なのでこの辺り、ジェンダーギャップ指数の話をすると、必ずと言っていいほどアイスランドの話が出てきますと。
今回、アイスランドを舞台としたこういった映画なんですけれども、もともとアイスランド自体は、
北欧諸国の中でも、実はジェンダー平等が結構高発国だったんですよね。
数字で見ると、1970年代、他の北欧諸国が国会の女性議員の割合が20%を超えているのに対して、
アイスランドではわずか5%程度で、男女の賃金拡散も非常に大きくてですね、家庭内の役割分担もガチガチに固定されていたわけなんですよね。
で、アイスランドでもなんで私たちだけこんなに遅れているんだろうという、そういった閉塞感が当時の社会にはあったわけです。
映画の中にも出てくるんですけれども、家庭で子育てだったりとか家事をやる女性がですね、なかなか本が読むことができないと。
そんな時間が一切取れないので、本を読むためにですね、3ヶ月くらい刑務所にすら入りたいなと。
刑務所に入れば本が読めるのに、というふうな表現もされるくらい非常に女性にとっては難しい状況があったわけです。
はい、そういった状況の中で1975年の10月24日にですね、アイスランドの全女性の90%が仕事や家事を一斉に休む、いわゆるストライキを行ったわけです。
今回の映画はそのストライキをテーマにした映画になっております。
まあぶっちゃけですね、めちゃくちゃ面白かったですね。
面白かったというのも、非常になんかエネルギーをもらったというか、
なんか心がグッと動くような、そんな映画だったなというふうに思っております。
そもそもですね、映画が公開されたのが2025年の10月の25日で、ちょうど50年後の日に
公開をされたわけなんですけれども、私もですね、この日に絶対見に行こうと思ってたんですけど、
公開当初はですね、福岡での上映がなくて、1ヶ月越しの
上映になったので、もうめちゃくちゃ楽しみで、1週間前からチケットを取って行ったわけですね。
まあそもそも、まあ今回のドキュメンタリー映画はですね、実際の映像だったりとか、そういった当時のフィルムなんかを用いながら、
非常になんか
ヒューマンドラマというか、まあ要は実際50年前ですので、まだあの
当時の活動された女性たちがインタビュー形式で答えていて、
すごく感情豊かにですね、
生きた映画だったなというふうに思っています。
ではちょっと内容の方をですね、少し話したいなと思うんですけども、
そもそもこの1975年ですね、なんでこの日にこういった
ムーブメントが起こったかというとですね、
この1975年が国連が定めたですね、国際婦人年という年でして、
この時、
旧神的な女性運動グループであった
レッドストッキングスという団体がですね、
あるアイディアを出したわけですね。要は女性の仕事を評価させるために、まあ我々が
いなくなってみるというか、一日ストライキをして、
我々の仕事の価値を再評価させるんだという、そういった運動を
考えたわけですね。
ちなみにこのレッドストッキングスなんですけれども、私も
今回の映画で初めて知ったんですけれども、結構ラディカルなグループでして、
例えばクリスマスの日にお母さんたちがいろんな家事をするわけですよ。
まあ、いろんな種類のクッキーを焼いたりだとか、
衣替えの時期ですので、洋服を作ったりだとか、もう本当にお母さんたちは疲れきってしまうイベントなんですね、このクリスマスというのが。
で、なんでお母さんたちはこんなに疲労しているんだというところで、お母さんのですね、
なんか等身大の人形を作って、クリスマスツリーに貼り付けをすると。
で、それを持ってあの街中で運動をやるとか。
あとは当時、男性目線のですね、美人コンテストみたいなが行われていたらしく、
例えばその体型だったりとかをこう測ってですね、
誰が美人かというのを決めているような、そういったイベントがあったらしいんですけど、
それに対して、あえて白くて美しい女牛をですね、連れて行って、
運動を起こすという、もうめちゃくちゃヤバいことをやってて。
まあ、あとはあのラジオ番組とかですね、
