00:00
スピーカー 1
始まりました。vol.6になるんですかね。
こちらのevOrgについてなんですけども、こちらは進化型組織を探求する一般社団法人evOrgのナビゲートでお送りいたします。
evOる、というものは、物事を夢中で探求することという造語になります。
この番組は、ゲストの思わず気になっちゃうことを取り上げて、みんなで探求していく番組です。
今回は私、satoと、evOrgからはsatoと、あとけいたさんでお送りしています。よろしくお願いします。
ということで、今お二人、話題になっているロマンチック金銭価格の映画を作られているお二人に、今日は来ていただいているんですけども、
りょくさんとりゅうさん、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
スピーカー 3
りゅうぞうと申します、佐伯りゅうぞうです。
ロマンチック金銭価格という映画を2023年に劇場公開しまして、今絶賛上映中になります。
パートナーのりょくさんと二人で作った映画なんですけれども、地域通貨とかコミュニティだったり、コミュニティ通貨っていうところをテーマにお金ってなんだろうっていうものを
描いた作品になってまして、僕はもともと女監督、映画館で勤務してて、映画を作りたいってずっと思ってたんで、
監督の下で、商業映画の監督の下で女監督として働きまして、映画の作り方を学んで、今京都で映画を作っているものでございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
スピーカー 2
りょくさんこと、りょくちゃん、りょくちゃんまゆです。自分の名前はですね、お茶から来てるんですけど、もともと京都出身で、夜いつもご飯食べるときにお茶漬けにしてたんですけど、
もともと好きだったっていうのもあるし、緑とか自然が好きなんですよ。それでお茶すると結構仲良くなるので、お茶と緑をくっつけて、なんか自分のテーマにしようと思ったら、緑茶になったんですけれども。
それで18くらいからずっとその名前で、東京に13年くらいおりまして、そこで俳優活動をしながら、映画や舞台と出会って、いろんな数々の仲間に出会い、映画を作るということを25くらいからするようになりまして、
俳優とかもしながら、もともとはアート畑の人間なので、絵を描いたりもしながら、アニメーションを作ったりもしながら、龍蔵君と出会い、今回ロマンチック金銭感覚で初の共同監督ということで、一生懸命作ったんですね。
03:18
スピーカー 2
今は京都に戻って、ロマンチック金銭感覚も京都をメインに撮影させてもらったんですけれども、京都の豊かな緑や人に触れながら、自分のルーツを探ったり、今後のテーマを探している途中でございます。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
スピーカー 1
いやー、もうなんか、そして今日のテーマなんですけど、豊かに生きる時間とは、時間について金銭感覚じゃないんかいっていう。
いやもう、この映画の話をするのかなと思いきや、なんかもう今でも、この前の打ち合わせでいろいろとお話しさせていただいた中で、日々日々エボってらっしゃるというか、
本当に今この、例えばお金とは、今回の映画に関してはお金とは、そうですし、そういういろんなテーマを深く深く思考してお二人で対話されて、だからこそあの映画ができたんじゃないかなっていうところをちょっと今感じていたんですけど、
そして今お二人が一番気になっているところっていうところを話していったところ、豊かに生きる時間とはっていうところだったので、ちょっとこの辺のテーマ、何で気になっているかっていうところを改めてお聞きしたいなというふうに思うんですけど、どっちから?
