1990年代のアメリカ。元中古車ディーラーが「最悪のひらめき」をします。それは、原価わずか500円程度のオモチャを「警察・軍用の最新鋭ハイテク探知機」と偽って1台100万円以上で売りつけること。詐欺師は大西洋を渡り、やがて数多くの国々が騙されていきます。なぜ、こんな子ども騙しの空箱に?そこには人体の性質を巧みに利用した大昔からのインチキが仕込まれていました。このトホホな事件の清掃を行いました。いやあ、ヒドい話ですね。
---Shownotes---
感想
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サマリー
このエピソードでは、原価約500円の玩具を軍・警察向けの爆発物探知機として販売した、ADE651をめぐる国際的な詐欺事件を追います。イラク政府は1500台以上を総額8500万ドルで購入しましたが、機械の中身は空洞のプラスチックに金属棒を差しただけで、電池やセンサーもありませんでした。装置が当たって見える背景には、無自覚な筋肉の動きで棒が動くダウジング、つまりイデオモーター現象がありました。
ADE651という偽の爆発物探知機
Ah-Kunです。弟のジローです。この番組は手前やコストをかけたのに結果が伴わなかったとももな爆散事故を清掃し、ナイストライフをお届けする番組です。イェイ!
イェーイ!よろしくよろしく!
あのさ、小学校ぐらいの頃、友達とSDガンダムのプラモデル作るのに一時期ハマっててさ。
あー懐かしいな。
友達と自転車でプラモデルを売ってるおもちゃ屋さんに買いに行って、お小遣い出して、みんなで買って、それを組み立てるっていう遊びなんやけど。
ある日、おもちゃ屋さんにプラモデルを買って、帰りがちにそのまま公園で別のことをして遊んでた日があったのよ。
ドッジボールとかね。
やるよね。
そんで、ひとしきり遊んでさ、帰るかってなったときに、自転車のカゴに入れてたプラモデルがなくなってたんよ。
悲しい。
取られてると思って。
ショックや。
小学生の500円って結構なやつだから、うわーめっちゃショックやみたいな。
泣けるわ、めちゃくちゃ。
泣けるんやけどさ、もうないし、残念やなと思って。
みんなの後日、同じ公園で遊んでたら、自転車のカゴにプラモデルが戻ってきたんよ、箱が。
なくなったのがそのまんま戻ってきて、え、これこの前買ったやつやんと思って。
まだある?
やれーと思って、やったーと思って、中かかって確認したら、もう完成してるやつ入ってたんよ。
怖くない?
どういうこと?
こっちが聞きたいんやけど、誰が組み立てたの?誰が盗んで、誰が組み立てて、なんで戻ってきたの?
うわ、すげー。
すごくない?
それめちゃくちゃミステリーやん。
すごくない?で、一番楽しいとこ取るなよ。
確かに。
作るのがおもろいな。
出来上がったプラモドルもらってもな。
あーなるほど。
いやでも、それはでもマジで真実が気になるけど、なかなかもう今となってはわからんね。
怖いわ、ほんま。
謎謎。
いやー面白いな、やっぱ世界には謎が満ちているっていうことで、今回ね、無くしたものを何でも見つける魔法のアンテナってやつをね、本気で信じて、世界中の軍隊、警察が、うん百億円以上をドブに捨てることになったっていうね、なかなかな詐欺事件について話したい。
すごー、世界中?
そうやね、なんとあの原価500円のおもちゃたちをうん百億円の軍用品として売るっていうとんでもない話じゃねえか。
おい、いや嘘だろ。
詐欺者ってことでさ、どうしてもね、あれがやりたい。
コンフィデンスマンJPのやつがね、俺が後ろの曲をやるから、ジローはオープニングをやってほしいっていうね。
えー、まあどうしてもやりたいっていうのはね、しゃあないね、練習したしね。
そこをバラすんか。
じゃあいきますか。
パッパッパッパッパッパッパッパじゃーん。
イェイ。
どう?満足?
