薬品メーカーの工場からの排水
群馬県内のニュースをお伝えします。
(1)明和町にある薬品メーカー、国産化学の工場の排水から、今年10月、基準値を超える水銀などが検出されたことについて、
県は、前の月に工場の倉庫であった火事で流出した薬品などが原因だったと結論付けました。
水質は基準値を下回り、現状では河川に問題ないとしています。
県は、この薬品メーカーに対して、排水経路の洗浄や、倉庫の残骸や燃え残った薬品の撤去などを既に指導していて、
終了するまでは排水の停止を続けるということです。
(2)県警組織犯罪対策課と高崎署は、12月7日、詐欺の疑いで、住所不定、自称高校生の16歳の少年を再逮捕しました。
再逮捕容疑は、仲間と共謀して、
8月23日午前9時ごろ、伊勢崎市の当時79歳の女性の息子の上司の弟を装い、
女性宅付近の路上で紙袋に入った現金900万円を騙し取った疑いです。
県警によりますと、容疑を認めています。
少年は受け子役だったとみられ、11月27日に別の詐欺容疑で逮捕されていました。
他の事件との関連についても、
捜査を進めています。
(3)前橋署は、12月7日までに、道路交通法違反・手記帯び運転の疑いで、
高崎市箕郷町生原の建築業、坂上俊美容疑者、52歳を現行犯逮捕しました。
逮捕容疑は、6日午後11時50分ごろ、前橋市若宮町の路上で酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した疑いです。
前橋署によりますと、
酒を飲んで車を運転したことは間違いありませんと、容疑を認めています。
坂上容疑者は、12月6日午後11時15分ごろ、前橋市城東町で乗用車に追突する事故を起こして逃走。
直後に前橋市若宮町で軽乗用車に追突する事故を起こし、駆けつけた署員が酒の匂いに気づきました。
怪我人はいませんでした。
(4)伊勢崎市の電子地域通貨「ISECA」の普及を目指し、
伊勢崎市は、季節限定の決済音を導入します。
伊勢崎市ゆかりのロックバンド「LACCO TOWER」が手掛けた決済音が、12月8日~25日はクリスマス。
来年1月1日から15日は正月のバージョンとなります。
それぞれ、ベルのキラキラした音に続いて、メリークリスマス。
琴の音色の後に「あけましておめでとうございます」と、
音声が流れます。
伊勢崎市内の加盟店で、スマートフォンの専用アプリを使って支払うと聞くことができます。
(5)2018年に、県防災ヘリコプターハルナが中之条の山中に墜落し、
搭乗していた9人全員が死亡した事故で、
県は12月7日、現場に向かう慰霊登山道について、
当初より1年ほど遅い2025年7月の完成を目指すことを明らかにしました。
事業費が当初想定していたおよそ5千万円から1億9千万円に増える見通しも説明しました。
県は当初、標準的な山間地の工事を想定して工期を設定し、
2024年8月の完成を目指していましたが、
その後の調査で、想定以上に険しい地形のため難しい工事となることが判明。
天候が変わりやすく、11月から6月上旬にかけて、
雪の影響で工事ができないこともあり、完成目標を延期すると発表していました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。