1. FREE AGENDA by hikaru & yamotty
  2. #371_ファミリービジネス..
2025-06-18 13:06

#371_ファミリービジネスの強さを紐解く

▼今回はこんな話!

このエピソードでは、ファミリービジネス(創業者経営の会社)の強さに焦点を当て、その要因を分析した研究や事例が紹介されました。

  • まず、創業者が社長を務める会社は強いという説が提起され、早稲田大学国際ファミリービジネス総合研究所による関連研究の存在が紹介されました。その研究では、株価パフォーマンスだけでなく、特許数、設備投資、事業変革スピード、製品開発能力などが分析されていることが述べられました。

  • ファミリービジネスの強さの根源として、最も重要な要因は「ゴールアライメント(目標の一致)」であると強調されました。創業者は自身の報酬や承認欲求、会社の目的を一致させやすいため、構造的に有利であるという考えが示されました。

  • ゴールアライメントの結果として、変化への対応力長期的な視点(例:目の前の成功よりも10年後の大きな成功を目指す判断)が生まれやすい点が説明されました。

  • ファミリービジネスの特徴として、「ペイシェントインベストメント(忍耐強い投資)」という概念が紹介されました。景気循環の底でも追加投資を継続するなど、景気に左右されずに投資を続ける傾向が研究で示されている点が特に興味深い例として挙げられました。

  • また、プリンシパル=エージェント問題において、創業者ファミリーが経営を握っている場合は有利であることや、金銭的なインセンティブだけでなく、社会的評価(承認欲求)をより重視する傾向があるという研究結果も紹介されました。

  • ファミリービジネスの研究開発の特徴として、破壊的な成果は少ないものの、既存事業の周囲に近い領域を深く掘り下げる能力に長けているという分析が紹介されました。ファイザー(破壊的)と武田や明治(深化)の例が挙げられ、自身の新規事業探索経験も、最終的に既存事業に近い領域(サテライト)を選んだという点で共通していると語られました。これは、長期的な成功アイデンティティとの関連があるのではないかと考察されました。

  • 任天堂が、執行のトップは創業者一族ではないものの、オーナーシップの比率や長期的なエンタメ・ホビー領域の追求といった点で、ファミリービジネス的な性質を持っている可能性があるかどうかが議論されました。

最後に、こうした研究が、当たり前だと思えるような現象をきちんと分析・証明している点に感銘を受けたという感想が述べられました。

▼お便りや感想はこちらからお待ちしています。

 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/73RW6Fq7TWMJpfNx9⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

採用された方には、何かノベルティをお送りします。

▼フリーアジェンダとは...

メルカリでグロースを務めてきた@hik0107と株式会社10Xの創業者&代表である@yamotty3 が仕事のことから哲学、雑談など話すPodcastです。名は体を表す、という諺どおり、かっちりしたアジェンダなく二人のその時のバイブスによって思いついたままに話す、まさに「フリーアジェンダ」なスタイルが特徴。

▼有料コミュニティはこちら

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://community.camp-fire.jp/projects/view/318756⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼Twitter

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠FREE AGENDA⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Yamotty⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠  / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Hikaru⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼配信アカウント


⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠YouTube⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Anchor⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠note

サマリー

ファミリービジネスが株価パフォーマンスや企業の安定性に与える影響についての研究が取り上げられます。特に、ゴールアライメントや設備投資に関する分析が進められ、創業者が経営する企業の長期的な成長可能性について考察されます。ファミリービジネスの成功事例として、任天堂や製薬業界の事例を通じてその強さが探究されます。特に、長期的な視点で事業を深掘りすることの重要性が強調されます。