うん。
じゃあね、まずあの、この写真を見てほしいね。
2000年代後半、場所はテロが多発してたイラクのバグダットな。
兵士がこの謎のピストル型の黒いやつ持ってるやんか。
おー、はいはいはいはいはいはいはい。
これがさっき言ってた魔法のアンテナ?
そうそうそう。これね、ADE-651っていう名前やねんけど、
イギリスのハイテク企業が開発した最新鋭の爆発物探知機っていう触れ込みで、この機械すごいと。
電池バッテリーは一切不要で、人間の体から出る静電気をエネルギーにし、機能としては数キロ先にある爆薬の分子を検知してアンテナが自動的にそっちを向くっていう。
それはすごい。真実やったな。
まあ嘘やねんけどな。
そうやろうな。
この機械、何を探知したいかを変えられる仕組みっていうのもありまして、専用カードが差し替えられる仕様になってると。
入れ替えることでTNT火薬、C4爆薬、麻薬、銃、地中の死体、密輸増減など、何でも探知できる機械に変われるっていう。
それは本当にすごい。真実やったな。
まあ大嘘なんやけどな。
そうやろうな。パート2。
でもこういう差し替えパーツが付いてると、ちょっと信じそうになるかもね、人間って。
そうやろ。しかもちょっと高額すぎるんだよね。逆に本間に見えるっていう。大嘘ならこんな値段しなくないですかっていう。
実はこれ、イラク政府は総額8500万ドルって当時のレートで約80から100億をかけて、1500台以上まとめ買いしてるわけ。
おお、100億円で1500台。ちょっと割り算が難しい。
1台当たり約600万円となっております。
600万か。すごいな。上官とかが言ってたもんな。お前それ出し直すかお前それ。そう1台600万円だぞお前。
でもたぶんそのシーンには、実は原価500円であるっていうナレーション突っ込みが入る感じがある。
あとで操作機関がバラしてみたら、中に入ってたのはなんと窒素約8割、酸素約2割、その他がちょっとの混合機体でございました。
空気よ。
中身空っぽやねんか。プリント基板とか配線コード、マイクロチップ、センサー何にも入ってない。プラスチックの空洞に金属の棒が1本刺さってるだけってことね。ここで一曲披露させていただきます。
出た。
悔しいけれどお前の中身がらんどーがらんどーやな。
がらんどーね。からってことね。誰の歌やったっけ。
あれや。西条悲劇や。
西条悲劇。あれね。ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんが大好きな人やね。
そうそうそうそう。
悲劇。惨劇。
そう。実際惨劇やこれは。
ダウジングが当たって見える仕組み
変身なこれを信じて使ってるけど意味ないから。実際爆薬を含んだ自爆テロのトラックが集まりできるやんか。この偽探知機のせいで失われた命もあったでしょうねっていう話なんよ。
確かにもう間抜きやけど。シャレになってない部分もあるなこれ。それにしても信じられへんわこんなん。
いやほんまに。俺もこれ調べてるときにAIがハルシネーション起こしてるんちゃうかと思ってんけど。
でもちゃんと確認したけど確かにこれは本当にあったことなんよ。事実。
現実に起きたハルシネーションやな。
ほんま。
えー。
ここで最大の謎なのはやっぱりなんでそんな子供騙しの空箱に国の偉い軍人がコロリと騙されるんかっていう話なんやけど。実はこれねテストの仕方によっては本当に当たるからなんよ。
当たる?いやインチキなの?
そうインチキはインチキなんやけど当たるんよ。これね原理はダウジングなんよ。
あダウジング。
ダウジング知ってる?
あのあれやろ両手にL字の棒持ってこううろうろするやつやろ?
