2025-02-26 17:40

#146 現場川柳に応募したら入賞したので歴代の川柳を紹介する

9250作品の中から選ばれたらしいです

サマリー

OptexFA株式会社が主催する現場川柳の入賞作品が紹介され、製造業のリアルを面白おかしく表現した句が取り上げられます。このポッドキャストでは、実際の現場の知恵やストーリーを通じて、設計や製品開発の苦労が共有されます。今回のエピソードでは、現場川柳への応募とその入賞について語られ、過去の川柳作品も紹介されます。また、作業現場におけるさまざまなエピソードや心得についても触れられています。

OptexFA株式会社の現場川柳
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メインパーソナリティの高橋です。本日は取り替えです。
今日はですね、皆さん、OptexFA株式会社というところがやっている現場線流っていう線流をご存知ですかね。
知らない方はググってほしいんですけど、
OptexFAと呼ばれるセンサーメーカーですね。高電池センサーとか、距離センサーとか、最近などリモーター用とか、そういうセンサーを売っている大阪、
京都かな、大阪かな、関西のメーカーがあるんですけど、そこがですね、毎年センサーの日、
10月3日がセンサーの日らしいです。
日本記念日協会の認定を受けた記念日でセンサーの日らしいです。
この日を記念してですね、このセンサー会社が毎年ですね、10月3日にものづくりに関わる製造、開発、設計、物流、営業などの現場にまつわる線流を募集する企画というものをやっています。
これ2014年からやってるんですけど、今回第11回目の現場線流があったんですが、これ僕実は応募してて、
無事今回入選いたしました。 なので皆さん是非ね、現場線流のホームページ見ていただければ、
名前はですね、高橋クリスのFAラジオで出して無事通りましたので、パチパチという簡単な自慢でございました。
でですね、ちょっとネタもないので、この現場線流ですね、オプテックスFAの営業さんからですね、これ本になってるんですよ。
入選作品の紹介
この入賞したり対象を取った作品の中から選ばれたものが、ものづくり現場の作業技術士というタイトルで、実は本になってですね、売られてるんですよね。
これもらったので、この中から今日は面白そうなやつをご紹介しながら、一本ポッドキャストを撮っていこうかなというふうに考えています。
よろしくお願いします。
ちなみにですね、僕今回入選なので、一番下のところなんですけど、応募数がだいたい9400くらいある中の、
だいたい20個くらいの中に無事入ることができて、これ多分2000円商品券がもらえるっぽいんで、
この2000円で今何を買おうかなというのを、ちょっと楽しくなりながら考えているところになります。
でですね、この本ですけど、面白いんで皆さんも興味があれば読んでいただけたらなと。
漫画家のミルノエイジさんですね。
っていう方がイラストも描かれていて、
なんていうんですかね、本当にこの修羅の仙流とそれを表すですね、絵が本当に面白いので、皆さんぜひ見てみてください。
じゃあ1組いきましょうか。
1組はですね、今回このココンをパラパラパラパラッとめくって、その中で自分が面白そうなやつ10個くらい選んだんで、それを読んで、
解説じゃないですけど、コメントをしていくという回になります。
1組です。
ねこぜさんですね。
設計者、図面のうちは超強気。
好評コメント、開発あるあるですね。
紙の上では完璧でも、策で立体物になったらこの後の展開が気になります。
とのことです。
これはですね、めっちゃよくありますよねっていう。
結構ね、設計中って、設計ってものすごい決めることが多いんですよね。
もう本当に重要なことからしょうもないことまで、本当にたくさんのことを基本的に決める仕事が僕設計だと思ってるんですけど、
例えば機械設計だったら、ここにネジを通さないといけない。
じゃあこのネジはM3なのかM4なのかM5なのかみたいな細かいところから、これの色をどうしますかとか、
ここにコメントか、例えば電気設計だったらここにコメントを書かないといけないけど、
このコメントは何にしますかとか、そういうですね、
実際にはそんなに出来栄えには影響はしないけど決めないといけない小っちゃいことがたくさんあるんですよ。
なのでですね、結構ですね、全てにおいて何かロジックを持って決めていくっていうのが本当は設計では重要なんですけど、
製造業のあるある
あまりにもね決めることが多すぎて、結構ですね適当に決めたりするんですよね。
で、基本的になんだかんだ自分はある目標なんですね、指標を持って決めてるつもりでいるんですけど、
実際にはこの結構ですね、もうエイヤーで決めてたりするんで、
