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群馬県のニュースをお伝えします。(1)チャイルドシートについて、県内で適切に使っていた人は70%余りにとどまったことが、JAFの調査で分かりました。
日本自動車連盟と警察は毎年、チャイルドシート使用状況について調査しており、今年5月、太田、いせさきの施設で合わせて207人を対象に調べました。
それによりますと、チャイルドシートを適切に使っていたのは148人、率にして71.5%となりました。
これは去年より2.3ポイント上昇しましたが、全国平均の78.2%を6.7ポイント下回りました。
一方、チャイルドシートを使わず大人用シートベルトを着用させていたのが12.1%、チャイルドシートを使わず大人用のシートベルトも着用させていなかったのが9.7%、
チャイルドシートに座らせていたものの、体を固定するハーネスなどをつけていなかったのが4.8%、保護者が抱っこしていたのが1.9%となりました。
(2)JR東日本は、吾妻線と上越線も含む地方36路線72区間が赤字だったと発表しました。
JR東日本は30日までに利用者が少ない地方路線の2023年度の終始を公表しました。
吾妻線と上越線の2区間を含め開示した36路線72区間のすべてで赤字となりました。運輸収入はおそ63億円にとどまる一方、運行にかかった費用は災害復旧や路線保守のため821億円となり赤字額の合計は757億円となっています。
吾妻線の長野原草津口から大前間をめぐってはJR東日本の申し入れを受け地域交通のあり方について地元自治体を交えた協議が進んでおり議論の行方が注目されています。
(3)桐生の77歳女性がカート2枚を盗まれ405万円の被害に遭いました。
桐生署は30日桐生市の自営業女性77歳が警察官を装った嘘の電話を受けキャッシュカード2枚を盗まれたと発表しました。口座から現金405万円が引き出されたということです。
警察によると女性宅に9日から11日署員を装う男2人から複数回電話があり「あなたの口座が詐欺被害に遭い口座停止にキャッシュカードと暗証番号が必要。署員をむかわせるカードを渡して」などと連絡がありました。
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(4)去年外国人技能実習生などから労働局に相談や通報があった県内事業所のうち6割余りで職場の安全管理などの法令違反が確認されていたことが群馬労働局のまとめでわかりました。
群馬労働局によりますと企業などで日本の技術を学びながら働く外国人技能実習生は県内では去年10月末時点で1万1300人余りに上っています。
労働基準監督署が去年1年間に外国人技能実習生などから相談や通報があった県内249の事業所に立ち入り調査を行ったところ6割余りに当たる156の事業所で法令違反が確認されました。
主な違反は職場で使う機械などが安全基準を満たしていなかったケースが46の事業所、健康診断の結果について医師などから意見を聞いていなかったケースが43の事業所などとなっています。
(5)藤岡の老人ホーム女性殺害事件。容疑の男を鑑定留置しました。藤岡市の養護老人ホーム「藤野園」で入居女性87歳が殺害された事件で、殺人容疑で送検された入居者の88歳男性について、前橋地検は30日鑑定留置が認められたと明らかにしました。
来年1月14日までで、事件当時の精神状態や刑事責任能力の有無を調べるとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。