熊の出没と対策
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)熊の出没が相次いでいる沼田市で、クマの生態や被害を防ぐための対処法などを学ぶ学習会が開かれました。
県によりますと沼田市では、今年10月以降、スーパーマーケットや駅のそばの公衆トイレなどで合わせて4人がクマに襲われていて、県が開いた6日の学習会にはおよそ30人が参加しました。
年々、クマの個体数が増えていて、今年は12人が被害に遭うなど、目撃情報や人身被害の件数が統計を取り始めてから最多になっていることなどを紹介しました。
続いて、群馬野生動物事務所の代表が、最近は若いクマが栗などの実を求めて人里に降りてきているケースが多いと説明し、
餌となる生ゴミを野外に放置しないことや収穫の予定のない果物は撤去すること、クマの通り道になりやすいやぶを刈り取るなど、対策を呼び掛けました。
(2)渋川市の土地に廃棄物を不法投棄したとして、トルコ国籍の男ら5人が逮捕された事件で、コンクリートのがれきなどが捨てられた現場に、逮捕容疑とは別のがれきがあることが分かりました。
渋川市の土地に廃棄物を不法投棄したとして、トルコ国籍の男ら5人が逮捕された事件で、コンクリートのがれきなどが捨てられた現場に、逮捕容疑とは別のがれきがあることが分かりました。県警もこうした状況を把握しており、事件との関連を調べています。
トルコ国籍の男らが投棄したとされる廃棄物は、整地した土地の斜面に捨てられていて、別のがれきは整地部分に複数の山になって積まれ、コンクリートの破片や畳、瓦片、布団などが含まれていました。
不動産会社の社名や電話番号が書かれた看板もあったということです。
県警によりますと、別のがれきはトルコ国籍の男らが投棄したとされることし10月21日時点では現地になかったということです。
(3)前橋市長選挙、立候補予定者説明会に7つの陣営が出席しました。
小川晶前市長の辞職に伴う前橋市長選挙の立候補予定者説明会が6日、前橋市役所で開かれ、7つの陣営が出席しました。
また、同じ日程で行う前橋市議補欠選挙の説明会には6つの陣営が出席しました。
立候補届出関係書類の事前審査は、市長選挙が20日、市議補欠選挙が21日となっています。
(4)県は、ぐんまこどもの国を臨時休園すると発表しました。
太田市で4日の午後に子グマ一頭の目撃情報が市に寄せられたことを受け、
県はいつか目撃情報から700メートルほど北東にある県有施設「ぐんまこどもの国」を臨時休園すると発表しました。
県都市整備課によりますと、施設内の被害は確認されていないということです。
再開時期は未定で、太田市や県警、地元猟友会と連携して周辺をパトロールした上で判断するということです。
臨時休園を受け、こどもの国の指定管理者は6日に開催予定だった「かなやま健康ウォーキング」の中止を決めました。
伊勢崎の子ども食堂
(5)伊勢崎興陽高校の生徒が企画した子ども食堂が7日、伊勢崎市本町で初めて開かれました。
伊勢崎興陽高校の生徒が企画した子ども食堂が7日、伊勢崎市本町の「焼きそばカフェ緒和里家」で初めて開かれました。
このお店の焼きそばにサラダやおにぎりを加えた定食を小学生には無料で提供し、多くの家族連れでにぎわいました。
伊勢崎興陽高校3年生5人と伊勢崎市の地域おこし協力隊員らで「つながるご飯の会」を結成し、若者の地域活動を支援する市の補助金を得て実現しました。
店主が作る自慢の焼きそばに伊勢崎興陽高校で収穫されたブロッコリーや高校生手作りのポテトサラダなどを添えて提供しました。
およそ40食分を用意し、飲み物やお菓子も振る舞いました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。