だからできたときはこれは多分いけるやろうってなんとなく思ってるんですけど、
実際にはですね、作ったらまあやっぱりそういう決めてる適当なところがやっぱりダメージを負って、
まあ結局あかんかったということによくなるんですよね。
それがなんかこの句には現れてすごい面白いなというふうに思いました。
はい、1句目でした。
1句目ですね。
原点パパさん。
理不尽も無理も組み込み初期ロット。
かみました。
好評コメント。
初期ロットは出来立てホヤホヤ故に不具合も出てしまうもの。
そんな製品には開発や設計人が押し付けられた理不尽や無理が詰まっているのかもと。
まあいわゆるですね、何でもそうなんですけど、1本目ですね。
僕らの仕事だと生産ラインの1本目ですね。
これはですね、やっぱり日程が非常にタイトになったりだとか、
いろんなものが決まってない、仕様が決まってない、いろんなものがやっぱりあるんですけど、
でもそれでもやっぱり日程を遅らせないためにみんないろんなことを飲み込んでやるんですよね。
まあだからですね、結局その1本目っていろいろ出るんですけど、
第1初期ロットですね。
それがやっぱりここに現れてるんだなと。
本当にいろんなものを飲み込んで、それを組み込んで、
要はその初期ロットの設備、もしくはその製品にはいろんなしわ寄せが入っていて、
それを頑張って出したよっていう、それでも頑張ってやり切ったよっていう誇りなのかな。
プライドとそれが原因で壊れていくのが危うさっていうものが入ってるんだよっていうのをうまく表した。
僕はこの句は結構好きだなと思ったのでこれを選びました。
次ですね、いっちゃんさん。
我が工場、利休に負けぬ詫びとサビ。
これ詫びはあれですね、お詫びの詫びですね。
で、サビはサビるのサビです。
これはもう非常にうまいなというふうに。
自分の工場にはめちゃくちゃ誤ったのといろんな古さでボロさが出てるけど、それは利休に負けぬ詫びとサビなんだと。
好評コメントがですね、マッチ工場は詫びとサビでできている。
思わずうまいと言わせるリクエスト。
なんというか現場あるあるみたいな感じですよね。
いやー面白いな。
じゃあ次行きますか。
空志さん、空志さん。
メカニック、機械を呼ぶときこの子はね。
好評コメント。
機械や仕事を愛している感じが伝わってくる良い句ですね。
マシニングセンターのオペレーターの方などこういった人が多いような気がしています。
やっぱり仕事道具とかもそうですけど、人格として呼ぶっていうのは結構よくある。
例えばこの子って言わなくても、あいつとかこいつとか言うことやっぱり多いですよね、機械に対して。
ちょっとあいつの調子悪いからなとか、ちょっとこいつの調子が悪いからなみたいな。
それでもうちょっと愛着を持って呼ぶ人はこの子あの子っていう人がやっぱりいますね。
あの子のちょっと調子悪いからねとか、この子結構いい子だよねとか。
ジャジャー馬とかも言ったりしますからね。
やっぱりこれ日本があるあるなのかなとは思いながら、例えば車に愛車っていうワードをつけたりとか。
あとは機械に名前つける人いますね、たまに。
あと一般だったら自転車ですね、おばあちゃんとか自転車に名前つけたりとかしますし、
昔もやっぱ日本だったら乗り物に名前つけたりとかね、なんちゃら号みたいな。
最近そこまですることはなんか減ってきたような気がしますけど、そういう機械扱ってるものに名前をつけたり人格を持たしたりっていうのは、
日本独特の文化なのかもしれないですけど、それをこういうパッと国して言ってくるっていうのは面白いなと思いました。
はい、次。
社長来る。
情報速度は5G。
みんこさんから。
好評コメント。
日常業務の中で突如やってくる現場巡回。
そんな現場あるあるを製造業のトレンドワード、高速大容量5Gとうまくかけて表現されています。
やっぱこれもあるんですよね。
一瞬で出回るというか。
例えば僕、自動車会社に勤務してるんですけど、僕が自動車会社だいたいディーラー実習、販売店に行く実習があるんですよ。
その販売店実習に行ってる時に、僕の行ってたディーラーはちょうど直営店で、本体のメーカーの直営の子会社だったんですよね。
だから社長はだいたい直営の会社から降りてくる人なんですけど、ちょうど僕がいる1ヶ月半の間に社長が変わったんですよ。
社長が変わって、その社長が販売店1店舗1店舗巡回に来るみたいなのがあって、1店舗目終わった瞬間に店長官で何が聞かれたとか、あの人はこういう人やこういうこと気をつけたらいいみたいなのがブワーって情報伝達してて、次はあそこに行くらしいみたいな。
やっぱそういうネットワークってすごいなっていう。
やっぱり自分に本当に関係のあることっていうのは本当に情報伝播がすごい早いなって。
現場川柳の入賞
ゴシップもそうですけどね、ゴシップとこういう情報伝播ってめっちゃ早いなと思ってて、あるなっていうのが感想として思いました。