そうやねそうやね。ダウジングってマジでよくできた仕組みで一言で言うと答えを知ってるとバッチリ当たるっていうね。
いや答えを知ってたら当たるんやけどそれは。
ちょっと意味が違うね答えを知ってる人間がこれほんまに当たるんかなっていうふうに疑問を持って自分でテストをすると当たるっていう。
言ってるの分かるかな。
あれかなあの俺AIにほんま答え知ってるけどちゃんとAIが答えを出せるかテストする時あるじゃん。
そうそうそうそう。
てかこいつ言ってるのほんまかなみたいな。あれみたいな感じかな。
そういうことそういうことそういうことそういうこと。ちょっとカラクリ説明させてもらうと19世紀にフランスの科学者のシュブルールって人がいたんやけどあとイギリス人のファラデーって人も同じような実験してるんやけどな。
人間って頭でイメージすると脳からめちゃくちゃ小さな電気信号が出て本人の自覚がゼロのまま手の筋肉がわずかに動くことがあるんやから。
これは不覚筋動とか英語だとイデオモーター現象って言うんやけど。
その専門の用語っていうのはあんま知らんけどでも確かにこっくりさんはその仕組みやからね。
そうそうそうそう。だからダウジングとこっくりさんって原理はほぼ同じでだからこっちに動いてほしいなとかこっちに動くに違いないなとか心の中で思うと実際にそっちに動くわけ。
だからダウジングをやってるやんか本人が答えを知ってるとここで動けば当たりやなって思うと動くわけなんよ。
なるほどね。じゃあダウジングって結局インチキなんや。
そうイギルこれインチキです。このインチキってのはもう歴史が長くて大昔から信じられてきた。
16世紀に書かれた本に枝を持って鉱脈を探す男の冊子っていうのがバッチリ載ってるっていうね。
ちょっと何してるのか分かんないけどこれダウジングやんこれ。
そうこのねハシバミっていう木があってヘイゼルやんけどね。
昔はこれが神聖なもんやって信じられてたんやから。でこの木のY字の枝を持ってこうやって歩くわけ。
で真ん中の部分がくるって下を向いたらここだよっていう感じなんや。
でも鉱脈探してるやろ?それ答え知らんやん。当たらんやんけない?
いい質問やね。ここがダウジングの面白いところで答えは知らんくてもここで動くんちゃうかなって思うとくるって動くわけ。
だからダウジングしてる人っていうのはさ今までもずっとやってきた専門家やんか。
だからこれまでも鉱脈を掘り当てた記憶があるわけ。だからその直感がその手の筋肉を動かすわけ。
するとこれまでの経験でそこが当たる場合があるやんか。
つまりダウジングなんかせんでもこの人彼には実際に当てる力があるってわけやん。
そういうことそういうことそういうこと。
井戸を掘る場合の水脈なんかもっと面白くて地下水って細いパイプみたいに流れてるんじゃなくて一定の深さまで掘れば広い範囲のどこを掘っても水は出るわけなんよ。
大事なのはそこに水があるって信じて掘り進める力なんよ。その信じる力をダウジングが与えてくれるっていう。
なるほど。ほんまはどこ掘っても水は出るんやけどダウジングが示したからダウジング湯出るからって言って掘り進めるとちゃんと水が出ると信じれるから。
で水が出たらやっぱり当たったってなるやんか。
なるほどね。こうしてダウジングは信じられてきたってことね。
そういうことそういうこと。偽探知機に話戻すとこのADE651ってやつのアンテナの軸の部分は摩擦がもうほぼゼロに作られてて手首がわずかに傾くと先端のアンテナがギューンって回転する仕組みになってるんか。
その時に持ってる本人はまさかそれを自分が動かしてるって感じられへんような外から見えない力で引っ張られたように感じられるっていうね。その感覚を与えることだけに全振りしてるおもちゃやねんか。
はえー。よう考えられてんな。
玩具を高額商品に変えた販売戦略
これね、長い間進化を遂げてきたおもちゃが土台になってて、1980年代には既にダウジングを利用した宝探しのおもちゃっていうのがあって、金の粒を入れると金塊と共鳴するよっていう触れ込みがあって、もちろんその説明書にはね、まずはテストとしてコインを入れてコインを探してみようとか書いてあるわけないんか。
答えを知ってるからコインが見つかるってわけか。通販にありがちなインチの商品やん。
