グラミー賞2022、こちらについて、 ジャズ以外の受賞作品について触れていきたいと思います。
まず今年のグラミー賞というと、 やはりテイラー・スイフトですね。
テイラー・スイフトの名前をよく聞いたのではないかなと思いますけれども、
前回も言いましたけれども、テイラー・スイフト。 とても素敵なシンガーではあると思いますけれども、
いかんせん私はあまり聞かないものですから、 年間最優秀アルバム賞ということで受賞したテイラー・スイフトのミッドナイツ。
こちら全くすいません、聞いてはおりません。 ラジオでね、流れてくるときに聞きはするんですけれども。
で、また年間最優秀レコード賞。 こちらがね、主要なタイトルにはなってくると思いますけれども、
マイリー・サイレスのフラワーズ。 こちらはよく聞きましたね。 聞くと言っても、ラジオで流れてくるときに聞くということでですね、
どちらも自分で、例えばサブスクからね、選曲して聞くということはあまりないわけですけれども。
では私がですね、注目した受賞作品どんなものなのかということを今日はね、 少しお話しできたらなというふうに思いますけれども。
まずですね、今年の最優秀ロックソング またオルタネティブミュージックアルバムに選ばれておりました
BOY GENIUS こちらのアーティストとっても好きですね。
ちょっとこれまでね、BOY GENIUS 存じ上げなかったわけですけれども。 と言ってもね、グラビーそのものを
ちゃんと聞いたというか、ちゃんと見直したというのがずいぶん久しぶりのことで、 本当に真剣にグラビーに注視していた頃っていうと、学生の時まで遡っちゃうぐらいですかね。
私が記憶にある真剣にグラビーを見ていた時っていうのは、 アリシア・キーズとですね、
インディア・アリーっていうR&Bの歌手がいましてね。 その歌手のどちらがグラビーを取るかっていう、確か新人賞だったか、
R&Bの部門賞だったか、ちょっと忘れてしまったんですけども。 確か新人賞だったと思うんですけど。
私、インディア・アリー推しでですね、ラジオも 聴いてましたし、アルバムも買ってよく聴いてたんですけど。
当時、アリシア・キーズはね、ちょっと売れすぎているというか、 ちょっと私、報道を嫌うっていうかですね、ちょっと天の弱なところがあるものですから、
アリシア・キーズよりね、ちょっと人気が落ちるというかね、 あまり騒がれていなかったインディア・アリー推しだったんですけど。
グラビー賞を結果的にはアリシア・キーズが取るわけですけれど。
でまぁ、やっぱり世の中なんて、とか言ってね、言っていた、あの若い頃があったわけですけれども。
大人になって、大人になってというかね、もうその後10年、十数年してから、 アリシア・キーズちょっと聴いてみようかなと思って、何かの表紙で聴いたんですけど、
めちゃめちゃ良かったですね、アリシア・キーズね。 ちゃんとね、やっぱり流行っているものとか売れているものっていうのは、
まぁその時のね、流れに乗って正面からね、素直に聴いていいなぁと思えると、 またね、その時々の時代を楽しむっていうことができたんだろうなぁというふうに思うわけですけれども。
残念ながら当時のね、こじらせていた10代、20代の頃の私にはそういう感覚はなくてですね。
もちろんですね、インディア・アリーめちゃめちゃ良くて、今でもね、聴いても素敵だなぁと思いますね。
ビデオという楽曲がありましたけれども。 そんなことで、ずいぶんぶりなんですね、グラミー賞を見るっていうのがね。
ですので、非常に楽しんでね、改めてフレッシュな気持ちでグラミー賞を見れました。 ということでですね、ちょっとね、斜めから見てやろうという気持ちもあったわけですけれども、
比較的受賞作品がね、素直に良かったなぁって思う全体的な印象があります。 このボーイジーニアスも2部門取っていますけれども、
このボーイジーニアスのですね、部門のところにあるオルタナティブという言葉。 オルタナティブミュージックアルバムと言いますけれども、このオルタナティブってよく聞くと思うんですけど、
実際どんな意味かわからない人もいると思うのでね、改めてちょっと触れたいと思いますけれども、 オルタナティブという言葉の意味としてはですね、
代替のとか代わりのなんていう意味があるわけですけれども、そこから生じてですね、 オルタナティブロックというね、ジャンルが出てくるわけですけど、
これは大手レコードが商業主義で売っている、 リリースしているようなロックアルバムとは違って、
こういう産業ロック、そういったものへの反発から生まれてきたジャンル、言葉になります。 ですから、なんていうか、ちょっとね、売るためにみんなに大衆に迎合してきたようなロックに対してそうじゃねえだろうと、
もっと本来の反社会的というか、やんちゃというかね、パンキッシュな、そんな経路を強く打ち出していった、というようなニュアンスの意味合いがあるわけですけれども、
実際今のオルタナティブロックを代表するアーティストの名前を聞くと、 めちゃめちゃアルバムが売れているというね、なんとも皮肉な話で、産業ロックとは反発していたものが非常に売上向上というような側面があります。
例えばどんなバンドアーティストがこのオルタナティブロックに当たるのかというとですね、 有名なところで言うと、
ニルバーナとか、 ビョーク、オアシス、U2、こんなね、海外ミュージシャンの名前が上がってきますし、
日本で言うとね、例えば東京事変、シーナインゴとかね、 羊文学、こういったミュージシャンがオルタナティブロックというような言葉を使って紹介されることがあります。