生理や生理生活とか、あとはあの賃金の不払いなんかについてもセキュラナに語ったりとか、
そういった世間の注目を集めていたグループになります。
で、そういったグループが提案したこの
ストライキの運動だったんですけども、
ここで面白かったのが、彼女たちの戦略ですね。
あの、実は当初この運動っていうのは、多くの女性たちが結構提案には反対をしていたみたいですね。
当然、ストライキなんて過激なことはできないっていうことだったりとか、
安定した職場で働いているわけですから、そういった保守的な女性たちを反発をするんですよね。
で、もしストライキという強い言葉を使ってたらですね、
保守的な女性とかは、まああとは地方の女性なんかは参加できなかったかもしれないんですけれども、
ここをですね、休日、要はあの今日は戦う日じゃなくてお休みの日だよっていう、そういった言葉の選び方でですね、
あ、それなら私もやってもいいかもというふうに、
ちょっとあの、マインドセットをこう変えるような、そういった言葉の使い方をしたわけなんですよね。
これがなかなかおしゃれというか、いいなぁと思って、
ウーマンズ・デイ・オフと呼ばれる、まあそういった日になったわけですね。
はい、で結果として1975年10月24日に、
アイスランドの女性のなんと90%が、まあ仕事も家事も育児も料理も一切を放棄すると。
まあ要はお休みですので、何もしないという、
いうふうな日になりました。
映画見て思ったのが、まあなんか突然ですね、突発的にこの
ストライキというか、
行動が起こったのかなとも思ったんですけども、まあ実際はそうではなくて、
綿密にですね、結構あの数ヶ月前ぐらいから、
女性団体とか労働組合が、綿密に話し合いを重ねてですね、
いろんなところに、あの出向いて、
あの候補をしたりだとか、
あのラジオ番組を使って宣伝をしたりとか、そういった、あの緻密な準備がこの日に繋がったわけです。
で、
アイスランドの首都レイキャビクの広場には、
25,000人の女性が集まったようで、
当時のアイスランドの全人口が、えーと約21万人ほどと言われてますので、
なんと国民の全体の10%以上がですね、この広場に集まったことになります。
で、まあ映画ではその様子だったりとかが、まあ実際の映像で映し出されているわけなんですけれども、
まあここですごく印象的だったのが、
映画のスクリーンに映し出されていた、まあ女性の人々っていうのが、
なんかですね、すごく表情が豊かというか、すごく楽しげだったんですよね。
まあなんかデモというと拳を突き上げてですね、なんかこう怒りをぶつけるような、なんかそんなイメージがあるかと思うんですけども、
なんかこのアイスランドの女性たちのこの運動っていうのは、
なんかこう怒りというよりもなんか誇りとか、
そういった希望に溢れたような、なんかそんな表情をしていて、
なんか見ててですね、なんかこっちもすごく元気が湧いてくるというか、なんかちょっとエネルギーを
感じさせるような、なんかそんな
ように見えましたね。
まあなんか、
ね、実際のこうアイスランドというか、まあ国を支えているのが私たちなんだというような、
なんかそんな誇りを感じますね。
まあ実際のところ、
ね、私たちが動けば社会が変わるんだっていう、そういったメッセージが運動には込められていたので、
まあなんかまさに、あのそういった表情から現れているなというところですね。
で、まああと印象的だったのが、
まあ例えばその、ある看護師の女性の話があったんですけれども、
まあ普段であれば旦那がですね、仕事に行って、
家でいろんな子育てだったりとか、子供の面倒を見たりするんですけれども、もうこの日に限ってはですね、
まあ旦那が仕事に行った後に、まあ自家用車に、まあ子供を二人、こう乗せてですね、旦那の職場まで行って、
こう旦那に言うわけですね。
あの、もう今日は私の手は借りずに、子供たちの面倒も仕事も頑張って頂戴と。
まあ私は今日世界を変えに行くから、あとはよろしくねと。
なんかそういうふうな名言があってですね、
