衆議院選挙の動き
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)衆議院解散を受け、各陣営は15日の公示、27日の投開票に向けて事実上の選挙戦に突入しました。
県内5つの小選挙区には、10日の時点で13人が立候補を予定しており、与野党一騎打ちや三つどもえの少数激戦となりそうです。
一方、群馬県警察本部は、10日、選挙違反の取締本部を設置し、正面玄関に看板が掲げられました。
取締本部は、県内16のすべての警察署にも設置され、全署体制で取締りに当たることになります。
県警本部は、前回3年前の衆議院選挙では、公職選挙法で認められていない文書を配ったとして、2人を書類送検したほか、17件の警告を行いました。
今回の選挙をめぐっては、これまでのところ違反は確認されていないということです。
(2)県議会第3回前期定例会は10日の本会議で、86億6952万円を増額する本年度一般会計9月補正予算案や、
デジタル人材育成拠点「ツーモ・グンマ」を高崎市のGメッセ群馬に整備するための改正条例案など計17議案を可決しました。
補正予算には、災害派遣用移動式トイレの導入費などが盛り込まれています。
保育士らの退職金に関して、公費助成の継続を国に求める意見書など、常任委員会発議の3議案も可決しました。
そのほか、存廃議論が再浮上している前橋市の県民会館について、関係者の意見を聞いて進めることを求める請願の一部趣旨採択を決定しました。
(3)おととし、太田市のコンビニでコーヒー用のカップに値段が高いカフェラテを注ぎ、車で逃げる際に店のオーナーに大けがをさせたなどとして、
強盗殺人未遂の罪に問われた62歳の被告に対し、前橋地方裁判所は、
「逮捕を逃れるためという身勝手な動機で、被害結果は重大だ」などとして、懲役9年の判決を言い渡しました。
太田市の無職、増倉孝弘被告(62)は、おととし10月、購入したコーヒー用のカップに値段が高いカフェラテを注いで車で逃げ、
止めようとした店のオーナーを車から振り落として、頭に大けがをさせたなどとして、強盗殺人未遂の罪に問われました。
10日の判決で、前橋地方裁判所の山下博司裁判長は
「以前から事件があった店でコーヒーのSサイズを購入しては別の飲料を注ぐことを繰り返しており、
当日もカフェラテを意図的に盗むつもりだった」と指摘しました。
(4)首都圏で相次ぐ強盗事件で、千葉県警は10日までに、千葉県八千代市の質店での強盗予備の疑いで、
大泉町の会社員、轟祐二容疑者(24)ら2人を逮捕しました。
轟容疑者は、神奈川県厚木市の貴金属取扱店で起きた事件の実行役として、強盗事象などの罪で起訴されています。
自動車メーカーの「SUBARU」によりますと、スバルの社員だということです。
スバル広報部は10日、「雇用形態については控えるが、轟容疑者が社員であることは事実。
逮捕を重く受け止め、社内規定に照らして厳正に対処する。警察の捜査に全面協力する」とコメントしました。
(5)前橋東署は10日、県内の53歳のパートの女性が現金1529万3000円をだまし取られたと発表しました。
詐欺事件として捜査しています。
前橋東署によりますと、女性の携帯電話に9月6日、金融会社の職員を名乗る男から、
「アプリの未納料金がある。支払わないと裁判の手続きを始める」などとうその電話がありました。
9月6日から10月2日、未納料金の納付や保険料の名目で現金50万円から100万円を請求され、
指定口座に18回にわたり振り込み、だまし取られました。
凍結された口座への送金に金融機関が気付き、被害が発覚したということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。