ジャズの入り口案内所、案内役のフランクナッパです。
この番組は、様々な扉からジャズの入り口をご案内するラジオです。
さて、本日は特別企画、BB公認コラボ企画、『SEGAの扉』ということで、
先日、私がよく聞かせていただいております、
Bright Bit Brothers、通称BBブロスさんで、
このSEGAという会社が出していた80年代のアーケードタイトルのご紹介を
BBブロスさんの番組内で聞いていた時に、ちょっとインスパイアされるものがありまして、
これはぜひ勝手にコラボして、ゲーム音楽とジャズという一見つながりそうにないジャンルをつなげて、
ジャズの扉を開いてみようということで、今回の企画を立ち上げたわけですけれども、
なんと、このBBブロスさん、心よくコラボ、公認をいただきまして、
今日晴れて公認企画ということでやらせていただくことになったわけですけれども、
実は先週の金曜日になりますか、11月22日、
SEGA SATURNが発売されて30周年の記念すべき日だということで、
そんなこともあって、BBさんのほうでは、SEGAのタイトルを紹介されておりました。
ということで、私も早速、SEGA SATURNの思い出をBBブロスさんのほうにお便りを送らせていただきまして、
そちらで読んでいただいたと、ぜひ皆さんもよかったらBBブロスさん聞いていただきたいと思うわけですけれども、
おそらくこのSEGAの扉ということで聞きに来ていらっしゃる人たち、
かなりマニアックな思考をお持ちの方だと思います。
そういう方たちですので、BBブロスさん、今さら紹介しなくてもご存知だとは思うわけですけれども、
中には初めて聞く方もお見えになるかもしれませんので、簡単にですけれどもご紹介させていただきます。
Bright Bit Brothersさんは、1P川崎さんと2P長谷川さんのお二人によるレトロゲームを解雇する、
そんな素敵なゲームの番組になっております。
この番組の特筆すべきところは、本当にレトロゲームなんですけれども、
いわゆる家庭用ゲーム機だけではなくアーケードのこともやりますし、
中には感動的なんですけど、攻略本を1冊フィーチャーしてそれについて語り合ったりとか、
そういうかなりニッチな視点でレトロゲームの世界を掘り下げてご案内してくれるという、
そんな素敵な番組になっております。
もちろん専門的な知識ももちろんですけれども、実際にプレイをした感想だとか、
当時の時代の空気感みたいなものも合わせてご紹介してくれておりますので、
あの頃ゲームを触れていた人には懐かしく、その当時を知らない人たちには新しい感動を与えてくれている、
そんな番組さんになるわけですけれども、ぜひ一度聴いていただければというふうに思います。
個人的には月風摩伝と原平東摩伝の回が私結構好きで、月風摩伝再プレイしようかと思っているぐらいなんですけれども、
あと今日ですけれども番組の終わりにJAZZの入り口案内所からのお知らせがありますので、
今日も先週に引き続き最後まで聴いていただけると嬉しいなと思っております。
早速SEGAの扉を開けてみたいと思います。
まずこのSEGAのアーケードタイトル、どんなアーケードタイトルがあったかと言いますと、
ビビブロスさんの方でスペースハリアー、カルテッド、アウトラン、アフターバーナーといったアーケードのゲーム4本をご案内、ご紹介されていました。
このゲームの内容はもうビビブロスさんの配信を聞いていただければと思うわけですけれども、
その中でゲームミュージックについて触れている場面が結構ありまして、その説明を聞いていると、
私は一つの結論を出しました。
これね、日本のフュージョンとすごくマッチするんじゃないかなって思ったわけですね。
その理由の一つが、この配信の中でも触れられていたんですけれども、
当時のSEGAのゲームインディベーションとして、
これが一つポイントとしてあったそうなんですね。
この広がる空のイメージと聞いたときに、私の頭に浮かんだのが、日本の80年代に流行ったジャパニーズフュージョンなんですね。
ちょっと簡単にね、ジャパニーズフュージョンというのは、
まずですね、はっきり言って、このジャパニーズフュージョン、80年代のフュージョンって、
どう言われているかというと、
ダサい音楽、
ダサい音楽を聴いているときに、
このジャパニーズフュージョンの特徴をちょっとご案内したいと思うわけですけれども、
まずはっきり言って、このジャパニーズフュージョン、80年代のフュージョンって、
ダサい音楽。
ダサい音楽の代名詞として言われることが多い。
これがね、言ってみて外れてもないところがまた悔しいんですけれどもね、
ちょっとダサい感じがするんですね。
というのは、時代が変わってますからね。
当時はかなり最先端のイケテルナウイ音楽だったわけですよ。
それが90年代に入ってくるぐらいから、
だんだんダサい音楽だというレッテルが張られてきたわけですけれども、
どういうところが特徴であるかというと、
曲調としては、海だとか都会、それから宇宙、
こんなコンセプト、イメージの曲が結構多かったですね。
一部の人がなぜかアフリカの方に行って、
自然と戯れる音楽を試行すると。
渡辺貞男さんなんかそうですけれども、そういった人もいましたけれどもね。
海の音楽、都会の音楽、ちょっとオシャレな感じのイメージがするんですよね。
このジャケットなんかも見ると、青かったり、海のジャケットが使われていたりだとか、
浜辺だとか、それから宇宙、こういう、
そういうとても80年代っぽいジャケットが多いということがあります。
あとですね、わりとこのジャズの仲間であるフュージョンなんですけれども、
メロディーラインがすごくはっきりしているというのが、