スピーカー 2
お金ってなんだろうっていうのをね、掘り下げた映画を撮った時にですね、まあ地域通貨ってすごくめんどくさいし、時間もかかるし、すごく使いづらいお金なんだけども、つながりが生まれるっていうところで、なんかこうお金って時間を短縮するためにやっぱり使われるじゃないですか。
まあそのネットで買ったりとか、人に会わなくてもあのいろんなものが買えたりとかってするけれども、そういうところに何か共通点も感じたりもしてて、なんか自分たちが価値って感じるところは一体何だろうっていうので、その早く早く情報もそうですけど、いろんなものを得ることが価値なのか、それとも自分自身にちゃんとこう浸れ、自分自身の体に浸透するくらいの
体験や経験としての価値っていうのが時間はかかると思うので、それは一体じゃあどうなんだろうっていうのを興味持つようになったっていうのがあります。
スピーカー 3
今ロマンチック金銭感覚を劇場公開してるんですけど、映画館で僕らやっぱり上映をして見てもらいたいっていう気持ちがあるんだけど、なかなかそこの映画館にお客さんを集めることがめちゃめちゃ難しい世の中になってきているみたいな、ロマンチック金銭感覚は有名な俳優も出てないですし、
06:23
スピーカー 3
宣伝の面で結構大変というか、話題性を作るっていうことはなかなか難しいところも問題としてあって、そこでどうやって知らない映画を見てもらえるかみたいなそういう課題があるんですけど、
でもやっぱりネット配信はなるだけしたくないっていうところがあって、ネットで配信しちゃうと、見た人の感想も聞けないし、見た人が自由に止められたりとかで再生を。
それよりもちゃんといい音で大きいスクリーンで見てほしいっていう、そういう体験としての映画鑑賞っていうことをやっていただきたいなっていう気持ちもあるんで、なんかそういうところでね、映画の鑑賞の豊かさみたいなところもすごく今考えるところだなっていうふうに思ったりしてますね。
スピーカー 2
やっぱり映画館の中に入ると真っ暗ですし、画面も大きいですし音も大きいから、自分がトイレ行きたかったらトイレ行っていいんだけど勝手に映像が進むじゃないですか。
だから、なるべくその空間にいようって思うし、なるべくお金も払うから、今だと1900円とか2000円とかかかるし、しっかりいようって思うんですよ。でもやっぱり家で見てるときは、いろんなものが目に入ったりとか、友達からLINE来てないかなとか、SNSこれあげなくちゃとかってなると、話がやっぱり途切れ途切れになってしまったりするので。
今、現代で生きる人たちはネットの情報社会の中にいるので、実務時間って実はないっていう人もいるんです。お仕事が忙しいし、家帰って疲れてるから頭を使うものは見たくないからYouTube見てるとか、でもそれでもいろんな映画は見たいので、ネットフリックスでは倍速で見るとか、多分そういうふうな現象が起きてるので、わざわざ映画館に行ってお金払って時間かけて見る。
2時間だったら多分前後1時間ずつ開けたとして、4時間の時間を作るっていうのは結構厳しい人もいるのだろうなーって思う。
まあますます自分たちが時間をかけて映画を作ることと、皆さんに時間を割いてもらうことっていうのも、マッチするところって一体何だろうっていうのを常に考えてて。
スピーカー 1
あちらは面倒くさいのが好きなんです。そうですね。面倒くさいのが。面倒くさいのが好きなんです。
09:08
スピーカー 2
他もなんかいちいちほこり取らなきゃいけないし、針かけなきゃいけないしっていう超アナログな部分がやっぱり多いなーって思うけど、なんか私もう何年もイヤホンで聴いてないんですよ。
アップルミュージックってやつですか。サブスクで音楽全然聴いてなくて、昔から聴いてないんですけど、昔はTSUTAYAとかで書いて、それを確か聴いてた時もあったんですけど、サブスクになってからお金払わなきゃいけなくなっちゃったじゃないですか。
金を結構取られることが増えて、ネットフリック、アマゾンも、今は私UNEXTだけ入ってますけど、なんかそういうの月々払っても見れないとか聞けないとかなると、もったいないって感じるじゃないですか。でももったいないって自分が心から欲してないけど、なんかお得だからっていうところで入ってるだけなので、それって自分にとって必要じゃないお金なんですよ、多分。
自分に必要がないと感じてる時間なのに、それに多分、時間とかお得だっていうところで、意外と浪費しちゃってるなって思って、今はほとんどレコードで音楽を聴いてるという状態ですね。
スピーカー 1
いやー、そうか。そのなんか、いわゆる豊かに生きる時間とはっていうところだから、なんかその、今その現代、この前の打ち合わせも現代社会っていかに効率化するかというか、サブスクに関しても、音楽もサブスクで聴いてないとびっくりしたんですけど、なんかその、やっぱそうお金に踊らされてるっていう上もあるのかなとかって思いつつ、
