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群馬県のニュースをお伝えします。(1) 昨年度の繭生産量、農家の努力で前年並みとなりました。
2023年度、県内繭生産量は18.8トンと、戦後初となった前の年度から2年連続で20トンを下回ったことが、県のまとめで分かりました。
霜や酷暑など、養蚕に悪条件となる気象が相次いだことが影響しました。 ただ、農家の生産努力などにより減少幅は前の年度に比べ0.5%減り、ほぼ横ばいを維持しています。
特に新規就農者が全体の4割近くの生産を担うなど、存在感を増しており、県は設備投資に必要な経費を助成するなどし、増産に繋げたいとしています。
(2)伊勢崎市で工場の排水から基準値を超える有害物質が確認された問題で、河川事務所が下流の利根川など2カ所で行った水質調査の結果、いずれも基準値を下回りました。
伊勢崎市を流れる広瀬川の支流。「車川」に配置されている工場排水からは、今月14日、基準値を超える「ジクロロメタン」や「トリクロロエチレン」などの有害物質が確認されたことが、市の調査で明らかになっています。
この排水は、上流の「車川」から「韮川」、「広瀬川」を経て、「利根川」へと流れていきますが、利根川河川事務所がこのうち、「韮川」と「広瀬川の」合流地点の下流部分と「利根川」で水質調査を行った結果、有害物質はいずれも基準値を下回りました。
これを受けて水道を管理する群馬東部水道企業団は「飲み水への影響はない」としています。
また、伊勢崎市が今月16日に明らかにした調査の速報結果では、工場近くにある貯水池で基準値を上回ったものの「車川」と「韮川」では、いずれも基準値を下回っています。
(3)新型コロナの患者報告が相次ぐ中、無料でのワクチン接種は来月で終了することになっていて、群馬県は、希望する人は早めの接種を検討するよう呼びかけています。
新型コロナのワクチン接種は、現在は費用が全額公費負担で無料で受けることができますが、来年度以降、季節性インフルエンザなどと同様に、原則、費用の一部自己負担を求める定期接種で行われます。
定期接種の対象者は「65歳以上の高齢者」と「60歳から64歳で基礎疾患がある重症化リスクの高い人」で、これ以外の人は任意接種となるため、自己負担額は7000円を超える見通しです。
現在、県内で行われている無料ワクチン接種は、各地の医療機関での実施が中心となっていますが、予約方法は自治体によって異なるため、県は接種を希望する人はホームページなどで確認してほしいとしています。
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(4)3月にトルコで開かれる冬季デフリンピックに出場するフットサル日本代表の鎌塚剛史さんが伊勢崎市に表敬訪問しました。
3月にトルコで開かれる第20回冬季デフリンピック競技大会にフットサル日本代表として出場する鎌塚剛史さん(28歳)が19日、伊勢崎市役所に表敬訪問をしました。
鎌塚さんは小学生の時にサッカーを始め、デフ・フットサルワールドカップへの出場経験もあります。
埼玉県の社会人フットサルリーグ一部のチーム「スプリズ」に所属しており、市の聴覚障害者福祉協会の関係者らと市役所を訪れました。
鎌塚さんはデフリンピックの舞台に立てるのは「当たり前のことではない。悔いのないようにやっていきたい」と抱負を語りました。
(5)スーパーでひったくり。37歳男を逮捕しました。
前橋東署は19日までに、窃盗の疑いで住所不定無職、池田紘人容疑者(37歳)を現行犯逮捕しました。
警察によりますと、18日午後0時半ごろ、前橋市内のスーパー店内で買い物中の女性の後ろから女性が使っていたショッピングカートに下げられた現金など13点が入ったバッグをひったくり盗んだ疑いです。
池田容疑者は容疑を認めており、逃走した池田容疑者を店の従業員が取り押さえ、100当番通報しました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。