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こんにちは。スタイリストのてしがわらです。今日は似合う服を見つける前にやるべきことについてお話しします。
スタイリストという仕事に少しでもワクワクしているあなたに向けてリアルなお話をお届けします。
パーソナルスタイリングって、お洋服をただ選ぶことのように思われがちなんですが、実はそれよりも前にこれをやっておくかどうかでお客様の満足度が全然変わるんですね。
お客様の中にも、似合う服が知りたいです。本当に似合う服って何ですか?っていうふうに相談に来てくださる方すごい多いんですが、
いきなりお洋服の提案をするのって、実はちょっと危険なんですよね。私はかつては、じゃあすぐこれですね、あれですね、なんて
ご提案をするのがスタイリストの本来のお仕事だろうと思ってやってたんですが、なんか反応がいまいちなんですよ。
でも今ならその理由はわかっていて、これなぜかというと、そもそも似合うって誰の視点で決まるのかっていう問いがあるからなんですよ。
例えば、骨格的にはVネックが似合うような方であっても、その方が実は私はVネックじゃなくって詰まった襟が好きなんですっていうふうに言われたらどうでしょう?
見た目だけでVネックがいいと思って決めつけてご提案すると、かえってお客様にとってはそれが違和感になってしまうんですよね。
私はそれをやっていたっていうわけです。なので私はスタイリングのご提案をさせていただく前に必ずやることとしては、その方のライフスタイルのヒアリングですね。
あとは好きなジャンルだったりテイストの確認ですよね。 そしてなぜその服に違和感を感じているのかっていう深掘りをしていく。
大きく分けてこの3つです。他にもあるっちゃあるんですが。 でもこの3つポイントだと思っています。
なので例えば、なんかこの服しっくりこないんですという方がいらっしゃったとしたら、それはサイズ感とかそういうことではなくて、似合うと思われたい自分と本当の自分がずれているだけっていうこともある。
そんな感じです。なので表面のお洋服だけではなくて、その方の日常だったり理想だったり思い、そういう背景を知ってようやくお客様にとっての似合うっていうのが見えてきます。
はい、というわけでまとめに入っていきますが、似合う服がわからないって実はお洋服だけの問題じゃないことも多いんですね。
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だからこそパーソナルスタリストとして大事なのは、着く力、掘り下げる力とそこに寄り添っていく力になってきます。
というわけで今日の内容はいかがでしたでしょうか。また次回の配信でお会いいたしましょう。