完璧な準備の罠
こんにちは、サチュアルコです。今日は副業とかSNS発信とか、何か新しいことに挑戦しようとしている時に、「よし、やるぞ!」ってなってはいるんだけれども、なんでか?
それに関する情報を集めすぎたり、最初に必要そうな道具とかそのツールの準備のリサーチにめちゃくちゃ時間かけちゃって、なかなか始められませんっていう方に特に聞いてほしくて、
頑張り屋さんほどハマりがちな、完璧に準備できてから始めたいっていう、そういった感情との向き合い方について話していきます。
いや、私もめちゃくちゃあるんですよ。ちゃんと準備しなきゃ前もってしてきたいってね、思っちゃうんですね。
SNS発信とかだったら、まずは徹底的にリサーチしてからとか、動画作るんだったらプロ並みの機材を揃えてからとか、編集力高めてからとかさ、
フリーランスとして営業するなら、もう完璧なポートフォリオを完成させてからとか。
もちろん準備ってある程度は大事だと思います。大事なんだけど、その準備がいつの間にか何かを始めない言い訳になってるっていうことがあるんですよね。
私も、もし完璧に話し方を身につけてからフリーアナウンサーになってテレビに出ようとかって思ってたら、多分14年経った今でもテレビデビューはできてないって、もうこれはっきり断言できます。
実は最近実家に帰った時に、たまたまね、私がテレビリポーターになりたての頃の番組の録画をしたDVDが出てきて、DVD!懐かしい年月を感じますけれども、
それをね、本当にめちゃくちゃ久しぶりに見てみたら、下手すぎる!ってなって、自分で自分にびっくりしたんですよ。
コメントも薄っぺらいし、声は上ずってるし、言葉も使えてるし、もう声ずっと不安定だし、挙動不振だし、もうね、家族も一緒に見てたから、恥ずかしい!ってなって停止ボタンをね、ポチって押しちゃったんですよね。恥ずかしかった。
あの頃ね、もっとスキルを身につけてから仕事をしたいって、毎日毎日思いながら現場に立ってて、結局ね、もっと上手な状態で仕事をしたいっていうのは、それから8年ぐらい毎日思いながら仕事をしてたんですよ。
つまり私が準備を確実にしてから仕事をしたい、上手くなってから仕事したいっていう気持ちを優先させてたら、8年始めることができてないんですよね。8年ロスしてたと思うと怖いなーって心から思うし
なんならその8年、例えば話が上手になるために準備をしていたとしても、あくまでそれってただの準備だからリポートが上手な状態にはなりようがないというか、こればっかりは現場に出て数をこなしていくしかスキルって絶対上がらないんですよね
SNSも自分が一つ一つ投稿していくことでしか改善できないのと全く同じです
思い出したのが、誰でもこういう全然できてないのに、まだまだ下手なのにプロとしてやらなきゃいけないっていう時期が絶対にあるんですよ
私がテレビリポーターになった時、いきなりベテランのテレビリポーターと同じ土俵に立つことになったのもそうですけど
例えば営業の仕事に初めて就いた人も、その日からベテランの営業マンと並んで営業のプロとしてお客さんの前に立つわけじゃないですか
SNSもそうで、今日初めてSNSを投稿した人も、もう何年も何年も発信し続けているインフルエンサーも同じタイムラインに流れて見られることになるわけで
下手なまま始めるっていうのが、実は誰もが必ず通る最初の道になってくるんですよね
基準を下げる重要性
たまに最初から上手な天才派だみたいな風に見える人もいらっしゃるけど、よく考えたらそういう方ってきっとその前に、昔に誰にも見えないところで山ほど下手なままやるっていう経験を特に済まされたりしているわけですよ
ということで、じゃあどうやったらその下手なまま始める勇気を持てるのかっていうので、もうこれはね今日の結論なんですけど
基準を下げるっていうことです。よく何かを始める準備にこだわりすぎて、始めること自体が怖くなっちゃうっていうのは本当にあると思うんですけど
例えばインスタを始めるっていう時もプロフィールを完璧にしてからとか、設計完璧にしてからとか、YouTube始めるっていう時も動画編集が上手になってからとかってありますよね