ああなんかワクワクすんなあっていう、なんかそんな感想をいただきました。
で、まあ実際ですね、その日本当に女性がいなかったので、
まあほとんどの仕事だったり、まあ国の機能っていうのが麻痺したわけなんですよね。
例えば銀行とか工場、あるまあお店もそうですし、学校だったりとか、
あとはですね、新聞も発行はされませんでした。
まあなんでかっていうと、記事を書く、記者はですね、あの男性がやってたんですけれども、
要はもう活辞を汲む、そういった食事行って言うんですかね、まあ女性がやってたからですね。
で、あとはこの日はもう一切電話も繋がらなかったようですね。
まあこれも、電話の交換手が女性側になっていたので、まあ電話が繋がらなかったと。
なんかそういった、すごくもうある種パニックですよね、男からしたら。
で、何よりこう男たちが大変だったのが何だったと思いますかね。
まあこれがいわゆる育児なんですよね。
要は、保育園も学校もですね、これ女性のスタッフがいなかったので、この日ね、並行になっているんですよ。
で、じゃあ父親たちどうするかって言ったら、もう奥さんがあの面倒見てくれないわけですから、もう子供を職場に連れて行かざるを得ないわけですよ。
で、要はオフィスの中に、まあ子供がですね、もうあの託児所同然のぐらいに子供が集まって、
もう子供の鳴き声はするわ、おもちゃの音が響き渡るわ、でもうその日は仕事にならなかったらしいですね。
で、まああの、
そしてあのスーパーからもですね、まあこの日あのあるものが一瞬で売り切れたらしくて、
それがですねソーセージなんですよ。
まああのホットドッグにね、よくするみたいだったんですけど、
まあ要は料理ができない父親たちが、まあ焼けばなんとかなるやろっていうので、
まあ殺到して買ったらしいですね。
で、まあ後にこのアイスランドの男性たちというのが、この疲れた記憶とですね、
ともにこの日を長い金曜日というふうに呼んだそうです。
で、この日に初めて男たちはまあ皿を洗って、
初めて育児の大変さを知ったというふうに述べられていました。
はい、まあなんか映画はですね、そういった女性たちのリアルなシーンだったりとか、
あとはまあアニメーションも使いながらですね、
当時の女性たちの苦悩だったりだとか、男女格差みたいなものがまあ、
まざまざと伝えられた、そういったドキュメンタリー映画になっていまして、
まあなんかこの映画見てからですね、まああの見終わった後に、まあふと考えてたのが、
まあやっぱりこの女性のパワーって半端ないなーっていうのを、
全然語彙力ないんですけど、思ってまして、まあというのも、まあ私あの、
世界史を専攻してきましたので、
まあ少なからずこうジェンダー史みたいなのも、あの学んできたわけですね。
で、やっぱりこう社会を変えた女性たちっていうのは一定数やっぱいるわけで、
まああの、私の専門の分野で言うと、まあ例えばあのイギリスの佐藤ボイコット運動っていうのがありまして、
まあこれあの、
要はあの19世紀のイギリスで、まあロドレーボイキの排泄運動っていうのが盛んに行われるんですけれども、
まあ当然あの男性が、政治的な流れの中で排泄運動を行うっていうのは、まあ当然わかるんですけれども、
まあその裏でですね、当時選挙権を持たなかった女性たちが、
まあ要は、
奴隷が作った砂糖は買わないというふうに、運動を行ったわけなんですよね。
まあ実際のところ、砂糖がどこから来ているのかっていうのは当時の人々には、まあ当然わかってたわけで、
要は砂糖って、
食事の時に使うわけなので、もう基本的に買い物するの女性たちなんですよね。
で、女性たちがその砂糖を、いわゆるこう奴隷が生産したものと、
直接関わる機会を持っていて、
こんなものを私たちは買えないんだというふうにして、まあある種、
ボイコットという形で立ち向かったと、
そういったふうに言われている運動で、これもかなりあの奴隷ボイキ排泄運動においては、
大きな影響を持ったというふうにされております。
はい、あとはまた奴隷の関係で言うと、まあアメリカの私もすごく尊敬しているハリエット・タブマンがいますね。