ここでね、賢い奴が現れて、金塊を探すおもちゃっていうのは子供には売れるけど大人は金塊なんか探さんと。もっと大人に売りたいなって時に、そうやと。ゴルフでロストボールを探したいゴルフはめっちゃいるやんってことに気づいたわけ。
ゴルフボールって高いし、みんなで回ってるから他の人を待たせるのも嫌やから、だからここにニーズがあるっていう風に考えて、これをゴルフボールを探すおもちゃとして売ろうとしたわけよ。
大人に売ったら単価も上げられるもんね。
そうそう。そこで金塊の代わりにゴルフボールのゴムヘンを入れてボールファインダーとかゴルファインダーとかいう名前で売ってて、飛行機の機内紙とかゴルフ雑誌の通販コーナーとかで1個20ドル前後で売ってたっていう風にね。
それ別にゴムヘンを入れる必要なくない?
そう思う。売ったやつはもしかしたらインチキだと思ってなかったかもしれない。実際にこの頃、これの特許質額をするやつとかもいたらしくて、もちろんそれは却下になったわけなんやけど。
そうか。信じてても信じてなくても、売るのは同じやもんね。ゴルフボールを探すっていうのは良い線行ってるね。
だって売った時、自分見てるもんね軌道を。あの辺にボール落ちたはずって思いながら歩くから、割と当たるよね。
通販会社も自信満々で、当たらなければ30日以内に全額返金みたいな感じで、本気なんかジョークなんか微妙なラインで売ってるっていうね。
買った客もさ、これ当たらんやんけってなっても20ドルくらいから捨てればいいっていうね。この辺くらいまではのほほんとした話だったわけよ。
アマゾンに売ってる中華製の便利グッズみたいな感じじゃん。買ってからなんじゃこりゃって思うけど、返金するのめんどくせえなみたいな。
捨ててまえみたいな。ところが1993年ですよ。サウスカロライナ州の元中古車ディーラーが最悪のひらめきをしてやると。
彼の名前がウェイド・クワドロバウムって言うんやけど、彼は考えたわけ。これ黒塗りのケースに入れ替えて警察用のハイテク探知機ってことにしたらめちゃくちゃ高く売れるやんけってことにね。
のほほんとした時代が終わったね。中古車ディーラーとか口うまそうやん。
彼はクワドロ車っていう名前の会社を設立して、製品名はクワドロトロッカーっていって、お値段なんと1台1000ドルから8000ドルやって日本円で数十万から100万円近く。
それで、麻薬とか銃を探せますっていう風にして売り出したっていうね。
おーすごいな。20ドルのおもちゃを100万円に。中身もちょっと工夫したんこれ。
一切してない。ただの空洞の箱にアンテナ挿して、カードを差し替えれば、生徒のロッカーの中の拳銃やタイマーを遠隔探知できますとか言って、学校とか地方警察に売り込んで、学校が結構食いついたみたい。
お兄さんありそうやわ。映画とか見てるとアメリカの学校とかだと銃乱射事件とか薬物とかも出てくるしね。
学校とか警察とかが1000台以上買ったらしくて、でもこれ面白いのは騙された後の人々の供述で、正直検知できるかは重要ではなかったと。
こっちがこれを持ってるっていうのを生徒が知ることが抑止力になったからっていうことを言ってたらしい。
インチキやのにちょっと効果あるの面白いね。みんな信じてるから。
なかなか滑稽な話っていうね。この作業は2年ぐらいで終わると。
1995年にアメリカの司法省の依頼でサンディア国立研究所っていうところがテストして、敵中立はコイント津波かそれ以下っていうふうに出た。
そうなるよね。
1996年の1月にFBIがクアドロシアにガサ入れして、連邦地裁がこれをアメリカで作るのも売るのもあかんっていうふうに命令を出したと。
彼らの会社のメンバーってこの時起訴されるんやけど、実は口が達者やったから、売信を言いくるめるとかして奇跡的に無罪免責になるんや。
なんと逃げ切れた。
だから一件落着じゃないと。むしろこれが序章に過ぎなくなってしまったっていうことやね。
おお、面白くなってきた。ということでここで恒例のあれかな。
ここまで聞いてくださった皆さんに一つだけお願いです。
この番組では皆さんの身の回りの徒歩法案件や感想をいつでも募集しています。概要欄のリンクからぜひ気軽に送ってください。
あとこれからの展開が気になるという方でまだの方、ぜひフォローやいいねもよろしくお願いします。
ぜひお願いします。
世界に広がったクローン製品
なんでこれが序章なの?