そこに対して、なんかじゃあ豊かさの定義が人それぞれなのかもしれないなと思ったときに、例えばその効率化って考えたときに、いかにたくさん映画を見るかっていうことが豊かさっていうか。
友達との話題を増やすとか。音楽にしたら、たくさんもう私は音楽を知ってるっていうことは、1日に何曲聴くかが私のすべてだみたいなところもあるのかなとか思って。
スピーカー 3
豊かさって、あえてお二人が面倒くさいことを乗り越えて、時間かけてほっこりとか見ながら絵レコードを聴くみたいな、その豊かさって何なんだろうみたいなときはちょっと気になった。
なんかサブスクで映画見ようとしたら、1時間ぐらい何見てるか分かんないんですよ。
どれ見たらいいのかってずっと迷って、結局その日見れないみたいな、そういうときもあって行っちゃうんで。
スピーカー 2
なので、今日私久々に映画館見に行ったんですけど、映画を自分で探して、それで見たいのはいつやってんだろうって探して、見たい映画館見つけて、この時間しかやってないってなったら、
12:09
スピーカー 2
価値が高くなるというか、これしか今やってないんだとか、この時間に何とか間に合わないとなとかってスケジュールを映画優先で決めるけど、やっぱりNetflixとか見れると、
映画はおまけみたいに感じる。映画を見るためにその時間空けてるわけじゃなくて、今の時間が空いたから映画を見るっていうふうになるじゃないですか。
そうすると、本当は今映画見たい気分じゃなかったんだみたいなことも結構あったりとか。だから便利なようで、私たちにとってはそうでもないみたいな、不器用なつかりみたいな感じなんですけど。
スピーカー 3
映画館に僕、さっき働いてたって言ったんですけど、その時にすごく感じたのは、フィルムでやってたんですよ、僕の働いてた。
5ミリフィルムを送られてきたのを1つのリールに、7つぐらいのリールから映写室で1つのリールに全部つなげるんですよ、7巻のものを1巻に1リールにするっていう、その作業があってようやく劇場で描けれるんですよね。
その手間暇が今、映画館ってDCPっていうデジタルのプロジェクター、デジタルシネマパッケージっていうそういうものになって、デジタルのプロジェクターになったんで、データで見るっていうそういう方式に変わったんですけど、昔の古い映画とかってずっと35ミリでかかってたっていうところがあって。
この前、僕らロマンチンシネヌーボで、シネヌーボって大阪の劇場があるんですけど、ミニシアターなんですけど、そこに行ったときに、昔の作品もよくやってるんで、久々にフィルムの缶が所狭しと置かれてたんですよ。
本当にめっちゃ懐かしいと思って、35ミリフィルムで映画を見るみたいな、そういう体験って映画館しかできなくって、それはそれ結構面白いなっていう体験なんですよね。
そこをね、やっぱり聞かうんですよね。何かが違うっていう。
スピーカー 1
何かが違うよね。
スピーカー 3
フィルムのね、あれ何なんすかね、何だろうな。
スピーカー 2
味とかゴミとかじゃないね。
スピーカー 3
でもね、黒はめっちゃ綺麗に出るんですよ。やっぱり。
15:03
スピーカー 3
この暗闇のシーンとかも真っ黒に出るんで、すごいそれが綺麗だなって思います。やっぱ違いますね。
もっと光を感じさせるっていうのもあるよね。
確かに。
映画とはちょっとまた違いますけど、さっきリュウさんがアナログレコードの話されたじゃないですか。
ゴジカがアナログレコードって。やっぱレコードも同じだなと思ってて、僕もレコードそんなマニアックな感じじゃないんですけど、結構レコード好きで。
東京に住んでた時はレコードかけてくれるバーによく行ってたんですね。
そこでいろいろやり取りしてリクエストしてかけるっていうのをやってたんですけど。
そこはレコードもあるし、サブスクとかスマホ繋いでもいい音響で流せるっていう感じなんですけど、やっぱりレコードの方がいいんですよね。
なんかそれは音の立体感とか、デジタルだと少し削ぎ落とされてる部分がレコードだと残ってたりとか。
立体感という表現が僕はしっくり聞いてるんですけど、デジタルだと出せなくて。
そうですね。
だからアナログのほうがいいよなーっていうのを思ってたんですけど、そういうのと近いというかね。
めちゃめちゃ近いですね。
僕の父親もレコーヤーだったんですけど、親戚も別のレコーヤーやってて。
親戚の店主が言うには、やっぱりレコーヤーの店主ってレコードをずっと聴いて過ごすわけじゃないですか。
CDを1日聴くのとレコードだけを1日聴くのだと、全然疲れ方が違うって言ってましたね。
スピーカー 2
脳が全然疲れないんだよ、レコード。
周波数とかね、音楽じゃなくても音を聞くっていうのは耳だけじゃないところで聞いてるところもあるので、