面白い。じゃあ次行きましょうか。
不具合を出して直して導流。
高評コメント。
2021年に大活躍したメジャーリーガーの二刀流を現場流にうまくアレンジした作品です。
空回りっぷりがすごいですね。
これは設計者あるあるですよね。
設計者、製作者あるある。
自分が設計して不具合出して自分で直してなんというかちょっとしたヒーローっぽくなるっていう。
よくあれですよね、なんていうのかなこういうこと。
マッチポンプなんかな。
不具合出して、最初めちゃくちゃ現場で頑張って、朝すごい時間かけて一生懸命直して。
まるまる君は一生懸命頑張ってるな、偉いなみたいな感じでちょっと見直されるみたいな。
ただその不具合は元をたどればそいつが自分で出した不具合みたいな。
よくありますね、こういうのは。
はい、じゃあ次行きましょう。
我が現場、緻密、精密、御内密。
隠した名前かな。
好評コメント。
緻密さと精密さを売りにしている会社でも表沙汰にできない三つ目の密があります。
怖いですねと。
あるあるです。
深くはコメントしませんが、あるあるです。
はい、次。
クレームだ。
詫びは課長のショータイム。
空の青さにギキトさん。
好評コメント。
2021年流行後のショータイムがうまいくになりました。
こんな課長、会社に一人はいてほしいですね。
2021年流行後がショータイムってこと僕全然知らないんですけど、
多分日本にいなかったからな気がしますね、海外出向で。
これ何だろう。
クレームがあったときは上長が非常に活躍する場なんですけど、
この後もこういう上長ネタ結構あるんですよ。
上進ネタね。
次行きましょうか。
ぎょしゅうさんから。
責任のパス回しなら技術あり。
この年多分サッカーが盛り上がった年なんですね。
好評コメント。
いつまで経ってもゴールが決まらないパス回し。
本当は一番上の立場の人はゴールが決めてほしい場面なんですけどね。
何かがあったときに責任のなすりつけ合いをして、
それがめっちゃうまいですよって話ですよね。
なんかこの書いた人の思いと、
働く環境が思い浮かぶようななんかすごい面白いイクだなと思いました。
はい、次。
農産業。
電気消されて闇営業。
らくちゃんさんから。
初評コメント。
これは本当の闇ですね。
わら。
2019年に話題になった芸能界の闇営業問題と畑方改革をうまく絡めた被愛が絶妙に漂う見事な作品です。
僕この間ね、ある会社に立ち会いに行ったんですけど、
そこでちょっと弁当を置くが出て、
それを食べるのに会議室に集まって食べたんですけど、
ふっと見上げたらその会議室に、
農産業では電気が消えるので、
残業する人はこの部屋に集まって仕事をしてくださいっていう張り紙があったんですよね。
そんなことある?みたいな。
で、それもめっちゃ前の話かなと思ったら、
いやこれ最近できたらしいですよみたいな。
なるほどな、やっぱりどこも世知辛いんやな、いろいろと思ったその時でした。
はい、じゃあ最後ですね。
神飛行機さん。
返さない。
言われてみたい現場以外。
大企業では少なくなってきましたが、中小企業ではまだまだ見られる残業がある。
残業ばっかりしてると仲良いあの人とも疎遠になっちゃいますよ。
これ書評はそういうふうに読んだんですね。
残業っていうふうに読んだんですね。
僕なんか現場で不具合を起こして、
お前は返さへんって言われたんかと思いましたけど、
なるほど。
仕事でね、うん。
残業だけっていうことですね。
なるほどな。
はい、というわけで今ねそのものづくり現場の作業日誌か、
作業日誌か、というねその書籍。
これはそのオプテックスFAの現場潜入を集めた本なんですけど、
皆さんもねちょっと面白いなと思ったら是非この本買ってみてください。
是非是非。
面白いんでね。
で、これ差し絵を描いてる人が、
渋杉技術の男泣きっていう、
あのめちゃめちゃ面白い漫画、
これを描いてる人、
元々なんかそのゲーム機、
よくゲームセンターとか行くと、
おもちゃのゲームとかサッカーゲームとかそういう色んなゲームあるじゃないですか、
そういうのを作ってる会社に務めた方の漫画で、
めっちゃおもろい渋杉技術の男泣きっていう漫画があるんですけど、
その人が描いてるやつですごく面白いんで、
皆さんも是非見てみてください。
というわけでですね、
私が、私高橋がですね、
第11回現場戦略に、
優先に選ばれましたと。
9250組から
17組に
無事選ばれたと、
いうことをちょっと記念して、
今日はこの戦略を読んでちょっと解説するという回を撮りました。
川柳作品の紹介
それでは皆さん、
また
明日以降会いましょう。
皆さんご安全に。
17:40

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