これは私たちの心の中に住むその完璧主義太郎みたいなのが囁いてくるわけですよ
そんな中途半端な状態で世の中出すなんてダメだぞって完璧な準備が整うまでちょっと待っといた方がいいよみたいな太郎が言うんですね
完璧じゃなきゃ始める意味ないぞって中途半端なものを出すくらいならやらない方がマシだし失敗してできない自分見たくねーよなーとか言って
これ本当によくあることだし、別に悪いことではないんですよね、こういう感情が
どっちかっていうと志が高くて向上心があるっていう、めちゃくちゃ素晴らしいことで
でももしそのせいで何かうまくいかない?やろうと思っても始められないっていう風になってるんだったら
それはやる気がないとかじゃなくて、ただただそのあなたの中の完璧主義太郎が言うことをちょっと真面目に聞きすぎてるだけなのかもしれません
だから、ただ自分のこの完璧にやりたいっていう、完璧にやろうってしてる考え方をちょっとだけ緩めてあげればいいんだなーって思えるとすごく楽になるはずなんですよ
じゃあ、どうやってその考え方を緩めるのかというと、さっき言った基準を思いっきり下げてみることなんですよ
最初からめちゃくちゃ高い目標を掲げないっていうことですね
でもここでね、真面目な頑張り屋さんほど必ず思うのが
基準下げる?マジ?いやそれ中途半端になりますやんって。それじゃあ結局普通の結果しか出せないんじゃない?とかって思っちゃうんですよね
私も割とそう思っちゃってた頃あったのでめちゃくちゃわかるんですけど、ちゃんといい結果を出したいから頑張るのに
なんで基準を下げなきゃいけないの?ってこう、矛盾してるように感じるんですけど
でも、あえて言います。まず普通を受け入れるんですよね
まあというか普通以下でも ok で、なんでかというと完璧を目指すっていうね、その高すぎるハードルが
結局はスタートラインに立つことすら邪魔してくる一番の敵になっちゃうからなんですよ
例えばね英語の勉強で考えてみたら、完璧主義な人って、よし今日から毎日英単語30個覚えるぞとかで高い目標を立てちゃって
いざやろうとすると、30個結構大変かー、今から1時間もかかるのかーとかってね
それが億劫になって、明日でいいかーって、いや来週の月曜からでいいかーとかって
来年こそはーとかってなっちゃうわけですよね
それよりも基準を思いっきり下げてみてください
毎日英単語を一つだけ覚えるってもう決めちゃうんですね
一つだけならできそうじゃないですか
1ヶ月間、いつか30個やろうって準備だけして結局0個しか覚えられなかった自分と
はたまた1日1つだけゆるーく続けて、1ヶ月後には30個覚えちゃってる自分
どっちが本当にやりたいこと達成できてるかって言ったらもう明らかですよね
これ1日1善って考えるのおすすめなんですけど
人間1日1善、一つなんかいいことしようって思うとできそうやなって思えるけど
もしこれがね、1日100善とかだったらめっちゃ気が重くなりません?
そんなにバスで席譲れるかなーみたいな
まだ50席か、あと50席譲らなきゃとかさ、個人的に思うんですけど
たぶん1日できたとしても2日目には、もう今日はいいやーとかってなりやすくなっちゃうんですね
だから、なんでかなーなんか始められないなーとか
パフォーマンス下がってるなーとかって思ったら
それはあなたが設定した基準が高すぎるっていう可能性が割とあります
基準下げるってね、なんか負けみたいに感じる方もいらっしゃるかもしれないけど
そんなことなくって、前向きに、いい意味で戦略的に基準を下げてみるというのは
シンプルだけどめちゃくちゃ強力な方法なので
よかったら今回の内容、ちょっとでもあなたの背中を押す内容になってたらすごく嬉しいなと思っております
今回はもう一つ、緊張が一瞬で消える初めての場所で絶対にやるべきことというテーマで話している回をチャプターに貼ってます
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