映画館ってドーンっていう反響とかもあるし、すごい小さな音が聞こえるんですよ。
でもやっぱりスマホで見るとスマホのスピーカーの限界があるように、いろんなもののダイナミックさっていうか、
音の広さとか、絵もそうですけど、映像の広さもそうですけど、
もっと深くなればなるほど、本物っていうのかな、もっといい体験ができるっていうことを、
私たちはちょっと伝えたいなーみたいな、それは人のそれぞれなんですけど、職人さんってすごい人いっぱいいるように、
やっぱりかっこいい芸術とかもめちゃくちゃ生み出してる人いるけど、環境によってそれが台無しになってるとかだと、
18:04
スピーカー 2
それのほうがなんかもったいないなって私は思う。
スピーカー 1
ちょっとそれで、それで今すごいぐるぐる考えてたんですけど、
古いものがいいって限らないな、2人がおっしゃってるのはリアル感だったりとか、
生きる命とかそういうことを感じているのかなっていうのは、ちょっと私の中で言語化されてきてるんですけど、違ったら言ってください。
でも、だからといって古いものの方が命があるかとかっていうと、今の現代技術ってどちらかとリアル感を追求してるようなイメージがあって、
どんどんもう目の前にあるかのようにみたいなところで、技術進化があるようになってきました。
スピーカー 3
VRとかもそうですよね。
スピーカー 1
そうそうそう。そうすると、いやなんかそこで削ぎ落とされてるものって何なんだろうなとか、
VRはVRでいいじゃんとか思ったりとかして、
だからそこのなんか豊かさって何なのかなっていうのは改めて思ったりした。
スピーカー 3
確かに。
スピーカー 2
いろんなところから多分豊かさは感じられるから、
自分がそれを何を求めてるのかっていうのでいいかなと思いました。
自分自身がリアリティとか新しい速さとか、そういう情報とかを求めるなら、それはそれで豊かだと思うし、
私たちはそのみんなが今追っているもの、追っているものじゃなくて置いてきぼりになってるようなものにまだ豊かさがあると感じてて、
そこで勉強して現代にどう活かせるかなとか、
今私たちはね、今を生きてるので、過去を生きてるわけじゃないっていうことは前提にして、
そこから学んだことっていうのをどう抽出していこうかなっていうふうに思ってて、
今の新しさとか現代の動きっていうのは、そのプロフェッショナルに任せたいと思ってるんですね、私は。
魅力的なので。
だけど自分は置いてきぼりになってるものにどうしてもフォーカスしてしまうっていうか、そんな感じがありますね。
そういう人がいるのはいいのかなみたいな、そういう役割を持ってる人がいてもいいのかなって思って。
スピーカー 3
どっちもあっていい。
何を求めるか次第ってことですね。
でもそういう意味だと結構、昔って言うとちょっと変かもしれないんですけど、
アナログにまたスポットライトが当たり始めてる感覚もちょっとあって、
レコードとかも一部ブームがまた戻ってきてたりするじゃないですか。
それも結構、原点とかレコードにしかない豊かさを見たくなる層がちょっと増えてきてたりとか、
地域通貨も近い話だなって思って、
お金というグローバルのでっかい仕組みで便利になってるので、ある意味物質的に豊かになってるのが好きな人は好きな人で言いつつも、
21:05
スピーカー 3
ユーモとかいろんな地域通貨が映画の中でも紹介されてたみたいに、
ちっちゃい経済回し始めてる動きもだいぶ増えてきてるなと思ってて、
それも結構近いなという気がしてて。
ユーモはあれですもんね、デジタルのコミュニティ通貨だから、
そこは技術を新しくして、それでコミュニティでっていうところで結構新しい試みだなって思いますよね。
そうですね、確かに逆行してるっていうよりは延長線の中で原点に戻ってるみたいな感じですかね、デジタルとかも使いながらね。
スピーカー 1
ある意味融合してるというか、さっきの古いものは古き良きものとして分担されているわけじゃなくて、新しい技術と古いものと。
スピーカー 3
螺旋みたいな。
スピーカー 1
時間の話に戻した時に、豊かな時間、いろいろ面倒くさいこともそこに味わいがあるというか、
その体験自体が価値というか、っていう風に感じられてるなっていうのはすごく思って。
なんか私今オランダに住んでるんで、
例えばその休みになった時に何するかっていう感覚って全然違うなっていうのを感じたりするんですけど、
例えばその日本人だと、休みになったと。
休み自体がそんなに取れる。
普通にサラリーマンというか、
劇場の人生を送られてると、休みっていうのが勇気を買い得られてて、その中でいかに楽しみかっていったところで、
ここ行って、ああ行ってみたいなスケジュールを明滅に立ててですね、旅行行ったりとかっていうところが結構デフォルトなのかなって思ったりとかするんですけど。
オランダ人、ひとくぐらいできないですもちろん。
