スウェーデンのデジタル医療システム
フィーカ日和へようこそ。
フィーカとは、北欧スウェーデンの日常に溶け込んでいる
コーヒーを囲み、ほっと一息語り合う大切な習慣。
このポッドキャストも、そんなフィーカのように
東京世田谷から宇住裕子が
スウェーデンから長谷川優子が
暮らし、心と体、子育てのことなど、ゆるやかにお話しする
約15分間、20分以上かな?のトーク番組です。
今日もあなたの日常をちょっと心地よくするヒントが見つかりますように。
はい。今回も始まりましたが。
ピコピコに。
どんな時間の長さになるのか、
話してみて。
話してみてからのね。
すべてが探り探りでね。
探り探りでね。みなさんも付き合いいただいて。
はい、ください。
前回は私たちの時間の使い方をお話ししたんですけれども、
今回のトークテーマは、
東京スウェーデンの2025年の生活の中のデジタルについて。
パンパンパンパンパン。
デジタル化による医療の利便性
デジタルも。
デジタルどうですか?スウェーデン。
携帯電話落としたら、バスにも乗れないし、
お金の支払いもできないし、
インフラですね。
インフラね。なるほど。
携帯電話がっていうよりもデジタルが。
あと、職場でWi-Fiがつながんなかった日があって、
高齢者介護の施設なのに、
私の仕事に関してはできない。
あ、そうなの。
そうなの。
ケアワーカーさんは食事提供したりはできるんだけど、
私の医療的なことは全くできませんでした。
ちなみに何が止まっちゃって、
すごくできないっていう感じになっちゃうの?
それはWi-Fiだったんだけど、
外とのつながりが止まるだけで、
ドクターとかの指示とか、
薬の処方とか、発注とか、
全部がデジタルで。
スマホに全部組むの?
私はパソコンなんだけど、
職員のスマホにも行ってるし、
飲んだ確認とか、職員がチェックするのを
デジタルで見るから、それもできないし。
私は管理職なので、
みんながちゃんとやってるかとか、
薬関係のことは全部デジタルですね。
ちなみに、病院に誰か、
患者さんとして行きます、
診察券っていうのはデジタル?
ない。診察券ない。
診察券がない?
ない。ない。
まずね、病院が、
地域に一つしかないんだけども、
それも一つなんだけども、
機関病院ってこと?
そうそうそう。
全部国管理。
国管理?
基本ね、私立の病院もあっても、
お金補助は全部税金から行ってるから、
基本料金設定一緒。
診察券なしでこんにちはって言って、
どういう流れで診察してもらえるの?
日本でもマイナンバーってあるでしょ?
それと同じのがスウェーデンでもだいぶ古くから、
1960年くらいから使われてるのかな?
1960年?
確か60年だと思う。
誕生日プラス4桁の番号なんだけども、
これ忘れたら、結構もう人生やっていけないぐらい。
みなさんマイナンバー覚えてる人なんていないでしょ?
いないと思う。
分かんない私も。
我々のマイナンバー忘れたら、
救急車来てもやばい。
誰になる?
認知症とかで忘れちゃうがちな人とかは?
周りの人が分かるようには知ってるんだけども、
あとは、免許証とかには書いてあるけど、
番号さえ言えば、
伝えられれば、
どこの誰で、
何をして、いくらの借金があるのか、
全部の悪派なんか。
そうなんだ、すごいね。
ほんとゼロか、みたいな。
すごいね。
すごいよ、
ここまで国を信頼してるのかって思うほど、
全部の情報が、
誕生日ってみんな知ってるじゃない、しかも。
知ってる。
怖いね、プラスたった4番号?
すごいね。
人口少ないからね。
日本だとあと10倍の数必要なんだろうな。
それランダムで攻撃したら、結構すぐ取れちゃうね。
結構当たっちゃいそうでしょ。
怖い。
そうか、すごいね。
みんな良い人しか住んでないって、
そういうことだね。
生前説だね。
だいぶそういう国なの。
すごいね。
じゃあもう、まるはだか、まるはだかっていうか、
まるはだかの状態で、
普通にこんにちはって病院に行って、
初診でも行って、
で、自分の誕生日4桁番号言ったら、
はいどうぞっていう感じで、
どこの誰でも。
病院に、
そうですね、みんな予約があってやっと行けるっていう病院のシステム。
予約も必要なのか。
予約もある。
予約なしで入れるところに関しても、
別にカードがあるからどうこうってこともないし、
今までかかったことありますねとかっていう情報は全部、
番号さえ言えば、
休館とかで飛び込んでも、
全部の情報が分かる。
ちなみに、
生まれた時に、
何グラムだったかから。
すごいね。
今飲んで、
だから日本みたいに個別の病院が個別の情報を持っているのではなくて、
全ての病院のシステムがきちんと、
この人は9日に、
いつ、いつ、
どこどこのクリニックかかりました。
でも、ここの病院にも、
いついつかかってます、
みたいなのが、
丸はたかで全部情報がネットワーク化されているんだ。
それはね、一応県単位で、
県を越えると、
それもでも、
確認いいですかって一度、
見る側がね、
申請出すと、
それも全国にわたって見られる。
必要な患者さんの同意があれば。
ほとんど県またいで移動する、
医療行為、
あの、
医療を受ける必要ないから、
まあ、
県渡るぐらいの人は、
EU内で治療みたいなぐらいの、
違う国でやってきてくださいとかは、
ありえるんだけども、
でも、
まあだから、
基本的な医療情報、
全部、
過去の歴史も含めて、
過去の歴史も含めてね。
そうです。
すごいね。
で、超デジタルだね。
そうだね。
すっごい便利で、
あの、医療者側からしたらもう、
うっとうありがたい。
だって、
一人一人、調子悪い人に、
えっと、薬だーみたいな。
薬飲んでる薬、
あと何錠残ってました?
