ジャズの入り口案内所、案内役のフランクナッパです。
この番組は、様々な扉からジャズの入り口をご案内するポッドキャストです。
さて、今日はですね、企画に参加をしております。その企画というのが、
タマクローフェス2026ということでね、私はこれからね、
ナッパジャズ2026という企画を個人でやっていこうということでやっておりますけれども、
こちらは、ダークでポップな日記という番組をやられております。
白黒さんと魂殺してどうすんの?という番組をやられております。
まず、野良さんが企画されたポッドキャストのフェスになっております。
色々な番組さんが参加されておりますけれども、テーマが決められておりまして、
そのテーマというのが、あなたにとってポッドキャストとは?というね、
質問が投げかけられております。その質問に答えていくべく、
今日私がお話しするのは、GTM Great Teacher Milesということでやっていきたいと思っております。
今年がマイルス・デイビス生誕100周年の日、そしてこの配信の数日前、
5月26日がマイルス・デイビスの誕生日ということでありますので、
いいんじゃないかということでやっていくんですけれども、果たしてこのGTMの話から、
私にとってのポッドキャストの話に帰結するのだろうかというところも、
気をつけて注目していただきたいなというふうに思っております。
さて、マイルス・デイビスですけど、改めて以前のエピソードでもお話をさせていただいたことはあるわけですけれども、
たくさんの若手ミュージシャンをそのバンドに引き入れて育てていって、
その卒業生たちがこのジャズの世界で大きく羽ばたいていったというようなお話もしたと思いますけれども、
今日はそんなマイルス・デイビスという人の指導、教育、育て方、
グレートティーチャーマイルスのその指導方法について迫ってみたいというふうに思っております。
具体的な事例を挙げながら、有名な話からいろいろあるんですけれども、
ちょっとどんな指導をしていたのか、果たしてマイルス・デイビスというのは、
いかにこの素晴らしいグレートティーチャーだったかというのを見ていきたいというふうに思っております。
そんなハーヴィー・ハンコックの次に、マイルス・デイビスのバンドに参加したのがチック・コリアです。
説明しない。
チック・コリアについては、先日のエピソードでも少し触れたので、簡単に触れるくらいにしておきますけれども、
チック・コリアはマイルス・デイビスのバンドにピアニストとして参加するんですけれども、
ピアノが置いてないっていうね、事態に直面します。
置いてあったのは電子ピアノ、エレクトリックピアノですね。
で、マイルスにこれを弾けと言われると、
ピアノったってね、全然物が違いますから、
で、チック・コリアはそれをどういうふうに弾いたらいいのか、
何をマイルスが求めて自分にこれを弾かせようとしているのかということを、
一切説明を受けておりません。
ということで、チック・コリアはどうしたかというとしょうがないから、
自分でね、黙々といろいろ試しながら弾いていったということなんですね。
で、唯一マイルスが言ったのは、
聞こえたままに弾け、という助言をするんですね。
みなさんこれどうですか。
上司がね、また先生がね、分かんないことをね、
どうしたらいいのかなと思ったらね、
見てね、感じたままにやってみろ、
身を見真似でやってみろ、というわけですよね。
不親切極まりないとは思いませんか。
ところが、このチック・コリアはまさにそのまま聞こえたままに、
この楽器を弾いて、いろいろ弾きならし続けることで、
自分で探求をして、
新しいこの楽器の表現方法というものを生み出していくんですね。
もしマイルスが、具体的に、
ここはね、こうやって弾いて、もっと優しく弾こうね、
もっとね、ここは、もっと強く弾いてくださいね、
もっとね、優しく押してくださいね、
あ、そこはそうじゃない、そこはもうちょっと力強く、
なんていうことをですね、ご丁寧に言っていたら、
きっとチック・コリアのあのダイナミックなプレイというものは生まれていないと思います。
ですが、この時期のチック・コリアのプレイっていうのは、
皆さんチック・コリアってね、すごい綺麗なピアノのイメージあるじゃないですか。
この頃のチック・コリアなんかもうね、
歪んだ音でね、ガンガンガンガン、