ファミリービジネスの強さ
yamottyは、たまに、創業者が強いみたいな。
創業者が社長を務めている会社が強いみたいな話をするんだけど、
株価のパフォーマンス?
株価のパフォーマンスとか。
結構そういう研究がちゃんとあるってことをこの前知って、
そう、そう、そう。
食い入れるように聞いてしまった。すっごい面白かった。
ちょっと後で送っておくわ。
なんかあれ、早稲田大学国際ファミリービジネス総合研究所。
youtubeかもしれない。すごい面白い。
同じ業種でファミリービジネスを創ってないところ。
パフォーマンスを単に比べるのみならず、
その要因が何かみたいなものっていうのを、
特許の数とか、設備投資のタイミングと額とか、
事業変革のスピードとか、製品開発の能力ってね。
結構真面目に分析していっこいっこ解き明かしていく。
すごい面白かった。
でも、普通に作能で考えてもそりゃそうだろうって思うんですよね。
ゴールアライメントの重要性
やっぱそうなんだね。
やっぱその、僕一番大事だと思ってるのは、
ゴールアライメントだと思ってて。
あらゆるもので。ステークホルダーゴールアライメントみたいな。
経営してる人が、その経営がうまくいった時に得られる報酬が大きくないと、
大きくないとっていうか、大きい方が頑張るじゃんみたいな。
創業者って一番株持ってたりするわけじゃない。
株とか思いとか、この会社を通じてこの承認欲求を満たしたいとか、
そんな中のモチベーションとこの会社の目的っていうのを一致させやすい生き物。
だからゴールアライメントしやすいじゃないですか。
まず構造的に勝ってるんですよ。勝ちやすいんですよ。
っていうのが一個と。
そういうのがあるから、副産物として、変化対応みたいな。
ピボットするとか、普通の人が、
そこまで大変なことしなくてもいいじゃないすか、みたいなこととかも平気でやれる。
とか長期視点みたいな。
俺からしたら今成功するのと、今10で成功すると、
10年後に1000で成功するんだったら、
10年後1000の方がリターンでかいからこっちにしますって言いやすいみたいな。
こういうの全部ゴールアライメントから来てると思うんで。
このアラインが取れてるっていうのができるのが、
ステークホルダーとして強い創業者ってずっと思ってるんで。
設備投資と経営戦略
まさにそう。
そうだった?
普通に考えればそうだよねっていう話を、
ここまでちゃんと分析研究できるんだっていうことに。
確かに。
俺は結構感銘受けて。
確かにこれ、両方の印象っていうか受け取り方があると思うんだよね。
出てくる話全部言われたら、そうだよねっていう話とあるんですけど、
これをきっちりと突き詰めて、こんだけ分析してるっていう話と、
あと、よく何かの客権で知ってしまえばそれは当然みたいな客権があると思うんだけど、
意外と実は当たり前のようで当たり前ではないのではないなって感じもしてて、
今ヤモトが言ったことは結構全部きっちりとアクトベースで証明してたりとか、
理論みたいなのが証明されてて、すごいそれは面白かった。
僕の言った話って結構証明むずそうだなって思うんですよね。
だから反証することもできそうだなと思ってて、
たぶんその論理として突き詰めるには結構自分のは割と俺の考えみたいな、息を出てなくて。
でもちゃんとされてて、だからさっき言ったシンボルズみたいな話も、
この研究ミッティの中でpatient investmentっていうような用語があって、
その大きめの設備投資、半導体かな。
タムスンとか使って半導体の研究をして、
設備投資みたいなのをするときにやっぱり景気の循環サイクルみたいなのがあるじゃん。
半導体ってそのサイクルみたいなものすごいきつくて、
需要が引いてるときとかものすごいいろんなところがダンピングしまくって、
需要が変に盛り上がったりとか引いてたりするときの波がすごい激しいらしいのね。
そういうときに1、新規の追加投資を景気の底のときにできるかどうか。
2、景気が上がったのが下がったときに今までの設備投資みたいなものっていうのを控えるかそのまま踏み込むかみたいなものっていうのをきっちりと分析した結果、
