消防団員数の減少
群馬県のニュースをお伝えします。（１）県内の消防団員の数が1万630人と最少となりました。
総務省消防庁は29日までに、全国の消防団員数が74万6681人だったと公表しました。
高齢化や人口減少で前の年から1万5989人減少し、過去最少を更新しました。
群馬県でも172人減少の1万630人で、過去最少でした。
県消防保安課は、群馬県では消防団員が2012年の63人から2024年には198人に増え、
学生も21人から154人にまで増加するなど、種別で変化が出ていると指摘。
市町村別の動画配信や大学の学園祭でのブース開設などで啓発を強化しています。
消防団員は災害時に消火や避難誘導などにあたる非常勤の地方公務員で、
1950年代前半には200万人を超えていましたが年々減少しています。
（２）市議の情報を支援者に提供した渋川市長の行為が条例違反に当たると、第三者委員会が調査結果をまとめました。
渋川市の高木勉市長が特定の市議の税などに関する情報を自身の支援者に提供していたと明かした事案で、
渋川市が設置した第三者委員会は29日までに、渋川市長の行為は個人情報保護条例に違反するとの調査結果をまとめました。
第三者委員会は2021年2月の庁内の会議で使用した市議やその家族らの固定資産税評価額証明書や
所有する産林に関する資料を支援者に提供したと認定、市議らの農地法違反の可能性を調査するため支援者と協力していたとする市長の弁明に対し、
「あくまでも市長と長年個人的な繋がりがあったことから信用して文書を交付したもので、正当な理由があったとはいえない」と指摘しました。
（３）ザスパ群馬J3自動降格圏内になりました。
サッカーJ2は28日、大分市などで第33節4試合を先行して行い、J2残留ラインの大分が藤枝に勝利したため、ザスパ群馬は大分との勝ち点差が19に開きました。
リーグ戦残り6試合で差を覆すことが不可能となったため、J3自動降格圏内の18位以下が確定しました。
ザスパ群馬がJ3降格圏内の順位となるのは2014年シーズン以来7年ぶり2度目です。
（４）暗号資産936万円分が騙し取られました。
伊勢崎署は28日までに玉村町に住む男性会社員57歳が936万円分の暗号資産を騙し取られたと発表しました。
詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと男性は8月の中旬に、芸人が投資で儲けているという趣旨のネット記事を閲覧後、個人情報を入力。
その後、複数の外国人とみられる人物から投資用サイトへの登録などを勧める連絡があり、
9月3日に外国人女性で投資サイト関係者を装う人物から嘘の連絡があり、
9月11日と12日に3回にわたって合わせて936万円分の暗号資産を購入、その暗号資産を送付し騙し取られました。
13日に投資サイト関係者をよそう人物と連絡が取れなくなるなどし、騙されたことに気づきました。
いせさきまつりの開催
（５）いせさきまつりが28日と29日に行われました。
伊勢崎市中心市街地を舞台に繰り広げられる「いせさきまつり」が28日と29日に行われました。
本町通りを中心に屋台や山車、みこしなどが巡行し、市民の熱気に包まれました。
初日はお祭り広場でオープニングセレモニーを開催、伊勢崎清明高校の書道パフォーマンスなどが祭りの開幕を盛り上げました。
また、本町2丁目交差点を起点として東西に分かれて開催した大綱引きは、200メートルもの長さの綱を220人対220人で壮大に引き合いました。
また29日には恒例のみこしコンクールや100人みこしが行われました。
かつては夏の風物詩として8月に開催していましたが、夏の猛暑を踏まえて2年前から9月開催に変更しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。