群馬県の医療状況
群馬県のニュースをお伝えします。(1)消化器外科医、20年後には7割ほど減る可能性があることが推計で分かりました。
胃や食道、大腸などのがん手術や救急検査などを担う県内消化器外科医が2044年、80人程度となり、
24年の268人から7割ほど減る可能性があることが、日本消化器外科学会の推計で明らかになりました。
学会によると過酷な労働環境や訴訟リスクを理由に、若手が敬遠する傾向にあることが背景にあるとしています。
昨年、働き方改革に関する全国アンケートで、週50時間以上勤務する医師が7割近くに上ったとしました。
(2)伊勢崎市議会議長に大木氏、副議長には手島氏が選出されました。
伊勢崎市議会は19日、臨時会を開き、指名推薦で議長に大木光氏(49)、副議長に手島良一氏(65)を選出しました。
そのほか、市議会選出の監査員には長沼宏泰氏(69)を選出する人事案が提出され、同意されました。
また、専決処分6件が承認されました。
この承認には2016年から7年間にわたり、市内・地域包括支援センターなど4事業の業務委託料について消費税相当額1億155万円を課払いしたことを受け、
監督責任として市長の月額給与20%、副市長10%それぞれ2ヶ月間減額する給与特例条例案が可決し閉会となりました。
(3)藤岡市は官製談合事件を受け、「多野産業」を2年間の指名停止処分としました。
藤岡市の官製談合事件で、市は19日、官製談合防止法違反などの疑いで、
副市長の塚本秀夫容疑者と共に逮捕された小坂裕一郎容疑者が社長を務める土木建築会社、「多野産業」を2年間の指名停止としたと発表しました。
市によると、2年間は最も長い停止期間だということです。
(4)ことしの春、県内高校を卒業した人に対する求人倍率は、過去最高4.17倍となりました。
群馬労働局によりますと、ことしの春に県内高校を卒業し、就職を希望した2197人に対し9169人の求人があり、求人倍率は4.17倍となりました。
これは、1996年、調査を開始して以降で最も高くなり、人手不足を背景に高校生有意の売り手市場が続いています。
企業からの求人を産業別に見ますと、製造業が全体の42%を占め、次に建設業が17%、卸売小売業が15%などとなっています。
(5)桐生ヶ丘動物園、雄キリンが仲間入りしました。
桐生市は19日、市が運営する山田製作所桐生ヶ丘動物園に、新たにオスのキリン1匹を迎え入れると発表しました。
新たに入るオスキニンの名前は「アップ」で2歳となります。
園には他にメスのキリン「ルリカ」6歳がおり、26日に搬入し、環境に慣れ次第公開する予定だとしています。
(6)渋川市長選、正式に高木氏が不出馬を表明しました。
任期満了に伴う渋川市長選について、2期目の現職、高木勉氏は19日定例会見で、「人口減少対策や財政健全化、都市基盤整備などの施策にある程度道筋が付けられた」と述べ、出馬しない意向を正式に表明しました。
後継候補について、「若い世代にバトンタッチしたい、行政経験があり情熱を持っている人物に引き継いでもらいたい」としました。
市長選をめぐっては、これまでに自民党県議、星名建市氏(68)が出馬する意向を示しています。
以上、県内ニュースをお伝えしました。