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2024-08-09 17:48

B面 Jam7. 『ボサノバ+シティーポップ ボッサ歌謡の不思議な魅力』

日本で独自の進化を遂げたボサノバとは!?

日本の歌謡曲と混ざり合った『ボッサ歌謡』について、その音楽性とオススメの楽曲をご紹介。

Take24.で話に出した筒美恭平さんの話をし忘れてしまった...

中村さんの楽曲も、実は桑田さんの楽曲でした。

桑田さんて...


◇◇紹介アーティスト◇◇

渡辺貞夫/荒井由実/研ナオコ/中村雅俊/小野リサ/桑田佳祐


番組で紹介した曲は、『ジャズの入り口案内所』プレイリストにまとめていきますので、一度聴いてみてください。


🎧️ジャズとか案内所プレイリスト

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  1. 隔週金曜日、大人の時間20:00に更新予定です。

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『Remember Jazz Piano Trio』『Gear』『Next』『Day Dream Guitar』『Groovy Jazz』『Time』『Orange』『Air Electric Piano』

サマリー

渡辺貞男さんは1960年代に日本にボサノバを広め、その中で特にナンバーワンソングとなったのがあらいゆみさんの『あの日に帰りたい』です。また、ケン・ナオコさんや中村雅俊さんもボッサの場っぽい曲を持っており、日本のボッサ歌謡の魅力を感じさせます。このエピソードでは、ボッサノバ+シティーボッサ歌謡の不思議な魅力について語られています。