この鍵盤を叩き鳴らすような、
そんなね、言ってみたらね、パンキッシュな、パンクな感じの音ですよ。
ノイズ。
ノイズを鳴らしているチック・コリア、この時期しか聴けないっていうね、
そういう時期のマイルス・バンドのチック・コリア。
具体的に言うと、ビッチズ・ブリューってね、
以前の回で、マイルス・デイビスの回でプレイリストにも挙げた曲があると思います。
フュージョンの始まりを告げる、そんな名曲ですけれどもね。
もうノイズですよ。
そんな音で弾くことで、
この当時のマイルス・デイビスの音楽性っていうものを、
かなりブーストしていたっていうのはね、事実あると思います。
ライブ版の音源なんか聴くとね、痺れちゃいますけど。
ということでね、このマイルス・デイビスの放任主義という、
そういう教育方針も、これまた正解。
素晴らしいですね。
他に、ウェイン・ショーターというサックスプレイヤーがいます。
この人は、チック・コリアと同時期にやっていたんですけれども、
後にね、ウェザー・リポートというバンドをジョーザ・ビヌルという人と、
ジョーザ・ビヌルも一緒にマイルス・デイビスのバンドでやってたんですけれども、
ウェザー・リポートについてはね、いろいろお話をしていますから割愛しますけれども、
このウェイン・ショーターは、何だったのか。
エコヒーキ。
エコヒーキです。
このマイルス先生ね、めっちゃこのウェイン・ショーターにエコヒーキします。
ウェイン・ショーターがやったものは全部素晴らしい。いいね、それで行こうって感じ。
チック・コリアとかが曲を作ってもね、絶対手を入れて直す。
けれども、ウェイン・ショーターが作ったものは一切手を入れないっていうのがマイルス流です。
そもそもこのウェイン・ショーターの音楽の作曲家としての、コンポーザーとしての才能っていうものを強く才能として評価をしていて、
実際に当時のマイルス・デイビスのバンドの動力源として迎えていたところがあります。
他のバンドにいたウェイン・ショーターを引き抜くためにね、しつこく誘ったりとか、
とにかくとにかくこのウェイン・ショーターのことが好きで好きでたまらない。
マイルス・デイビスというのはね、規律に厳しいことでも有名で、遅刻なんかしようもんなら首が飛ぶっていうような人なんですけれども、
ウェイン・ショーターが遅刻しても怒られないんですよ。しょうがないよね。
飛行機乗り遅れたんだろう?じゃあつかないよ。じゃあつかないよ、飛行機乗らなかったんだったらしょうがないよ。
いいよいいよ空港まで迎えに行ってあげるから待ってなさい待ってなさいみたいな対応をするということでめちゃめちゃエコヒーキーをする。
その中でウェイン・ショーターというのは威圧されることなくのびのびとその才能を発揮するので、
どんどん自分の才能というものを開花していきます。
マイルス・デイビスはこの信頼をしているウェイン・ショーターにこんなことを言いますね。
ウェイン、演奏の仕方がわからない初心者のようなプレイをしたい。そう思ったことはあるかい?ってこう言うんですね。
つまりね、この今までやったことを全部忘れてしまえって言うわけです。
もうお前のやることはゼロからやればいいんだと。今までのやり方なんかどうでもいいからもう一からお前の思う通りやれっていうね、こういう指導ですよ。
エコヒーキーというのがどうかというところはありますけれども、自由を与えてその人の才能を引き伸ばすというのはマイルス・デイビスの素晴らしいところ。
さすがグレード・ティーチャー・マイルスですね。
最後の人。これはもうね、マイルス・デイビスの弟子というかね、バンドメンバーの中でも一番有名なんじゃないかという人ね。
ジョン・コルトレーンという人がいますよ。
ジョン・コルトレーンに対してはどうだったのか。
とある時、ジョン・コルトレーン君はマイルス・デイビス先生にこんな質問をします。
先生、先生、サックスのソロどうやって終わらせていいかわからないんです。いつまでも続いてしまって終わらせられないんです。
先生、どうやって、どうやったら終わらせられますか。
この時点で意味がわからないんですけど、ジョン・コルトレーンってそういう人なんですよ。
ずっと吹けちゃうというかね、曲のイメージというか音が湧き上がってくるんで吹けちゃうって吹いちゃうんですよね。
