物語って言うと、もうそれよりももっともっと古くからあるわけですし
私たち人間の文化にもね、ずーっと昔から密接に関わってきたものなんですよね
で、あと実は心を癒すセラピーにも物語っていうのは欠かせないものになっていて
やっぱりセラピーを受ける人が自分のトラウマとか自分が抱えている痛みだったり不安だったり
そういった自分の物語を共有して、それをオープンにして誰かに伝えることで
そこで共感が生まれて、最終的にはその人にとっての新しい物語の章が紡がれていくわけですよ
実は本当にこの本を使った心の治療というのは、ビブリオセラピーっていうふうに言われていて
海外でもね、実際にちゃんと行われているものなんですよね
イギリスではビブリオセラピーっていうのが大体医療として政府に公認されていたり
イスラエルではその読書セラピストっていうのが国家資格になってたりするそうですごいんですよね
03:04
で実際このビブリオセラピーってどう行われているかというと
何でもエッセイ本でも小説でも詩集でもいいんですけど
一冊の本が使われるそうで、大きく分けて2つの方法があるんですよね
一つはその本の文章と自分自身を照らし合わせていくような作業
もう一つは本の文章よりもその本についてディスカッションして
その本のテーマとか登場人物の成長とか、そこから出てくる感情とかをどんどん探っていくっていうものです
私たち人間は物語の登場人物に共感することで自分自身とか
自分の人生で出会う自分以外の人を理解することができるようになるんですよ
その本の主人公がいろんなことに葛藤しながら解決の方に進むにつれて
その本を読んでいる自分自身も自分の人生を振り返りながら
ああそういえば自分も昔似たようなことがあったなぁとか
前はあの人ちょっと変わってるなぁって思ってたけど
もしかしたらあの人もこの本の中に出てきてるこういった人のこういう感情で生きてる人だったのかなぁとかね
なんか本を読んでいると感情的な旅をしている感覚になるんですよね
実際海外の2009年の研究によると小説を読むことによって自分の性格的な特徴をもっと柔軟に捉えることができるようになって
自分自身に成長して進化していく余白みたいなものを与えてくれるってこともわかっています
だからね小説いいでしょ?
今ってね極端に効率主義の考え方になっているところもあると言いますか
自分の知識になる本ならわかるけど
小説ってね役に立たないし何のために読むのかわかんねーぜっていう人も結構いらっしゃると
思うんですよ
でもまだ小説がこんなにすごいんだぞっていうのを知られてないだけというか
もちろん短期的に見るとすぐには役に立ちにくいかもしれないんですけど
長期的に考えると長い人生を通して私たちを人として成長させてくれて
しかも今すごく必要と言われている、その社会的なスキルとして見直されている人への共感力っていうのも高めることができるわけですし
自分の心も癒してくれるっていうのでもうめっちゃすごいんです。すごいしか言ってないけど
なので小説も楽しみましょうってめちゃくちゃ思うんですね
ほんと海外の研究でも本がどれだけ心の健康を高めてくれるのかっていうのは色々出てまして
06:00
ビブリオセラピーっていうのは大人の鬱病を減少させたりとか、接触障害の影響を和らげたり
子どもたちの不安とか欲打つとか攻撃性を克服するのに役立ったりとか
あとは見返りを求めずに誰かを助ける人間になれたり
あと大学生のストレスを軽減したりとかもめっちゃいいことづくしです
デメリットで言うと、読みたい本が増えすぎて読みきれなくってちょっとストレスになるくらいですかね
なので小説は効率的にスピーディーに読むっていうよりは、ゆっくり一冊を味わうっていう気持ちで読むのがいいかなーって思います
私が個人的に今まで読んだ中で人生を振り返るいい機会になったのがね
青山美智子さんの月の立つ林でっていう本なんですけど
これが、いろんな人の普段は表に出てこないようなその人の発言とかその人の行動の裏に隠れている感情って
何だろうなーって考えるきっかけになる本で
自分の人間関係を振り返ることができる話だったなーって思うし
あと、この物語の中にポッドキャストが結構重要なポイントで描かれていて
ポッドキャストを発信している側としてもね、めちゃくちゃ感動する話なんですよ
私の母にもね、これはもうめっちゃいいよって言ってすぐお勧めした本です
あと、辻村みずきさんの鏡の古城っていう本も良かったですね
これもね、母にお勧めして、この前母ももう一回読もうと思ってるんだよねって言ってたぐらいなんですけど
これは、自分の居場所がないって悩む中学1年生の女の子が主人公で
子供向けの本ではあるんですけど、でも結構分厚い本でね
私も最初、ちょっと中学生には感情移入しにくいかもしれないなーって思いながら読んでたんですけど
なかなかこれがまた考えさせられる内容でして
多分お子さんがいらっしゃる方とかは、もしかしたら普段読み取れないお子さんの感情をこの本から掴むきっかけになるかもしれないですし
というか、うちの母がね、そういう感想を言ってたんですけど
私も、傷ついている子供は何を求めているのかとか、どんな言葉が嬉しいのかとか
すごくいろいろ考える機会をもらえて
しかもね、ちゃんと最後まで物語としても、もううわーって言わせる展開を作られていて
さすがの辻村聖先生の作品です
あといっぱいあるけど、もう一つ言うと心に残っているのが、ソメイタメヒトさんの正体っていう
09:00
正しい体って書いて正体っていうタイトルの本もあって
これは死刑囚が脱獄して、その死刑囚を追うっていうミステリーなんですけど
もうね、これもうすごい考えさせられる物語だけど、でもね、とにかくミステリーだからずっとずっと続きが気になる展開なんですよ
もうこれ読んでる時は私ずっと続きが気になって仕方なかった
で、読み終わった時は、ハッとさせられる展開?
内容が薄すぎて伝わんないかもしれないけど、ミステリー好きの人とかね
何か新しい気づきが欲しい人は、よかったら試してみてください
今回はもう一つ、一生使える本の読み方5つのコツというテーマで話している回をチャプターに貼ってます
よかったらこちらも合わせて聞いてみてください
あと、アンドロイドの方はぜひスポティファイで、「一生使える本の読み方」と検索していただくか、概要欄の方のリンクから、よかったら飛んでみてくださーい
10:00

コメント

スクロール