だけど私が設定を持った人の感覚と違うなって思ったところは、
休みっていう日にどこでかけるかじゃなくて、
例えば家の掃除を普通にしてたりとか、庭をちょっといじっていたりとか、花植えたりとか、
スピーカー 3
そういうふうに過ごしてるんですよね。何でもない日常というか。
スピーカー 1
それですごい家きれいになったからよかったなって。
何でもない。大好きです。
自分たちの生活を愛しているっていう感覚を持っているなって思ったんですよね。
私はやっぱり日本人の感覚が強かったりするから、
24:01
スピーカー 1
でもそのオランダの感覚もよくわかって、そんなふうに自分の日常を愛したいっていう気持ちはあるんだけど、
どうしても時間があるみたいな。だから寂しくて走っちゃうみたいね。
いかに効率的に情報を取るかみたいな。そういうふうに走っちゃったりとかするので、
ああ、やっちゃったなって思ったりすることがあって。
その辺なんかもっと言い取りを言っちゃないですけど、本当に余白を持って生きるって。
今日掃除しかしてなかったよっていうことがどれだけ豊かなことかみたいな捉え方に、
どんなふうになんとかなっていけるのかなみたいなことは思ったりしたんですよね。
ケイトさんとか畑をみんなで作物を育ったりとかしてるじゃないですか。
ああいう時間って別にいらないっちゃいらないっていうね。
スピーカー 3
まあ確かにね。スーパー借りたりだけだからね。
スピーカー 1
そう、なんで自分たちで育てるの?みたいな話になったりとかする。
ああ、なんなんだろうって。やっぱりそこで体験をしたら、その価値って分かるよって話なんだけど。
なんか言語化できない何かがあるなっていうのは思ってて。
スピーカー 2
東京いるときはあまり土触ってなかったんですけど、結構忙しくしてて、結構やることに追われてて、
いろんな仕事を全部辞めて京都に戻ってきたんですけど、京都に来た途端に仕事がなくなっているので、
今もすごいあるとかじゃないから、もう1年に数回あるかどうか。
映画をやってたので、それをやる前の話なんですけど、半年ぐらい本当にずっと1日中庭にいることとか、
昆虫を観察してたり鳥観察したり、なんかそういう自然を結構肌で感じる1日みたいなのが、
めちゃもう陰居生活みたいなのがあって、それでなんか知らないうちにポーって涙出てきたりとかして、
わー美しいみたいな、自然ってすごいみたいな。
それが結構あって、結構ロマキンにも活かされたっていうのがあるんですけど、
東京にいたらそれすらも忘れてたりとか、自分で作物を育てることも多分できてなかったし、
京都にしばらくいて、東京に行った夏の日にセミの声をすごい聞けたんですよ。
でも今までは雑音とかノイズで混ぜ混ぜになってて、いっぱいいっぱいで虫の声なんか聞こえなかったのに、
今年の8月に新宿のど真ん中でセミが鳴いてて、わーセミ頑張ってるわーとか、
都会でもやっぱり虫は共存しているのかもしれないとか、いろんなことを考えたので、
それはすごい、長いですけど半年何もしないくらいの感じだったんですけど、
27:00
スピーカー 2
それが今は生きてるっていうふうに思うと、価値のある時間だったなって思うし、
あえて何もしないっていうのはなんか面白いなって思えた。
ちょっと焦りましたけどね、最初の方は。
スピーカー 1
その時間は豊かだと思える。ジャッジはしないで。
豊かだと思える。
スピーカー 2
最初はなんか逆に取り残された感じはしたんですよ。
一生懸命働きの気なのに働かずにいるっていうのが、本当にこれって大丈夫かなとか、
何も稼ぎも出せてない状態だったから、アルバイトはしてたんですけど、
別に自分の本業ではないとどっかで思ってたりもした中で、
どっかで切り替えて仲間を作るためだなとか、楽しく時間を過ごそうって思えるようになってきたから、
あそこは良かったなと思ってますね。
スピーカー 3
豊かに生きようっていうか豊かに過ごそうと思って、
僕らって予定を立てようとするじゃないですか。
だから豊かな時間を得るために、
今日は効率よくこれをやってあれをやってこれをやってみたいな感じで、
出かけるスケジュールとかも立てちゃうみたいな。
予定通りに行くっていうそのプランよりも、
たぶんちょっとハプニングがあったり、
そこでちょっとたまに豊かさ感じたりとか、思いがけずこういうことがあったみたいな、
そういう時の方は豊かさ感じるかもなーって思ったりしますね。
だから映画も、もう一回映画の話に戻っちゃいますけど、
たまにやってるのは、
映画館に何やってるかっていうのを考えずに行くんですよ。
そこでやってる映画を見るっていう方が結構心に残ったりとかしたりするじゃないですか。
そういう計画を立てずに過ごす方が、もしかしたら豊かに暮らせるのかなっていう気もしたりしますよね。
スピーカー 2
子供の時に不思議な体験した話してもいいですか?
