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こんにちは、スタイリストのてしがいらです。
今日のテーマは、「アドバイスがお客様に刺さらないのはなぜか?」という内容でお届けします。
これはパーソナルスタイリストを目指す方や、既にご活躍されている方からも聞くお悩みの一つです。
お客様に自分が似合うと思ったものを提案したんだけれども、あまり響いてない気がするとか
あるいはお客様のお顔立ちだったり体型に合うアイテムを提案しているんだけれども、何か反応が悪い。
なるほどとは言われるけど、実際にはその次のアクションがない。何かそんなモヤモヤ、一度は感じたことないでしょうか。
実はこれ、アドバイスの仕方が悪いとか、内容がどうのこうのではなくて、タイミングと順番の問題なんじゃないかなっていうケースが多いと思っているんですね。
例えばお客様の中にこんな方がいらっしゃったんですよね。以前、明るい色を着たことがなかったと。
なぜなら自分は昔から親に、あなたはお顔立ちがそんなに派手ではなくて地味な顔立ちなので明るい色は似合わないよというふうにずっと言われてきてて、
自分の中でずっとそういうふうに思い込んできて、私なんかが赤とか青とか鮮やかな色って着られないよねっていうふうに思っている方にいきなりその方のお顔立ちが赤とか青とかが映えると思ったとしても
この赤すごくお似合いですよって言っても、相手はすぐに受け止められないですよね。もうちょっと前段階と言いますか、例えばちょっとした色使いで印象ってパッと変えるんですよね。例えばとか。
無理に今着なくても大丈夫だけれども、もし今後今より少し明るく見せたいのであれば、こんなアイテムも一つの方法ですよというように
相手の今の状況に合ったお伝えの仕方ができるかどうかなんですよね。なので要は寄り添うっていう感じなんですかね。そういったところが大事です。
もう一つ問いかけですよね。例えばお客様へのアドバイスの前にお客様自身が自分の印象をどういうふうに変えていきたいのか
あるいは変えようとは思っていないけれども、どういうふうに見られたら嬉しいかとか、あるいはどんなことで困っているのかっていうところを丁寧にヒアリングする。
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ヒアリングをすることで相手の本音が出れば出るほど、お客様自身が私にとって必要な服はこれだったんだっていうふうに気づいていただけるようになってきます。
というわけでパーソナルスタイリストがしていくことは正解をただ正論をかざしてズバッと言うことではなくて、一緒に答えを見つけていく、そんなスタンスなんですよね。
最後に伝え方にもやっぱり一工夫は必要だよね。ということでこの色が似合いますというよりかはもっと具体的に言いたいですよね。
顔周りにこの色を持ってくることであなたの血色がよく見えて、だからこそ表情がパッと明るく見えるので印象の全体もより明るく見えますとか。
そのように理由だったり、あとはそれをすることのアフターのイメージっていうのをセットで伝えるっていうことで、相手が先ほどお伝えした通り
あ、これ私が必要なお洋服だったんだっていうふうに納得をいただけるっていう感じです。
というわけで、これが欲しかったっていうところに届かせるアドバイスって実は寄り添いだったり観察だったりなんですよね。
ぜひ聞く力と伝える順番、この2つを一緒に意識していくことでお客様をどんどんどんどん素敵に変身させていきましょう。
というわけで、私のスタイリストの育成講座では実際のスタイリングに入る前のこういったヒアリングの練習だったり
伝え方のロールプレイっていうのを何度も繰り返して私が直接フィードバックをさせていただいています。
なので、今音声を聞いていらっしゃるあなたも、ただ似合うお洋服を提案するだけでなく、またお願いしたいですとリピートされて信頼されるスタイリストを一緒に目指してみませんかと。
もしご興味ある方は体験会でそのあたりを体感してみてください。
というわけでまた次の配信でお会いいたしましょう。