確かに。
アクセプレーションの人とか、
間違えて、
例えば血糖がすごい下がる薬を、
2錠何か倍飲んでたとかいう、
パターンとかね、
あと、奥さんと旦那さんの薬、
間違えてたパターン、
みたいなことあるからね。
怖いね。
そう、で、減り具合も見れるのよ。
その何か、いつ薬局行って、
取りに行ってるから、
このペースだったら、
ちゃんと飲んでるねとかも。
この人ちゃんと飲む側の人か、
この人結構サボる側の人かとか、
わかるんだ。
で、ある程度見れたりして、
うん。
何か、日本で結構問題になってる、
ニュースで聞いているのは、
会計システムと医療のポイント制
ここの病院、ここの病院、ここの病院で、
何かこう、
ドクターショッピングみたいな感じ、
っていうのかな。
で、お薬、すごく何か、
同じものをいっぱいもらっちゃうとか、
で、いうので処方されちゃうとか、
っていうのは聞くんだけど、
できないんだ。
できないですね。
できないね。
でも、病院で見てるから、
飲んでるね。
あの痛み止めみたいな。
そうだよね。
日本多分ね、自己申告制で、
何かこう、
他に何か飲んでる薬、
今ありますか?とかっていうのが、
チェックみたいなので、
でも言わなければ、
多分医療者わかんないよね。
っていう多分システムになってるかも。
怖いよね。
すごい怖いけどね。
飲み合わせとかね。
そういうのも影響するから。
そうだよね。
それはデジタルのね、
いい部分ではあるよね。
ちなみに、会計はどうなってる?
会計は、
えっと、
そうですね、
あのね、
医療システム自体が、
なんだろう、
ポイント制みたいなっていうのが、
医療システムがポイント制?
1回になってるから、
2万円くらいまで、
でも、
カードで落とす、
現金支払いできることはまずないから、
現金支払いなし?
なし。
人に合わない、まず。
例えば予約していたとしても、
手付きに機会があって、
自分の番号を入れてください、
はい、予約元々入ってますね、
とか、
緊急でもね。
でも、
例えば定期的に通ってる人だと、
すぐに、
2千円弱くらい、
で、5回、
年間5回以上行ったら、
あと全部1年間無料だから、
え、なにそれ?
医療って上限が、
1万、2万円くらいかな、
2本円で?
子供だと、
だから、
ちょっと、
健康な成人でちょっと行くと、
2千円くらいかかっちゃう、
全部込み込み、
それ内容によらないのよ。
で、
採血して見てもらったから、
これとこれとこれの、
かさんでとかじゃなくて、
入口で、
一定額で、
1千円から2千円くらいで、
カードで支払って、
支払えないってなると、
家に請求書送ってきてもらって、
後日、
スウェーデンの医療システム
銀行経由で支払うとか、
一切人に会わないで、
支援現金も触らない?
触らない。
見ない。
だから、
病院に会計の人いないよ。
えっ、病院に会計の人いないの?
そうなんだ。
中で計算する人はいるかもしれないけど、
そんなのいらないよね、
デジタル上で。
すごいね。
ある一定額超えると、
全部無料なの?
ゼロ。そこから1年間。
すごいね。
ある意味、スタンプラリーみたいな、
2万円まで来ました。
しかも、外来緊急の休暇みたいなところか、
急にお腹痛いとかで行くところは、
まず看護師に会うのね。
うん。
それに、
1000円くらいの課金するわけね。
会うのに。
無料ではなくて。
看護師が、
医者に会うべきだと思うと、
次、2000円くらい出して、
医者に会えるの。
はあ。
そう。
それでも、
医者にそこで会ったら3000円で、
あと、
普段から病院に行ってる人だったら、
それも、
もしかして無料かもしれないし。
ああ。
高齢者の人たちの方が、
やっぱり病院に行くのは、
確率として多く、
多く増えてきたりとかするでしょ。
そうすると、
毎日通っちゃったりするのかしら。
ないね。
行きたいから行けるところじゃないんだよね。
そうだよね。
日本、行こみの場になってるところも、
あるという風に聞いてはいるんだけど。
そうそう。
良く良いのか悪いのか。
そうだよね。
病院って、
日本だと行きたくて、
行かざるを得なくて、
スウェーデンの場合は、
呼ばれた者だけが行けるみたいな感じ。
そうなんだ。
呼ばれた者だけが行ける。
あなたはやっぱり来てこないといけないから、
来てくださいって言って。
そうそう。
健康のためにチェックしましょうね。
来てくださいって。
それも、でも、
例えば血圧の薬飲んでるから、
日本だと月1とかで行くかもしれないけど、
スウェーデンだと、
2ヶ月に1回ぐらい看護師が、
血圧とって、
問題なかったら、
半年に1回とか、
1年に1回ぐらい、
医者に会うとか。
じゃあ、お医者さんに会うっていうのが、
あんまり頻度が高くないってこと?