そう、なんとこの詐欺は海を渡ると。
アメリカから占め出されたクワトロ社に一人の幹部がいたわけ。
彼の名前はマルコム・ローって言って、彼はこのアイディアを携えたまんまイギリスに逃亡したんやか。
すごい、なんかパート2始まったやん。
マルコム・ローさんね、今度はイギリスで会社をつくって、クワトロトラッカーの空き箱にMOLEっていう新しいシールを貼って再出発すると。
このMOLEってモグラって意味なんやけど、大胆なことにロンドンで開かれた防衛セキュリティ製品の見本市にこれを出品して、
そこで同じ穴の無事なならぬ、同じ穴のモグラに出会うと。
おー、詐欺師、密詐欺師。
そう、しかも一人やないね。メンバー紹介するわ。
名前覚えんでもいいけど、元警察官のジム・マコーミック、それから通信機器ブローカーゲイリー・ボルトン、
さらにサミュエル・ツリーとジョワン・ツリー夫妻、そしてサイモン・シェラードっていうね。
マルコム・ローさん集めたな。何人いた?今。
えーと、ジム・ゲイリー、5人にマルコム・ローを加えて6人ね。
6人、じゃあオーシャンズ・イレブンならぬ、マルコムズ・シックス。
おー、そんな華麗ではないと思うけど、原価500円のおもちゃを実縁販売で、さもすごそうに売る連中っていうね。
ガマの油集団やと思うんだけど。
ただ、割と早くチームとしては崩壊してしまうからね。
分け前で揉めて、血みどろの争いとかするの?戦いとか。
いや、もう、とことん派手じゃないらつらいねんって。
これね、そんな理由じゃなくて、単純にね、華麗に目立たないから、彼らみんな気づいたわけ。
これ、中身ないんやったら自分で作ったほうが良くないって。
そりゃそうやわな。そりゃそうやわ。
ということでね、イギリス人詐欺師たちはそれぞれ独立して会社を立ち上げて、自宅でクローンを作り始めるわけ。内職よ。
母さんが夜鍋をして、インチキ仕込んでくれた。
ぬくもりがまるでない。
一応、ざった話しとくわ。
でもね、これ覚える人も今後の展開には重要じゃないんで。
手元にあるこのリストを一息で話せるから挑戦する。いくよ。
ジムワコービックはATSC社を作って冒頭に話したADE651をイラクに、その派生品をアフガニスタン、レバノン、パキスタン、ケニア。
ケイリーボルトンはグローバルテクニカル社を作ってGT200をタイに集中的に販売。
MOLEとメキシコ、フィリピン、エジプトにも販売をしている。
次にツリーフサイ。
キーグローブグローバル社としてα6の製造をタイ、エジプト、マレーシア、中国などに販売。
サイモンシェラードはコスメトリック社。
ツリーフサイと含んでα6を中東とナチュラリック販売。
あー、無理。
もうでもね、もう全然覚えねえけどほぼ一緒。
違うのはどの国に売り込んだかっていうことと、どういう機能があるかっていう偽情報だけっていう。
ひどいな。インチキタンチキ、世界に広がっていくやん。バーって。
インチキタンチキってゴロメって。
インチキタンチキ。
インチキタンチキ気持ちいい。
あれ、あれ、あれちゃう。
一緒なことは気にするな、それ。インチキタンチキーっていうね。
なんか聞いたことあるな、それ。
小っちゃいことは気にするな、それ。ワカチコワカチコーやん。
ユッティ。ユッティやね、確かね。わからんかった。
ギャグタンチキが必要だった、今。
ギャグタンチキ。
ユッティね。
イギリス政府の輸出支援と被害
この手口が世界に広がる部分で、さらに話しておきたいのが、実は当時のイギリスの事情がすごい大きく関係してるってことで、一言で言うと彼らはね、イギリスっていう看板をめちゃくちゃ上手く利用したわけ。
イギリス?あれか、ジームズモンドも使ってますよってこと?
