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群馬県のニュースをお伝えします。(1)安中市は、クマ対策に、県に緊急要望書を提出しました。
安中市松井田町で、5月31日、民家に侵入し、夫婦がクマに襲われた被害を受け、安中市の岩井市長は3日、人身被害抑制に向けた5項目の緊急要望書を山本一太知事に提出しました。
要望書では、夫婦宅にミツバチの巣箱があったことなどから、県への提出が義務付けられているミツバチ飼育届の周知徹底や、ぐんま緑の県民税による支援メニューの創設、クマ出没地の対応マニュアルの作成などを挙げました。
山本知事は、クマの出没状況をリアルタイムで把握するマップ作成や、麻酔銃による捕獲など、新たな対策を発表した直後の事故だったことに触れ、
「大変重く受け止めている。これらの対策に何か加えることができるか検討したい」と話しました。
(2)HPVワクチン初回接種は最多の1万219人となっています。
子宮頸癌の原因となるウイルスの感染を防ぐHPVワクチン接種で、昨年度、県内で初回接種を受けた人は、前の年度に比べ14%増え、1万219人となり、定期接種が始まった2013年度以降で最多だったことが、県のまとめで分かりました。
「積極的な勧奨」が再開し、中止期間に受けられなかった世代への「キャッチアップ接種」も始まったことが要因とみられています。
HPVワクチンは種類や年齢によって接種回数が2から3回と異なり、適切な接種間隔を確保するにはおよそ6ヶ月かかるとされています。
県は知事の相談役として助言する高校生リバースメンターの提言もあり、昨年度から子宮頸癌予防の情報発信を強化しています。
(3)県内全体の景気について、日銀前橋店は「持ち直している」とする判断を21ヶ月連続で据え置きました。
日銀前橋店が3日発表した金融経済概況によりますと、個人消費では今年4月の家電量販店販売額が各地で真夏日を観測する中でエアコンの売り上げが伸びたことなどから去年の同じ月より9.3%増加しました。
このほか、主な温泉地の宿泊者数は国内と海外からの客のいずれも増え、去年の同じ月に比べて9.4%と増加しました。
一方、住宅投資は新規住宅着工件数が10.3%増加したものの、大型マンションを除くと実質はマイナスで弱めの動きになっているということです。
こうした状況を踏まえて日銀前橋店は、全体景気について「資源高などの影響を受けつつも持ち直している」とする判断を21ヶ月連続で据え置きました。
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(4)公園の水道の安全を確保しようとボランティア点検が始まりました。
6月1日から7日の水道週間に合わせ、伊勢崎管工設備協同組合は3日、ボランティアで伊勢崎市内の公園の水道の点検を始めました。
市役所で3日、出発地が開かれ、組合員が気持ちを一つにして点検作業をスタートさせました。
組合は2010年点検ボランティアを始め、今回で15回目となります。
加盟する69社が市内の公園にある157箇所の水道設備を点検し、必要に応じてパッキンの交換や接合部のねじ締めなどを行います。
(5)玉村町議会が開会となりました。
3日、玉村町の町議会が開会となりました。
会期を12日までの10日間と決め、定額減税に関わる特別給付事業や移住体験事業など3億3800万円を追加し、総額127億5800万円とする本年度一般会計補正予算など11議案を可決しました。
高崎玉村スマートインターチェンジの北地区工業団地の企業進出や、玉村産ブランド麦焼酎の生産と販売などについて、3人が一般質問しました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。