マイルス・デイビスがね、なんでそんなに吹くねんって言った時のジョン・コルトレーンの言葉なんですけども、そんな困ったちゃんの質問に対してあなただったらどう答えますか。
いつまでたっても辞めることができない。先生、辞めらんないんです。辞めらんないんです。どうやったら辞められますかって聞いてくる子にね、なんて答えますか。
マイルスはこう答えました。
サックスから口を離せ。
素晴らしい、素晴らしい。この確信をつく、このマイルス・デイビスのシンプルでありクリティカルなね、もう120%間違ってないクリティカルな回答、どうですか。
私が自分の子供に、娘にね、年頃の娘にですよ、そんな回答をしようもんだらね、はぁーっつって、しばらく口聞いてもらえないです。
二度と質問してもらえないと思いますけど、このね、マイルス先生さすがですね、こうしてジョン・コルトレーン君はソロのやみ方を覚えたんですね。
いや真面目にですよ、真面目にこういうエピソードが残ってるんですよ。
ちなみにジョン・コルトレーンというのはこのマイルス・デイビスのおかげで覚醒をしていくんですけどね、
この口を離す離さないっていうのは一つの逸話なんですけど、
ジョン・コルトレーンってドラッグのね、中毒がひどくてまさにね、全然やめられない状態だったんですよ。
で、マイルス・デイビスはシンプルにね、お前クビ、そんなだらだらだらしない態度で、そんな勤務態度じゃダメだよ君、クビだっていうことでね、クビにします。
ただ、ジョン・コルトレーンは自分の音楽というものに精神性を見つけるようになってきましてですね、
このドラッグをやめる、その自分の精神を鍛えるためにサックスを極めるって言ってですね、サックスを極め始めてどこ行っちゃうかっていうと、
もうなんか精神世界をこのサックスの演奏に見出すような形で、どんどんどんどんですね、スピリチュアルな演奏をですね、していくようになって、覚醒をしていくわけですね。
ということで、このマイルス・デイビスという人はいろんな形でこのアーティストたち、若手アーティストたちを育て上げていったわけです。
ということで、そんな何かいろいろ記念日がね、重なった回になりましたけれども、これで3年目の蛇口のエピソードは終了という形になってきます。
はい、次回は3周年記念スペシャル回ということでやっていくわけですけれども、このスモーキンというプレイリストの最後、飾る曲を選びたいと思います。
1曲目は、このマイルス・デイビスの手厚い温かい指導によって、この失敗というものを恐れずチャレンジすることを学んだというハーヴィー・ハンコックのスピークライカーチャイルドというアルバムに入っております。
3曲目、ファースト・トリップという曲。この曲結構好きですね。タイトル曲のスピークライカーチャイルドよりも私は好きですね。
スポーキンというプレイリストにも合うんじゃないかなと思っておりますので、この曲をまず1曲。
そしてもう1曲、スピリチュアルな方向に行ってしまった口を離しなさいという指導を受けた問題児、ジョン・コルトレインですけれども、この人のスペシャルな代表曲といえばこれ。
マイ・フェイバリッツ・シングスですね。一時、JR東海のソーダ京都以降のCMにも採用されたという曲なんですけれども、マイ・フェイバリッツ・シングス。私のお気に入りというやつですね。
以前、えりちえみさんの回でカラオケの回だったかなと思いますけれども、日本語訳のマイ・フェイバリッツ・シングスを入れたことはあるんですけれども、これはインストゥルメンタルの曲になります。
私のお気に入りということでね。私の大好きなもの。私の好きなもの。
ということで、はい、玉黒です。私にとってのポッドキャスト、それはマイ・フェイバリッツ・シングスということであります。私の大好きなもの。聞くのも大好き。
発信するのも大好き。私の大好きな、本当に好きなもの。それがポッドキャストです。それ以上でもそれ以下でもない。ということで、シンプルに、マイ・フェイバリッツ・シングス先生みたいにシンプルにお答えします。
マイ・フェイバリッツ・シングス。これが私の答えです。どうでしょうか。そんな形でうまいこと落とせましたかね。
はい、なんかね、この玉黒フェスのいろんな皆さんのエピソードを一つのプレイリストにまとめてくださってあるみたいで、やっぱりフェスをやるとプレイリストにまとめるんですね。どこもやることは同じですね。