渡辺貞男と日本のボサノバ
ジャズの入り口B面、ジャズとか案内所、案内役のフランクナッパです。
前回、ボサノバの扉ということで、様々なボサノバの曲についてね、触れたりとかしていきましたけれども、
その中でね、日本は日本で独自のボサノバの音楽が生まれていきました、というようなね、お話をちょこっとしたと思います。
で、今日はね、その日本のボサノバについて少しお話をしていきたいと思います。
日本にね、ボサノバが入ってきたのが1960年代。前回も言いましたけれども、アメリカ経由でね、ジャズと混ざる形で日本にね、新しいかっこいい音楽としてボサノバが入ってきます。
で、その時に大きな役割を果たしたと言われているのが、渡辺貞男さん。日本ジャズ界の重鎮サックスプレーヤーになります。
で、渡辺さんはね、ボサノバ以外にもね、アフリカ音楽だとか、いろんな音楽をそのご自身のジャズの中に取り入れて、いろいろな作品にね、
昇華しているっていうような方ですので、特別ボサノバだけがっていうことではないんですけれども、ただね、その60年代後半に渡辺貞男さん自身もね、ボサノバのアルバムを出しているというぐらいには、ボサノバっていうものに対してとてもね、造形の深い方でありました。
で、そんな渡辺貞男さんのバンドが演奏する形で、日本の歌謡曲の中にボサノバっていうものを入れていったと。
もちろんね、プロデューサーさんの方でいるんですけれども、そういったボサノバサウンドっていうものを本当のね、意味で再現するのにあたって渡辺貞男さんが呼ばれたということなんですけれども、
渡辺さんってこのサックスを吹いているイメージが強くて、そういったね写真ばかりが出ますし、私自身もずっとサックスプレーヤーだと思って聞いてきたんですが、
ボサノバってサックスっていうよりどちらかというとね、フルートを使うことの方がブラジルでは多いというか、オールドスタイルのブラジルでは多い気がしますね。
やっぱり曲がちょっと柔らかい感じになるというか、あの独特のフルートのなんか浮遊感みたいなものがボサノバとね、とってもよくマッチします。
ということでね、この時期の渡辺さんはフルートをよく吹いてね、フルートでボサノバっていうものを広めるという形になっています。
もちろん渡辺さんのオリジナルアルバムでも、そのボサノバ抜きにしてもね、例えば代表作のサファリという曲があるんですけど、このサファリの中ではフルートを吹いていますね。
とってもかっこいいです。サックスプレーヤーだと思ったんですけど、サックスとクラリネットっていう吹き方をする人は私も結構知ってるんですけども、
このサックスとフルートを吹くっていう組み合わせの人もなかなか聞かないのでね、またよかったら渡辺貞夫さんチェックしていただければというふうに思うわけですけれども、こんなふうにしてね、ジャズミュージシャンからボサノバっていうものも日本の中に入っていくということが一つありましたというご案内になります。
で、この日本に入ってきて大衆向けに広がった日本のボサノバのことを、当時どう言ったかは分かりませんけど、今調べるとね、結構ボッサ歌謡という言葉でね、言われます。
あらいゆみとボッサの場
最近いろんな昔なかったジャンルが増えてきますよね。 あのシティポップとかね、ボッサ歌謡とかね。
昔はみんな一括りにニューミュージックって言ってたと思うんですけど、まあまあそんなね、ニューミュージックの中にそういったジャンルというかね、色分けされたものがありますよっていうことだと思うんですけれども、このボッサ歌謡のね、日本でのそのやっぱりナンバーワンソングというか、これがもうボッサ歌謡の極みだっていうような曲が一曲あってですね、
その曲は何かと言いますと、皆様もご存知のあの方、あらいゆみさん。 あらいゆみさんがリリースしたあの日に帰りたいという楽曲。
この曲を一度聴いていただくと、もうあの、まず女性のコーラス、あの当時の日本の歌謡曲をもう本当に思い出してしまうような、あの女性のね、艶やかなコーラスで始まっていくあの曲なんですけれども。
歌い方がね、じゃあボッサの場っぽいかっていうと、まああらいゆみさんって声を張るような感じでは歌わないですね。ユーミンっていうか、松戸屋ゆみさんになってからはね、割とこうパーンという歌唱の方法もあるんですけど、比較的デビュー当時から、まああらいゆみさんの頃って、まあ飛行機雲とかもねそうですけど、ルージュの伝言とかもそうですかね。
あの、そこまで声を張ってっていう感じじゃないので、まあまあまあボッサの場っぽいんですけど、それより何よりあの楽曲のねテイストがとてもボッサの場っぽくて、あの単調で始まっていく、それでいてあのブラジルのボッサの場とはやっぱ違うんですよね。
当時の日本の歌謡曲をやっぱりベースにボッサの場アレンジがされているっていうような曲になっております。まあそういった意味でね、他にもいろいろな曲があるわけですけれども、おそらく一番ボッサの場っぽい日本歌謡はこのあらいゆみさんのあの日に帰りたいなんだろうなと思います。
その他ね、曇り空なんて曲も、まあちょっとね、これはボッサの場というかブラジル音楽っぽいような曲の作りになってますけれども、こういったものを収録にするにあたって、まあね、ゆみ、あらいゆみさんが参考にしたのがセルジオメンデス&ブラジル66ということで、ゴリゴリのブラジル音楽をやはり参考にしながら曲作りをね、していったということが書かれておりました。
また、個人的に、個人的に、とっても日本の歌手の中でですね、ボッサの場っぽいなって、個人的にですけどね、思う歌手がいます。
それ誰かと言いますと、ケン・ナオコさんです。
ケン・ナオコさんの代表曲のね、サザンオールスターズの桑田さんから提供された夏をあきらめてっていう曲があるんですけど、あの曲思いっきりこのなんていうか桑田節の曲なんですけど、よくよくこう聴いていくと、ちょっとねボッサの場っぽいようなリズムも入ってるんですね。
でまた桑田さん自身がボーダレスな音楽を作る方なので、まあね当然その時流行っていたボッサの場も聴いていたでしょうし、そういったアレンジをね、あえてあの曲に加えたと言っても不思議じゃないなと思うわけですけど、ケンさんってそれこそ声張らないじゃないですか。
あの気だるい感じで、ちょっと声は低めでハスキーなんで、まああのいわゆるアストラッダ・デルベルドとかね、あのクレモンティーヌなんかと比べちゃうとね、ちょっと可愛さはない声にはなりますけど、
気だるさだとかね、その辺の何ていうか哀愁、いわゆるサウダージってやつですね。それを歌わせようと思ったらピカイチなんじゃないかというように私なんかは思うんで、実はケンさん自身の楽曲の中にもボッサの場というタイトルのついたものもあるんですけれど、