007ね。それはそれで正解かもしれない。もしかしたらセールストークで言ってたかも、MI6も持ってますよみたいな。
でもまあそれ置いといて、俺が言いたかったのは、この商談の場はどこやったんかって話だよね。
各国の軍人とか警察とかとどうやって接点が持てるんかって話なんやか。
あー、確かに。僕らが動画の再生回数を上げたいからっていきなりヒカキンどっからか出てけへんもんね。
そう、そういうことそういうことそういうこと。
でも当時、イギリス政府っていうのはそのチャンスをめっちゃ配ってたわけね。
企業の海外輸出をめっちゃ支援するでっていう制度があって、これを海外市場を導入サービス、OMISってやつなんやけど、
これイギリスに住所があって、数十万円程度の手数料払うと製品は何でもOKで支援してくれるっていう制度やってんか。
すごい、ガバガバやん。
そうなんや。で、貿易投資総省っていうUKTIっていうところがやってて、これめちゃめちゃプッシュしてん。
だから詐欺師らは正規の手数料を払って、その支援を受けてて、例えば海外に派遣されているイギリスの大使がいるやんか。
その人が現地政府宛てに推薦状態で来れたりとか、大使肯定で実演デモができたりとかするんやんか。
やば。知らんうちに外交官があるやん。詐欺の片棒を活用されてる。
そうそうそうそう。さらに日本一に出るときとか、日統を払ったら現役の英国兵士が雇えるんやんか。
だから軍服を着て実演してくれるんよ。で、詐欺師らはこれに加えて退役した将校とか元警察幹部とかを金でアドバイザーとして雇って商談に同席させて、
これ土壌国の軍の目線でもう一回考えてみてほしいんやけど。
イギリス政府のお墨付きがあるみたいに見えるよね。イギリス軍が使ってる最先端のハイテク装置やん。
やばいよな。イギリス政府が自分らが後で箸かくかもしれへんとか考えんかったんかな。
これUKTIのその人が後に言ってたのは、我々の仕事は輸出の推進であって、製品の価格的品質を保証する義務もそのリソースもありませんですみたいな感じで言ってるっていう。
へー、だから性能の審査ってもうスルーなんやん。
そう。
でもすごいな。清々しいぐらいの縦割りやん。
そうなんや。もちろん警告した人もいなかったわけではないんやけど、例えばイギリスの内務省の中なんやけどね、警察科学部門っていうところはこれはコイントスと同じでゴミって早い段階で警告したんや。
でも同じ内務省の中でも経済輸出推進部門はノルマ的なもんがあって、輸出するでーって言ってその警告を無視してるっていう、そういう感じ。
はー、なんかイギリス政府も一緒やね。縦割りやん。どこも一緒やん結局。
そうそうそうそう。それで詐欺師が販売先に選んだんが、テロとか内戦とか麻薬の蔓延とかそういうのに悩む途上国なんや。
特にイラクとかタイとかメキシコの被害が大きかった。冒頭の写真やけどあれはイラクの内務省にその詐欺師の一人のジムマコーミックが営業をかけて販売したもんなんや。
で、途上国の食い込み方がまたいやらしくて、これはねつまりワイルドなやんか。
データ。
そう。ビジネスモデルは、例えばイラクの売箱。まず原価はおもちゃ500円ですと。これを600万円で請求します。
その売上げの半分から最大75%は、イラク内務省爆発物対策本部長、ジハード・アル・ジャーブリ将軍の秘密口座にキックバックされるっていう。
75%!?