スピーカー 1
聞きたいです。
スピーカー 2
時間というもののもう少し根本みたいなのを探りたいんですけど、
自分がご飯食べたりとか友達とお茶してて、この時間もっと長く続けばいいなーって感じる5分を長く感じることができたっていう話で、
例えばテストとか受ける時とかは、あと5分ってなったら、その時間も確かに長く感じる。
自分はね、楽しかったら短く感じるって言うけど、私の場合は逆で、
30:05
スピーカー 2
楽しいって感じると時間を長くしたいとか、時間が欲しいと思うと、もう少し時間が欲しいと思うと体感的に長く感じるっていうのを実験したことがあって、
1分の速さ、あと1分しかないけどもっと話したいって思った時に、それが体感で20分ぐらいだった時があったんですよ。
どんな場所をしてるんだろうって感じなんですけど、それは結構子供の時にあって、なんか伸び縮みできるっていう風に自分では思ってて、
24時間っていうのもうちの中では嘘だと思ってて、かなり空想したことがあって、24時間を24時間と思ってるからそうだけど、
時間っていうのは横で見るんじゃなくて上から見ると螺旋状になっていて、その螺旋部分が他の時間と多分重なり合ってるから、
その重なり合ってる部分を伸ばすとすごい時間って自分のものにできるっていう、その妄想したことがあって。
スピーカー 1
ちょっと待って、図解してほしい、本当すごい。
スピーカー 2
だから時間って一直線じゃないっていう話なんです。一直線だと前に進むしかできない、横に進むしかできないけど、
上から見ることによってその時間の概念が壊れるので、見えなかった25時間、26時間と1時間部分が多分絶対あるはずだっていう風に思うと、
その時間を自分の中で自由に操れるっていうことをできたことがあるんですよ。
スピーカー 1
それは科学的に多分、もしかしたら証明されることが近々あるかもしれない、勝手に思ってるんですけど。
スピーカー 2
だからそこらへんはもしかしたら私もね、別期勉強しようかなと思うんですけど、勉強しちゃったらダメなのかなみたいな感じもあって、
その感覚は楽しんでるっていう感じなんですけど、皆さんそういう変な経験あったりしませんか。
スピーカー 3
いや、ないな。
経験はないけど、あれですよね。楽しかったら時間あっという間っていうのはそれの逆パターンだと思うんですけど、
それって結構よく言われるじゃないですか。あっという間に終わっちゃったみたいな。
それも近くて、僕もあんま詳しくないですけど、相対性理論で言うとあれですよね。
時間って普遍だと思ってたけど、普遍じゃなくて、普遍なのは一応光の速さだけで、それ以外のやつは変化していくものだったみたいな学問じゃないですか。
だからスイルだと時間も、だから24時間っていう、何て言うのかな。
針が回る24時間としては多分24時間だと思うんですけど、体感としての24時間は多分人によって違うんだろうなっていうのは。
スピーカー 2
時計を生み出したことによって、現代人がバランスを奪われたような気がしますよ。
スピーカー 3
そうね、確かに。
33:00
スピーカー 2
電力かもしれないけど、朝日が昇って日が沈んでっていうので、今何時に当てれる人はすごい少ない気がします。
スピーカー 3
数値化しちゃったっていうことで。
そうね、確かに。
人のバロメーターみたいなのが完全に無視されて、時間通りにってなるけど、それを時間によって一つ違ったら、それはズレはあるよねっていう。
ミヒャイル・エンデル・モモだね、それは。
時間泥棒だよ。
モモですね。
お金とかもやっぱ近いですよね。お金という共通の尺度を作ったことで、その間で交わされてた心みたいなところ、多分それ測れないけど、心みたいなことがお金という数値化されたもので交換されるようになってるのと、時計が発明されたことはちょっと近そうですね。
スピーカー 2
あと、Googleマップが発明されたことによって、迷って楽しむっていう選択肢が本当に減りました。