創業者ファミリーが経営の手綱を握っている場合の会社っていうのはそのままpatient investmentで、
だから基本的に景気に左右されずに追加投資をするし、引いたときにも引かないっていう感じの傾向がやっぱりはっきり出てきて。
おもろ。
なんか証明できるらしいよ。
でもそれさ、サンプル、例えば半導体業界で創業者が率いている会社のサンプルを集めるってなったときに。
どうやったんだろうね。
そんなボリュームいないじゃん、多分だけど。
結構気になる。
そう、だからどうやってその、なんかそれはNイコール1あったら言えるねみたいな。
でも統計表の重回帰の結果出してて。
重回帰の結果です。
でもちゃんと検定とかもして。
検定もできる。
出したんで、なんか手法があるんだな。
あるんじゃないかなと思うんだけど。
それめちゃくちゃ面白いね。
いや俺も本当これってどうやってるんだろうとか、めっちゃデータ集めるの大変じゃないですか。景気循環とかまずデータ集めるの大変だし、
積み通したかどうかとかの情報だって別に分かんなくないみたいな。
確かに。
それをだから十分数集めるとかどうやってるんだろうとかすごい気になるけど、そういう話もあるし。
あとなんかさっき山本君が言ってたゴールアライメンも結構やっぱり理論としてあって、
なんかよくその経営学の言葉でよくあるのがプリンシップエージェントプログラム。
あれとかもやっぱりそれに関して創業者一派がされている場合っていうのはそのプリンシップエージェント。
基本的にはアラインしてるみたいな話になるけど、でもなんかまたもっといろんな別の概念があって、
一般的なその金銭的なプリンシップエージェントのアラインだけじゃなくて、創業者はソーシャルウェルスエンバイラメントみたいな。
よく分かんないその社会的風評みたいなものを気にする。
承認欲求ですよね。
承認欲求とその社会的の金銭的なインセンティブの方どっちの方を重視するかとかも証明してて、
それはそのソーシャルウェルスエンバイラメントの方をより重んじる、分析できる。
面白いな。
面白い。面白い。
なんかそれをテーマにサンプル集めて分析しようって思ったのが面白い。
ようやるなって。
でも結構数理的にやろうと思ったら割と良い変数なんだろうね。
そうですね。
用意してもいいかどうかみたいな。
多分なんかもともと事象はあったんでしょうね。
なんかよく聞くじゃないですか。
オーナー企業の方が株価のパフォーマンスも同業種で見ると高くなりやすいみたいな。
でもそれは事象でしかないから、何でなんだろうっていう因果というか理由の分析みたいなのはあんまり細かくされてこなかったところにホワイトスペースがあった。
すごいな。
なんかあとその開発、設備投資開発ってまた別の。開発とかもめっちゃ研究されてて。
なんかファミリービジネスは破壊的な研究成果みたいなものはあんまりないけども、
だからその自分たちがやっている領域と全く全然違う飛び地みたいなところで新しい発見とか事業を立て上げることはできないけど、
自分が中心としてやっているビジネスの周囲に近いところに結構いろいろ深く、
2ベースヒットみたいなものって手当たり打ち能力がすごい高くて。
ファミリーの方が?
ファミリーの方が。
ファイザーとかは全然別の今までやったことないところにものすごいでっかい市場を一気にパコッと作るけど、
ファミリービジネスの特徴
中外製薬とか竹田とかもファミリーらしいんだけど、
近い領域に。
あと明治とかも。
チョコレート周辺だけでめちゃくちゃ作るみたいな。
それめっちゃそれ思いますね。
自分もそうだなみたいな。
僕去年1年間というか、ちょうど1年ちょっと前ぐらいに新規事業を作る。
で、その時の製薬はなしっていうので探索始めたんですけど、
結果的にやるべきは自分の近いところのサテライトだっていう風に意思決定をして、
そこで掘っていったんですよね。
今日プレスリリースとか出してますけど、
自分に制約ゼロだって言って、