もちろん本人たちがオルタナティブロックのバンドですとはあまり言わないとは思うんですが、 ジャンルをね、そうやってつけられることがありますということです。
ちょっと話を出戻してですね、このボーイジーニアスという人たちはどんなのかと言いますと、 とてもですね、個性的なバンドになっています。
ちょっと紹介しますと、ジュリアンベイカー、フィービーブリジャーズ、 ルーシー・ダッカス、この女性3人で2018年に結成されたバンドになります。
彼女たちはそれぞれがインディーズシーンで大人気のですね、 シンガーでありまして、その3人が組んだスーパーインディーズバンドなんていうふうに紹介されていました。
この3人なんですけれども、クイアという性的な自認、自分の性は男性なのか女性なのかとかですね、 性的な思考、そういったものが定まっていない、またはあえて決めない、 そういったことをですね、表現するときにこのクイアというような言葉を使うそうで、
ジェンダーレスとかね、いろいろな言葉がある中の、 この性的なものを性別表現を多様なものであるというふうなことで表現するときに使う概念というようなことなんですけれども、
この3人についても自分たちのことを、このクイアということで言っています。 この今の世の中の性的な部分についても、ちょっとね、一石を投じるような3人が組んでいるバンドということで、
このボーイジーニアスというバンド名自体がですね、 男の子は天才だけど女の子はそうじゃないっていうような男尊女卑のですね、考え、文化に対する皮肉を込めたバンド名だということで言われています。
そういった意味でもですね、このボーイジーニアスというグループですね、今の世の中の社会、反社会的というか、一石を投じるようなスタンスを取っているあたりが、 オルタナティブといったジャンルにね、分類される理由の一つなのかなということを私なりに思います。
で、今回グラミー賞で受賞をした曲ですけれども、「Not Strong Enough」と言います。 こちらはシェリル・クローの「Strong Enough」という曲にインスパイアを受けたそうで、
ノットが作っていますから、十分強くない、強くないんだっていうような意味になるわけですけれども、 これ、うつ病の人についての歌、うつ病についての歌ということで書かれています。
うつ病もね、現代的にはとても問題になっている病の一つにはなるわけですけれども、 この曲はですね、うつ病のことを歌った曲だということで言われているんですけれども、
こちらの歌詞を見ていくとですね、直接的な表現というのはそんなにないんですけれども、 いつまでも天使のまま神にはなれないっていうような歌詞を繰り返し歌っているフレーズもあるんですけれども、
とても詩的な歌詞で、それでいてですね、メロディーラインを聴いていると、そういった心に疲れた人たちの背中をそっと押してあげるというか、支えてあげるような、
そんなような楽曲なのかなっていうことを感じる曲になっています。 この人たちのサウンドを聞くとですね、個人的には私のあくまで個人的な感覚ですけど、
2000年前後の曲、いわゆる今はY2Kって言ったりしますけど、あの頃の少し懐かしいメロディーラインというか曲調が思い出されるというか、
あの頃の曲を聴いていた時の匂いだったりだとか、景色だったり映像だったりがぼんやりとね、頭の中、それから鼻の奥に感じることができる、
そんな楽曲だなぁということを感じるわけなんですけれども、 きっとあの頃にね、洋楽聴いていた方々は好きな曲じゃないのかなぁというようなことは思いますね。
もちろんシェルリー・クローにインスパイアを受けるって言ってるくらいですからね。 当時の音楽シーンの影響も多分に受けているとは思うんですけれども、
またこのミュージックビデオですね、があのとても素晴らしくて、彼女たちの日常的なというか普段の一面を切り取った映像が編集されているんですけれども、
なんていうか等身大の若い彼女たちのですね、素顔がそこに詰まっているような、
それが見ている人の心を打つというか、なんかこう元気をもらえるような、そんなビデオになってまして、
僕はなんかこう、あの頃20代の若かった頃の気持ちが思い出されるような、そんな気持ちになったミュージックビデオです。
このオルタナティブっていうジャンルについてちょっと触れましたので、 次はこの曲、このアーティストの紹介をしたいんですけれども、
実はオルタナティブジャズアルバムという部門がありまして、こちらですね、ミシェル・ンデゲオチェロという女性アーティストが受賞しております。
ジャズアルバムなんですけど、パッと聞いた印象がですね、全然ジャズっぽくないというか、
ジャズと言えばジャズなんでしょうけど、ジャズと言われなければ普通に洋楽の曲として聴けてしまうような曲になってます。
この人はアメリカ出身のですね、ベーシストであり、シンガーソングライターであり、ラッパーという非常に多彩な女性なんですけれども、
とてもですね、多くのジャンルの音楽の要素を巧みに取り入れてですね、音作りにこだわって楽曲を制作しています。
すごく凝った作りになっていますし、なんていうか深みのあるというかですね、曲になっています。
この人絶対CDで聴くよりもライブで聴いた方が絶対ハマるんだろうなって思って聴くんですけど、
実際に先日ね、ブルーノートに、ブルーノート東京の方に来日公演をしておりまして、
Xなんかでも行った人がね、みんなすごく良かったっていう投稿を連日上げてましたけれども、きっと素晴らしいだろうなぁ、この人のライブっていう感じですね。
ジャズの話はもうしない、今日はしないっていう話もしたので、ちょっとね、目先を変えて、