子供の時、家から学校、学校から家までどれだけ探検できるかって思っていて、30分かかるところに時間かけて帰ったりとかしてたから、それってなんか探検なんですけど、探求心がやっぱり奪われたと思いました。
Googleマップが生まれて便利にはなったんですけど、間違うってことができなくなる。
スピーカー 1
それもなんか間違ってるのかもよくわかんないよね。
いやー、なんかその、だから原子社会に戻ったほうがいいよねってなるのかなって今聞いてて思ったんですよね。
でも、何を望むか、何て言うんだろうな。
スピーカー 3
何を望むかだと思うんですよ。
例えば早く目的地に着きたいんだったらGoogleマップはもちろん早いと思うんですけど。
今は、何て言うんだろう。今、りょくさんが言ってくれたような、探求するっていう選択肢を無意識に取らなくなってきてるのかなって今ちょっと思いました。
昔は多分、探求ってわざわざ思ってたわけじゃないけど、確かに道に迷うこと自体が楽しかったりとか、ここ曲がったら何やんねやろうっていうのをワクワクしながら曲がるとかもあったじゃないですか。
昔は子供の頃とか。
スピーカー 2
近道を探す。でも近道ね。
スピーカー 3
普通に言ってたら本当はそういう欲求あるんだけど、その欲求が全部早く着こうになって、自然になっちゃってるっていう感じはありそうですけどね。
スピーカー 1
私、9歳の息子がいるんですけど、まさに現代っ子だなっていうか、いかに正解に早くたどり着くかみたいなところがすっごい効率重視なんですよ。
36:04
スピーカー 1
すごい。
ゲームでも攻略版をまず買いたいみたいな。
スピーカー 2
買ったら面白くなくないですか。
スピーカー 1
ね、思うんですよ私も。それをやるゲームの醍醐味って何なの。だから現代時の面白い楽しみ方っていうか、それ通りで行ったっていう感覚が面白い。
行ったみたいな。
そこはそこで。
スピーカー 2
わかります。私よくゲームしてたけど、ゲームしていいって言われたら何時間でもゲームしちゃう子だったけど、全然攻略本読まずに。
だから説明書とか読む人いるじゃないですか。機械とかを。それも読まないから、読めばいいのにって言われるんだけど、
スピーカー 3
たぶんね、自分の知らないことを活字で書かれてるとわかんない人間なんだと思います。私が。たぶん経験しないとできないっていうか。
結構前は料理もレシピ通りに作らないっていうね、そういうのがあってたまに失敗するみたいな。
スピーカー 2
誰かに言われて、ちゃんとしろっていうことができないっていうか、なんだろう、やらなきゃいけないと思うからかもしれないんですけど、
そことん回り道してでも自分で探したいみたいな感じがあるから、最終的に頼るっちゃ頼るんですけど。
ゆうくんはレシピ通り。
スピーカー 3
僕はレシピ通りに料理を作るんですけど、それだとレシピがないと料理作れなくなっちゃってるんですよ、僕。
なので、一回調べないと何もできなくなっちゃってて、そこはりょくちゃんはあれなんですよね。
何でもいろいろ失敗もしてて考えてるから、結構アドリブで作れちゃうみたいな、そういう能力に長けてる。
スピーカー 2
私一応SNSとかも見てるから、クック動画とかクッキング動画とか見て、何グラムとか書いてあるの覚えたりとかしてるんですけど、
どうかで間違えるだけでもう一回見直さないというか、絶対情報はいろんなとこから仕入れてるんで、本も立ち読みしたりとか自分で買ったりもしてるし、
でも見ながらは作らないというか、一回見たらあとは自分の感覚でアレンジしちゃうから、たまにはレシピ通り作ったらっていうふうに言われちゃうけど、
なんでできないんだろう。
スピーカー 1
ちょっとなんか中も。
いえいえ、けんとさんどうぞ。
スピーカー 3
僕ちょっと投げてみたい問いが埋もれてきたんですけどね。
もともとの豊かさって何だろうっていうところなんですけど、今までの話ってあくまでも今と昔でちょっと比べてると思うんですよ。
39:09
スピーカー 3
例えばアナログのレコードとか映画館の話とか。
でもふと今ちょっと思ったんですけど、昔ともっと大昔もあるじゃないですか。