この日本のジャパニーズフュージョンの特徴の一つでもあります。
どちらかというと、ボーカルはないんですね。
歌が入っていない曲がほとんどですけれども、
その代わりにこの主旋律をギターだとかシンセサイザー、
こういった電子機器で演奏するというスタイルが特徴的になっています。
また、よりロックよりのサウンドが多いですね。
ギターだとか電子楽器、シンセサイザーだとかエレキベース、
そういった楽器に加えて、サックスってよく使うと思うんですけれども、
サックスの代わりにウィンドシンセサイザーという楽器、
EVとか言ったりもしますけれども、
すごいでっかいゴッツイアルトリコーダーみたいな楽器があって、
どうもピアノとサックスの合いのこというか、
シンセサイザーとかそういったようなものをリコーダーみたいな形に、
ソプラノサックスみたいな形にギュッとしたような形で、
独特の指運びでそれを演奏するにはそれなりの専門知識が必要だというような音楽の楽器だそうなんですけれども、
とてもサックスの音色とは違って、
やっぱりキーボードというか、シンセサイザーのような柔らかい音が特徴的。
今日ご案内する曲の中にも出てきますので、
聴いていただけるとよく分かるんですけれども、
こういった電子楽器をよく使うというところも一つの特徴になってきます。
またフュージョンというのはジャズよりも軽快で疾走感がある曲が多めですね。
特に今日はゲーム音楽のイメージに合わせていきますので、
そういった曲が多くなってくるわけですけれどもね。
もちろんバラードだったり、ちょっとソウルフルなもの、シックなもの、いろいろあるんですけれども、
今日はこのSEGAのタイトルにちなんだ曲をいろいろご案内できたらと思っております。
ではですね、まず早速ゲームの方を見ていきたいと思うわけですけれども、
一つ目のタイトルはスペースハリア。
こちらですね、ファンタジーな世界観で展開されるアクションシューティングのようなゲームになっております。
当時を知っている人は一回は見たことあるんじゃないかなと思うんですけれども、
脇にね、でっかい大砲みたいなのを抱えてですね、空中を飛び跳ねてですね、
向かい側から飛んでくるドラゴンとかね、敵を撃ちまくるっていう、そういうゲーム。
とてもファンタジーな世界で、色使いなんかもね、とてもポップでカラフルな、
ファンタジックな世界観で行われる、そんなゲームなんですけれども。
そこでね、流れているこの曲。
この曲がね、とてもポップ味のあるですね、テンポのいい音楽なんですね。
とてもキャッチーでですね、ファンタジーな世界にマッチするような、
そんなね、ちょっとふわっとしたような浮遊感のある曲でありながら、
メロディーがね、しっかりあって明るく軽快なので、
やっぱりアクションシューティングにね、とてもよくマッチする。
そんな曲なんですけれども、そのね、スペースハリアーの曲を聴いて、
私がイメージを膨らませた曲はですね、
Tスクエア、ザ・スクエアのエルミラーチという曲ですね。
このね、ザ・スクエアというのは、今のバンド名で言うとね、
Tスクエアって聞いたことありますかね。
日本のこの80年代のフュージョンを語る上ではね、
外すことのできないフュージョンバンドなんですけれども、
安藤雅宏さんというギタリストを中心に、
伊藤武さんというね、これまたスーパーなサックスのお二人が中心となって、
結成された、そんなフュージョンバンドなんですけれども、
とてもね、ロックのテイストがありながら、
うまく電子楽器もね、取り入れながら、
とても爽やかで軽快なメロディーを、
演奏する、そんなバンドなんですけれども、
とても人気がありましたね、この80年代。
中でも有名なのは、フジテレビで放送されていた、
F1レースのテーマソング、トゥルース。
これがね、とても有名だと思います。
当時の人でしたらね、一度は聞いたことがあるんじゃないかなと思うわけですけれども、
そんなTスクエアの、まだザ・スクエアだった時、
この経緯を話すと、ちょっと長くなっちゃうんですけれども、
簡単に言うとね、アメリカに進出した時に、
スクエアズっていう似たバンドがあったんで、
ザ・スクエアは紛らわしいんで、
Tスクエアに変えようということで、
Tスクエアになった、ということですね。
Xがね、Xジャパンになった、みたいな経緯と、
全くそっくりですね。
それ以降、Tスクエアという形でやってますけれども、
今日はね、この紹介した曲を全てですね、
別のプレイリストにまとめていきます。
で、今回の例えばスペースハリアーで言うとね、
スペースハリアーのゲーム音楽をまず初めに入れて、
その後に私がこのスペースハリアーの曲をイメージした、
ジャパニーズ・フュージョンの名曲を、
その後に入れております。
で、この曲の先行基準っていうのは、
このゲームの音楽に似た雰囲気であること、
それから、私がもしこのゲームをプレイしたときに、
流れていたら気持ちよくゲームができるだろうな、
というところの、この2点をですね、
先行基準にしてですね、選んでおります。
ですので、ゲームの音楽を、
先行基準にしてですね、選んでおります。
ですので、ゲーム好きな方はですね、
まずこのスペースハリアーの曲を聴いてね、
イメージを膨らませていただいた上で、
この私が選んだタイトルを聴きながら、
エアーでスペースハリアーをね、
頭でプレイしていただけるといいのかなと。
またですね、このゲームを知らない人はですね、
こういうゲームもあるのか、という新しい出会いを
堪能していただいた後に、
こういうことね、と答え合わせのように、
私が選んだフュージョンの曲を聴いていただければね、
いいのかなと、そんなことを思っておりますよ。