そうそう。
全然システムが違う。
医療にまた寄ってしまった。
寄ったら全然大丈夫。
デジタルに戻さなきゃ。
大丈夫。いいと思います。
すごい、でも全然システムが違うから、
結構驚くね。
日本の医療の特徴
なんかそのね、
考え方も違いすぎて。
あー、なるほどね。
なんかよく日本人の人とか、
休館に行ったのに、
あれ?医者会えない?みたいな。
まず、看護師が、
医者に会うかどうかの判定をするから。
そこでスクリーニングがされるんだね。
そうそう。
日本で看護師が来るって、
医者に会う前段階で、
大丈夫ですか?みたいな様子は、
医者に繋ぐためのじゃない。
スウェーデンは、
スウェーデンに来て、
大丈夫だから帰ってね、とか言う。
あなた大丈夫です、みたいな。
これ解熱剤飲めば大丈夫だからね。
それでもダメだったらまた来て。
その解熱剤の処方は、
看護師さんができる。
できるものもあるし、
あとは一般に売ってるものもある。
一般のやつ買ってね、みたいな感じで、
もう返しちゃう。
返しちゃう。
ドライね。
医療費をかけないってことが、
めっちゃ大事だよね。
ちょっと全然デジタルから離れて、
申し訳ないんだけど、
それはやっぱり税金が結構高いから、
そういう、何て言うんだろう、
上限に参ったら、
全部無料みたいなことができるってことなのかな。
いや、本当ね。
どうだろう。
医療っていうのは、
誰もが受けられるべきものだっていう、
日本と本当に同じ価値観。
みんなが安心して、
暮らせるための大事なツールだから、
それは一定額から無料。
一定額がないと、
いくらでもかかっちゃうからっていうことで、
一応ハードルつけてるんだけど、
で、
その代わり、
すごく病院にかかりにくいというか、
医療費を抑えるっていうのは、
国を挙げてやってる。
そうそう。
税金だから、
医療費って上がりやすい。
予定よりも上がりやすくなる傾向が、
他の例えば、
学校とか、
学校ってある程度、
子どもの数で、
予算って汲みやすいじゃない?
急に子どもが増えちゃうって、
移民の子が増えちゃうとか、
事態ぐらいしか、
ある程度計算できるもので、
コントロールもできるじゃない?
本の買う数とか、
じゃあ今年ちょっと少なめでとかっていう、
抑制も危険するし、
人の命にはかかわんないから、
でも医療ってね、
やっぱりすごくその予算が、
影響する、治療に影響することが大きいから、
だったら、
変数大きいもんね。
そうそうそう。
だから、医療者全員が、
本当にこれが必要かに、
常に考えさせられる。
この1錠の薬いるか?みたいな、
この高齢者の。
いいと思う。
これがある、でも、
生活変わんないね。
じゃあやめようか。
あー。
とりあえず出しときましょう、
みたいなのはないってことだね。
ない。
とりあえず出しときましょう、みたいなのはない。
お願いします出してくださいって言っちゃうけどね。
ないってことだね。
なるほど。
みんなで医療守っていこうねっていう。
みんなで医療守るの大事。
そのエッセンスはちょっと、
日本でも取り入れられると、
いいかもしれない。
全然コンプリートリーディファレントだから、
ちょっとね、
なかなか、
じゃあっていうのは難しいかもしれないけど、
その意識はすごく素敵だと思います。
難しいことだけども、
やっぱり、
できるだけしてほしいって人いるからね。
はい。
そんな病院、デジタル。
今日は病院編で、
いろいろとまたお祝いとしていければと思います。
ぜひぜひ。
ではちょっと待ってください。
そろそろ時間になってしまいますね。
時間なのでね。
はいはい。
医療関係は今日はここで、
デジタルの方。
ここまでにいたしましょうかね。
はい。
じゃあ今日のリカビオリはここまで。
今を生きる私たちの日々の小さな発見や気づきが、
皆様にとっての今日の暮らしを、
ほんの少し軽やかに、
するヒントになれば嬉しいです。
今回のエピソードのご感想やリクエストは、
スタンドFMやスポティファイのコメント欄から。
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東京から宇住広子が、
スウェーデンから長谷川優子が、
お届けいたしました。
また次回もコーヒーを片手に、
ホッと一息、フィーカの時間を。
たくそみっけたくへいびせーす。
ありがとう。またお会いしましょう。
バイバイ。
はい、ありがとうございます。