彼女も地下鉄道というネットワークを使ってですね、
奴隷を南部から逃がす運動をやっております。
本来であれば彼女もアメリカの紳士兵の
肖像画として採用されるはずだったんですけれども、
まあまあ今はトランプの影響もあって、保留となっております。
はい、さて、
まあこのあたりはですね、ぜひどこかでまた改めて女性誌として、
私も話をしたいなというふうに思っているんですけれども、
まあちょっと話をアイスランドの方に戻しますと、
この女性の休日から、まあ世界がどう変わっていったのかというふうな話なんですけれども、
当然いきなりですね、あの世界が変わったかと言われると、これはノーです。
実際はこの女性の休日というのは、
まあ解決とか、ここでこう何かが切り替わっているというよりも、あくまで始まり、
彼女たちの原点になるような、そういった年なんですよね。
例えば5年後の1980年には、
世界初の民選の女性大統領ですね、ビグディス大統領、
ビグディス・フィンボガ・デュティルが
大統領に選出をされて、
シングルマザーだった彼女をですね、この1975年のこの連帯を経験した女性たちがこぞって支持したわけです。
まあ政治で活躍する女性の、まあ言わばロールモデルと彼女はなったわけですね。
さらに1983年には女性同盟という、女性のみを擁立する政党が議会に参入をしまして、
その結果1970年代にはたった5%だった女性議員の割合というのが、
現在では、あの様々な政党も増えて約48%ぐらいまで急増しております。
映画の中でも紹介があったんですけれども、ロースクールですね、
もともと法律なんか本当に男性の仕事だったんですけれども、
現在ローススクールに至っては学生の約6割を女性が占めているようです。
こういう風な流れの中で、
アイスランドは現在ジェンダーギャップ指数1位の国となっているわけですね。
ただ、これって
終わったわけではなくて、実はこの女性の休日っていうのも1975年を皮切りにですね、
約数年おきに行われておりまして、実は直近の2023年にもですね、これストライキが行われています。
で、当時の首相もですね、これに参加をしておりですね、まあこうやって
アイスランドではジェンダーギャップ指数1位の国ではあるんですけれども、
未だに男女の格差を埋めるような動きだったりとか、
女性の社会進出を目指して日々努力を続けているわけですね。
で、そして私たち日本の話をちょっとしますと、アイスランドから遅れること約50年ですよね。
つい先日、それこそ
1975年10月24日が女性の休日の
記念日ですけれども、
2025年の10月の21日ですかね。
日本では、県政史上初の女性総理大臣高市さなえ氏が総理大臣として誕生をしております。
まあアイスランドが1980年に女性大統領を選出したように、まあ日本もですね、
ようやくその一歩を踏み出したのかなというふうに、私自身感じております。
まあでもこれはアイスランドが今でもそういった運動を続けているように、
これはあくまで始まりに過ぎないわけですね。
なので、私たちもこの映画から感じるところいろいろあるんですけれども、
いろんな格差だったり問題とかあると思うんですが、まあなんかただ嘆いたりですね、怒ったりするのではなくて、
どうやって誇りと希望を持って日常をちょっとでも変えていくことができるのかと、
まあそういった勇気をくれるそんな映画となっております。
はい、ということで本日は女性の休日という映画について話してきましたけれども、
いやーなかなか面白い映画でしたね。特にあの福岡の皆さんはKBCシネマで
この映画1日2本ぐらいですね、やってますので、ぜひご覧いただければというふうに思います。
ぶっちゃけですね、あの私1時…この映画1時間ちょっとなんですけれども、
こんなにあの1時間ちょっとであのアイスランド人女性の顔を
見ることなかったので、まあひとまずあの名前と顔がめちゃくちゃ一致するまでちょっとあの
あたふたしましたけど、まあそれぐらいいろんな女性たちのあの生の声が