こうなったら性能の検証なんかどうでもいいわけよ。だから国家予算を使って1500台以上100億円分のを買い上げと。その結果、検問上自爆テロシャレは素通りしていくっていうね。
すごい。時代劇に出てくる。悪大観そのまんまやん。
そう。タイでも同じ。南部でイスラム武装勢力と対立があるんやけど、タイ陸軍がGT200っていうクローンを800台。警察はα6っていうクローンを導入して。
で、アンテナが反応してもって無実の住民が不当拘束されたり、本物の爆弾を見逃して人命が失われたりとかいうことが起きたっていうね。
すっご。でも俺旦那さん、現場でさ、あれこれ効果なくない?みたいにならへんの。
そんな話ができたらもう詐欺師たちが飛んできて、みなさん一緒に確かめましょうってデモンストレーションしたら、あそこに爆薬を隠しちゃった。さあこれを持って歩いてみてくださいって言ってね。
それすると当たっちまうよね。ダウン神経から。
そう。はい、解決しましたねって言って。ほな、さよならって言って。
でも場所を知らないテストで外れることもあるやん。
まあその場合はね、とりあえず当たったの見たじゃないですかってことをまず言いまして、でその後いろんな理由をつけるわけ。あなたちょっと喫煙とか飲酒とかちょっと多いかもしれないですね。ちょっと体内の静電気が狂ってます。精密な機械なんでねって言って健康な人に使わせてくださいとかね。
ちょっと効果を疑いすぎると当たらなくなる傾向がありまして、集中力が切れておりますとかね。近くの電線がノイズになっていますとか言って。こういうことを言って逃げ切るっていう。
すご、全部操作する側の責任されたらマジで反論しにくいよねそれ。
報道による摘発と事件の結末
そう。タイの出来事なんかもっとすごくて。2010年にそのタイの国の研究機関ね、NECTECかな、ネクテックというのかなわからんけど、GT200をね厳密にテストして、もちろん結果は完全に偶然以下やっていう風に科学的に証明されると。
まあちゃんと調べたらそうなるよね。
ところがタイ軍のアヌポン陸軍司令官らが記者会見で言うわけ。実験室のテスト環境と実際の戦場とは異なりますと、兵士の精神集中が足りなかったものと思われます。GT200は有効で今後も使い続けます。もうメンツと補信ですよ。
お金もらってるやん。もらってるからよそれ。
せやね。この議会はゴミでしたとか認められるわけがない。致命的な不祥事になるから。こんな状況が何と10年以上続くっていう。
10年!?すごいな。終わらせよこのペテンを。そろそろ。
そうしましょう。事態を動かしたのは報道機関と告発やったわけ。2010年にイギリスBBCの調査報道番組ニュースナイトってやつがスクープ放送して、研究所にちゃんと持ち込んでADE651分解分析させて、中身はただの空洞で電子タグの切れ端が入っただけのゴミだってことを伝えたわけ。
BBCこれは効くな。
せやね。言い逃れができなくなって慌てたのはイギリス政府よ。輸出禁止令を発動してロンドン警視庁とか重大不正捜査局SFOってとこあるやんけど、そこが強制捜査に乗り出して詐欺師たちは一斉逮捕されるっていうね。これ在庁ずらりですよ。これも一言で言おうか。
