群馬県の教育状況
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)県内の公立の小中学校で、昨年度、不登校の状態にあった子どもは4700人となり、前の年度から300人余り増えて、これまでで最も多くなりました。
文部科学省は、全国の小中学校と高校、それに特別支援学校を対象に、不登校やいじめ、自殺などの状況を毎年調査していて、
10月31日、昨年度の結果を発表しました。
それによりますと、県内で30日以上欠席した不登校の状態にある子どもは、公立では小学校で1713人、中学校で2987人の合わせて4700人となり、前の年度より318人増えて、これまでで最も多くなりました。
一方、認知されたいじめの件数は、国公立と私立を合わせて、小学校で2897件、中学校で910件、高校で600件、特別支援学校で302件で、合わせて4709件でした。
(2)プロ野球のドラフト会議で、ヤクルトから4位で指名された高崎健康福祉大学高崎高校の田中陽翔選手が、球団から指名のあいさつを受け「ファンから愛される選手になりたい」と意気込みを語りました。
健大高崎の田中選手は、高校通算21本類打の長打力が魅力の内野手で、今年春の選抜大会では攻守で活躍して群馬県勢初優勝に貢献し、ドラフト会議でヤクルトから4位で指名されました。
田中選手は、31日、学校でヤクルトのスカウトデスクから指名の挨拶を受けました。
田中選手は「泥臭く元気なプレーでファンから愛される選手になりたい」と意気込みを語りました。
(3)館林署は10月31日、SNSを通じて親近感を抱かせ金銭をだま取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、
明和町の50歳代のパート女性が暗号資産と現金計1316万円分をだまし取られたと発表しました。
館林署によりますと、女性は6月、海外企業が運営するSNSを通じて外国人男性を名乗る人物と知り合い、
「ごく一部の人が知っているお金を稼ぐ方法です」などと暗号資産の購入を誘われ、
7月17日から8月6日の間、投資名目で4回にわたり暗号資産計586万円分を送金し、
13日には現金730万円を振り込みだまし取られたということです。
(4)県警交通指導課と高崎署は10月31日、道路交通法違反(共同危険行為の禁止)の疑いで、
いずれも藤岡市の19歳の土木作業員の男と、19歳の外構工事作業員の男を逮捕しました。
2人の逮捕容疑は仲間と凶暴して、5月27日午後9時40分頃から10時10分頃の間、
高崎市八島町の交差点付近でミニバイクやバイクを連ね、一団となって渦巻き走行をするなど、
集団暴走した疑いです。
高崎署によりますと、ミニバイクを運転したとみられる外構工事作業員の男は容疑を認め、
土木作業員の男は「何のことだか分かりません」などと容疑を否認しています。
(5)海に面していない群馬県でサケ科の川魚のニジマスを「サーモン」としてブランド化しようと、
県が新たな品種を開発し、今後、地元の旅館などで提供されることになりました。
群馬県庁で10月31日、新たに開発されたニジマスの発表会が開かれ、山本知事が試食して味をPRしました。
群馬県では地域を活性化させるため、サケ科の川魚のニジマスをサーモンとしてブランド化しようと、
県の水産試験場でおよそ3年かけて新たな品種を開発しました。
このニジマスは2種類を掛け合わせて開発され、脂質は一般的なサーモンのおよそ8分の1に抑えられて、
加熱調理をすると身がふんわりとした食感になって旨味を感じられるということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。