僕はね、やっぱ夏を諦めてこれが一番ケンさんの中のボッサの場っていうものをね、表した曲なのかなっていうことはすごく感じますね。
夏を諦めてって、サタンが作ったっていうのもありますけど、海辺の香りがするじゃないですか。その海辺の香りっていうのがまたボッサの場っぽい香りとも感じることができて、とってもなんか僕はこの曲大好きな曲ですけど、ボッサ歌謡の一曲としてもね、ぜひ聴いていただきたい名曲かななんてことは思います。
またですね、今まで女性を二人紹介しましたけど、男性のね、ボッサの場歌謡の一曲っていうのを選ぶとするとですよ、やっぱこの曲を言わずにはいられないのかなっていうのが、中村雅俊さんの恋人も濡れる街角。大変有名な曲でした。
実は私の母親がこの中村雅俊さんのファンで、私は聴いたことは、聴いたことがないというかね、意識して聴いたことないかったですけど、ありましたね、恋人も濡れる街角レコードがね、シングル版のレコードが、あのレコードコーナーにあったのを覚えてますね。ちゃんと聴いとけばよかったですね、あの頃ね。
まあその頃私は寺尾明とか筋肉マンとか聴いてましたけど、ということでこの中村雅俊さんの代表曲、1982年にリリースされた恋人も濡れる街角っていう曲ですけどね、あの中村さんの歌い方っていうのもちょっとね、こう独特な口先でこう歌うような鼻にかかった歌い方っていうのが、まあまあボッサの場っぽいといえばボッサの場っぽい感じなのかなと。
ボッサノバの場の気だるい感じの魅力
ね、えーいう感じですね。ただこの人のその曲のサビの部分はね、完全にもう歌い上がっちゃってるというか、歌い上げているというかね、もうこのボッサの場の気だるい感じっていうのはどこ吹く風で、もう日本歌謡のね、力強さというかこの歌い切る煙花鳥というかね、まあニューミュージックというんでしょうか、そういったね、歌い方がされてますのでね。
まあ思いっきりボッサの場の曲として聴いちゃうとね、ちょっと違う感じもするかもしれませんけれども、そういったボッサの場っぽさを感じられる曲ということではね、一曲あげたいなというふうに思います。
またこの場面がですね、リゾート地と都会みたいなね、横浜だとかね、そういったような場所についての歌なんですけれども、
ちょっとやっぱり港町っぽいサウンド、先ほどもなんか海っぽいサウンドとか言ってましたけど、港町っぽいサウンドっていうのがやはり海を感じられるところもあって、
でまたそのなんか雨が降っているとかね、街角とかね、愛とか迷うとかね、そういうような歌詞の世界観がね、この憂鬱だとかね、哀愁っていうものをね、表現するのにとてもぴったりで、ボッサの場感が出ている一曲なのかなと、というようなこともね、思います。
最後にね、歌謡ボッサではないんですけど、日本のね、ボッサの場の行き着いたところというかね、いろんな名曲あるんですよ、たくさんあるんですね、まだあの、加谷智子さんの私のハートはストップモーションとかですね、大橋潤子さんの黄昏マイラブとかですね、サーカスのね、ミスターサマータイムとかですね、言い出すときりがないぐらいいろんな名曲があります。
もうこんなの、ググったらいっぱい出てきますからね、興味のある人は調べていただければとは思うわけですけれども、お一人、本当にね、ボッサの場を歌っている日本人ミュージシャンっていうのがいるんですよ、それ誰かというと小野梨沙さん、ご存知の方もたくさんいるかと思いますが、日本を代表するボッサの場ミュージシャンといえば小野梨沙さんですね。
実際小野さんもね、いろんな歌謡曲をね、ボッサの場アレンジしてみたりだとか、このボッサの場の魅力っていうものをいろんな方に聞きやすいようなね、アレンジした、そういった楽曲もリリースしてますし、本当にね、本格的なボッサの場のスタンダードナンバーをね、しっとりと歌っていたりとか、いろんな楽曲がありますので、
ぜひね、日本人の本格的なミュージシャン、ボッサの場ミュージシャン、小野梨沙さん、一度ね、聴いていただけると、日本人でもね、これぐらいのボッサの場っていうのを歌う人がいるんだなーっていうぐらい、もう本当にブラジルのアーティストと遜色ないぐらい、気だるくね、サウダージしてくれてますのでね、よかったらこちらのね、小野梨沙さんも最後に聴いていただけるといいのかなと思います。
はい、ということでですね、今日は日本歌謡曲とボッサの場のミックス、こちらのね、楽曲のお話を中心にご案内してきましたけれども、
まああのシティポップ好きな方とかね、あのいると思うんで、そういった方はこういった曲からね、ボッサの場に入っていくっていうのも一つの入り口なのかなーっていうことは思います。
そこから派生派生して、ジャズまでね、たどり着く人も中にはいるでしょうしね、違った方向へね、いろいろ興味も向かっていく人もいるでしょうし、
ひたすらボッサ歌謡をね、掘り続けるっていう、そういう強者もいていいのかなというようなことは思いますけれども、
今日はね、そんな日本歌謡のボッサの場、ジャズの入り口をご案内させていただきました。
ということで、今日のね、紹介した曲は、それぞれ、ジャズの入り口B面のプレイリストの方にね、入れたいと思いますので、
3曲ですかね、今日は。
あらゆみさんの優しさに包まれたなら、それから、けんなお子さんの夏をあきらめて、
中村雅俊さんの恋人もぬれる街角、というこの3曲、よかったら聴いて感想とください。
はい、ということで、お送りしてきました、ジャズの入り口案内所。
各週金曜日、大人の時間、午後8時ごろ、配信予定となっております。
番組への感想、お便り等は、SNSでハッシュタグ、
ジャズの入り口をつけて投稿するか、DM、または概要欄に貼ってありますお便りフォームから送ってください。
皆さんの送りやすい形で構いませんので、送っていただいたものは全て大事に読ませていただいております。
また番組で紹介した楽曲については、Spotify、Amazon Musicにあるジャズの入り口プレイリスト、
本日はB面ですので、ジャズの入り口、B面、ジャズとか案内所のプレイリストにまとめてありますので、
こちらもまた興味があれば聞いていただいて、感想といただければと思っております。
等案内所では、ジャズ、その他音楽を聴くとき、なるべく大音量で聴くことをお勧めしております。
本日はボサノバですけれども、ボッサカヨということですので、そのあたり皆さんのさじ加減でボリューム調整していただければと思っております。
ということでここまでお付き合いありがとうございました。案内役はフランク・ナッパでした。
17:48

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