で結構いろんな本当全然外の人たちとも話をした結果、
それでもやっぱこのサテライトがいいって判断したのは、
なんでかっていうと、それが長くやればやるほど近いところの方がもうとは深くなるって判断したんです。
多分その同じような考えがあるんじゃないかなと思ってて、
長期でこれを成功させたいとか。
長期で成功させた方が自分のリターンが大きくなるとか。
あとなんかアイデンティティとかのレイアウトとかあるかもしれない。
それも紐づき?
チョコレートと言ったら俺だと言われるみたいな。
小売と言えば俺だって。
確かに。
任天堂の成功要因
やっぱなんかだから長期でやるんだったら、
事業をたくさん作って成功させた成功者っていうよりは小売で一財を成した。
カテゴリービルダーみたいな。
男みたいな方が創業者としても、
確かに名誉が取りやすいかも。
ありそう。
面白いよね。
何でもやったおーって言われるよりは来いよーって言われたいみたいな。
そうね。
面白い。
いいですね。
ちょっと見てみます。
これはすごいめちゃくちゃ俺は面白かった。
どうやって見つけたのそのYouTubeを。
いやなんかね、
最近経営戦略のみたいなのを読んでて、
ファミリービジネスみたいな話はまあまあ出てくるんですよね。
だからそういうのってあるのかなって調べたら、
めっちゃドンピシのやつがあって、
聞いたらすごい動画のクオリティも高くてめちゃくちゃ面白い。
でもやっぱり俺はそうだね、
確かに一個一個当たり前な気がするんだけど、
これちゃんと証明できるというか、
しようと思ってできるんだっていうのと、
あとやっぱその読み解き方が結構やっぱり面白い。
うん。
あとすごい研究者って結構すごい。
でも今の話で言うとさ、
任天堂とかってファミリービジネス感ある、
ファミリービジネスじゃない。
任天堂違うんだ。
場所じゃないかな。
それこそ小岩田さんとかみんな大好きな。
マザー2ね。
とか山内家では全然ないですから。
だから今山内家のファミリーオフィスみたいなのが、
ファンドであったりして有名だったりするんですけど、
任天堂ってでもそれでもずっとこのエンタメホビーみたいな、
さっきのサテライトのところでずっと掘り続けてて、
でも確信、2ベースってよりは、
でもあそこは確信的なもののほうが出てる。
あれといって執行のトップが創業者かどうかじゃなくて、
ファミリーでオーナーシェアの大多数を選んでて、
その代理人も自分たちで強く介入してるみたいな。
なるほど。
確かに。
だとしたらファミリービジネスの性質を、
というかファミリービジネス側に分類できそうな会社に見えますね。
任天堂やばいよな。
任天堂はすごすぎますよね。
世界の任天堂ですよ。
イカれてるよな。
イカれてる。
任天堂vsソニーの話ね。
懐かしい。ビジネスウォーズね。
任天堂64がくそんで乗っけたみたいな。
あれ聞いてさ、ソニーファンになる人っているんかな?
え、なんで?
あれ聞いてもさ、やっぱり任天堂いいなって思うようにできてなかった?
まぁそう。
分かんない。バイアスめっちゃかかってんのかも、自分の。
俺はやっぱセガサターン。
セガサタシロウね。
ビジネスウォーズにセガサターンのCM流れますからね。
そうなんだ。
そう、途中で。当時を解雇するシーンみたいな。
それめっちゃ面白かった。
久々に聞いた。
懐かしい。
まぁそうね、でもこれは面白いなって思いますね。
お疲れ様でした。
でした。
フリーアジェンダでは皆さんからの感想や質問をお待ちしています。
Twitterでハッシュタグ、カタカナでフリーアジェンダをつけて投稿いただくか、
概要欄にあるGoogleフォームよりお送りください。
皆さんからのコメントはフリーアジェンダ一堂、いつも楽しく読ませていただいています。
また番組内で紹介させていただいた方には、後日忘れた頃にノベルティが届く可能性もあります。
それでは今日もフリーアジェンダお聞きいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。バイバイ。
13:06

コメント

スクロール