その配信者さんの希望があれば、その配信者さんが言った曲をそのエピソードの後にね、なんと入れてくれているという、なんと面白い形でやっておりますよ。
で、私の場合は当然このマイ・フェイバリッツ・シングスもね、この玉黒フェス2026のプレイリストの方には入れていただいておりますので、よかったらね、皆さん聴いていただければというふうに思います。
はい、ということで、3年目も終わりますね。次回は3周年記念、4年目のスタートということで、実際スペシャルなゲストをご用意、ご用意じゃないね、お招きして収録の方をすでに済ませております。
なかなかのゲストですよ。なかなかのゲストです。ぜひお楽しみにしていただければというふうに思いますし、そのゲストさんと新しい企画にチャレンジしてね、やっておりますので、こうご期待ということであります。
また、その後には、なっぱジャズ2026が控えております。このエピソードの配信が順調であれば金曜日ということで、まだリクエスト受付期間中となっております。5月の31日日付が変わるまではなっぱジャズの受付しておりますのでね、皆さんがお気に入りのSpotifyの中にあるライブ音源の曲をリクエストしていただけると、なっぱジャズのセットリストの中に入ると。
現在ですね、15曲ほどのリクエストをいただいておりますので、そこに私がチョイスした曲も含めながらでいきますから、どうですかね、今年も2daysぐらいに行っちゃうんでしょうか、かなりボリュームのあるフェスになりそうです。
前回第1回を忍ぶ勢いでリクエストの方をいただいておりますのでね、皆さんありがとうございます。まだギリギリ間に合いますのでね、送り忘れている人はぜひ送っていただければと。一緒になっぱジャズ2026楽しんでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
最後にこの企画を立ち上げていただきました、白黒さん、そして野良さん、本当にありがとうございます。
白黒さんは以前からX等で絡んでいただいたり、私も番組時々聞かせていただいておりますのでね、面白いんですよ、ダーク界とポップ界を交互にやって、コンセプトが違う1つの番組の中で2つのコンセプトを持って配信されているような、ちょっと変わった形の番組となっております。
それから野良さんの番組、私実は今回のイベントで初めて知りまして、まだ聞いてないんですよ。このタマークロフェスの音源から聞いてみようかなと思っておりますのでね、特別な出会いになるかななんてことを自分でセリフプロデュースしておりますけれども、ぜひ楽しみにしております。
はい、ということでね、この素敵な企画に参加させていただきましたことを改めてお礼を申し上げたいと思います。ぜひ次も何か企画がありましたらお声掛けいただければ嬉しいなと思います。お二人もまだ間に合いますからね、なっぱジャズのリクエストもぜひぜひよろしくお願いいたします。
はい、ということでお送りしてきましたジャズの入り口案内所は各週金曜日大人の時間午後8時頃に配信予定となっております。
今日で3年目のエピソードは終了して次から4年目ということになっておりますのでね、皆さんまた4年目も引き続きよろしくお願いいたします。
番組への感想お便りはハッシュタグジャグチをつけてポストしていただくか、各種SNSのDMまたは概要欄にあるお便りフォームから送ってください。
皆さんの送りやすい形で構いません。送っていただけるとすべて大切に読ませていただいております。
またこの番組を気に入っていただきましたらぜひフォローそれから評価の方もよろしくお願いいたします。
また今日紹介したプレイリスト今年のプレイリストはスモーキーというタイトルのプレイリストになっておりますけれどもね、こちらから聞くことができます。
過去のものは概要欄に貼ってありますリットリンクの方に行っていただくと1期目からいろいろB面の方も聞くことができますのでこちらもまた合わせてよろしくお願いいたします。
はいということで今日も最後までお付き合いありがとうございました。
3年目ありがとうございます。また4年目も引き続き楽しんでいけたらと思っております。
私の大好きなポッドキャスト一緒に楽しんでいけたらというふうに思っておりますので今後ともよろしくお願いいたしますということでここまでお付き合いありがとうございました。
お相手はフランクナッパでした。