例えば映画館ができたての頃とか、舞台とかそういうリアルでしか見れなかったものが映像になるとか、
あと音も録音できなかったものが録音できるっていう境目とか。
多分もっと遡っていったらそういう便利、だんだん便利になる境目ってあるじゃないですか。
今までの話で言ってもやっぱ昔は豊かな側面もあったよねってあったと思うんですけど、
昔の人からしたら音なんて録音できるとかなんて贅沢なことを言ってるねみたいな時代もあったと思うんですよ逆に。
そのときの豊かさでもちょっと違うと思ってて。
だから何が豊かなやろってわからなくなってきたっていうか。
でも父親は、レコードを聴くのとライブに行けっていうふうに言われてて、全体に。
家でまた違う経験ができるぞみたいな話はよくされてて。
お芝居って全然違うじゃないですか。
エネルギー。
なのでやっぱり人がやってるパフォーマンスとかそういうもので感じるものっていうのはもっとさらに豊かだなって僕は思いますね。
さらに豊か、なるほど。
1位だなとは思います。
スピーカー 1
元を辿れば辿るほど豊かになってくるんだろうかって今の話聞いてて思ってたんですけど。
もう時間が結構過ぎてるんですけど。
さっき言ってたから、りょくさんのやつだけど。
スピーカー 2
私は全然そこは違うと思ってるんですけど、自分自身を知るっていうことが豊かだと思ってて。
スピーカー 3
何を知る?
スピーカー 2
自分自身を知る。
自分が気に入らせたとか、何が嫌いでとか、どういうとこが嫌いとか、何を影響されたとか、
人の意見とかで、そうなんだって思うのもあったんだけど、
自分自身が意外だったとか、これは嫌いなんだとか、そうなんだって感じれることで、
意外なとこで泣いちゃったとか、めちゃくちゃ笑ってたとか、すごい感動したとかっていうのが起こったりもあると思うんですけど、
なんかその感情みたいな部分に気づいたり、自分自身の性格とか、生きてるっていうことを自分が感じれたら、それはすごい豊かだなって思った。
42:09
スピーカー 3
なるほど。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 3
自分らしく生きるってことか。
スピーカー 1
そう、だから痛かさって何なのかってことなんか言ったら、尺度めっちゃあるじゃんっていうか、
人によって本当に全然多様であって、これが人間の豊かさであるみたいな定義ってやっぱり本当に難しいなっていうのがあって、
そもそも定義すべきなのかどうかって考えたときに、今リョックさんがおっしゃってたことというか、
自分同士だけっていうところで、ちゃんと予約を持って向き合えるっていうことが、やっぱ大事なのかな、私予約どうなってるかなとかって思いながら、
スピーカー 3
自分が自分らしく生きるってことか。
スピーカー 1
言うとシンプルなんですよね。
スピーカー 3
言うとシンプルですね、言うとね。
スピーカー 2
本当に流されるし、私も全然弱いし、焦るし、なんか本当に自分がしたくないこと、望んでないことも全然したいと思い込んで選ぶこともあるし、
でも意外とそういう経験すると、やっぱり違ったとか、自分がしたことはもっとこういうことだったなとかってなんか感じれるので、
そうやって人生終わっていくんじゃないかと私は思ってるんです。
スピーカー 1
ありがとうございます。
はい。
ということで、そのままあと1時間でも2時間でも話していきたい気分もあるんですが、一旦番組自体はこちらで終わらせていただきたいと思います。
ということで、続きはエヴォーグでというのがアイコン言葉になっておりますので、
リョフさんも入っていただいてるんですか。
ぜひこの後ディスコード入っていただいて、エヴォエモンと今の議論の続きみんなと一緒にできればいいかなというふうに思っております。
ディスコードにこの番組お聞きの方で入ってない方は、お近くのエヴォーグメンバーにお声掛けくださいというので。
ということで番組は終了していきたいと思います。
お忙しい中どうもありがとうございました。
スピーカー 3
ありがとうございました。