群馬県の火災と前橋市長選挙
群馬県のニュースをお伝えします。 （１）妙義山で火災が発生しました。
8日午前8時ごろ、富岡市の妙義山で「火災が起きている」と、登山者から119番通報がありました。
富岡甘楽広域消防本部や県の防災ヘリコプターなどが、消火にあたりましたが、鎮火に至らず、日没とともに打ち切りました。
県は8日、火の勢いが衰えず延焼しているとして、自衛隊に災害派遣を要請しました。
9日の朝から消火活動を再開しました。 家屋への延焼や人的被害は確認されていないということです。
消防本部によりますと、発生地点は登山の難所として知られる岩場「堀切」付近で、8日午後5時時点で山中のおよそ8ヘクタールほど焼けたとみられています。
群馬・埼玉両県の防災ヘリが出動し、合わせて26回にわたって上空から散水しましたが、鎮火に至りませんでした。
（２）前橋市長選挙、出馬を検討していた元職の山本龍氏が出馬を見送りました。
小川晶前市長の辞職に伴う前橋市長選挙をめぐり、出馬を検討していた元職の山本龍氏66歳は8日、前橋市内で会見し、立候補を見送ると表明しました。
小川市政の刷新を求める勢力の分裂を避けることなどを理由に挙げました。
山本龍氏は会見で、「この状況で私が立候補すれば刷新を求める力が分裂する。出馬を見送ることで刷新へ向かう力が一つにまとまるきっかけになれば」とコメントしました。
山本龍氏は、県議4期を経て2012年の市長選で初当選し、4選を目指した2024年2月の前回市長選挙で小川氏に敗れました。
太田市の子グマと伊勢崎市の特別給食
（３）太田市で発見した子グマの死骸について太田市は、8日までに検査を実施しました。
太田市で2日の朝に見つかった子グマ1頭の死骸について、太田市は8日までに検査を実施しました。
この結果、死骸が見つかった場所に近い太田市北部の八王子丘陵で生まれ、その後、母グマとははぐれて衰弱死した可能性があることが判明しました。
また胃の内容物に果物類が含まれていたこともわかりました。
太田市は放置された果汁がクマなどの有害鳥獣を引き寄せる可能性があるとして早めの収穫を呼びかけています。
まとめられた「死体検案書」では、子グマは1歳未満で母グマとはぐれて衰弱死した可能性があると指摘。
親離れする前の時期にあたることから、近くに母グマが生息している恐れもあり、近接する八王子丘陵で生まれだとも考えられると結論づけています。
（４）建造物侵入と窃盗の疑いで男3人を再逮捕しました。
群馬、栃木など4つの県警の捜査班は8日、建造物侵入と窃盗の疑いで太田市に住む無職の男33歳と伊勢崎市上諏訪町に住む会社員の男26歳、
そして桐生市に住む会社員の男30歳を再逮捕しました。
警察によりますと再逮捕容疑は共謀して、7月5日ごろ前橋市内のリサイクルショップに侵入。指輪やネックレスなどの貴金属合わせて90点を盗んだ疑いです。
捜査班は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。
3人は車で犯行現場まで移動し、店舗入り口付近の窓を割って侵入、ガラス製のショーケースを破壊して盗んでいたとみられています。
県内では昨年6月ごろから同一グループによるものとみられるリサイクルショップや貴金属店を狙った侵入盗事件が相次いでおり、県警などが捜査していました。
（５）新鮮な地場産野菜を使った特別献立の提供が伊勢崎市の小中学校で始まりました。
新鮮な地場産野菜を使った特別献立「ふるさと給食」の提供が8日、伊勢崎市の小中学校で始まりました。
地元農家の人参を使ったナムルがビビンバとなり、各校の給食の時間に笑顔が広がりました。
境南中学校では人参を育てた農家からのビデオメッセージを視聴。収穫方法や有機栽培へのこだわりなどを学びながら、ビビンバの具材を地元のブランド米「ミルキーシェリー」と味わいました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。