主犯のジュンマ・コービックは禁錮10年、ゲイリー・ボルトン禁錮7年、ツリー夫妻夫が禁錮3年半、妻が300時間の社会奉仕命令。サイモン・シェラードはツリー夫妻に騙されていただけとされて無罪。イギリスちゃうけどイラクのジハード将軍は汚職罪で逮捕。タイのアヌポン司令官は男目なしだけど部下が複数人逮捕。ということで15年以上にわたって世界中を欺いたダウジング詐欺シンジケートは壊滅できたっていうね。
すごいな。ダウジングで15年騙し続けてもすごいわ。逆にすごい。
でね、実は今名前がなかった人がいる。
ごめん、聞いてなかった。
聞かせてはいない。実はマルコムズシックスの統領、マルコム・ロー、彼は捕まってない。
オーシャンズ・イレブンならジョージ・クルーニーのポジションやろ。
そうそうそう。彼はすぐに危険を察知して、北キプロスってとこに逃げて、ここはイギリスとハンザリスの引き渡し条約がないわけ。この後キプロスで生活していたまでは確認できてるんだけど、今どこにいるのか足取りはつかめていないっていう。
えーミステリアスな終わり方したよ。クライム・ムービーとかに出てきそうやね。ちょっと面白かったこれ。日本は被害なかったのかな。
そう、なかった。日本はね。だからこれから俺がクローン作って売りますよ。今あの日本人がね、一番探してるあれを探し出せる建築機にしようと思ってて。PCに表示されている全面広告の閉じるボタンな。
ディスプレイ探知機に向けて、閉じるボタンどこかなってこうやって。売れへん売れへん。売れへんよ。
あの工業に閉じるボタンを隠すやつ、あの詐欺、あれも逮捕せよ。
あれを裏に主導してるのがマルコム・ローやったらめっちゃおもろいなそれ。
おもろい。さあ今度こそ彼をオナワにしてほしい。10年くらいひたすらあの閉じるボタンを探す人生送ってほしい。
インチキ探知機なら使っていいよ。そこにあるインチキ探知機なら使っていいよ。
閉じるはどこかな。まあ以上です。じゃあジローこれ破滅してください。
ジロー いやーひどい。お仏だらけがあって。笑ってええんかっていうのはあるけどね。やっぱりいろんな国で何の効果もないおもちゃがすごい値段で取引されるっていうのは。これは笑って消極やな。
人類史に残すべき珍事件やと思うわ。笑
ダウジングを信じることへの教訓
でもダウジングって今も信じてる人いるやろ。
いるよ。日本でもベテランの作業員とかあとあの水道管とかガス管とか探すのに使うケースがあったりとかするらしいし。
まあ占いなんかもよく見るやん。天然石とかさ金属の振り子とか吊るしてさ。彼は私のこと好きかしらみたいな。あれもイデオモーター効果やからね。
ああまあ自分の本心と向き合うのにはええんかもしれんけど、それ以上の効果はないって思うべきよね。あと権威がある人が勧めてるからとか、効果のものやからとか、そういうので商品価値を決めたらあかんね。
そうやね。インチキ探知機捕まされますよっていう話、ここはもう明日使える教訓としてリサイクルですな。
インチキ探知機、いいね。笑
もちろんこれはノットナイストライの方向で。
そうね、完全にアウトやん。詐欺は映画とかドラマだけにしてくださいっていうね。
そうね。真実を暴いたBBCはナイストライかな。そこだけナイストライにしようか。
そうしようそうしよう。
だからしっかり調べてマルコムズ6を潰したBBCと科学者にナイストライ。
今回こんなもんにしますか。じゅるを閉めちゃってください。
バイバーイ。インチキ探知機。
インチキ探知機。
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